スペインひとり旅「暑いマドリッドで贅沢な美術鑑賞。そしてやっぱり欠かせないシエスタの時間」
2012年8月
この夏は、スペインをめぐる一人旅へ。
暑いスペインを、自由気ままにうろうろ。
旅の始まりはマドリッドから。
マドリッドの滞在を満喫中。
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目次
堂々たるプラド美術館へ
この日は、チケットを買いにアトーチャ駅までやってきた。
アトーチャ駅をでると、立派な農林水産省の建物。
ホテルのあるグランビアやソルとは雰囲気が違う
この界隈は、オフィスと美術館があつまる場所だ。
アトーチャ駅から、まずはソフィア王妃芸術センターに寄った。
十数年前にも来たコースだ。
次に向かったのは、プラド美術館。
3万点もの絵画などを所蔵するマンモス美術館だ。
広い美術館の敷地沿いに歩く。
右の柵の向こうは王立植物園と美術館だ。
この気持ちいいプラド通りを歩く。
夏の暑い陽ざしを避けてくれる木陰がうれしい。
この通りも十数年前に歩いた覚えがある。
シエスタになりかける時間帯に来てしまい、
街のシャッターがどんどん閉まっていく光景を見た。
もう十数年前とは違って、今ではシエスタに本格的に
閉店する店も少なくなったが、
十数年前はデパートも閉まったものだ。
訪れた時は北側のこちらが美術館の入り口。
何といっても作品数が半端ないので
全部見ようと思ったら何日も必要な美術館だ。
残念ながら内部は撮影禁止だった。
パリのルーブルは広さがすごいけど、
プラドは作品数がすごいという印象。
次から次へと作品が並ぶので、目が回る感じ。
美術館を熱心に見学すると、本当に疲れるものだ。
フラ・アンジェリコの「受胎告知」などもあって
意外な発見もあった。
十数年前にはきっと素通りしていたのだろう。
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十数年前も来たのだけど、内部はかなり変わっていた。
気づけば3時間くらいが経っている。
ホントに美術館に来ると時間があっという間に過ぎる。
美術館内のカフェで一息入れることにした。
これがかなり気持ちよい空間。
明るくて活気があって、でも落ち着いている。
キッシュとカプチーノですっかり長居してしまった。
40度越えのマドリッド
ゆっくり寛いだ後、外へ出ると異常な暑さ……。
どうやら気温が40度を超えているようだ。
おそらく暑すぎるためだと思うけど、
プラド通りで倒れた人がいたようだ。
こんな炎天下の中を歩いていてはいけない。
一人旅なので助けてくれる人もいない。
早く帰ろう……。
美術館を出て北へ歩く。最寄りの地下鉄駅へ。
シベーレス広場の中央郵便局。
このあたりの建物はみんな立派で一区画が大きい。
ここから地下鉄にのってホテルへ帰る。
スーパーのお惣菜のクオリティが高い!
帰りにエル・コルテ・イングレスに寄った。
ほぼ毎日お世話になっている地下のスーパー。
売り場を見ると、お米がたくさん売られている。
ヨーロッパでこんなにもお米売り場が充実しているのは
スペインだけかなと思う。さすがパエリアの国。
お昼ご飯を食べ損ねてしまったので(キッシュは食べたけど)
スーパーのお惣菜を買い込んでからのシエスタへ突入。
パエリア!これが結構おいしい!
たかがスーパーの総菜と侮るなかれ。
これからスペインに来るときは、
エル・コルテ・イングレスの場所を確認してから
ホテルの予約をしようかな。
そして、食後はシエスタ。
これはこれで、自由で優雅なマドリッド滞在だ。