ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!美しすぎて困っちゃう!見事なプラハの旧市街広場へ」
2011年8月
寄り道したりしながら、列車旅を楽しんできた。
ただいま、プラハの街歩きを楽しんでいるところ。
目次
プラハの旧市街を歩く
火薬塔をくぐると、そこはかつての城壁の中。
旧市街の街歩きが始まる。
ちょっとお天気はイマイチ。
気温も低くてちょっと肌寒いくらいだ。
まっすぐ道なりにツェレトゥナー通りを
歩いていくと、ほどなくして旧市街広場に出る。
旧市庁舎が見えてきた。
旧市庁舎は旧市街広場に建っている。
いろんな時代の建築様式がくっついている
不思議な形状の建物。
旧市街広場はどこを切り取っても美しい
旧市街広場へ出た。お天気も回復。
ものすごい広い!そしてなんて美しい!
ティーン教会がそびえる。広場の周囲を囲む
パステルカラーの建造物たち。
ここがプラハの心臓部。
11世紀ごろから繁栄したという。
広場の中心にはヤン・フス像。
先駆者で、カレル大学の総長だった人。
きれいだなぁ。
お隣さん同士、色の相談でもしたのだろうか。
どこを切り取っても美しいので、
何枚写真をとったらよいのやら。。
360度どこを見ても美しい広場。
趣ある建物ばかりなのに、その色調はかわいらしく、
絵本の中のおとぎの国のような。
それでいて重厚感がある。
今まで訪れたどこの国とも
違っている、独特の色調だ。
この先に、まだまだ見たいものは
たくさんあるのだけど、
しばらくこの広場を楽しんでおこう。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!チェコのプラハを歩く!華麗な市民会館にうっとり」
2011年8月
目次
プラハを歩く!
列車旅の翌日。駅のそばのホテルを出て、
旧市街へ向かって歩き出してみる。
初日の街歩きは、緊張半分、わくわく半分。
プラハの街並みはまた違う趣き。
かわいらしくて、洗練された雰囲気だ。
ホテルから旧市街へまっすぐ歩く。
ツェレトゥナー通りを歩く。
チェコ語は難しい。。
この旅では言葉に苦戦。
しばらく歩くと、大きな建造物が見えてきた。
見えてきたのは火薬塔。
かつて城壁の門として活躍した建物。
17世紀には火薬倉庫として利用されていた。
現在の建物は、19世紀末になって修復されたもの。
市民会館って、なんだったっけ?
すぐ隣には市民会館。
市民会館!?これが!?
私の市民会館の概念が崩れ落ちる。
美しすぎる外観にしばらく見惚れる。
荘厳なんだけど、どこかかわいらしい雰囲気。
これはプラハの街全体に言える雰囲気だ。
控えめなパステルカラーの色調と
アールヌーボーの曲線が素敵。
中を覗いてみた。中にはこんなカフェがある。
市民会館のカフェとは思えない。
市民会館には音楽祭「プラハの春」の
会場にもなる、スメタナホールがある。
残念ながら中には入れませんが、入り口まで。
中で演奏会を聴きたかったな。
でもそれはまた次回訪れるときの
お楽しみということにして。
火薬塔をくぐって、旧市街の中心へ。
まだまだ街歩きは始まったばかり。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!終着地プラハにいよいよ到着!」
2011年8月
いよいよプラハへ到着した。
目次
プラハ本駅に到着!
ブラチスラヴァまで2時間半、
4時間半。のべ7時間にも及ぶ列車旅の
終着点。ようやくプラハに到着。
いかにもヨーロッパの駅舎という感じ。
アーチが美しい。昔の映画に出てきそうな。
国際列車のほとんどが発着する最大の駅。
旅情たっぷり、歴史たっぷり。
国際列車の旅が好き。こんな旅もあります。
↓
お宿はとっても便利な駅前に
列車旅の予定だったので、ホテルは駅から歩ける
「ゴールデンチューリップテルミナス」を予約。
駅からスーツケースを曳いて歩いても、
10分ほどの場所。
ホテルの入り口は、こんな重厚な扉だった。
開けるとすぐ階段。
スーツケースであがるのは、ちょっと気合がいるけど。。
中から外に出る時はこんな感じ。
外の世界が広がっていてワクワクする。
ヨーロッパではヨーロピアンスタイルのホテルに
泊まるのが定番だ。
ちょっと古いのも、ちょっと段差が多いのも
それも歴史、それも文化と楽しむことにしている。
この日は、早朝からの移動で疲れた。
大きな荷物を持って動くのは、なかなか気を張るもの。
この日は早めに就寝しよう。
駅前はごみごみしていて治安がどうかと
来る前は少し心配していたが、
プラハ本駅前はそんな様子もない。
駅には大きなスーパーが入っていて便利。
列車旅の人には、駅前ホテルがおススメだ。
明日からの街歩きに備えて、おやすみなさい。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!平原を静かに走る列車<ブラチスラヴァからプラハへ>」
2011年8月
ブラチスラヴァで寄り道をした。
目次
再び大陸を走る列車旅へ
ブラチスラヴァの中心地から、トラムを使って中央駅へ戻る。
預けていた荷物を受け取り、再び列車に乗り込んだ。
ブラチスラヴァはすっかり雨模様。
旅をしている時は、雨は歓迎できないけど、
ブラチスラヴァの旧市街がしっとりと
雨に洗われる光景は、とても美しくて
雨が降ってよかったとすら思った。
後ろ髪惹かれながら、ブラチスラヴァをあとにする。
5時間の途中下車はあっという間。
列車に乗り込んだのは結構ぎりぎりだった。
さて、ここから再び列車旅。
約4時間半の旅だ。寛いでいこう。
車窓からの眺めを楽しんで
車窓からはのんびりした光景が続く。
東ヨーロッパの平原地帯をひたすら西へ。
ブラチスラヴァを離れると、雨は止んで
しばらくすると空が明るくなってきた。
ほとんど国境沿いにある街だ。
オーストリアと国境を接している。
もう少しいけばオーストリアのウィーン。
この向こうにキラキラした大都市があるとは
想像もできないくらい、ただただ平原。
ぼんやりと、考えごと。
私にとっては優雅な時間の使い方。
プラハが近づいてくると、乗り込んでくる人が増えてきた。
私たちのコンパートメントも満員に。
大きな荷物を抱える私たちは、この列車旅で
荷物の置き場と防犯を危惧していたのだが、
何のことはない、こんな感じ。
座席の上にすっかり収まった。
持ち上げるのもまわりの人が手を貸してくれる。
大陸の列車旅は長旅が昔からつきもの。
その文化は、客室のデザインにも出ているのかな。
そして、人々の様子にも。
ヨーロッパの列車旅はノンバリアフリーだ。
大きな荷物を持つ人には、自然と助けの手がのびる。
それはだいたい若者だ。
とても自然にやってのける、その様子を見ていると
日本にはない、私にはそんなに自然にできないと
痛感させられる。
さあ、プラハが近づいてくる。
静かだった列車の中も徐々に活気づいてきた。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!寄り道、雨降り、スロバキアのブラチスラヴァ」
2011年8月
目次
箱庭のようなブラチスラヴァ旧市街
ブラチスラヴァの旧市街は
街歩きが楽しくなるような街並み。
ランチを終えて、街歩きを再開。
朝から怪しかった雲行きはとうとう曇天となり、
小雨がパラパラと落ちてきてしまった。
聖マルティン大聖堂は工事中。
14世紀に建てられたブラチスラヴァで最も古い教会。
静かな敷地内にそーっと足を踏み入れると、
タイムスリップしたような気分。
由緒正しい教会。
旧市街の通りはいりくんでいて、昔の道そのままのようだ。
広い通りから一本入ると、よりいっそう静か。
落ち着いた淡いパステルカラーの年代物の建物が並ぶ。
天気のせいもあるけれど、ちょっと色褪せたような
ブラチスラヴァの旧市街の街並みは、
ちょっともの悲しいような雰囲気も醸しつつ、
しっとりとしている。
雨で魅力を増したブラチスラヴァ
ブラチスラヴァの旧市街は城壁に囲まれている。
旧市街をとりまく城壁にいくつかあった門も
いまではこのミハエル門しか残っていない。
南側にはドナウ川が悠々と流れ、
丘の上にはブラチスラヴァ城が鎮座している。
四角い建物の四隅にそれぞれ塔がついている。
ろうそくがたっているみたいと私は思ったけど、
「ひっくり返したテーブル」というニックネームを
つけられているそうだ。
ちょっと不思議な形のお城の下を、レトロなトラムが
がたんごとんと結構大きな音をたてて走っていく。
昔と今の生活が時空を超えてここにあるような感じ。
さて、5時間のブラチスラヴァでの寄り道も
とうとうタイムアップが近づいてきてしまった。
かわいらしいトラムに乗って中央駅へもどる。
旅は晴れている方がうれしいに決まっているけど、
ブラチスラヴァは雨の良く似合う、
素朴でかわいらしい街。
そして、なんだか人には
秘密にしておきたいような街だった。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!赤いトラムが走る素朴な街、スロバキアのブラチスラヴァ」
2011年8月
5時間でブラチスラヴァの街の魅力を堪能できるかな。
目次
赤いトラムが走る素朴な街
あわただしくブラチスラヴァ駅で荷物を預け、
バスで中心地へ向かうことにした。
ブラチスラヴァでの自由な時間は約5時間。
5時間後には再びブラチスラヴァ駅から
さあ楽しもう!
ブラチスラヴァは歴史の中では、
ハンガリーの一部だった時代も長い。
確かにハンガリーの雰囲気にも似ているような。
首都の喧騒と言うよりは、
のどかな地方都市という感じだ。
かわいらしいトラムが走っている。
クラシックなトラムがよく似合う街並み。
黄色いトラムとは違って、かわいらしい赤。
この色はチェコと同じだ。
ブラチスラヴァは、落ち着いた色合いの建物が並ぶ街。
いかにもヨーロッパらしい、
ヨーロッパの街の良さを残している。
ブラチスラヴァの中心地へ
駅からバスで中心地へ向かった。
この日は曇天。今にも雨が降ってきそうな空模様。
降らないでと思いながら、
旧市街をの街歩きを始めた。
やわらかい色合いとかわいらしい雰囲気は、
昔はチェコスロバキアという一つの国だったので、
当然といえば当然だけど。
街中にはこんな像があちこちにあって、
それにちなんだパフォーマーもいる。
静かな街にくすっと笑えるような、
穏やかな時間が流れる。
ランチに何を食べようかな
ブラチスラヴァの滞在時間はそんなに長くない。
ランチの何を食べようか、迷いに迷った。
スロバキアらしいものを食べようと思って。
旧市街で手ごろなお店を発見。
スロバキア風の餃子である「ピロヒー」を注文。
上にかかっているのは羊のチーズのソース。
これがほんのり酸味があって、なかなか独特のお味。
(好き嫌いがあるかもしれません。)
まあ、餃子と言ってしまうと、
日本人が思う餃子ではないので
なんかおかしい感じになるのだけど、
具を皮で包むという点では完全に餃子。
具を皮で包むという料理は、
シルクロードをたどるように
ユーラシア大陸を横断しているらしい。
イタリアのラビオリも、ポーランドのピエロギも。
食後には濃いコーヒーをいただいて。
すっきり!
おいしいコーヒーが飲める国は、
私的に長く滞在できる場所。
私の中のそんな国に仲間入り。
さて、あんまり長居はしていられない。
のんびり旅するのが似合う街なのに、
残念ながら私たちには時間がない。
途中下車の旅ですから。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!スロバキアのブラチスラヴァで途中下車」
2011年8月
じっくり移動も楽しむ旅だ。
目次
列車旅を満喫しながら
私たちが途中下車するのは、
車窓からは東欧のどこか懐かしい風景が。
なんだかノスタルジックな気分になる。
もともとは移動距離と移動時間が長いので、
なんとなく路線図を見て思いたった途中下車だが、
ハンガリーとスロバキアの国境は
少し前まではここでパスポートチェックが行われていた。
この旅の少し前にシェンゲン協定に加盟したため、
国境は何のチェックもなしに通ることができるようになった。
国境を列車で越えるのは初めてではないが、
ついこの間までここが国境であることを
誰もが実感をもって通っていたと思うと、
なんだかよくわからないけど感慨深い。
そして、ブダペストから2時間半。
想像以上にあっさりと、ブラチスラヴァに到着!
ブラチスラヴァで途中下車
駅舎は首都の駅とは思えないほど、
こじんまりとしていて静かだ。
駅構内になる手荷物預かり所で
スーツケースを預けた。
昔ながらの手荷物預かり所だ。
なんだか懐かしい雰囲気。
引き換えのチケットをもらって、
身軽になってから、
バスで街の中心地へ向かう。
ブラチスラヴァでの滞在時間は
約5時間。
5時間後にはここからもう一度
同じ路線の列車に乗り込み、
ちゃんと時間を確認して…。
さすがにまだ電光掲示板には出てないか。
出発するときから、お天気は曇りがち。
ブラチスラヴァへ到着した時には、
もう今にも降り出しそうな空模様。
ブラチスラヴァの駅前はこんな感じ。
首都の中心駅という感じでなく、
地方都市の駅前という感じ?
のんびりのどかな雰囲気というよりは、
少し寂れた感じ、、、。
限られた時間で街歩きへ
旅の中での雨は歓迎しないけど、
なんだかこんな曇り空の雰囲気が
似合ってしまう街かもしれない。
ブラチスラヴァという街は。
駅を降り立った時からそんな気がした。
駅前にはバスの停留所。
中心部へ向かうバスは、わりとすぐ見つかった。
さあ、バスに乗って中心地へ。
バスに乗ってしまえば中心地はすぐだ。
5時間で何ができるだろう。
初めての国の初めての街。
せっかくの途中下車だ、
思いっきり楽しもう。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!旅情あふれる列車旅 いよいよブダペストを出発!」
2011年8月
まだまだのんびりしたいところだけど、
今回の旅はブダペストが出発点なのだ。
目次
ブダペストを出発する日
出発の朝。気持ちの良い日だ。
ブダペスト東駅から、9時25分発の列車に乗る。
チケットはブダペスト滞在中に東駅まで
購入しに来ていた。
ブダペスト東駅はとても立派な駅舎で、
かわいらしい色遣い。
パリのオルセー美術館のような。
(オルセー美術館はもともと駅舎だったので)
効率は悪いのでなかなか切符が買えない、
レトロな切符売り場。
昔ながらの眺めで懐かしさがあって素敵だけど。
改修工事をしていたので、次に訪れるころには、
こんな光景はなくなってしまうのかな。
それもちょっとさみしいような気もする。
クラシックなヨーロッパの駅舎や列車が好きだ。
オリエント急行など豪華なものも憧れるし、
ローカルでレトロなものも好き。
アガサクリスティのお話に出てくるような世界。
(事件は起きないで欲しいけど、、、。)
駅の雰囲気の旅情を掻き立てられる
ブダペスト中央駅は、いかにも!のヨーロッパの駅舎。
行き止まり駅で、アーチ型の屋根が印象的。
タイムスリップしたような気分になる。
乗り込む列車は青いシンプルなデザイン。
これも懐かしい雰囲気の列車。
列車自体はドイツのベルリンまでいくECだ。
鉄道旅の醍醐味とは
コンパートメントタイプの列車。
この車両は食堂車みたい。
乗り込むと中はこんな感じ。
コンパートメントになっているので、
通路が一直線にのびていて、
ますます旅情を掻き立てられる。
コンパートメントは他の乗客と一緒になるので、
ちょっとドギマギもするけど、
いかにも外国を旅している気分。
さて、いよいよ出発の時間!
ブラチスラヴァで途中下車して、また同じ路線に乗り、
まずは2時間半の旅だ。
鉄道の旅は、移動している時間も
「旅」を感じられるのが醍醐味だと思う。
こんな風に景色を眺めたり、さまざまな言語が
飛び交う車内を探検したり。
これまでの旅をふりかえる時間も。
旅のパートナーとたわいない話をする時間も。
風景に酔いしれたり、車内での旅の出会いもある。
「鉄道の旅」が始まった。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!親近感わく、湯もわく、ブダペスト」
2011年8月
まずはブダペストに滞在中。
目次
温泉大国ハンガリーでわくわく?
ハンガリー滞在中に絶対行きたいと思っていた場所。
それは、「温泉」だった。
ハンガリーはどうやら温泉大国とのこと。
ますます親近感がわいてくる。
数日のブダペスト滞在を経て、
そろそろ足も筋肉痛になってきたころ、
そう、この時を待っていたのだ。
地下鉄に乗って、セーチェニ温泉へ向かう。
セーチェニ温泉とは、市民公園内にある
大温泉センターらしい。
日本でいう健康ランド的な感じかしら?
と思って行ってみたら、
何?この人だかり!
とりあえず、わけもわからず行列に並んでみるけど……
整理券的なものを持っている人もいるし、
なんか係員に文句を言っているような人もいるし。
混んでいるので入場をいったん制限したというところかな。
待ってたらいいのかなぁ~とかぐだぐだ10分ほど言ってたら、
急に行列が進み始めて、入ることができた。
大人気のその訳は?
中は宮殿のようなつくり。
どう見ても健康ランドではなかった。
でも漂う雰囲気は、やっぱり健康ランド、、、
というか市民プールって感じかな。
ロッカーをあてがわれ、水着に着替える。
あぁ、やっぱり。プール!という感じ。
勝手がなかなかわからず、なんだかんだと言いながら、
とりあえずみんなが行く方へ進んでみると、
すごい!なにこれ?!
人であふれかえっている!
この光景は……。やっぱり、、、
夏休みのプールの光景だ!
ちょっと建物が宮殿ぽいので、
リゾートホテルのプールみたい?
でも入ってみるとちゃんと温泉。
硫黄の匂いが漂って、私の知っている温泉なのだ。
日本人的にはかなりぬるめだけど。
ぬるめだから、チェスもできちゃう。
のぼせないから長く入れそう。
この日は曇りがちで涼しかったので、
湯あがりはちょっと肌寒いくらい。
室内にもさまざまな温泉があった。
温度もさまざまで、まさにテルマエロマエの世界。
文化の共通性と多様性と丸ごと味わえる
ただ、なぜか座って温泉に入るという
習慣はないようだ。
どの湯船も立って入る深さで
腰を下ろしてお湯を楽しむことはできない。
日本人的には腰を掛けて入るか、
床に座ってのんびりしたいところなんだけど、、、。
でも、ちょっと温泉気分もプールの気分も味わえて
想像以上に楽しくて、リフレッシュできた。
ブダペストには50以上の温泉浴場があるらしい。
ますます親近感がわくではないか。
次回滞在するときは、
ブダペスト湯めぐりをしなくちゃ。
いろいろな楽しみ方ができそうな街だ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!絢爛豪華なハンガリーの国会議事堂<ブダペスト>」
2011年8月
まずはブダペストに滞在中。
目次
絢爛豪華な国会議事堂
この日は国会議事堂を見学しに行くことに。
何といっても存在感のある建物なのだ。
実はドナウ川の対岸の王宮の丘からも
ばっちりその姿は見えていて、
やはり行かなければ!と思っていた。
この写真の左側奥、対岸のペスト地区に建っている
巨大な建物が国会議事堂である。
19世紀の後半に着工して17年かけて完成したらしい。
めちゃめちゃ大きいんだけど、近づいて見ると
なんかかわいらしい色と形をしている。
内部はガイドツアーを申し込めば
見学できるとというので、
申し込んでみた。
チケットを手に入れるのに並んだり、
呼ばれたり、買ったのにまた戻されたり、
もう少し合理的にはならないものかと
少しイライラしたりもしたが、
そこは共産主義時代の名残か、
のんびりしたお国柄ということでなんとか納得し、
長~い間待たされて、ようやく中へ。
内部は豪華絢爛!
でもときどきこんなかわいらしい装飾もあって。
さまざまな時代の建築物の良さを
集結してデザインされた建物らしい。
歴史を物語る王冠
そして、国会議事堂の見どころの一つはこの王冠。
この王冠は初代国王イシュトヴァーン戴冠の1000年から
最後の王カーロイ(カール)4世が1948年に退位するまで、
約950年にわたって実際に受け継がれてきたもの。
第2次世界大戦後は、長い間アメリカで保管されていたらしい。
1978年にようやくこの地に戻った歴史ある王冠。
古い歴史がなんだか身近にすら感じられる。
王冠の見事さだけでなく、
ここでこの王冠を見るという
価値を噛みしめながら眺める。
独自の文化を持ち、ほかのヨーロッパ民族とは
違うルーツを持つというハンガリーという国。
アジアの血を持つ民族が、
長い長い旅の果てにたどり着いた土地で、
たくましく国を築いたのかな。
ハンガリーという国のイメージが
私の中で塗り替わっていく。
ハンガリーの人はあまりおしゃべりではない印象だ。
静かに必要なことを語りかけるような、
ハンガリー語の響き。
これまでヨーロッパを旅してきて聞いた言語とは、
ちょっと違った雰囲気を感じる響きだ。
独自性を保ちながら発展するためには、
多くを語らないことも必要なことだったのか。
この建物、この王冠、この街が、
静かにその歴史を語りかけてくるような気がした。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ハンガリーはイシュトバーンの国!大聖堂と夜の王宮の丘」
2011年8月
まずはブダペストに滞在中。
目次
聖イシュトヴァーン大聖堂で
ドナウ川のペスト側に大きな大聖堂がある。
通りの突き当りにあるのでその存在感は絶大。
くさり橋から広場を挟んで見えていたその聖堂は
聖イシュトヴァーン大聖堂だ。
あまりにも大きいので近くにあるように感じたが、
歩いてみると結構な距離だった。
くさり橋からは5~600mくらい。
目の前までくると大きすぎて写真に納まらない。
聖イシュトヴァーン大聖堂は、19世紀の半ばに建設が始まり、
完成までに50年を費やしたそうだ。
イシュトヴァーンとは初代のハンガリー国王の名前で
彼の祖先がアジア系の騎馬民族なのだという。
ハンガリー建国の父として愛されている国王だ。
聖堂の中へ入ってみた。
中を見学していると、ちょうどそのタイミングで
見学者はそのままに結婚式が始まった。
なんかラッキーな気分。
厳かな聖堂内は一気にお祝いムードに包まれる。
私たちも端っこの方で祝福させてもらった。
幸せのおすそ分けをいただいた気分。
夜の王宮の丘へ
いったんホテルへ戻って休憩した後、
夜は再び王宮の丘へ出かけてみる。
昼間とは違うルートで。
今度は地下鉄に乗って、モスクワ広場へ。
このレトロな感じがたまらない。
できればこの良さは失わずにいて欲しい。
モスクワ広場からはバスで。
なんとなく雰囲気でバスに乗車。
無事に王宮の丘へたどり着いた。
夕刻のマーチャーシュ教会も美しい。
昼間とはまた違う雰囲気。
昼間の王宮の丘はこちら
↓
近くのレストランで夕食を済ませて出てくると、
そこは美しい夜景が広がっていた。
丘に浮かび上がる教会は幻想的。
王宮の丘から見るドナウ川とくさり橋。
そしてその向こうには聖イシュトヴァーン大聖堂。
ライトアップは決してやりすぎることなく、
本当に街の雰囲気を壊さない程度。
日本の夜の繁華街のような昼間のような明るさはなく、
暗闇の中に光る夜景が印象的だった。
この日の昼に訪れた聖イシュトヴァーン大聖堂。
そこで、初代国王イシュトヴァーンが洗礼を受けて
ハンガリーを建国したという話を聞いた。
その時は、ここからの景色もきっと
真っ暗闇だったんだろうな。
時間や空間を越えて、想像たくましく頭の中も旅人。
ちょっと涼しくなったブダペストの夜。
けっこうな距離だったけど、急ぐこともなく
ぶらぶら歩いて、ホテルへもどった。
こんな時間が旅では欠かせない。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ブダペストの中央市場は食の博物館だ!」
2011年8月
目次
旅の初日に訪れたい中央市場
旅の初日に訪れたいのがその土地の市場だ。
市場に行くと、その土地の食材を見ることができるし、
地元の人の雰囲気も味わうことができる。
特産品やB級グルメにありつけることも
あるので、旅の初日にぜひ訪れたいところ。
というわけで、レトロで魅力的な路面電車に
乗って行ってみることにした。
ブダぺストの街は道幅も広く、地図で見た印象よりも
各ポイントが離れていた。
しかも王宮の丘はかなりの高低差で
初日の午前中から私たちの足の疲れ具合は予想をはるかに
越えてしまっていたので、公共交通機関を思う存分利用。
路面電車がはしる街が好きだ。
トラム好きの理由はこちら
↓
ハンガリー語は非常に難しいのでなかなか慣れないが、
こんな建物が車窓から見えたので慌てて下車する。
これが中央市場の建物だった。
え?これが市場!?
なんて立派な!
中に入ると、ホントだ!市場だ!
市場の活気に包まれている。
中はたくさんの人であふれていた。
地元の人も観光客もたくさんいるようだ。
場内の香りは、パプリカだ。
ハンガリー人はパプリカが大好き。
どんな料理にも使われている。
市場の2階には美味しそうな料理が並んでいた。
お腹が空いてきたな。
旅の最初に何をどこで食べようか。
楽しい思案をしながら歩く。
おふくろの味「グヤーシュ」
結局、この日のランチに私たちがたどり着いたのは、
ヴァーツィ通りのカフェだった。
いただいたのはグヤーシュとパプリカのスープ。
グヤーシュとは、牛肉と野菜を粉末のパプリカで煮込んだ
ハンガリーを代表する料理だ。
ハンガリー料理は粉末のパプリカを使ったものが多い。
そしてお肉の煮込み料理が多い。内陸の国らしい。
グヤーシュはハンガリーだけでなく、
東欧の国々の伝統料理に挙げられるもの。
国が変わると少しずつ味も変化があって、
この旅でも何度もいただくことになる。
日本でいうお味噌汁みたいなもの?
しみじみとこの煮込んだスープを飲むと、
なんだか懐かしい気持ちになってくるから不思議だ。
おふくろの味というものには、
万国共通の、何かうま味成分でも
含まれているのだろうか。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!丘の上に広がる王の足跡<ブダペスト>」
2011年8月
ブダペストの街は、どっしりとしていて
一つ一つの建物が大きく、今まで行った
ヨーロッパの国々とはちょっと違う雰囲気。
目次
ドナウ川を渡る!くさり橋
旅の始まり。ホテルを出て歩きはじめる。
ホテルは「ケンピンスキ・コルビナス」。
交通の便利の良い立地に建つ5つ星ホテルだ。
歩いてまずはドナウ川へ。
ドナウ川を境に西に広がるブダ、東のペスト。
この二つの街を結んでいるのがくさり橋。
ただいま、ペストからブダへ渡っているところ。
長い、、、。なかなか橋を渡り切れない。
くさり橋を渡っていると対岸に大きな建造物が。
丘の上に建つ水色のドームが王宮の建物だ。
ブダの丘の上に堂々とした佇まい。
その大きさに驚かされる。
そうか、、。すべてが大きいから視覚がマヒしているのか。
想像以上に橋も長く、移動距離が長かった。
やっとこさ、くさり橋を渡ったところ。
ふり返ると遠くにペストの街がかすみがかっている。
遠いし、遠く感じたのは、
この日がかなり蒸し暑かったからかもしれない。
ヨーロッパの爽やかな夏とはいかないようだ。
堂々たる佇まい 王宮の丘へ
王宮の丘の上へあがるにはケーブルカーが便利。
丘の上には階段が続いているので歩いて登ることも
できるが、かなりの高低差におののいた私たちは
自然とケーブルカー乗り場へ……。
かわいらしいケーブルカーがやってきた。
ケーブルカーから見える絶景にみんなくぎ付け。
さっき渡ってきたくさり橋がもう小さく見える。
ペスト地区が湿気にもやって見える。
このドナウ川の悠々たる流れ!
スケールのデカさみたいなものに圧倒される。
独特の光の行方 マーチャーシュ教会
丘の上には壮麗なゴシック様式の教会が建つ。
マーチャーシュ教会というブダぺ氏とのシンボルだ。
ひときわ目を引く塔が美しい砦のようにも見える。
教会が建てられたのは13世紀と歴史は古い。
マーチャーシュとはハンガリーの王の名だ。
ハンガリーが16世紀にトルコに占領されたときには
モスクに改築されたという歴史ももっている。
17世紀には見事にカトリック教会に戻され、
その後の何度かの改築の結果、現在の美しいゴシックが
復活したという。
内部は美しいステンドグラスや宗教画で飾られ
きらびやかな様相だ。
キラキラした装飾だけど、私が今まで旅したことのある
フランスやイタリア、スペインなどのカトリック教会とは
どこか違う、やさしい独特の色づかい。
やわらかく、素朴な雰囲気がそこにはあった。
それはブダペストに滞在した間に何度も感じた、
「ハンガリーらしさ」に通じるような気がした。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ブダペストのホテルとレトロな地下鉄」
2011年8月
どんな国か、どんな街か、楽しみ半分、不安半分。
目次
なんと、5つ星のホテルに!
ブダペストでは、5つ星のホテルに宿泊した。
これは私の旅では、なかなかないこと。
普段は3つ星か4つ星あたりで探すのだけど、
ヨーロッパの中では比較的物価の安いハンガリー。
それと予約のタイミングがよかったために
5つ星ホテルがお手頃な値段で予約できたのだった。
朝から優雅な気分で朝食。
チーズが豊富で毎朝楽しい。
ブダペストのレトロな地下鉄
ブダペストの地下鉄は歴史が古い。
ヨーロッパではイギリスに次いで古いという地下鉄、
年代物の車両や雰囲気そのものが素敵。
地下鉄の入り口。おそらく昔から変わってない。
ブダペストの地下鉄はとても浅い。
数段の階段を下りれば、もうそこはホーム。
階段を下りると、レトロな扉が。
その向こうにはもうホーム。
地下鉄なのに外の明かりが入ってくる。
明るい地下鉄。
なんともかわいくて愛らしい車両。
アトラクションにでも乗っているような。
ハンガリーは今まで行ったヨーロッパの
国々とはどことも違う雰囲気。
かつての共産主義時代の雰囲気も残している。
ブダペストは大きな都市なのに
どこかひっそりとしていて、素朴だ。
ブダペストは、暮らしを感じられる街。
人の暮らしが直で感じられる街だ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!質実剛健!ブダペストへ」
2011年8月
目次
名前しか知らない国、ハンガリーへ
ハンガリーがどんな国なのか、
まったくと言っていいほど知らなかった。
チェコへと抜ける鉄道の旅に出た。
ハンガリーについて。
ハンガリーはヨーロッパの他の国々とは違う。
ハンガリーという国を作っている民族は、
もともとアジアの騎馬民族であるということ。
これだけでなんとなく親しみが持てる気がする。
しかしやっぱりあまりイメージのないまま、
ドナウの真珠 ブダペストの街
「ドナウの真珠」と称される美しい街。
悠々と流れるドナウ川の両岸に広がる街。
西岸がブダ、東岸がペストだ。
平坦なペスト地区とは違い、
ブダ地区は急こう配の丘になっている。
この丘の上にそびえるのが王宮だ。
王宮の丘へは絶景のケーブルカーで登ることができる。
ブダとペストをつなぐくさり橋と
ドナウ川が美しい。
橋の向こうにそびえるのは、
聖イシュトヴァーン大聖堂だ。
質実剛健!ブダペスト
ブダペストの街は、
とても男性的で質実剛健というイメージだった。
旅に出かける前、
どうも混同してしまうことがあった。
街の中心を川が流れ、丘の上に王宮がそびえ、
対岸に旧市街が広がるという配置が
地図上ではとてもよく似ていたからだ。
しかし、実際に訪れてみると、
その雰囲気はまったく違うものだった。
ブダペストはどこか男性的な力強さを感じる街、
一方プラハは女性的で繊細な雰囲気。
おもしろいなと思う。
これを地図で表現することはできない。
訪れてみないとわからないことだ。
夜のマーチャーシュ教会。
とても静かだ。ゾクゾクするような静けさ。
ハンガリーという国は、
どこか地味なイメージがあるかもしれない。
しかし、そこにはちょっとシャイで、
アジアのルーツを思わせる人々が暮らしている。
出来るだけ長く滞在すればするほど、
魅力が感じられる国。
じっくり、ゆっくり。
そんな旅のしかたがぴったりあう場所だった。