スペインひとり旅「夏のバルセロナ街歩き その3 都会なのにリゾートなんて、ずるい!レイアール広場界隈」
2012年8月
この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。
マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の
トレドの後は、旅の最終地バルセロナに滞在中。
バルセロナの魅力にメロメロになりつつ……。
目次
バルセロナの旧市街で迷子になろう!
バルセロナの旧市街は本当に素敵。
全部の道を歩きたい衝動に駆られる。
駆られるだけではなく、可能な限り歩いてみた。
日差しの強いスペインの夏。
旧市街の細い通りには日陰ができてありがたい。
美しい建物が両側に並ぶ。
カーブを描く道に沿って。
石造りの建物に、金属のテラスが印象的。
パリのような洗練された感じや統一感はないが、
バラバラなデザインなのに、雰囲気の融合があって
一体感がある。不思議だ。
そこに南国のような開放感と植栽が、
バルセロナらしさを上乗せしていく。
都会なのにリゾート!レイアール広場
アーチの向こうに広場が見えた。
レイアール広場だ!
レイアール広場は、昼も夜も人々が集う場所。
この界隈には、有名なタブラオやクラブ、
レストランやバルがたくさんある。
ヤシの木がもう……なんていい雰囲気!
都会なのにリゾート気分なんて、
バルセロナってホントにずるい!
そんな雰囲気のあるレイアール広場にたつ
ガス灯はガウディの作品。
バルセロナを歩いていると、ガウディをはじめとする
建築家や芸術家たちの作品があちこちに
散りばめられているようで、それを追いかけるだけの旅を
してみたいと思うくらいだ。
でもそれは、普段知らずに使ったり見たりしているだけで、
私の身近にあるものも、だれかがデザインしたり、
生みだしたりしているのだということ。
額縁の中だけが芸術じゃないんだなと思う。
次から次へと魅力が溢れ出す!バルセロナの街
旅の最後に訪れたバルセロナ。
新市街の、ものの見事に区分けされた地区に
想像以上の大きさで君臨するサグラダ・ファミリアに
のけ反らされ、カタルーニャ音楽堂のデザインに
感嘆の声をあげさせられ、カテドラルでは
その迫力に心臓がドキドキさせられる。
旧市街では、筋肉痛になっても歩かされてしまう。
一体何なんだ!?この街は!
都会的でおしゃれな一面もあるバルセロナ。
でも旧市街では古き良き下町の風情もある。
海に近づけばそこはリゾートの風が吹く。
カタルーニャの旗を掲げ、気さくに話しかけてくる人々。
あ~、この街にもっと居たいな~。
なんか悔しいけど。なんで悔しいのだろう?
それはバルセロナにすっかり「やられた!」と思うから。
とりあえず、エル・コルテ・イングレス※1の
スーパーで買った、フィデウア※2を頬張って
しばし休息。。
夏のスペイン。シエスタは本当に大事です。
※1 この旅では、エル・コルテ・イングレスに
本当にお世話になりました。一人旅の味方!
エルコルテイングレスとはスペイン全国に展開するデパート。
だいたい地下にスーパーがある。
※2 フィデウアとは、お米の代わりに細いパスタを
使ったパエリアのこと。カタルーニャ地方の名物料理。