ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「ドゥブロヴニクのお気軽ランチと、市場から神様の空間へ。十字架に見守られる街」
旅に出られる日を恋しく思いながら、
6年前の旅を振り返っています。
2014年8月
この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。
まだまだ少ない情報を頼りにヨーロッパをわがままに歩きます。
目次
旧市街へ飛び込む!
スルジ山から下りて、旧市街へ向かう。
途中、道がわからなくなったけど、
目立たない、こんなサインに助けられて、
城壁の門へたどり着いた。
無事に城壁の門をくぐって旧市街へ。
旧市街の北側にあるブジャ門。小さい門だ。
アーチをくぐるとワクワクする。
門から続く道はとても細く、階段が続く。
街がすり鉢状になっていることがうかがえる構図。
細い階段の路地は歩くには大変だけど、
美しくて、人をワクワクさせる力があると思う。
脚は疲れて筋肉痛になるけど。
細い路地には小さな商店が並んでいる。
ふらっと入って見てまわるだけでも楽しい。
ハンドメイドの刺繍屋さん。かわいいなぁ。
ほっこりかわいいのが
クロアチアの小物の特徴。
どんどん下っていくと、プラツァ通りが見えてきた。
旧市街は狭いし、この通りが東西を貫いているので、
迷子になることはない。
わからなくなたら低い方へと歩く。
そうするとプラツァ通りに出るからだ。
だいたいの土地勘もついてきた旅の途中。
地図を見ないで歩けたら、
ちょっと暮らしてる気分になれる。
気軽なランチにもってこい!
さて、そろそろランチ時。
プラツァ通りから少し北へ入った路地にある、
「ビュッフェ・シュコーラ」というお店で
フォカッチャのようなパンのサンドイッチ。
素朴な味でとても美味しい。
店内も落ち着いていていい雰囲気。
店の名前は「学校」という意味。
なんだか学校の食堂で食べているみたいだ。
ドゥブロヴニクは、こんなにも観光客が
押し寄せるキラキラした世界遺産の街だけど、
こんな風に、素朴で飾らない、
のんびりしている雰囲気が魅力だ。
スルジ山の白い十字架を見上げる
暑いけど、少しプラツァ通りを歩きたくなった。
ちょっと新し気持ちで。
この日の朝にスルジ山で見た写真パネルを思いながら。
(独立戦争展示館で見たこのパネルの風景。)
思わず、ルジャ広場まで歩いて、スルジ山を見上げた。
白い十字架が、山頂にしっかりと見えている。
スルジ山を訪れた時の様子はこちら。
↓
前日も、前々日も、同じところを歩いて、
この景色を見たはずだけど、
やっぱりこの日はちょっと違う気分だ。
この土地を敬いたい気持ちになった。
青空市場から神様の空間へ「聖イグナチオ教会」
ルジャ広場から聖ヴラホ教会の横を通って、
南へ向かうと、そこには青空市場。
広場はカフェやレストランのテラス席と
露店がところ狭しと並んでいて、とても活気がある。
ラベンダーの商品を売る店などを物色しながら、
さらに南へ進むと、階段が続く。
階段をのぼって北を振り返ると、
目の前に迫るスルジ山が見えた。
下にはアドリア海の強い陽ざしを
避けるためのテントが連なっている。
こんな風に、スルジ山の十字架は
街を見守っていたんだなぁ。
階段の先にあったのは、聖イグナチオ教会。
18世紀にバロック様式で建てられた建物。
前日、城壁の上から見た教会だ。
↓
城壁歩きのようすはこちら
↓
中に入ると、目を見張るような見事な祭壇。
美しくて明るい!そして柔らかい空間。
狭い路地を歩き、人であふれる市場を抜け、
人通りの多い階段を上がった先に見た、
そこは、神様の空間だった。
キリスト教徒ではなくても、「心地いい」と
誰しもが感じられる空間だと思う。
教会の前はこの人通り。
人の暮らしと神様の空間は、いつもとなり合わせだ。