フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!修道院へ行く前に。美しくも畏怖の念を抱かされるモン・サン・ミッシェル」
2013年8月
この夏は夫とフランス2人旅。
旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。
旅が嫌いな人なんているの……?
私にはちょっと信じられないのだけど。
旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。
さて、どんな旅になるかな?
今回の旅のプランはこちら
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目次
この地形だからこそのモン・サン・ミッシェル!
青空にモクモクの雲。
ランチ後に城壁に沿った通路に出た。
モン・サン・ミッシェルの周辺は
潮の流れがとても複雑。
当時は復元工事中
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かつては巡礼に向かう途中で、多くの人が命を落とした。
満ちてくるときはあっという間に満ちてくる。
水を含んだ砂地に足をとられて動けなくなってしまう。
多くの人が命がけで目指したモン・サン・ミッシェル。
その地形だからこそのモン・サン・ミッシェルだ。
その後、もう一度モン・サン・ミッシェルの全体を見たくて
島の入り口へもどった。
もう雲も晴れて完全な青空になっている。
さまざまな時代に建てられたものが
つぎはぎのように合体していて、
島全体が一つの建造物のようだ。
島の中を歩いてみて、海を眺めてみて、
あらためてこの島の、ある意味異様な形状を確認する。
遠くから見た時は、ミーハーが先にたち、
ウキウキした気持ちになったけど、
やはりここは修道院と教会の島。
観光客であふれかえっていても、
観光地化されていようとも、
その存在感と放つ雰囲気には圧倒されるものがあった。
美しさの中にもゾクッとした畏れを感じる
城壁通路に沿ってしばらく進むと、
北の塔までそんなに時間はかからない。
あっという間に到着した。
モンサンミッシェルはそんなに大きくない島だ。
周囲はたったの1㎞しかない。
そんな島の真ん中にそびえたっているもの!
北塔までくると、覆いかぶさるような迫力で
島の真ん中にこの大きな建物がそびえたっている。
近づくとその周りは陰になる。
近づきすぎると、美しさよりも長く重い歴史を思うと
ゾクッとする恐ろしさ、いや「畏れ」のようなものを感じる。
島内を散策「サンピエール教会」へ
大混雑の修道院の中へは入らず、グランド・リュへ。
まだまだ人であふれかえっていた。
修道院へは、日帰りの観光客が帰るのを
待ってから行く計画なのだ。
夏は、日没後に夜の拝観を行っている。
19時半から始まる夜の拝観に備えて、
しばらくは島内を散策する。
修道院へ行く前に訪れたのが、
サン・ピエール教会。
修道院のふもとに佇む小さな教会だ。
入り口には、ジャンヌ・ダルクの像が。
内部には美しいステンドグラス。
グランド・リュの喧騒を少し外れて、
修道院へ向かう前に、ちょっと気持ちの整理を
するのにいいかもしれない。
そして、いよいよ島に暗闇の時間がやってくる。
大天使ミカエルだけが光り輝いていた。
私たちは、まるでこれが合図だったかのように
呼ばれるように修道院へ向かった。