旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その37>「地球の歩き方〈東京〉を買ってしまった」
今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その37>」。
本日も恋しい旅を思って過ごす旅人の休日です。
東京の旅をふり返ります。
目次
地球の歩き方「東京」
買ってしまった。
きっと買ってしまいそうだと思いつつ過ごした数日の後。
私は地球の歩き方Lover。
↓
海外旅行に行くたびに買って、
同じ国や地域に行くときは新しいのを買いなおし、
古いものは状態が悪くなった時に捨ててきた。
過去30回ほどの海外旅行へ出るときは、
必ず購入してきたガイドブック。
感謝したり、文句を言ったりしながら使ってきた。
そんな「地球の歩き方」も、2019年の
フランス&スペインの旅以来購入していなかった。
↓
しかし、本屋に平積みになっている「東京」の文字。
買わずにはいられなかった。
しばらく東京にも行けないと思うけど。
このわかりやすい地図がいいんだよなぁ。
私にとって「地球の歩き方」は、
ただのガイドブックではない。
「東京」はまだじっくりは読んでいなくて、
パラパラ読みをしただけ。なんだかもったいなくて。
次の東京への旅(いつかわからないけど)の
ためじゃなく、ただ読みたいと思う。
直近の東京旅は
そういえば、最後に東京を訪れたのは、
2019年の6月だった。
私は関東在住ではないので、
それ以来、東京には行けていない。
その旅は、めずらしく平日が休みになって
一人ででかけたわがまま気ままな旅だった。
軽井沢で1泊、東京で1泊。
東京での宿は、
池袋の「Book and Bed Tokyo」
現在は、コロナの影響で営業を休止しているようだ。
「Book and Bed Tokyo」は、
「泊まれる本屋」をコンセプトに展開している
宿泊施設で、「本屋」と言いつつ本は売っていない。
池袋のビル群の2フロアにこんな空間が広がっている。
左手の本棚の奥にベッドがあり、
まるで押し入れの中に布団を持ち込んで寝るような感じ。
完全にドラえもんだ。
「本を読みながら夜更かしをして、いつまにか寝ていた」
みたいなことを可能にするための空間。
トイレやシャワーは共同で、
いうなればカプセルホテル風なんだけど、
旅好き本好きにはたまらない。
旅好き本好きがたまらない空間
たまたま私が予約したベッドの上の本棚は、
旅にまつわる書籍が振り分けられた場所だった。
それだけでなんだかうれしくなる。
本を読みながら、ときどきぼんやりしながら、
だんだんと夜が更けていく。
共有スペースのソファで、しっとりと夜更かし。
私はもともと夜行性で夜更かし大好き。
普段は「早く寝なくちゃ」の呪縛で苦しんでいるのだが(?)
堂々と夜更かしができるなんて、なんて素敵なの。
あくびが止まらなくなるまで読んで、
その後は押し入れみたいなベッドにもぐりこむ。
鍵もないベッド、「寝られるかなぁ」なんて杞憂だ。
ガーガー鳴っているエアコンと、
上の住人が寝返りをうった時の
ぎぃーぎぃーの音に包まれながら、
気づけば朝だった。
池袋の雨の朝
翌日の朝。この日は朝から雨。
前日に買っておいたパンと、宿で淹れてもらった
濃いコーヒーで朝ごはんを食べながら、読書。
快適すぎて、この日の予定を変更して、
宿での滞在時間をのばしてしまった。
池袋に降る雨の音を聞きながら読みふける旅の本。
近くても遠くても、広くても狭くても、
天気が良くても悪くても、
にぎやかでも静かでも、
忘れられない旅の形があるな。
また行こう、東京に。