「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モン・サン・ミッシェルを去る日に想うこと」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

私の夫は、どうやら旅が苦手らしい。

旅好きの私にはちょっと信じられない話。

旅中毒の私と、旅が苦手な夫。

さて、どんな旅になるかな?

 

  パリの滞在はこんな感じ

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

夜のモンサンミッシェルは近未来的?! 

修道院の夜間拝観を終えて、ホテルへもどる。

 修道院の不思議の世界を出ても、

夜のモン・サン・ミッシェル

ある意味、歩くだけで不思議の世界だ。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

     

私たちのホテルはモン・サン・ミッシェルの入り口に近い。

「ラ・メール・プーラール」という快適なホテル。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

ホテルへもどる前に、もう一度島の外へ出てみた。

ライトアップされたモン・サン・ミッシェル

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昼間の姿とはまた違って、ちょっと近未来的……?

このまま空へ飛び立ってしまうのではないかと思うような。

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壮大で神秘的なこの眺めに感動していると、

横では夫が「寒い!寒い!」と大騒ぎ。

 

修道院の夜間拝観で西のテラスに出た時、

確かにモン・サン・ミッシェルの夜の寒さには驚いた。

何も遮るもののない湾の孤島なのだから、

当然と言えば当然なのだけど、

パリの夜とこんなにも体感温度が違うということを

予想できていなかった。

 

確かに寒い…!

だけど、私は目の前の景色に寒さを忘れていた。

でもどうやら、旅が苦手な夫には耐えがたい模様。

ということで、しばらく強風にあおられながら

この眺めを楽しんだ後は、暖かいホテルの部屋へ退散……。

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夜のモン・サン・ミッシェルはとても静か。

ホテルの部屋は静かすぎて怖いくらいだった。

ゆっくりしずかに過ごす時間もまた贅沢。

睡眠もしっかりとれた。

 

モン・サン・ミッシェルを去る日

パリから一泊二日で訪れたモン・サン・ミッシェル

翌日はもうここを去らなければならない。

ホテルの朝食もとても静かで、

まるで田舎のオーベルジュにでも来たみたいだ。

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朝食後はホテルの周りを散歩。

泊まったホテルから裏階段のようなものが

続いていたのでのぼってみる。

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少し海側に出てふり返ると、修道院が目の前にそびえていた。

大天使ミカエルが今日も輝いている。

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モンサンミッシェルを訪れて想うこと

モン・サン・ミッシェルを蘇らせるための工事。

また絶対来ようと改めて決心して眺める。

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モン・サン・ミッシェルはあまりにも有名な観光地だ。

世界遺産にも登録されているし、世界中の人がやってくる。

 

でもその中でも、日本人観光客の割合は群を抜いている。

日本人はモン・サン・ミッシェルが大好きだ。

私もそんな一人なのだけど、なぜそんなに好きなのだろう?

 

まず、日本人は世界遺産が大好きだ。

「肩書」に弱いところがあるのだろうか。

それから「集団心理」的な要素もあるように思う。

みんなが知っているものは見ておきたいとか、

ここは外せないというところは外したくないとか。

 

どんなお国の人もそうかもしれないけど、

日本人はその要素が、個人の趣味嗜好を

超えてしまうような気がする。

 

そんなことを言っている私ももちろん日本人なので、

やっぱり有名なものは見ておきたいし、

みんなが知っているものは知っておきたい。

旅に、ミーハー的要素は欠かせないと思う。

旅に出るきっかけや旅先を決める時、

ミーハー的要素からスタートすることが多い。

 

モン・サン・ミッシェルを訪れたことで、

改めてそんなことを考えた。

 

特に今回の旅で印象深かったのは、

モン・サン・ミッシェル

大工事中だったということだ。

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今、この時にしか見れないモン・サン・ミッシェル

今、訪れることに意味があったのだと思った。

旅の醍醐味を思い出させてくれる旅。

 

モン・サン・ミッシェルは、

ただ美しいだけの島じゃないし、

観光地化されて残念になった世界遺産でもない。

 

存在感たっぷりに堂々と、

神様の宿る島の雰囲気を今も保ち続け、

世界中の観光客を受け入れつつも、

また新しい形に変わっていこうとする場所だった。

畏敬の念を旅人に抱かせつつ。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モン・サン・ミッシェルの夜間拝観へ!不思議の世界に紛れ込む」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

私の夫は、どうやら旅が苦手らしい。

旅が苦手な人なんているの……?

私にはちょっと信じられないけど。

旅中毒の私と、旅が苦手な夫。

さて、どんな旅になるかな?

 

  パリの滞在はこんな感じ

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

モン・サン・ミッシェルに夜がやってくる

いよいよモン・サン・ミッシェルに夜がやってきた。

とは言っても、夜9時まで明るいフランスの夏だ。

7月から8月にかけて行われている、

修道院の夜の特別拝観へ向かう。

 

昼間は観光客でごったがえしていた島が

少し落ち着いた雰囲気になった。

日帰りの観光客はもう帰路につく時間だ。

 

島からの眺めがどんどん神秘的な様相になっていく。

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昼間もここまではやってきた。

修道院の入り口へ続く階段へ。

城壁を潜り抜けるように登っていく。

観光客はいるけど、昼間とは大違い。

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長い階段を上がっていく。

修道院は島の真ん中の岩盤の上に建っているのだ。

とても複雑な建造物。

どこがどうなっているのか、把握することができない。

 

神秘的で厳かな光景にゾクゾク!

モンサンミッシェルに静かな時がやってきた。

昼間の喧騒が波が引くように去って、

耳に入ってくる音がやさしい音に変わってくる。

 

海が美しい。複雑に潮の流れが入り組む光景。

思わずぼんやり眺めてしまう。

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修道院の窓からの眺め。

窓自体が素敵だ。

この窓からいろんな人が海を見たのだろうな。

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訪れたのは修道院の夜間拝観。

ただ夜に拝観するというわけではなさそうだ。

 

ライティングと音楽で演出されている。

え!?こんなところで?という感じで、

急にハープを演奏する人がいたりする。

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石造りの建物の中に音が響き渡って、

ここがどこだか分からなくなるような。

 

最初はまだ辺りが明るい時間だったが、

だんだん真っ暗になってくると、

ちょっとおどろどろしい感じも……。

 

修道院の中よりも、まず私の心を掴んだのは

修道院の中よりも、まず私の心を掴んだのは、

修道院からの眺めだった。

モン・サン・ミッシェルの入り口方面をのぞむと

工事中の風景がジオラマのように見えた。

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私たちが訪れた2013年当時、

モン・サン・ミッシェルは長い工事の真っ最中だ。

 

すっかり観光地となってしまったモン・サン・ミッシェル

湾内に浮かぶ孤島が、引き潮の時だけ対岸とつながる

という独特の地形が神秘性をより高めていたのだが、

現在のモン・サン・ミッシェルはそうではない。

 

人工的につくられた対岸からの「道」がある。

そのため、湾内の潮の流れは分断されてしまい、

モンサンミッシェルの周りには土砂がたまってしまう。

 

それを改善するための大工事だ。

新しくつくっている橋が完成すれば、

今使っている「道」は解体されて、

潮の流れが復活する。

そして、昔のモン・サン・ミッシェルが復活する。

という予定だ。

 

教会と西のテラスへ!七色に輝く不思議な世界!

標高80mの岩山の上に建つ教会部分へ。

ここではチェロを弾く人が。

高い天井から音が降ってくる。

音色が響いて、幾重にも聴こえる。

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七色に輝く窓。教会だけど教会であることを

忘れてしまいそうな、独特の演出に飲み込まれるような。

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教会の入り口の前に大きく広がるのは

西のテラスと呼ばれているところ。

西のテラスに呼ばれるように出てみる。

ちょうど日没後の美しい空を見ることができた。

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美しい!!しかし……寒い!

半袖に薄手のカーディガンといういでたちの私たち。

パリではこれで大丈夫だったけど、

モン・サン・ミッシェルは、これでは無理だった。

 

ここは湾内に浮かぶ島なのだ。

あたり前だ。風をさえぎるものなんてない。

対岸でウインドブレーカーを買っておけばよかった!

この日の昼に対岸のお店で物色していた時は、

まさかその日の夜に寒さで震えあがるとは予想できず。

 

強風とともに、潮の流れが音をたてているかように

みるみるうちに変わっていく。

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教会のファザード。

こちらもライトアップされている。

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「ラ・メルヴェイユ」は修道士の祈りの場

「ラ・メルヴェイユ」とは「驚異」という意味で、

北面の3階建ての2棟からなる部分のこと。

その建物の美しさから「ラ・メルヴェイユ」と

呼ばれている、ゴシック建築の傑作だ。

 

「ラ・メルヴェイユ」の最上階にある回廊。

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こちらもライトアップされていて、

神秘的な雰囲気に満たされている。

この回廊は、修道士の祈りと瞑想の場だ。

修道院に来ているのだから当たり前のことなのに、

回廊に出て初めて修道士たちの存在を想像できた。

 

奥行きがわからなくなるほどの列柱。

優美な中庭。ここにはやわらかい空気がある。

 

モンサンミッシェルで一泊する旅。

一泊したことで、夜間拝観に来ることができた。

人気の観光地を観光シーズン中に訪れるのには

それなりの覚悟がいる。

そして、それなりの工夫も必要。

短い旅の中のさらにたった一泊だけど、

モンサンミッシェルで過ごした夜は

とても大切な夜になった。



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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モン・サン・ミッシェルで絶品のガレットとシードル!日暮れを待ちながら」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。

旅が嫌いな人なんているの……?

私にはちょっと信じられないのだけど。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

モン・サン・ミッシェルの日暮れを待ちながら

日が暮れていくモン・サン・ミッシェル

この日の昼に着いてから、ランチを食べて

グランド・リュを歩いて、海を眺めて。

ariruariru.hatenablog.com

 

 モンサンミッシェルを満喫中。

 

モンサンミッシェルで一泊する旅。

これからの時間を楽しみにしてきた。

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でも夏のフランスは、まだまだ暮れない。

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遮るものがない強い日差しがまだまだ降り注ぐ。

でもだんだん影が濃くなってきた。

これがシルエットになるまで、あと少し。

 

土地のものと土地のもの、最高の組み合わせ!

修道院の夜の拝観に備えて、

軽くゴハンを食べておくことに。

 

昼間に通りかかった、グランド・リュに面した

お土産屋の2階からいい匂いが漂ってきていた。

「ラ・シレーヌ」というガレットのお店へ。

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ガレットとは、そば粉を使ったクレープのこと。

クレープというと日本では甘いお菓子だが、

フランスでは塩味がきいていて

お食事用のものも種類がたくさん!

 

悩んだけどあんまりお腹は空いていなかったので、

卵とハムのガレットと、お砂糖がかかっているだけの

シンプルな甘いクレープを注文して半分こ。

どちらも美味しいー!

 

半分こできるところが2人旅のいいところ。

もしも一人旅だったら、メニュー選びに

さらに15分はかかったかもしれない。

 

そしてなんといっても一緒に注文したシードル。

シードルとはリンゴからつくられるお酒だ。

昔からこの地方でよく飲まれているもの。

モンサンミッシェルのあるノルマンディー地方

リンゴが特産品にあげられる土地だ。

 

もともとブドウの栽培に適さなかったこの土地。

ワインではなくシードルが好まれて飲まれてきたのだ。

 

その土地に昔からあるものは、やっぱりベストマッチ。

塩味のガレットとシードルの組み合わせ、最高!

 

たまたま昼間に1階のお土産に入った。

お土産物屋さんの奥へ行くと、

2階から香ばしいいい香りが漂ってきた。

そのおかげで2階にクレープリーがあることに

気づいたのだ。

クレープリーへは、お土産物屋さんの奥の階段を

上がらないとたどり着かない。

グランド・リュを歩いているだけでは

きっと発見できなかったかも。

ウロウロしておいてよかった!

 

グランド・リュから見上げるとこんな感じ。

木の温かみのある外観、内装も素敵だった。

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シルエットになるモン・サン・ミッシェルの凄み

食事を終えて、もう一度モン・サン・ミッシェル

入り口を出てふり返ってみた。

シルエットになっていくモン・サン・ミッシェル

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少しモン・サン・ミッシェルから歩いてみる。

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工事中のモン・サン・ミッシェル

工事が終わってしまったらもう歩けなくなる

陸地と島を結んでいる道へ。

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左側には新しく架けられた橋。

あの橋のおかげで、湾内の潮の流れが取り戻される。

そして、今私たちが立っているこの道は撤去される。

ariruariru.hatenablog.com

 

今、この時、訪れたこの時にしか見れない

モン・サン・ミッシェルだ。

圧倒的な存在感でそこに在るモン・サン・ミッシェル

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旅はタイミングが大切だ。

そのタイミングでしか見れないもの、感じられないもの。

旅でしか得られないものを大切にしよう。
 

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!修道院へ行く前に。美しくも畏怖の念を抱かされるモン・サン・ミッシェル」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。

旅が嫌いな人なんているの……?

私にはちょっと信じられないのだけど。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

この地形だからこそのモン・サン・ミッシェル

青空にモクモクの雲。

ランチ後に城壁に沿った通路に出た。

モン・サン・ミッシェルの周辺は

潮の流れがとても複雑。

 

  当時は復元工事中

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

かつては巡礼に向かう途中で、多くの人が命を落とした。

満ちてくるときはあっという間に満ちてくる。

水を含んだ砂地に足をとられて動けなくなってしまう。

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多くの人が命がけで目指したモン・サン・ミッシェル

その地形だからこそのモン・サン・ミッシェルだ。

 

その後、もう一度モン・サン・ミッシェルの全体を見たくて

島の入り口へもどった。

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もう雲も晴れて完全な青空になっている。

さまざまな時代に建てられたものが

つぎはぎのように合体していて、

島全体が一つの建造物のようだ。

島の中を歩いてみて、海を眺めてみて、

あらためてこの島の、ある意味異様な形状を確認する。

 

遠くから見た時は、ミーハーが先にたち、

ウキウキした気持ちになったけど、

やはりここは修道院と教会の島。

観光客であふれかえっていても、

観光地化されていようとも、

その存在感と放つ雰囲気には圧倒されるものがあった。

 

美しさの中にもゾクッとした畏れを感じる

城壁通路に沿ってしばらく進むと、

北の塔までそんなに時間はかからない。

あっという間に到着した。

モンサンミッシェルはそんなに大きくない島だ。

周囲はたったの1㎞しかない。

 

そんな島の真ん中にそびえたっているもの!

北塔までくると、覆いかぶさるような迫力で

「ラ・メルヴェイユ」と「修道院付き教会」が。

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島の真ん中にこの大きな建物がそびえたっている。

近づくとその周りは陰になる。

近づきすぎると、美しさよりも長く重い歴史を思うと

ゾクッとする恐ろしさ、いや「畏れ」のようなものを感じる。

 

島内を散策「サンピエール教会」へ

大混雑の修道院の中へは入らず、グランド・リュへ。

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まだまだ人であふれかえっていた。

修道院へは、日帰りの観光客が帰るのを

待ってから行く計画なのだ。

夏は、日没後に夜の拝観を行っている。

19時半から始まる夜の拝観に備えて、

しばらくは島内を散策する。

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修道院へ行く前に訪れたのが、

サン・ピエール教会。

修道院のふもとに佇む小さな教会だ。

入り口には、ジャンヌ・ダルクの像が。

 

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内部には美しいステンドグラス。

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グランド・リュの喧騒を少し外れて、

修道院へ向かう前に、ちょっと気持ちの整理を

するのにいいかもしれない。

 

そして、いよいよ島に暗闇の時間がやってくる。

大天使ミカエルだけが光り輝いていた。

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私たちは、まるでこれが合図だったかのように

呼ばれるように修道院へ向かった。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モン・サン・ミッシェルでのランチはオムレツ!グランド・リュに溢れる人々と活気」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。

旅が嫌いな人なんているかしら……?

私にはちょっと信じられないのだけど。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

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目次

 

憧れのモン・サン・ミッシェル

素敵なホテルを飛び出して

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予約したホテルは、「ラ・メール・プーラール」

www.booking.com

 

移動で疲れた体を少しホテルで休ませて、

いよいよモン・サン・ミッシェルを歩く。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

モン・サン・ミッシェルの目抜き通りである

グランド・リュ(大通り)を歩いてみる。

ん?これが 大通り???

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 狭い通りに人がひしめき合っていた。

すごい人!人!人!

とても大通りとは呼べない幅の道だけど、

モン・サン・ミッシェルでは最も広い道なのだ。

 

まるで、初詣での時の参道を歩いているかのよう。

道の先にあるのは教会なので、まあ合っているような気もするが。

鎌倉の江ノ島のようでもある。

(実際に江ノ島を訪れた時にモン・サン・ミシェルを思い出した。)

 

こちらは江ノ島。似てる?

   ↓

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(2018年冬撮影。)

いや、それにしても人の多さにびっくり!

やっぱり日帰りにしなくてよかったな。

日帰りだったら、滞在中ずっとこんな

人混みを歩かなきゃダメな感じだろう。

 

パリから3時間弱はかかる距離だ。

朝早くか、夕方以降を楽しみにしている。

人が少なくなったモン・サン・ミシェルを。

とりあえず、この時間はこんな感じ……。

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何を食べよう?やっぱりオムレツかな!

お腹も空いてきたことだし、人ごみをさけたくて、

グランド・リュに面したお店に入ってみることに。

 

ランチはオムレツを食べたいなと思っていた。

なぜならホテルの下で、オムレツを焼いているところを

見てしまったから。

泊まっているホテル「ラ・メール・プーラール」の

オムレツはとっても有名なのだ。

昔ながらの作り方をしていて、実演を見ることができる。

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赤い服のお兄さんがオムレツのタネを混ぜているところ。

もともとは、巡礼者に栄養のあるもを

ふるまったところから名物になったのだという。

 

でも「ラ・メール・プーラール」のレストランは、

なかなかの混み具合。

そして観光地の名物ということで、

なかなかのお値段……。

 

ということで、グランド・リュに面した

「レ・テラス・プーラール」のレストラン、

ラ・テラス・デュ・ムートン・ブランというお店へ。

お店に入ると狭い階段を登る。

階段の途中の窓からは、グランド・リュが見えていた。

ひっそりと大通りを覗くのも楽しい。

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2階にあがってみると、そこはびっくりするくらいの解放感!

2階の海側は気持ちの良いテラス席になっていた。

 

オムレツがメインのプレートランチを注文。

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このお店は比較的お手頃価格!しかもおいしい!

付け合わせのキノコのソテーもおいしい!

 

明るいテラスには海からの風が入ってきて

とても気持ちいいランチだ。

 

複雑な砂地と海の眺めにハッとさせられる

テラスの階は、城壁の道につながっていた。

 ランチをしているテラス横の道を、

観光客がたくさん通りすぎていくのが見えた。

食後は私たちも、グランド・リュの人混みを避けて、

城壁沿いの道を歩いてみることに。

 

お店のテラス席から、直接海沿いの道へ出る。

曇っていた天気も回復して、青空にモクモクの雲。

城壁の向こうはもう海だ。

モン・サン・ミッシェルの周辺の潮の流れは複雑らしい。

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かつては巡礼に向かう途中で、多くの人が命を落とした。

満ちてくるときはあっという間に満ちてくる。

水を含んだ砂地に足をとられて動けなくなってしまう。

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多くの人が命がけで目指したモン・サン・ミッシェル

観光客でごった返すグランド・リュを背に、

改めて海を見つめる。

 

今まさに、昔の地形をとり戻そうとする工事の真っ最中。

昔とすっかり変わってしまったモン・サン・ミッシェルが、

再び完全な孤島になろうとしている。

昔の巡礼者は、今のモン・サン・ミッシェル

どんな風に見ているのだろう。

 

すっかりおのぼりさん気分でオムレツを食べた後、

刻々と変化する複雑な砂地の地形と、

壮大な海の眺めに、改めてハッとさせられた。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!大天使ミカエルを眺めながらの休憩!モン・サン・ミッシェルのお宿は?」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。

旅が嫌いな人なんているかしら……?

私にはちょっと信じられないのだけど。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

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目次

 

生まれ変わろうとするモン・サン・ミッシェル

パリからTGVとバスを乗り継ぎ、

到着したモン・サン・ミッシェル

ariruariru.hatenablog.com

 

パリにスーツケースを置いて、

身軽な1泊旅行だ。

バス停からシャトルバスでいよいよ島内へ!

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 パリから日帰りもできる距離なのだが、

ぜひ島内に泊まってみたくてホテルを予約した。

 

訪れた当時、モン・サン・ミッシェル

昔の姿を取り戻す工事の真っ最中。

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観光客が押し寄せる神秘の島に泊まる!

だからちょっと観光客も少ないのでは……?

と期待していたのだが、いやいやまったく

そんなことはなく……こんな感じ。

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人でごったがえしているー!

 

予約したホテルは、「ラ・メール・プーラール」

という上の写真のかわいらしい建物だ。

www.booking.com

 

モンサンミッシェルの島に入ってすぐのところにある

三ツ星ホテルで、島内でもっとも有名なホテルだ。

館内には過去に宿泊した有名人の写真やサインがたくさん。

老舗のホテルだ。

 

このホテル、特に有名なのは、オムレツ。

モン・サン・ミッシェル名物として知られるのが

「ラ・メール・プーラール」のオムレツだ。

 

もともとはモン・サン・ミッシェルを訪れる巡礼者に

気軽に栄養のあるものをふるまうために考案された。

ホテル「ラ・メール・プーラール」のレストランで

今も食べることができ、作っているところを

見ることもできる。

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写真はオムレツの生地を混ぜているところ。

今は、完全に観光名所となっている。

オムレツづくりの実演を横目に見ながら

奥へ進むと、間口の狭いホテルの入り口がある。

 

ホテルの入り口を入ると、

外の喧騒が嘘のように静かだった。

部屋へ案内される。

 

わ~!明るい!

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ホテルの部屋はとても明るくて、

温かみのある設え。ホッとできそう。

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移動で疲れた体をちょっと休ませて…zzz

あ、モン・サン・ミッシェルと言えば、この赤いパッケージ。

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何度かお土産でもらったことがあったけど、

これもこのホテルのものだった。

バターたっぷりので素朴な味わい。

疲れた体にちょっと甘い地元のお菓子。

うれしいなあ。

 

ベッドに寝転がると……驚きの眺めが!

そしてベッドにゴロンとすると、

見える眺めはこんな感じ。

ベッドから修道院の塔が目の前に見える。

塔のてっぺんに光るのは大天使ミカエルだ。

ん!?

人が歩いている!!!

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ベッドに寝ころびながら、目が合ってしまうほどの

距離に人がたくさん行き交っていた……。

 

実は、このホテルの奥には修道院へ向かう道に続く

裏階段のようなものがあって、

そこを観光客がたくさん通過するのだ。

 

最初はびっくりしたけど、

5分もするともう慣れっこ。

行き交う人を見ながらのんびり休憩。

 

さて、私たちもいよいよ街?に

そろそろ繰り出してみましょうか!

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!神秘の修道院モン・サン・ミッシェルへ!復元工事に感謝!?」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。

旅が嫌いな人なんているかしら……?

私にはちょっと信じられないのだけど。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

 

目次

 

誰が何と言おうと!憧れのモン・サン・ミッシェル

パリのモンパルナスタワーで朝食をとって、

TGVでレンヌへ。レンヌからバスに揺られ、

ariruariru.hatenablog.com

 

たどり着いたのはモン・サン・ミッシェル!!

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訪れた2013年当時は、まだ工事中。

長い復元工事の途中だった。

写真の辺りはもう工事が終了している対岸だ。

 

モン・サン・ミッシェルを取り戻す!大規模な復元工事

工事が行われる前のモン・サン・ミッシェル

人工的につくられた堤防のせいで、

湾内に土砂が堆積してしまい、

ほぼ孤島ではない状態になってしまっていた。

あの湾内に浮かぶ神秘的なモン・サン・ミッシェルの姿を

見ることはできなくなってしまっていたのだ。

 

昔の姿を取り戻すための大工事だ。

2015年に完成するこの復元工事は、

私が訪れた2013年夏の時点で

ほぼ大詰めを迎えているようだった。

 

モン・サン・ミッシェルの対岸でレンヌからのバスを降り、

その周辺を少し散策してみる。

モン・サン・ミッシェルの姿を遠くに見つけると、

走り出したくなる!

近く見えるけど、まだここから3㎞先だ。

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対岸にはインフォメーションセンターや

スーパーなどもある。ホテルやレストランも。

一つの街のように整備されていた。

 

スーパーで水を調達して、お土産物コーナーをのぞく。

モンサンミッシェルに到着してびっくりしたのは、

気温がパリよりずっと低かったこと。

ちょっと曇りがちなこの日。

昼間でも薄い長そででは寒いくらい。

ちょっと上着が欲しくなるような気温。

思わず、スーパーでウインドブレーカーなども物色した。

結局買わなかったのだが、実はこの日の夜に、

「買っておけばよかった……」と後悔することになる。

 

景色を堪能しながら徐々に近づく神秘の修道院

対岸からモンサンミシェルに行く方法は3種類。

徒歩か、シャトルバスか、馬車だ。

 

私たちは無難に(?)シャトルバスに乗り込むことにした。

シャトルバスだと10分で島の手前まで行くことができる。

早く島内へ行きたいという気持ちを抑えつつ、

途中のダムの停留所で降りてみた。

ここからの眺めが素晴らしいから!

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クエノン河口ダムからの眺めを堪能!

ダムの力を借りて、湾内に堆積した土砂を流す。

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ダムの停留所から、再びシャトルバスへ乗り込んだ。

だんだん近づいてくるモン・サン・ミッシェルに大興奮!

シャトルバスの車内も盛り上がる!

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そしていよいよ真正面にモン・サン・ミッシェルが。

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ジャーン!!

写真や映像でみたことのある姿そのものが

今、自分の目の前にそびえたっている。

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モン・サン・ミッシェルの周辺はまだ工事中。

シャトルバスを降りた場所はこんな感じ。

元々、対岸と島とを結んでいた堤防を人々が歩いている。

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そして手前に見えているのは新しく架けられた橋だ。

こちらの橋が完成すれば、この下を海水がちゃんと流れて、

湾内の潮の流れが復活することになる。

すばらしい!この復元工事に感謝!

 

このタイミングがベストタイミング!(私にとっては)

まさにその工事の真っ最中に訪れた今回の旅。

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このタイミングで行ったからこそ、元々の様子も分かり、

どのような工事をしようとしているのかも分かった。

 

このタイミングでモン・サン・ミッシェルを訪れたこと、

「工事が終わってから行けばよかったのに」と

言われたりもしたけど、私はやっぱりそうは思わない。

このタイミングは、私にとっては得した気分!

 

あ、でも自称旅嫌い(?)の夫にとっては、

「え~せっかく来たのに工事中!?」

という感想だったらしい。

やっぱり、私がおかしいのかな……?

 

大丈夫。工事がちゃんとすべて終わって、

海に浮かぶ昔の姿を取り戻したモン・サン・ミッシェルを、

また改めて訪れる気満々です。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!TGVで快適鉄道旅!よみがえるモン・サン・ミッシェルへ」

 2013年8月

 

この夏は夫とフランス2人旅。

旅中毒の私の夫は、旅嫌いらしい。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

モンパルナスの朝!「パリの空」から

私は鉄道の旅が好きだ。

特にヨーロッパの鉄道の旅は、

古き良き大陸鉄道の風情が感じられるところが好き。

鉄道で国境を超えることができるところも魅力。

日本では決してできないことだから、

どことなくロマンを感じるというか。

 

 過去のヨーロッパ鉄道旅はこちら

        ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

この日は朝からモンパルナスへ。

一泊二日のモンサンミッシェルの旅へ出る。

スーツケースはホテルに預けて、

小さいバッグで小旅行だ。

 

モンパルナスからの列車に乗る前に、

モンパルナスタワーで朝食を。 

「パリの空」という名のお店からの眺め。

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ariruariru.hatenablog.com

 

想像以上の眺めに感嘆!

エッフェル塔をまっすぐ眺めながらカフェオレ。

寛ぎ過ぎて列車の時刻を忘れてしまいそうだ。。

 

憧れのフランス国鉄TGVに乗って

さて、モンサンミッシェルへは、

モンパルナス駅からフランス国鉄のTGVで、

まずはレンヌをめざす。

モンパルナスからレンヌまでは1時間半ほど。

レンヌからはバスを利用する予定だ。

 

フランス国鉄のチケットはネットで予約済み。

夏のシーズンなので、TGVは予約しておかないと

乗りたい時間の列車に乗るのは難しいことも。

 

駅の券売機に支払いに使ったクレジットカードを入れると、

予約したチケットががちゃんと発券された。

 不安だったので、朝食の前に発券しておいた。

 

TGVとは、フランスの高速列車のことで、

日本でいう新幹線というか特急列車のことだ。

まあ……見た目はいたって普通の列車という感じ。

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予約しておいてよかった。

乗り込んでみると満席だ!

お隣の席はかわいらしい男の子とお母さん。

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車窓からは、フランスの印象派の画家たちが

描いた絵画のような風景が広がっている。

クロード・モネの積みわらの絵画のように。

積みわらの形がちょっと違うけど、

100年前ときっとほとんど変わらない風景なんだろう。

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とかなんとか思っていると、あっという間にレンヌに到着。

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レンヌの駅を降りて右手に進むとバスターミナルが。

わかりやすい乗り換えだった。

ここからはバスでモンサンミッシェルをめざす。

きれいで快適なバス!

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レンヌからバスで1時間ちょっと。

車窓からはこれまたのどかな風景が続く。

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よみがえモン・サン・ミッシェル

モン・サン・ミッシェルは、フランスの北西部の

ノルマンディー地方に位置する修道院

孤島に修道院がそびえる独特の景観が印象的だ。

 

いつか行ってみたい、一度は行ってみたいと

たぶん多くの人が思う場所だろう。

TGVが速くなって、パリから日帰りも

充分可能な場所となったが、

私はどうしても島内で一泊してみたくて、

今回は島内のホテルを予約してある。

 

私たちが訪れた2013年、モン・サン・ミッシェル

大きく生まれ変わろうとしている大工事の途中だった。

 

長い年月の中で、島と陸地部分をつないでいた部分に

砂が堆積して海流の流れが分断されてしまった。

そこをもとの自然の流れを取り戻すために、

橋につけかえ、ダムを設けて海水の流入

管理するという大規模なもの。

 

工事が終わってから訪れるのもいいと思ったが、

工事の途中を見られるのはこの時しかないとも思った。

 

かつて写真や映像でモンサンミッシェルを見た時、

その手前に移りこんでいた大型観光バスに

興ざめした記憶があるが、もうそんなことはない。

モン・サン・ミッシェルの島部分に

車を乗り入れることは禁止になった。

 

車で来た人も対岸でシャトルバスか馬車(!)に

乗り換えるか、徒歩でなければ島内へ入ることはできない。

 

レンヌからのバスが対岸に到着。

ここから約3㎞先にモン・サン・ミッシェルがある。

新しく整備された対岸の街。

あ、見えた!

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さあ、思う存分、

今、この時にしか味わえない

モン・サン・ミッシェルを堪能するぞ! 

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モンパルナスタワーで最高のパリの眺めと朝食を」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な夫。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

 

目次

 

庶民的な雰囲気!ターミナル駅モンパルナスへ

大満足のパリ滞在。

でもこの日はパリをいったん離れる日なのだ。

普段は苦手な早起きだけど、この日は張り切って早起き!

早起きしてやってきたのは、モンパルナスだ。

メトロでやってきたモンパルナス。

駅を出ると目の前にモンパルナスタワー。

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大きすぎて入らない……。

タワーと言っても59階建ての高層ビルだ。

パリの街を眺めると、この黒い建物が

ある意味ちょっと異質なので、

あ~あの辺がモンパルナスかとすぐわかる。

 

モンパルナスはターミナル駅がある界隈だ。

こちらがフランス国鉄のモンパルナス駅。

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今日は、ここからフランス国鉄に乗って、

モンサンミシェルを目指す日なのだ。

 

モンパルナスタワーでパリの空へ!

どうせモンパルナスに行くのならと思って、

ここで朝食をいただこうという計画。

 

行きたかったお店がここにあった。

モンパルナスタワーの中へ。

エレベーターで56階へ。

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モンパルナスタワーの56階にはレストランがあるのだ。

59階には屋上テラスがあって、

そこから眺めを楽しむことができるが、

どうせなら眺めながら朝食をとレストランへ。

 

1階のエレベーターホールで職員らしき人に

どこへ行くのか聞かれた。

「56階のレストランへ行く」と言ったら、

「まだ開いてないよ」と言われた。

おかしいな、開店時間を調べてきたんだけど。

半信半疑でエレベーターに乗った。

 

エレベーターであっという間に56階。

あまりにも静かなので、あれ?やっぱり開いてないの?

と思いながら、お店の入り口に近づくと……

あ!窓の向こうにエッフェル塔が見えている!

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エッフェル塔に気を取られて、自然とお店の中へ。

ちゃんとオープンしてました!

すごく素敵なお店!高級そうだ……。

Le Ciel de Paris ル・シエル・ドゥ・パリというお店。

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「パリの空」という店名の通りの素晴らしい眺めだ!


こんな眺めを見ながら!なんて贅沢な朝食!

お店の人に案内され、エッフェル塔が正面に見える席へ。

オープンして間もない時間帯だったからか、

他のお客さんはだれもいない。

独り占め!いや、二人占めの景色!

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ちょっと曇っていたところから

だんだん朝日が差してきて美しい。

真上から見るパリの街。これもまた美しい。

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朝食のセットを注文。

高級そう……と思ったけどそうでもなかった。

15ユーロで朝食セット。

フレッシュジュースにコーヒーとパン。

 

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刻々と光の角度が変わるパリの街を見ながら。

早起きしてきてよかった!

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こんなにもこのお店が空いているとは意外だった。

夜は夜景が素晴らしいので、

きっと混むのだろうけど朝食の時間帯は穴場だ。

 

秘密にしておきたい!けど、誰かに教えたい!

モンパルナスから国鉄で移動する予定のある時、

モンパルナスタワーはモンパルナスの駅前。

雑多な雰囲気の駅前なのに56階まであがると、

こんなに優雅で静かな朝食が楽しめる。

 

誰にも教えたくないような、

でも誰かに教えたくなるような。

素敵な場所を見つけると、

やっぱり黙ってはいられない。

 

たとえ時間を共有しなくても、

素敵な空間を誰かと共有したいものなのだろう。

 

素敵な空間の朝食に酔いしれ過ぎて、

電車に乗り遅れないようにしないと!

それだけがこの場所の難点かもしれない。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!エッフェル塔のシャンパンフラッシュとルーヴルに酔いしれる夜」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な夫。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

 

目次

 

美しく暮れていく夏の夜のパリ

一日中、歩き倒したパリの街。

到着した翌日はどうしてもうれしくて

歩きすぎてしまうのだけど、やっぱり今回もそうだった。

 

そしてやってきた夜のパリ。

沈んでいく太陽はポンヌフで見送って、

その後にやってきたルーヴル美術館界隈。

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ルーヴル美術館の西側にあるチュイルリー公園へ。

もともと宮殿の庭園だったこの公園は

美しく整備されていて、夜も気持ちがいい。

観覧車がキラキラと輝きだして、

ヨーロッパの夏の長い一日が

ようやく終わりを告げようとしている。

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チュイルリーから見るエッフェル塔は格別!

チュイルリー公園からはエッフェル塔が。

美しいライトアップが始まった。

お月様も見えてきた。気持ちいい~!

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チュイルリー公園からまっすぐ西をのぞむと、

コンコルド広場が見える。

コンコルド広場と言えば、かのルイ16世

マリーアントワネットが処刑された場所だ。

この日に訪れたコンシェルジュリーを思い出す。

ariruariru.hatenablog.com

 

そしてそのはるか先に見えるのは、あの凱旋門

凱旋門の真ん中を手前のコンコルド広場のオベリスク

まるで貫いているようにここからは見える。

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ariruariru.hatenablog.com

 

公園内は暗いところもあるので、場所によっては

気を付けなければならないと思う。

でも、昔に来た時よりもチュイルリー公園は

とても整備がすすんでいて、怪しい雰囲気は全然なかった。

 

パリの街は計画的に整備された街だ。

今では考えられないが、かつて人口増加にともなって

荒れ果てていた時代があったのだという。

19世紀に整備され、現在の花の都になった。

 

ルーヴル美術館のガラスのピラミッドから

カルーゼル凱旋門コンコルド広場のオベリスク

シャンゼリゼ通りから凱旋門が一直線上に並んでいる。

なんて美しいのだろう。

 

エッフェル塔シャンパンフラッシュ!

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ライトアップされたエッフェル塔が、

21時、22時、23時から5分間だけ、キラキラ!となる。

「わあ~!きれい!!」と思わず声を出すけど、

ふり返ると夫は公園の植え込みのふちにしゃがみこんでいた。

大々的に時差ボケの模様。

(ごめんね……無理やり連れだして)

でも、これがどうしても見たかった!

 

夏の夜の涼しい風が吹いてきて、大都会パリにも

こんなに広い空があったのかと感心する。

 

昼のルーヴルとは別の顔!幻想的な夜のルーヴル!

カルーゼルの凱旋門へ戻る。

こちらのライトアップも素晴らしい。

この凱旋門に満足しなったナポレオン。

充分だと私は思いますよ~。

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そして驚いたのは、ルーヴル美術館

ガラスのピラミッドがこんなにも美しくなっていたこと!

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とても幻想的!

伝統的な建物とピラミッドが光の マジックで融合したような。

ピラミッドの周りの水場に光が写り込んで、

さっき見た光景とまた違う雰囲気を醸し出している。

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そしてルーヴル美術館の建物自体の美しさも再確認。

日中は美術館に入る人の群れに目を奪われてしまうが、

夜はこの建物が宮殿だったということを思い出させてくれる。

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ただただ感嘆の美しさ。

静かにピラミッドの周りを一周した。 

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ホテルに帰る、歩いて帰る

さて、時差ボケの夫を

そろそろベッドで寝かしてあげなくては。

歩いてホテルへ戻ることにした。

セーヌ川へ。

フランス学士院もライトアップされている。

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夕刻に訪れたポンデザールを

もう一度反対側に渡る。 

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ここからホテルまでは、歩いて10分ほど。

立地のよいホテルにしてホントに良かった。

ariruariru.hatenablog.com

 

パリは観光都市だから、ものすごい数のホテルがある。

でもなかなかシーズンは値段がお高い。

何を優先して何を我慢するか、難しいところだ。

今回は、立地を考えてカルチェ・ラタンに宿をとった。

 

のんびり散歩しながらホテルへ帰る。

もうこの辺りの道もだいたい覚えられた。

またパリに滞在するときは、この辺りにしようかな。

旅をしながら次の旅のことを考える。

私にとって至福のひと時。

素晴らしいパリの夜になった。

夫はもうフラフラだったけど……。

 


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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!ポン・ヌフの夕景に感動!ルーヴルのピラミッドにいざなわれる色を失う街へ」

 2013年8月

 この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な夫。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

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目次

最古で最新の橋?ポンヌフの夕景を楽しむ!

セーヌ川界隈を歩いて、パリの夕景を楽しむ。 

ポン・デ・ザールから移動して、

次はポン・ヌフへ。

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ポン・ヌフは、シテ島の西に架かる橋。

ポン・ヌフとは、フランス語で新しい橋の意味だが、

完成したのは1604年で、今では現存するものとしては

パリで最古の橋になっている。

パリの歴史を感じる橋の名前だ。

 

向こうに見えるのがポン・デ・ザール(芸術橋)。

セーヌ川に架かる橋はどれも個性的で、

それを見るだけでも一日過ごせそうだ。

 

この日の朝と同じ場所から。

朝の眺めはこちら。

   ↓

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パリど真ん中を何度も歩いたこの日。

夕陽を見送るのはこの場所だ。

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パリの街がシルエットになっていく。

夕陽は世界のどこで見ても美しいに違いないけど、

ポン・ヌフから見送った夕日は格別だった。

 

夜のルーヴルはぞくっとするような美しさに

美しいパリの街に暗闇がやってくる直前、

歩いてやってきたのはルーヴル美術館

世界にその名を知られる有名すぎる美術館だが、

もともとは宮殿として使われていた建物。

建築物を眺めるだけでも素晴らしい。

 

アーチの向こうに、ルーヴルのガラスのピラミッドが。

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ルーヴルのガラスのピラミッドは、

今から30年前の1989年に完成したものだ。

今ではすっかりルーヴルのシンボルとなっている。

 

この組み合わせ。勇気あるな。

今ではすっかり見慣れてしまったが、

歴史的建造物に囲まれた空間にガラスのピラミッドという

この眺め、初めて見た時には合成写真かと思った。

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だんだん空が色を失っていく時間。

ガラスのピラミッドに周辺には人が結構集まっている。

 

懐かしさもあるチュイルリーとカルーゼル凱旋門

ルーヴル宮の西側にはかつてチュイルリー宮があった。

現在は、チュイルリー公園となっている。

このガラスのピラミッドから、西へまっすぐいくと

コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、そして凱旋門へと続く。

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そして、チュイルリー公園の東側に建つのが、

このカルーゼル凱旋門だ。

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ナポレオンのために建てられた凱旋門

その大きさにナポレオンが満足しなかったため、

 新しく作り直されたのが現在のあの有名な凱旋門だ。

 

 この日の朝に行きました。

       ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

 カルーゼル凱旋門も充分立派!

門からチュールリー公園を眺めるのが好きだ。

 

初めてパリを訪れた学生時代、

なぜだかチュイルリー公園のそばのホテルに滞在した。

シーズンオフだったからか、安く泊まれたのだ。

毎日のように通ったチュイルリー周辺。

その当時よりもずいぶんきれいになった公園だが、

やっぱり思い出深いものだ。

 

まだ携帯もない時代、穴のあくほど地図を見て、

毎日足が筋肉痛になるまで歩いたパリの街。

その当時の自分がその辺を歩いているような気がする。

 

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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!ほろ酔いで歩くパリ!光り輝くポン・デ・ザールの南京錠」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な夫。

旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。

さて、どんな旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

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目次

 

早めの夕食の後、ほろ酔いで歩くパリ

この日は、ノートルダム凱旋門→マレ地区で簡単ランチ→

コンシェルジュリー→オルセー美術館→カフェで休憩

→プロコープで早めの夕食。

 

この日の夕食は、「プロコープ」という

パリ最古のカフェレストランで。

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ariruariru.hatenablog.com

 

大満足の夕食後、ほろ酔い気分の私たちは、

夕刻のセーヌ川へ歩く。

(完全に時差ボケの夫はホテルに帰りたがっていたけど、、、ごめんね。)

 

この時間から、パリはキラキラと輝きだす。

ぼーっとした夫をかなり強引に連れ歩いて……

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美しいセーヌ川界隈へ。

こちらはセーヌ川に架かるポン・デ・ザール(芸術橋)。

 

この界隈を歩くのは、この日3度目だ。

訪れる時間によってこんなにも見える景色が違う。

すべてが美しくなるマジックアワーの始まりだ。

 

南京錠が光り輝くポン・デ・ザール

ポン・デ・ザールのたもとから西を見る。

セーヌ川の対岸に見えるのはルーブル宮殿だ。

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セーヌ川の手前にはバトビュスの乗り場。

バトビュスとは、セーヌ川水上バスのこと。

8つの乗船場があって、乗り降りできるようになっている。

 

夕日が西の空にだんだん傾いてきたこの時間。

ポン・デ・ザールを渡ってみる。

この橋は歩行者専用の橋。

ルーブル美術館と国立美術学校を結ぶ、

名前の通り芸術を結ぶ橋だ。

 

ポン・デ・ザールといえば、この南京錠……!

 

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いろんな人の願いがキラキラ輝いて美しい。

と、ロマンティックにとらえればそんな感じ。

 

でも、世界の観光地ではこの南京錠が

さまざまな問題を引きおこしているようだ。

 

ポン・デ・ザールでは、南京錠を付けて永遠の愛を誓う。

そのカギをセーヌ川に投げ込む。というもの。

増えすぎた南京錠の重みでフェンスが倒れるとか、

鍵がかけられた南京錠の撤去が難しいとか、

管理する側すれば問題だらけ。

 

旅人のエゴとは?文句なしの眺めに感謝!

とはいえ、ここからの眺めの素晴さについては、

だれも反論ないでしょう。

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南側にあるフランス学士院がまた美しい。

南京錠をかけたくなる気持ちは分かるが。

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旅人のエゴを訪れた土地に残して帰りたくはない。

きっとだれもがそう思っているはず。

でも、せっかくはるばる旅に来たんだから……

という気持ちもわからなくもない。

 

その兼ね合いは大事にしなければ。

歓迎されない旅人にはなりたくないものだ。

現地にできるだけ溶け込んでその街を歩きたい。

 

何はともあれ、この日の夕陽を

ここで見送れることにまずは感謝!

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涼しい風がセーヌ川を渡ってくる。

はやく帰りたがる夫をしり目に

この美しい眺めに浸る。

 

まだまだ、夜のパリの街歩きはこれから!

 

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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!パリ散策は寄り道が楽しい!最古のカフェレストランで早めのディナーへ」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な?夫。

「旅中毒」も「自称旅嫌い」も満足できる旅になるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

オルセーの後は気持ちいいパリ散策!

吹き抜けの大空間がすごいオルセー美術館

久しぶりに訪れたオルセーは、

前に来た時とはずいぶん変わっていたけれど、

何度でも訪れたくなるような場所。

ariruariru.hatenablog.com

 

意外に大混雑とはならずに、結構ゆっくり鑑賞できた。

 

この日は、ノートルダム凱旋門→マレ地区→

コンシェルジュリー→オルセー美術館

 

さて、その後はぶらぶら散歩。

小径に入ると日陰ができる時間帯になった。

街歩きが楽しくなってくる時間。

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何気ない場所もやっぱりパリ!

一つ一つの建物を見ると、

統一感がないようでいて

でも全体を見ると統一感がある。

 

ラ・パレットのテラス席でその気になって

分かれ道に来たら、どっちに行こうかなと適当に歩く。

なんとなくホテルの方へ向かって、

しばらく歩いていると、人気のお店。

喉が渇いたのでちょっとここで休憩。

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セーヌ通り沿いにある「La palette」というお店。

雰囲気のあるカフェレストランだ。

どうやら歴史のある有名なお店のよう。

テラス席が気持ちいい。

みんな思い思いに飲んでしゃべっている。

私たちもしばらくその仲間入り。

 

と思ったら、私の相方は時差ボケ真っ最中。

そうだ、そうだ。私たちは昨日の夜に

パリに着いたばっかりだった。

 

ヨーロッパ慣れしている私は、昨晩ぐっすり寝て、

時差ボケもなく元気なんだけど、

初ヨーロッパの夫はそろそろ眠気が……という

時間帯に突入してしまった模様。

話しかけてもぼんやり。

しばらくするとウトウト……zzz。

あ~もったいない!

せっかくパリのカフェのテラス席に居るのに~。

 

最古のカフェレストランで早めのディナーへ

それならもう早めの夕食にしようということに。

前日はディナーに出かけられなかったので……

         ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

この日の夕食は、「プロコープ」というお店に決めた。

こちらも、帰り道の途中にあったお店。

 

ランチタイムから休まずディナータイムまで営業しているので、

変な時間にちゃんと食べたいときにありがたい。

 

変な時間といっても、日本ではごくごく普通の時間。

夜6時ごろの話だ。でもフランスではディナータイムは

8時以降なので、フランス的にはまだ変な時間。

 

外から見てもすでに素敵なお店!

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入ってみると中も設えがすごくて、

旅の最初の夕食をとるにはちょうどよさそう。

いかにも「フランスに来た!」という感じがするから。

 

ボリュームがすごい!

がっつりお肉をいただいた!

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パリで一番古いカフェレストランらしい。

中の雰囲気も素敵。

古き良き時代のパリって感じ?

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お店のスタッフは、とても気さくな感じ。

服装もきにせず、ふらっと入れる雰囲気だった。

でもいざサーブを受けると、そこは一流だなと思う。

 

お肉料理にしたので、赤ワインにしようかと思ったが、

私はお酒が強くない。ワインは比較的飲めるが、

赤はすぐに酔っぱらってしまう。

夫は普段はお酒は飲めるクチだが、

時差ボケで睡魔と闘いながらの食事。

 

白ワインにしておこうか……悩んでいたら、

スタッフの方がほどよく相談に乗ってくれる。

「味のしっかりした白ワインがありますよ」などと、

いろいろ考えてスマートに勧めてくれるのだ。

 

出てきた白ワインは適度に冷やされていて温度がいい。

お皿は冷めないようにしっかり温められている。

一つ一つに感心する。

 

カジュアルな雰囲気だけど、ちゃんとしてるな。

高級店ではないからこそ、

その程よいサービスに感心させられた

ディナーになった。

 

さてさて、パリの街はまだまだ更けません。

まだまだ歩きます!

 

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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!パリを歩けば、誰もがきっと美術好きになる!オルセー美術館へ」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な?夫。

自称旅嫌いの夫を連れてのフランス旅は、

「旅中毒」も「自称旅嫌い」も満足できる旅。

これが目標!

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

パリ発祥の地シテ島を1日に何度も

この日は、朝からノートルダム凱旋門をまわって、

マレ地区のファラフェルでランチ。

その後はシテ島に戻って、コンシェルジュリー。

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ariruariru.hatenablog.com

 マリー・アントワネットに想いを馳せたりして、

ちょっとセンチメンタルな気分でセーヌ川を眺める。

 

と言いながらも、オルセー美術館へ行っちゃおうか

ということになって、セーヌ川沿いを歩いてみた。

 

今回の旅は、8月のお盆の真っただ中。

観光客であふれかえるパリだ。

観光地はどこもかしこも満員なのは承知の上。

オルセーもしかり……?

 

パリの街を歩けば、誰もが美術好きになる

と思いきや、意外とすんなり入れたオルセー美術館

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またまた大活躍のミュージアムパス。

www.parismuseumpass-japon.com

 

学生時代、日本の美術館のことも知らないのに、

オルセー、ルーヴルなどのパリの美術館をまわった。

今のミュージアムパスのようなチケットがその当時もあって、

滞在中にまわれるだけまわったのだ。

 

そんなに美術が好きだったかと言われたら

当時は、まあ、嫌いではないなという程度だった。

でも、実際に美術館巡りをしてみたら、あれ?あれ?

フランスの美術がもともと好きだったのかも!

という発見がいっぱい転がっていた。

 

パリに来るまで知らなかったのだが、

私が小さい時に素敵だなと思って

家にあった雑誌の一部を切り抜いた絵は、

ユトリロがモンマルトルを描いたものだったり。

 

新聞の日曜版に絵画が紹介されるページがあった。

切り取って勉強机の前にテープで何年も貼っていた絵。

それは、コローの「マントの橋」だった。

などなど。

 

当時の滞在の中でも、特に印象的だったのがオルセー美術館

学校の美術の教科書で観た絵画のオンパレード!

目が回って動悸が激しくなった覚えがある。

 

オルセー美術館はますます外せない!

オルセー美術館は、その佇まいも素敵だ。

元は1900年に建てられた駅舎の建物で、

その片鱗は今でもしっかり残っている。

 

夜のオルセー。夜に見た方がより駅舎らしいと私は思う。

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私が学生時代に訪れたころとは、

展示の方法などはかなり変更されていた。

2011年に大規模な改装工事を終えている。

でも元駅舎の雰囲気は現在もそのままだ。

 

屋外に出られるテラスまである。

目の前にはセーヌ川が。

対岸にチュイルリー公園とルーヴル宮殿

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ちょうどセーヌ川のクルーズ船が通りかかった。

!!!すごい人・人・人!!!

みなさん、川に落ちないでくださいね。。。

パリでひしめき合う観光客の図。
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オルセーの建物と言えば、大時計。

内側から見るとこんな感じ。

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時計の隙間から、ルーヴル宮殿が見えた。

ああ、今パリに居るんだと改めて思う。

 

美術館か?駅舎か?極上の開放感!

オルセー美術館の素晴らしいところは、

何と言ってもこの開放感!

元駅舎の喧騒が今でも聞こえてきそうな

吹き抜けの大空間がすごい。

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この写真の右側には、階で隔てられた展示室が並ぶ。

この空間の使い方がなんとも贅沢で素敵だ。

 

旅好きの私は、駅の雰囲気が好きだからかもしれないが、

これから旅に出るワクワク感みたいなのが、

この空間にもあふれているように思う。

 

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元駅舎の雰囲気を存分に生かしたオルセー美術館

二十数年前に訪れた時の感動とは、

また違った新しい感動をもたらしてくれた。

 

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フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!コンシェルジュリーでマリーに想いを馳せて」

 2013年8月

 

この夏はフランスへ2人旅。

今回の旅のパートナーは、

どちらかというと旅には消極的な夫。

自称旅嫌い?の夫を連れてのフランス旅。

「旅中毒」も「自称旅嫌い?」も、

両方とも楽しめる旅にできるかな?

 

  今回の旅のプランはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

マレ地区から歩いて再びシテ島

この日は、朝からノートルダム凱旋門をまわって、

マレ地区のファラフェルでランチ。

気持ちの良い日曜日のパリをぶらぶら歩いて、

到着したのは、コンシェルジュリーだ。

またシテ島に戻ってきた。

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シャンジュ橋からの眺め。

コンシェルジュリーとは、

旧王宮の司令官がいた場所のことで、

14世紀に建てられた王宮の一部の建物だ。

朝も通ったのだけど、もう一度来てみると

そんなに混んでいる様子でもなかったので

入ってみることに。

ここもミュージアムパスが使えるので、

気軽に入れる。

ミュージアムパスは本当に便利だった!

www.parismuseumpass-japon.com

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ちなみに「コンシェルジュ」とは「門衛」という意味。

 

コンシェルジュリーを訪れる理由は

中に入るとこんな感じ。

広~い空間が!

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床面積1800平方メートルの「憲兵の間」。

4つの広間からなる空間で、

かつては兵士たちの食堂だった場所。

 

建物ももちろん素晴らしいけど、

コンシェルジュリーを訪れる理由は

実ははっきりと決まっている。

 

それはこちら。

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そう、コンシェルジュリーは、

かのマリー・アントワネット

幽閉されていた場所なのだ。

 

マリー・アントワネットに想いを馳せる

1789年フランス革命

革命後、この場所は牢獄の役割を果たした。

ここに収容され、ギロチンにかけられた者たちは

およそ2600人(!)にのぼるらしい。

 

マリー・アントワネットも、ギロチンにかけるまでの

約2か月半をここで過ごしたのだという。

実際にマリーが過ごした当時の様子が再現されていた。

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急におどろおどろしい雰囲気に。

マリーを模した人形が置かれている。

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こんな風に見張られていたということらしい。

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他の収容者に比べれば、好待遇の幽閉だった。

でもそれまでのマリーの過ごした人生とは

天と地だっただろう。

 

独房が取り囲む中庭。

ここから断頭台に向かったのだという。

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ここから馬車に乗って、コンコルド広場へ移動したのか。

約2㎞もないくらいの距離だ。

華やかできらびやかなお姫様のイメージの

マリー・アントワネット

 

彼女が本当にここに居たんだということが、

ヴェルサイユ宮殿に行くよりも

しっかりと感じられる場所だ。

 

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