スペインひとり旅「美しい並木道ランブラス通りを爽やかに歩く!夏のバルセロナ街歩き その2」
2012年8月
この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。
マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の
後ろ髪惹かれながらトレドを離れ、マドリッド経由で
旅の最終目的地バルセロナへ。
目次
曇っている日こそ最適?バルセロナの街歩きへ
2週間のスペイン旅。旅の最後に訪れたのはバルセロナ。
バルセロナはスペイン東部の大都市。
独立問題に揺れるカタルーニャ州の州都だ。
建物をぶらぶら歩きながら楽しめるバルセロナ。
この日は、午前中にサグラダファミリアを訪れて、
いったんホテルへもどった。サンツ駅直結の
「バルセロ・サンツ」というホテル。
サンツ駅はスペイン国鉄レンフェの駅で、
マドリッドからのAVEが到着した駅だ。
朝のホテルからの眺め。この日は曇りがち。
暑さは比較的マシなので、街歩きには良い日かもしれない。
といわれる、グラシア通りを歩いた。
曇っているとはいえ、夏のスペインの暑さは強烈だ。。。
美しい並木道!ランブラス通りを爽やかに歩く
ディアゴナル駅からグラシア通りを南に歩くと、
カタルーニャ広場に出る。広場を斜めに歩くと、
ランブラス通りへ抜けることができる。
ランブラス通りとは、プラタナスの並木が美しい、
バルセロナ旧市街の目抜き通りだ。
(この日は日曜日なので人は少なめ。)
ランブラス通りは、カタルーニャの言葉で、
「街を流れる小川」を意味するそうだ。
まさにそんな雰囲気!気持ちの良い通りが海へと続く。
両側にはさまざまなお店が軒を連ね、
歩くだけで楽しい通りだ。
気づけば長い距離を歩いてしまっていたという感じ。
ジェノバ出身だけどスペインの英雄!コロンブス
こちらは翌日の写真。スペインの夏らしい天気!
ランブラス通りを南に歩いていくと、
コロンブスの塔が建っている。
あれがランブラス通りの終点だ。
高さ60mの塔のてっぺんでは、
コロンブスが海に向かって右手をあげ、
左手にはアメリカ土産のパイプが握られている。
アメリカ大陸発見を記念する塔だ。
コロンブスというのは英語表記らしく、
イタリア語ではコロンボという。
航海へ旅立ったため、スペインの英雄となりえたのである。
私の中では、「コロンブス」という響きと、
「コロン」という響きはイメージがずいぶん違って、
20年前、初めてスペインを訪れてそれを知った時、
ちょっとした衝撃を受けたことを覚えている。
だからこの塔の本当の名は「コロンの塔」で、
塔を東西に貫く通りの名は「コロン通り」だ。
大好きなこの美しいランブラス通りを
私がバルセロナを訪れたのは、2012年の8月。
その5年後、2017年にこの美しいランブラス通りで
惨劇が起きた。
2週間のスペイン滞在で、いくつかの街に滞在したが、
その中でも他のスペインの街とはまったく違う雰囲気を持つ
バルセロナは魅力的な空気を放っていた。
大都会にも関わらず、リゾート地のような解放感がある。
その雰囲気を象徴するような場所が、
このランブラス通りだった。
そんな場所が、惨劇の場所になってしまったこと、
言葉では言い表せないようなショックだった。
私は旅が好きだ。
「暮らしたい!」と思えるような、
そんな場所を旅をしながらずっと探している。
でも最近は、そんな場所が「悲しいできごと」の現場に
なってしまうことがある。
美しいランブラス通り。また、必ず訪れます。