「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その21>「フィレンツェの庭のハーブに包まれたい」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その21>」。

旅に出られない日々。旅人の戯言、、、?


目次

 

旅人の戯言?

旅に出られない旅人歴も、かれこれ10か月。

世の中は「GO TO」なのかもしれないが、

私はそんな気分にはなれない。

 

「行きたければ、行けばいい」と

言われるかもしれない。

でも、まだ私の思うような旅が

できる状況とは思えない。

そう思っているうちは、

旅には出られない、旅には出ないつもりだ。

 

とか、なんとか、かんとか、

ブツブツ独り言をつぶやく日々。

さてさて、気を取り直して、

旅で出会う美味しいものの話を。

 

何気ない、さりげない一皿

旅をすれば、ご当地のゴハンを食べたくなる。

でも、こんなに旅に出られない日々が続いたとき、

口の中が懐かしがっているものは、

人気のレストランのご当地メニューや

高級レストランのディナーとかではなく、

何気ない、さりげない、一皿だったりする。

 

2006年、初めてイタリアのフィレンツェを訪れた。

短い冬の旅だったけど、フィレンツェ

虜になるには十分な時間だった。

f:id:ariruariru:20201113214134j:plain

(2006年冬。フィレンツェを好きにならない理由が見あたらない。ミケランジェロ広場より。)

 

その旅の翌年の夏、私はひとりでフィレンツェを再訪。

まだイタリア語がまったく話せないのに、

2週間のホームステイにでかけた。

 

今から考えれば、なかなか無謀な計画。

でも、なんとしてでもフィレンツェ

暮らしている気分を味わいたくて

その欲望が、その他のもろもろの何もかもを

上回ってしまったのだろう。

 

ステイ先での食事が懐かしい

ホームステイ先での食事。

素朴で、でも断然美味しくて、懐かしい。

あぁ、このトマトソースの酸味!

f:id:ariruariru:20201113213225j:plain

ホストファミリーと一緒に準備して、

一緒に食べて、一緒に片づける。

そんな思い出とともによみがえる味。

 

ある日のランチは、ズッキーニのペンネ

山盛りのパスタは、イタリアの家庭の味だ。

f:id:ariruariru:20201113213237j:plain

一緒にスーパーでお買い物して、

その日に買った食材で調理して食べる。

そんなあたり前のことが、特別に感じた。

 

食事とともに思い出すこと

その後、フィレンツェでは

何度かホームステイをしたのだが、

食事とともに教わったことがある。

 

2007年に滞在した時のある日の夕食。

ステイ先のお家には素敵なテラスがあった。

 

なかなか暮れないヨーロッパの夜が

暮れていく様子を眺めながら、

ゆっくりと味わう食事。

そんな時間の使い方を教わった。

 

そして美味しい食事。

鶏肉のハーブ焼き。

f:id:ariruariru:20201113213328j:plain

 

庭のハーブに包まれたい

ホストマザーがキッチンで作り方を

教えてくれるので、いつもフムフムと

聞きながら一緒に調理するのだけど、途中で急に、

「庭に生えてる、サルヴィア(salvia)を採ってきて!」

などと言われるので、キッチンのある2階から

階段を駆け下りて庭へダッシュする。

(イタリア語で「サルヴィア」とは、セージのこと。)

f:id:ariruariru:20201113220223j:plain

この日の夕食の鶏肉のハーブ焼きも、

私が庭へダッシュして採ってきたセージが、

ちゃんといい仕事をしていた。

 

どうして庭のセージの場所を知っているかというと、

ステイ先へ到着した初日、家の中を

いろいろ案内してくれたホストマザー。

特に説明が詳しかったのが庭のハーブだった。

これはサルヴィアで、これはバジリコで、、、。

 

そう、きっとホストマザーは、私がハーブを

採ってこれるように教えていたのだ。

その時はわからなかったけど。

f:id:ariruariru:20201113223306j:plain

庭にはいろんな種類の背の高いハーブが生えている。

それをかき分け、これだったよね?

と思いながらハーブをつまむ。

どれくらいの量だろう?とか悩んでいると、

2階のテラスから、

「どれかわかったー?」

というホストマザーの声。

 

「わかったけど、どれくらいの量ー?」

「適当でいいよ!」

大声の会話が静かな住宅地に響く。

 

そんな暮らしをしていたら、

あっという間にそれくらいの

イタリア語が話せるようになっていた。

 

2階から降ってくるホストマザーの声を聞きながら、

ハーブをかき分けて急いで駆ける。

フィレンツェの家の子になった2週間。

あの香りにまた包まれたいな。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!あこがれのギャルリーを颯爽と?ブリュッセルで過ごすムール貝の夜」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

憧れのギャルリーを颯爽と

ベルギーのブリュッセルに到着。

旅も後半戦へ突入した。

「世界一美しい広場」と称される、

街の中心グラン・プラス。

f:id:ariruariru:20201108171507j:plain

9年ぶりに訪れるブリュッセルは相変わらず美しく、

活気があって魅力的な街だった。

 

グラン・プラスをぬけて、

ギャルリー・サン・チュベールへ。

ギャルリー・サン・チュベールとは、

ショッピングアーケードのことだ。

f:id:ariruariru:20201108171520j:plain

グラン・プラスの北東に位置していて、

とてもエレガントな雰囲気。

ショッピングアーケードなんて言うと、

ちょっと想像したものと違いすぎるのだが、

他に説明のしようもないので仕方ない。

 

19世紀半ばにできたというこのギャルリー。

こんなとこを颯爽と歩くのが

似合う人になりたいものだと、

9年前に来た時も思ったけど、

やはりそこは変わらない。

そしてさらに11年後の今も

そこは変わらないのだ。

永遠のあこがれ。

 

ミラノのガッレリアをかっこよく歩きたいと思うし、

  ↓

f:id:ariruariru:20201108222200j:plain

(2011年夏のイタリア・ミラノ。)

 

パリのパッサージュに似合う雰囲気で歩きたい。

   ↓

f:id:ariruariru:20201108222332j:plain

(2019年夏のフランス・パリ。)

 

でもそれは、なかなか難しい。

まだまだ、もう少し大人になってから、、、?

 

ブリュッセルで過ごすムール貝の夜

さて長い長い一日もようやく日が落ちてきた。

すっかりお腹が空いている私たち。

呼ばれるようにレストランが建ち並ぶ

エリアへ吸い込まれていく。

f:id:ariruariru:20201108171531j:plain

 

ベルギーは美食の国だ。

美味しいものにはこと欠かない。

ギャルリー・サン・チュベールの西側、

グラン・プラスの北側のエリアは

食事時には人がごった返す素敵なエリア。

イロ・サクレと呼ばれる地区。

 

私たちが選んだのは、ムール貝

「シェ・レオン」という、ムール貝専門店。

各地に支店を持つ有名なお店だ。

f:id:ariruariru:20201108171540j:plain

人生で食べたことがないような量のムール貝を、

この一晩で食すという贅沢。しかも安い!

f:id:ariruariru:20201108171547j:plain

この付け合わせのポテトがまたうまい。

もちろんベルギービールで!

普段はあまりビールを飲まない私も

オランダ&ベルギー旅で、もうすっかり

ビールなしの食事がありえなくなってしまった。

 

陽気なラテン系のお店のスタッフが、

茶目っ気たっぷり、冗談交じりに

食べ方なんかをいろいろレクチャーしてくれる

楽しく陽気な時間。

あぁ、ゲルマンの世界からラテンの世界へ来たんだな、

と実感しながら、ムール貝を次から次へとほおばる。

 

その土地の食べ物はその土地でいただくのが

やはり一番おいしい。そして、その土地に暮らす人の

大好きな組み合わせでいただくのが最高!

 

でも結局、すっかりこの店のファンになった私は、

パリに行ってもレオンの支店に足を運んじゃうのだった。

   ↓

f:id:ariruariru:20201108224148j:plain

 (2014年夏。パリでも食べちゃう。レオンのムール貝。)

 

ムール貝のエキスに両手をベタベタにしながら

豪快にほおばったあの夜の記憶がよみがえる。

 

テラス席に聞こえてくる、

周りのお客さんたちの楽しそうなおしゃべりの声。

流しのミュージシャンが通りを歩きながら

アコーディオンを奏で歌う様子。

バラの花を売り歩く人の口上などが。

 

ブリュッセルの夜の楽しい記憶は、

美味しいムール貝とともに。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!世界で一番美しい広場を再訪して、オランダとベルギーそれぞれの魅力を確認する」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

長く盛りだくさんな一日

オランダのデン・ハーグを出発し、

ロッテルダムキンデルダイク

大いなる寄り道をしながら、

到着したベルギーのブリュッセル

 

大いなる寄り道はこちら。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

列車で国境をこえる、私の大好きな旅。

旅情を掻き立てられるシチュエーションにあふれている。

 

つい先日もこんなことを書きました。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

しかし、、、、ブリュッセル南駅に到着したところから、

ホテルまでの道のりに少々てこずってしまった。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

実は、この旅の9年前に2週間ほど

ブリュッセルで過ごした経験があった。

その時に南駅も何度か利用していたし、

今回のホテルは中心地近くの立地で土地勘がある。

きっと油断していたのだろうと、今なら思う。

 

オランダは初めて訪れる国だったから、

下調べもベルギーよりも丁寧にやったはず。

 

しかも、ブリュッセルに到着当時、

私たちは少し疲れていた。

この日はこの旅でもっとも移動距離が長く、

盛りだくさんな一日だったのだ。

しかも旅の中日を迎えていた。

体力的にもだんだん疲れが出ていたのだと思う。

(今よりはだいぶ若いとはいえ、、、。)

 

というわけで、少し長めの休息をホテルでとってから、

ブリュッセルの街歩きへ出かけた。

 

2度目のブリュッセル

ブリュッセルの街の中心は、

「グラン・プラス」という広場。

「世界で一番美しい広場」とか、

「広場という名の劇場」とか、

さまざまな形容詞を用いて絶賛される広場だ。

 

私もこの旅の9年前に初めて訪れた時、

「世界で一番美しい広場」という表現は

決して大げさではないと思った。

 

今回のお宿は、歩いてグラン・プラスへ出られる距離。

いそいそと、まずはグラン・プラスへ向かう。

 

やっぱり美しい!夕刻のグラン・プラスだ!

f:id:ariruariru:20201108171507j:plain

建物の四方を壮麗な建物が取り囲んでいる。

写真の左手の建物がブリュッセルの市庁舎で、

15世紀に建てられたものだ。

 

独特の形をした建物たちは、ギルドハウス。

ギルドとは同業者組合のことで、

そのほとんどは17世紀に建てられたもの。

現在は、レストランや商店が入っている。

f:id:ariruariru:20201108171458j:plain

 

私がブリュッセルを前回に訪れたのは2000年。

このグラン・プラスという広場では、

2年に1度、「フラワーカーペット」という

イベントが開かれている。偶数年の開催だ。

 

今回旅は2009年。

奇数年なので開催の年ではなかったが、

前回ブリュッセルを訪れた時のフラワーカーペットは、

それはそれは見事で、この広場の美しさ、

広場の活気、イベントのワクワク感など、

またこの街に来たい!という思いを

私の心に植え付けた。

 

2000年の「グランプラス」でのフラワーカーペット。

本物の花で敷き詰められる。

     ↓

f:id:ariruariru:20201108175858j:plain

 

オランダとベルギー、それぞれの魅力

オランダとベルギーはとても近い国。

でもまったく異なる国だ。

今回、国境を越える旅をしてみて、

改めて感じたこと。

 

「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」

という言葉の通り、オランダにはたくましさがあり、

長い長い水とのたたかいを経て、今の暮らしを

成り立たせてきた自信と誇り、

そして粘り強さを感じる。

f:id:ariruariru:20201108215817j:plain

(陸地と水が入り混じるように見える。もうすぐアムステルダムに到着。2009年撮影。)

 

なんだかとても、頼りがいのある国のように感じた。

 

一方のベルギー。

どんな国なのか、一言では表せない国だ。

絵本の世界のそのものの、茶色い建物が並ぶ

かわいらしい街並みが、ヨーロッパ好きの心をくすぐる。

f:id:ariruariru:20201108215956j:plain

(この旅でこの後に訪れる、ベルギーの水の都ブルージュ。2009年撮影。)

 

しかし、北部を旅するとオランダ語が飛び交い、

南部を旅するとフランス語が飛び交う。

ゲルマンとラテンが共存する国だ。

ドイツ語を話す地域もあって、非常に複雑。

でもそんな文化をの中で、軽やかに過ごす人々。

 

商店で買い物をしたとき、

フランス語であいさつをしたら、

その続きの会話はフランス語になった。

英語であいさつをしたら、その続きは英語になる。

日本の島国根性の逆をいくような雰囲気。

 

そんなベルギーの雰囲気に魅力を感じて、

このとき、再訪したのかもしれないと、

今更ながらに思う。

 

実際に旅をしているときには

気づいてなかったかもしれない魅力を

かみしめながら、旅をふりかえってみよう。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その20>「列車の旅に想いを馳せる秋」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その20>」。

列車の旅に想いを馳せる秋です。


目次

 

旅が恋しい今日このごろ

旅が恋しい今日このごろを過ごしている私。

この秋という季節は、なんとまあ

こうも旅情を誘うのだろうかと

若干うらめしく思う。

 

海外の旅も、国内の旅も、

私の旅は鉄道を使うことが多い。

場所や場合によっては、

車の方が利便性が高いのは百も承知だが、

「列車の旅」がもつ独特の旅情は

私が求める旅要素の大きな1つだ。

 

列車の旅に想いを馳せる秋

列車に乗ることだけではなく、

こんな風に続く線路を眺めるのも好き。

f:id:ariruariru:20201107131635j:plain

(北海道の釧路湿原。2016年撮影。)

 

駅の風情や、ホーム界隈もたまらなく好きだ。

f:id:ariruariru:20201107212123j:plain

 

駅舎の佇まい、ホームに電車が滑り込んで

くるときのワクワク感。

決して鉄道オタクではないのだけど、

鉄道オタクの方々の気持ちはわかる気がする。

f:id:ariruariru:20201107131649j:plain

(2016年夏、釧路駅。ここから北上して釧路湿原をめざす朝。)

 

その時、その場所だからこそ

その時、その場所からしか見えない光景を

思わぬタイミングで目にできる楽しみもある。

 

2019年のフランス&スペイン旅。

パリをばたばた出発して乗り込んだTGV

ボルドー駅に到着直前の車窓より。

f:id:ariruariru:20201107132210j:plain

ここからしかきっと見えないだろう、

この夕日と水面と遠くの街。

 

到着したボルドー駅の喧騒もまた素敵だった。

f:id:ariruariru:20201107132206j:plain

駅を出て改めて駅舎を振り返る。

駅舎も夕日を浴びていて、新しい街でこの日を

見送るんだなぁと思うと、旅をしている実感がわいてくる。

f:id:ariruariru:20201107132201j:plain

 

これまでとこれからをつなぐ

旅の中での列車は、ただの移動手段ではない。

その空間、その時間には、

いつもなにかしらの意味があって、

その時にしか感じられないことが待っているのだ。

 

2012年のスペインひとり旅。

マドリッドからグラナダは遠かった。

f:id:ariruariru:20201107132955j:plain

一人で過ごす数時間の列車旅。

思う存分に考え事をする時間。

カフェ車両でコーヒーを飲みながら。

f:id:ariruariru:20201107133000j:plain

作り物じゃないかと思うような

スペインの夏の空を眺めて、一息つく。

f:id:ariruariru:20201107133009j:plain

そしてグラナダ駅に到着。

ここからの新しい旅の決意のようなものが

わいてくる気がする。

f:id:ariruariru:20201107133012j:plain

街から街へ移動する列車は、

旅の中ではいつもちょうどよい

こころのリセットの時間。

 

これまでの旅と、これからの旅をつなぐ時間。

そして、大げさに言ってしまうと、

これまでの人生と、これからの人生をつなぐ

大事な時間と空間だ。

 

考え事をしに、列車の旅へ行きたい。

それ自体を目的とした旅に。

 

あぁ、ちょっと感傷的になってしまった。

これもやっぱり、秋のせい?

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ベルギーのブリュッセルへの列車旅!なぜか5つ星ホテルに泊まる」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

オランダのロッテルダム→ベルギーのブリュッセルへ。

 

目次

 

オランダに別れを告げて

ロッテルダム中央駅に列車がやってきた。

ここから隣国ベルギーの首都ブリュッセルへ。

1時間半ほどの列車旅だ。

f:id:ariruariru:20200819235453j:plain

アムステルダムアルクマール、ザーンセスカンス、

デン・ハーグロッテルダムキンデルダイクと、

思えばオランダでは結構いろんな街を歩いた。

 

そんな旅もここから後半戦。

お隣ベルギーは、過去にも訪れたことがあった。

ブリュッセルは、もうラテンの香りがする街。

私が旅慣れた南ヨーロッパの匂いがする。

 

列車旅の醍醐味は、これだ

こんな風に、これまでの旅を振り返りながら、

次の街を想像して移動する列車旅が好きだ。

とても贅沢な時間を過ごしているように感じる。

f:id:ariruariru:20201101102735j:plain

車内で思い思いに過ごす人たちを観察するのも楽しいし、

日本ので見る山だらけの車窓とは明らかに違う

風景をぼんやり眺めるのも好き。

f:id:ariruariru:20201101102750j:plain

そんなことをしていたら、1時間半なんてあっという間。

気づけば、車窓からは国際都市ブリュッセル

ビルとビルの隙間から塔がのぞくこの光景、

まさにブリュッセルだ!

 

いつもと違う、豪華なホテル!

列車はブリュッセル南駅に到着。

ここからはトラムを使って中心地へ出る。

スーツケースを曳きながらの移動は気を遣うものだ。

 

ブリュッセルは過去に滞在したことがあったので、

だいたいわかるだろうとたかをくくっていたのだが、

トラムやバスは大幅に変わっていて、

想像以上に移動にてこずってしまった。

 

というわけで、ホテルまでの移動の写真が

一枚も残っていない。これも思い出の1ページ?

 

何はともあれ、ブリュッセルの旧市街の中心、

グラン・プラスという美しい広場まで徒歩圏内の

「メトロポール」というホテルへ到着した。

 

何を隠そう、このホテル「メトロポール」、

実は、少々私たちには格式高い(?)ホテルなのだ。

しかし、なぜだか格安で予約できた。

タイミングが良かったとしか考えられない。

 

旅の中盤はだんだん疲れが出てくるので、

多少いつもよりは設定料金をあげたのだが、

それでもなぜ安く泊まれたのか、未だに謎だ。

 

オランダの方が物価が高い傾向があるので、

余計に安く感じたのかもしれないが。

だって、5つ星ホテルなんですもん。

www.tripadvisor.jp

 

いやいや、映画の撮影か何かですか?

このロビーは。本当に入っていいのかしら、、、。

場違い感が半端ない。

f:id:ariruariru:20201101102808j:plain

こんな素敵なホテルに4泊。

美しいけど親しみやすいブリュッセルの旅が

いよいよここから始まる。



にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ロッテルダムで、ついでにお得に美術館!?ボイマンス・ファン・ベーニンゲンがすごい!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ。

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

ただいま、ロッテルダムで寄り道中。

 

目次

 

大いなる寄り道!そのあとは 

この日、デン・ハーグからベルギーのブリュッセル

向かう途中、ロッテルダムでいったん列車を降りた。

川を行くクルーズ船でキンデルダイクを往復するという、

大いなる寄り道をしてきた私たち。

 

さらに、ついでにロッテルダムの美術館へ

寄ってみようと思い立った。

実は、ブリュッセル行きの列車まで

まだ時間的に余裕があったからだ。

 

ボイマンス・ファン・ベーニンゲンがすごい!

ロッテルダムの船着き場から、歩いて10分。

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館。

街中あるスタイリッシュな感じの美術館だ。

f:id:ariruariru:20200819235347j:plain

アムステルダム国立美術館

デン・ハーグマウリッツハイス美術館に次ぐ、

オランダを代表する美術館だという。

国立もマウリッツハイスも素晴らしかったので、

ぜひ立ち寄ってみようと思った。

 

アムステルダム国立美術館

   ↓

ariruariru.hatenablog.com 

デンハーグマウリッツハイス美術館

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

入ってびっくり!この日はなんと無料デー。

水曜日は毎週無料の日で、だれでもタダ!

そんなことも何も知らず、のこのことやってきた

私たちは、なんてラッキー!とか言いながら、

列車の時間までの暇つぶし(失礼、、、)の

気楽な気持ちでこの美術館に入った。

 

そして入ってから、びっくり仰天!

この美術館、名画の宝庫だ!

 

現在、大規模な改修工事中のよう。

でも所蔵作品は、他の場所で観ることができるみたい。

 ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館のHPはこちら。

     ↓

https://www.boijmans.nl/en

 

美術の教科書みたいに、世界の有名な画家の作品が、

ところ狭しと並ぶ。ある種、雑然と。(失礼、、、)

思わず通り過ぎてしまうようなところに、

あれ?もしかして、ダリ?ダリだよね?

レンブラントブリューゲル

モンドリアンからゴッホマグリットまで!

そんなに美術に詳しくない私なら、

私が知っている画家全員の作品が

あるんじゃないかと思うくらい。

 

印象に残ったのはやっぱり

やっぱりフランスが好きで、印象派が好きみたいで、

写真を撮ってあったのは、

カミーユピサロの「灰色の天気でポントワーズ近くのオワーズ」

f:id:ariruariru:20200819235354j:plain

ポール・セザンヌの「エクス・アン・プロバンス

f:id:ariruariru:20200819235407j:plain

 そして、こちらはフランスではなく、

ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔

f:id:ariruariru:20200819235413j:plain

ウィーンの美術史美術館で大きいサイズの

バベルの塔」を見て感動したことがあった。

現存しているもう一枚はここにあったのか、、、。

 

この有名な美術館の所蔵作品の中でも特に有名なのが

この「バベルの塔」だったらしいのに、

そんなことも知らずに訪れたのが恥ずかしい。

でも、これを見つけたとき、とても嬉しかったな。

 

せっかくロッテルダムまで来たから、

ちょっと寄り道していくか、程度のテンションで来てしまった。

なんだか、申し訳ない気持ちでいっぱい。

しかも、無料の日に、、、。

f:id:ariruariru:20200819235419j:plain

すごかった、ただただ、すごかった。

そして混んでいなかったという衝撃も。

こんなにすごい所蔵で、無料なのに混雑していないなんて。

近所に住んでたら毎週来るわ。

f:id:ariruariru:20200819235426j:plain

 

列車の旅へ戻りましょう

さてさて、いくら列車まで時間があるといっても、

こんながっつり美術館を見ていたら

時間はあっという間に過ぎ去り、、、

もうロッテルダムを去る時間。

 

とてもわかりやすい、整備されたトラムに乗って、

ロッテルダム中央駅へ戻る。

f:id:ariruariru:20200819235431j:plain

あ、来た!近代的なトラム。

これはこれで、好き。

f:id:ariruariru:20200819235436j:plain

預けていたスーツケースをコインロッカーから無事に回収して、

さあ、いよいよ国境越えの列車の旅。

f:id:ariruariru:20200819235442j:plain

 

列車がやってきた。

ロッテルダムから隣国ベルギーの首都ブリュッセルへ。

1時間半ほどの列車旅。

当時25.20ユーロなり。

f:id:ariruariru:20200819235453j:plain

 

さようなら、楽しかったオランダ!

そして、爽やかな夏よ、さようなら。。

そう、ここからの旅は、南下すればするほど

暑くなっていくのだった。

 

アムステルダムで雨で寒さに震えたことを

懐かしみながら、旅は後半へと続く。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その19>「深まる秋、秋と言えば、、、。やっぱりポルトガルが恋しい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その19>」。

深まる秋。秋といえば、、、。


目次

 

何を着るのか迷う秋。それにつけても、、、 

秋が深まってきた。寒い。

仕事に行くダンナ様が、上着を迷っている。

何を着るか迷う季節だねと言うと、

内側がフリース素材の上着をチョイスしてきた。

「これ、去年の城崎温泉の旅行に着ていったヤツ。」

と言い残して出かけて行った。

 

家に残された私の脳裏によぎるのは、

もちろん去年の旅のこと、、、。

f:id:ariruariru:20201031104507j:plain

(このレトロな感じがたまらない。2019年秋。)

 

あぁ、電車に乗ってどこか遠くへ行きたいな。

そしてついでにでてきた写真には、

美味しそうなエビ。

旅に美味しいものは欠かせない。

f:id:ariruariru:20201031104523j:plain

(2019年秋。城崎温泉にて。)

 

深まる秋。秋と言えば、、、

というわけで、旅の美味しいものを振り返ってみる。

最近、懐かしくて、懐かしくて、

もうちょっと困ってしまうくらいなのが、ポルトガル

 

こんなことになっているのですが、、、

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

何度か訪れたポルトガル

特にリスボンの街歩きは思い出深い。

リスボンには7つの丘があって、

坂道だらけの街だ。

 

坂道の生活を支えるために、

リスボンには3つのケーブルカーがある。

これがどれも魅力的で、

その佇まいだけでも拝みに行きたいくらい。

 

3つのケーブルカーのうちの1本。

ラヴラ線。あぁ、素敵だ。

f:id:ariruariru:20201031120420j:plain

そして、そのラヴラ線のすぐそばにあるお店、

「Solar dos Presuntos」(ソラール・ドス・プレズントス)

でいただいた、忘れがたいお料理が、こちら。

f:id:ariruariru:20201031112928j:plain

(2002年夏のポルトガル リスボンにて。)

 

「アロシュ・デ・ポルヴォ」だ。

ポルトガル語でアロシュ=米、ポルヴォ=タコ。

つまり、タコの炊き込みご飯のこと。

魚介の出汁が出まくりの一品。

 

タコを食べない国も多いが、

ポルトガル人は日本人同様、タコが大好き。

ポルトガルの旅では、日本との共通点が

たくさん見つかって、それが楽しみの1つだったなぁ。

 

ポルトガルの料理は、基本的に素朴な味付け。

トマトソースをつかったり、コリアンダーが香ったり、

もちろん日本の料理とはまったく違うものだけど、

どことなく懐かしく、どことなく知っている味が多い。

 

この「アロシュ・デ・ポルヴォ」もそんな一品だった。

 

やっぱり、ポルトガルが恋しい

2002年の夏にポルトガルを訪れた時のことを、

久しぶりに懐かしく思い出していると、

次々と出てくるポルトガルの懐かしい料理。

 

「アロシュ・デ・ポルヴォ」もご飯料理だが、

こちらは、「アロシュ・デ・マリシュコ」。

f:id:ariruariru:20201031113008j:plain

 ポルトガルコインブラでの夕食。2002年夏。)

 

この鍋ごとテーブルに出てくるのが懐かしい!

「アロシュ・デ・マリシュコ」とは、

アロシュ=米、マリシュコ=魚介類

ということで、「魚介のリゾット」のことである。

 

炊き込みご飯的なものになるか、

汁気が多いリゾット的なものになるかは、

おそらくその店ごとで違っているのだと思が、

ポルトガルに滞在したうち、

レストランで最も多く注文した料理だと思う。

 

ガイドブックなどで調べると、

「アロシュ・デ・マリシュコ」は

「魚介のリゾット」と訳されているのだが、

食べた感想をもとに訳すと、

完全なる「魚介のおじや」である。

決して、イタリアのリゾットではない。

日本の鍋のシメで食べる「おじや」に近い。

 

やさしくて、ふんわりとしている。

レストランで食べても、なんとなく家庭の味。

ホッとする味だ。

 

バカリャウ!と叫びたい

魅惑的なポルトガルの料理。

スーパーで山積みにされるバカリャウ!

この光景すら、もはや懐かしい!

f:id:ariruariru:20201031134441j:plain

「バカリャウ」とは「干しダラ」のことだ。

タラを塩漬けにして干したもの。

ポルトガル国民食で、さまざまな料理に用いられる。

 

街の食品店に入ると、うっすらとバカリャウの匂い。

ちょっと生臭くて、日本の魚の干物と同じ匂い。

 

写真のバカリャウを見ていると、

思わず私の鼻がクンクンと鳴った。

あぁ、バカリャウの匂いを嗅ぎに

ポルトガルへ行きたい。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!世界遺産キンデルダイクの風景は、ずっと忘れられない!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

船で到着!世界遺産キンデルダイク

この日の朝、デン・ハーグに別れを告げ、

ベルギーのブリュッセルを目指している私たち。

 

しかしいきなり、ロッテルダムで途中下車。

新マース川を行くクルーズ船で1時間、

キンデルダイクへ到着!

 

おー!看板にワクワク。

こんなにも風車が並んでるんだ。

f:id:ariruariru:20200819123902j:plain

キンデルダイクは、18世紀に造られた古い風車が

19基残る、オランダの中でも貴重な場所。

世界遺産にも登録されている。

アムステルダム滞在の時に、ザーンセ・スカンス

の風車を見に行って、とても感動した。

そして、どうしてもキンデルダイクのものも

見たくなったのだ。

 

ザーンセ・スカンスに行った時のもの

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

ロッテルダムから1時間かけてキンデルダイクへ。

キンデルダイクで1時間を過ごし、

船でロッテルダムへ戻るという3時間のツアー。

 

運河に挟まれた一本道を歩く

しばらく歩くと、見えてきた!

この日しか、来るチャンスがなかったキンデルダイク

ありがとう、このお天気!

f:id:ariruariru:20200819123738j:plain

まっすぐにのびる平坦な道。

運河に映りこむ風車が美しい。

f:id:ariruariru:20200819123748j:plain

絵ハガキの世界が目の前に。

風車なので風がないと困るのだが、

風がないおかげで運河に映る美しい姿が見れた。

f:id:ariruariru:20200819123803j:plain

風車のある風景は、とても優雅な感じがして

絵本の世界のようだと思うのだが、

風車はオランダにとっては欠かせないもの、

この土地で暮らすために必要不可欠だったものだ。

 

風車が動いているとき、グワングワンと大きな音が鳴る。

羽根ごと飛んで行ってしまうのではないと思うほどの振動。

風車守は騒音と振動とともに暮らしていたのかと思うと、

その生活も並大抵の苦労ではないと想像できる。

f:id:ariruariru:20200819123826j:plain

でもゆったりと、両側の風車を眺めながら

運河に挟まれた平坦な一本道を歩くと、

とてものんびりして、心が落ち着いた。

 

ロッテルダムへ向かう船でのランチ

キンデルダイクでの時間は、あっという間にすぎ、

もうロッテルダムに帰る時間となってしまった。

ロッテルダム行きのクルーズ船に乗り込む。

f:id:ariruariru:20200819123956j:plain

帰りは船の中で昼食をとった。

オランダらしく、クロケット(コロッケ)のサンドイッチ。

そして、またまた、ビール!

f:id:ariruariru:20200819124004j:plain

 

ロッテルダムの船着き場が見えてきた。

印象的なあの橋が目印だ。

f:id:ariruariru:20200819124021j:plain

船着き場に到着。船を降りる人と、

次の船を待つ人でごったがえしている。

f:id:ariruariru:20200819124029j:plain

急ぎ足のキンデルダイク

それでも寄り道してよかったと思う。

あの景色は、ずっと忘れられないものになりそうだ。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグに別れを告げ、途中下車のロッテルダムから船でキンデルダイクへ!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

大好きになったデン・ハーグ、さようなら!

この日はデン・ハーグのホテルをチェックアウト。

もっと滞在したかったなぁと言いながら、

この日もたっぷりの朝食からスタート。

f:id:ariruariru:20200819005111j:plain

 

スーツケースをひいてトラムでデン・ハーグ中央駅。

今日はここからオランダに別れを告げて、

ベルギーのブリュッセルに入る予定だ。

でもその前に、まずはロッテルダムで途中下車。

f:id:ariruariru:20200819005118j:plain

デン・ハーグからロッテルダムまでは約20分。

平らな草原地帯を走る。日本と違って山がなく

トンネルがないから、のんびり走っているように感じる。

 

ロッテルダムで途中下車の旅!

あっという間にオランダ第2の都市ロッテルダムに到着。

私たちがロッテルダムで降りたのは、

ここから行きたいところがあったからだ。

まずは、スーツケースをコインロッカーに入れる。

f:id:ariruariru:20200819005127j:plain

今までスーツケースを駅の荷物預かり所に

預けたことはあったけど、海外でコインロッカーに

荷物を入れたのはこれが初めて。

事前に調べてはあったけど、今では日本でも

あたり前になりつつある、集中パネルでカード払い

というこのシステム、11年前はびっくりしたなぁ。

 

さて、ロッテルダム中央駅。大々的な工事中だった。

こちらは当時の仮の駅舎。

(今はすごく格好よい駅舎になってるようです。)

 

駅前はごちゃごちゃしていて、都会だー。

f:id:ariruariru:20200819005135j:plain

スーツケースを預けて身軽になった私たちは、

駅を出て、まず「V V V(フェーフェーフェー)」に向かい、

チケットを買ってトラムに乗った。

「V V V(フェーフェーフェー)」とは

オランダの観光案内所のことだ。

 

ロッテルダムのトラムはこんな感じ。

実は乗り間違えて、改めて乗り直し、、、。

初めての街ではこういうことはありがち。想定内!

f:id:ariruariru:20200819005142j:plain

オランダのトラムは、アムステルダム

デン・ハーグも、ロッテルダムも、とても清潔。

5分程度で目的地に到着した。

 

クルーズ船に乗って向かう先は?

到着したのは、クルーズ船の発着地だ。

ここから船で新マース川をさかのぼって、

キンデルダイク」をめざすという計画。

 

キンデルダイク」とは、ロッテルダム

南東10キロにある街で、18世紀の風車が

数多く残っており、世界遺産に登録されている場所だ。

f:id:ariruariru:20200819005153j:plain

晴れていて気持ちいい!クルーズ日和!

 

当時のクルーズ船のチケットが残っていた。

      ↓

f:id:ariruariru:20200819115534j:plain

 

ここから約1時間かけて、船でキンデルダイクを目指す。

どんどん人が集まってくる。

早目に来ておいてよかったなぁ。

 

 

船の中から外を見ると、高層の建物の景色でも、

のんびりした雰囲気に見える。

f:id:ariruariru:20200819005159j:plain

船の中には飲み物や軽食も売られている。

甲板へ出てみたり、船内に入って見たり、

自由にうろうろしながら、

みんな思い思いに過ごしている。

 

キンデルダイクへ向かいう単なる交通手段じゃなくて、

クルーズも楽しめるので一石二鳥だ。

(今はもっと速い水上バスがあるようです。当時もあったのかなぁ?)

f:id:ariruariru:20200819120324j:plain

さて、1時間の船の旅を終えて、キンデルダイクに到着!

めちゃめちゃいい天気だ。風車群を見るのが楽しみ。

f:id:ariruariru:20200819120344j:plain

船着き場からキョロキョロしてみるけど、

ここからは、まだ風車は見えない。

風車群を案内する看板が立っていた。

 

看板に急かされるように、船を降りた人たちは

みんな早足になって歩いていく。

私たちもそれについていく。

その先には、感動の景色が待っていた!

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その18>「例年と違う年を生きている今。秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その18>」。

新しい旅に出ないまま、私は2020年を終えるのでしょうか、、、?


目次

 

昨年の今ごろは

10月もあと少しで終わり。

あっという間に秋が過ぎ去ろうとしている。

いつもなら、ここらへんで国内旅行へ行きたくなる。

気候の良い、この季節。

昨年の今ごろは、城崎温泉で外湯を

楽しんでいたころかな。

f:id:ariruariru:20201024143139j:plain

2019年秋の城崎温泉

何度行っても楽しい温泉街。

f:id:ariruariru:20201024144443j:plain

下駄をカランコロン鳴らしながら歩く温泉街は最高だ。

歩きすぎると足が痛くなるけど。

ちょっとゲーム感覚で外湯をめぐる。

f:id:ariruariru:20201024144258j:plain

たった一泊二日の短い旅だったけど、

とてもリラックスできて有意義な旅だった。

思い出すだけで心が満たされる気がする。

この旅のブログもまだ書けてなかったな。

まだまだ旅ネタはたくさんある、、、。

 

例年と違う年を生きている今

そして今年の私はどうしようかと悩み中。

私の2020年は、どこへも旅に行かずに

過ぎ去っていくのだろうか。

もう旅へ行っていいのかな?

の自問自答はまだまだ続いている。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

今年ほど、「昨年の今ごろは何をしていたか?」

ということについて考えた年はなかった。

いつもと変わってしまった生活スタイルや、

行動様式に不安を感じるからだろうか。

例年と違うことに、こんなにも人間は

不安を感じるものなのかとも思う。

 

今まで何となくやっていたこと、

もしかしたらやらなくてもよかったことも

ついつい例年のクセのようなもので、

慣習化していてやっていたのかも。

 

でもやっぱり秋の風が吹いてきたら、

どこかしっぽりと秋を堪能できる場所へ

行きたくなった。

例年通り。そんなもんなんだな。

 

秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたい

じゃあ今年は、今年なりの、

秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたいものだ。

 

そんなことをぼんやり考えていた私の目に

飛び込んできたのは、美術館の展覧会の案内。

 

そう、私が手始めにやったことは、

美術館のチケットを予約することだった。

「ロンドンナショナル・ギャラリー展」の

日時予約券を購入。

 

いつか訪れたいと思っている美術館の1つ、

ロンドンナショナルギャラリー(国立美術館)。

ヨーロッパの主要な美術館は、王室や大貴族の

コレクションが由来のところがほとんどだが、

ここは違う。それが魅力的だなと思っていた。

 

王室や大貴族のコレクションも

もちろん見ごたえがあって素敵だし、

そのものすごい所蔵数などをみると

その、根こそぎ感(?)に当時の権力の

すごさを感じたりして、

それはそれでおもしろい。

 

フィレンツェのウフィッツィ美術館とか。

メディチ家のこれでもか感(?)がすごい。

f:id:ariruariru:20201024152638j:plain

(2015年イタリアのフィレンツェのウフィッツィ美術館にて。)

f:id:ariruariru:20201024152713j:plain

(美術館からのぞむポンテヴェッキオとアルノ川がすばらしい。)

 

でもそれとは一線を画す、ナショナルギャラリー。

西洋美術史の中で価値の高い作品が

集められている印象だ。

 

ロンドンを旅するときは、

また、本家にもお邪魔しますが、

今回ははるばる海を越えてきてくれた作品に

ちょっとお先にお目見えしてみよう。

 

そんな、数時間の短い「旅」から始めてみようか。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ホテルへの素敵な帰り道。デン・ハーグの夜を教会のテラス席で満喫!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

ホテルへの帰り道も素敵!

マウリッツハイス美術館

エッシャー美術館をめぐったこの日。

ビネンホフ界隈からホテルへ戻る道をちょっと紹介。

たった10分のみちのりだけど。

 

ビネンホフのすぐ西側には、大きなパッサージュ。

とってもおしゃれで歩くだけで気分が上がる。

f:id:ariruariru:20200818223040j:plain

パッサージュの中を通過して、反対側から出る。

 

そうするともうすぐそばに、聖ヤコブ教会。

ホテルの近くにあるので、毎日この前を通る。

立派すぎて、わかりやすすぎる目印だ。

f:id:ariruariru:20200818223035j:plain
行き交う自転車。

オランダの自転車文化は多種多様。

子どもは前に乗せちゃうんだなぁ、

とか、観察したりしながらのんびり帰る。

f:id:ariruariru:20200818223047j:plain

デン・ハーグの夜をテラス席で

さて、この日の夕食もホテルの近くで。

とっても雰囲気の良いこちらのお店で

いただくことにした。

「セベデウス」というカフェレストランだ。

f:id:ariruariru:20200818223055j:plain

 

このお店、すごいところにある。

ヤコブ教会の建物の一角なのだ。

お店の前は小さい広場になっていて、

広場に出されたテラス席が最高!

大きな木の木陰が気持ちいい。

 

そして、目の前をトラムが駆け抜けていく。

f:id:ariruariru:20200818223101j:plain

さわやかなオランダの夏を存分に楽しめる。

まだまだ日は暮れない。気持ちのいい風が吹いている。

のんびりした雰囲気をみんなが楽しんでいる。

時折、トラムが大きな音を立ててくるのが楽しい。

 

ここなら、食事や飲み物がしばらくサーブされなくて、

長い時間待たされても、きっと怒る人はいないだろうなぁ。

 

とりあえず、オランダの爽やかなビールで乾杯!

 

この日は終日徒歩圏内で、移動距離こそ短いけど、

美術館をハシゴして、いろんなものを吸収した。

体も心も心地よい疲れを感じている。

 

旅の計画を立てているとき、美術館へ行くだけなら

日帰りでもいいかと思っていたデン・ハーグ

結局は、次の移動の時間を短くするために滞在を

決めたのだが、本当によかった。

2泊じゃ足りないくらいだ。

想像の何倍も居心地のよい街。

 

街を満喫!この時を満喫する!

そして、なんて居心地のよいお店だろう。

そんなに大きなお店ではないが、メニューも充実。

私たちは、パスタと白身魚のグリルを注文した。

オランダのお皿は大きいので、2人でシェアする。

f:id:ariruariru:20200818223106j:plain

アボカドと玉ねぎのパスタ。シンプルで美味しかったなぁ。

 

たっぷりの食事を、たっぷり時間をとって楽しむ。

食事を終えた後も、しばらくテラス席で

おしゃべりと雰囲気を楽しむ。

 

涼しい夏のオランダを楽しむ、こんな方法。

海や山へ行くバカンスとは違うけど、

街の中でこんなにもリフレッシュできるとは!

 

いよいよ旅は折り返し地点。

私たちは、明日、デン・ハーグを発つ。

明日は、忙しく動く日になりそうだ。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグのエッシャー美術館へだまされに行こう!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

放心状態の後のハーリング

この日は朝からマウリッツハイス美術館

ariruariru.hatenablog.com

 

名画の連続と美術館自体の設えの素晴らしさで、

出てきたときはちょっと放心状態だった。

 

ビネンホフの前の池のまわりをとりあえず一周。

景色が美しすぎる。放心状態にはぴったりかも。

f:id:ariruariru:20200818091815j:plain

ぐるりと池の周りを歩いたら、ちょっと落ち着いた。

再びビネンホフの内部へ入る。

 

実は、前日に通った時から気になっていたこのお店。

ハーリングのお店だ!

f:id:ariruariru:20200817220718j:plain

ハーリングとはニシンのことで、

オランダでは生のまま塩漬けにしたものに

玉ねぎのみじん切りなどを乗せて食べる。

 

この旅のあとも、ヨーロッパの北部では

食べる機会の多いものだが、この時が初めてだった。

 

美術館って、疲れるしお腹すくよね。

といいながら早速購入。

ニシンだけでなく、いろんな種類のものがあったけど、

一番シンプルなニシンをいただいてみる。

ハーリングのサンドイッチ。

f:id:ariruariru:20200817221422j:plain

めちゃめちゃ美味しい!

魚の塩気がパンにちょうどいい。

これは苦手な人もいるかもしれないけど、

私は大好き。クセになる味だ。

美しいビネンホフの建物を見ながら、

お腹も心も満たされ、ホッと一息つくことができた。

 

さぁ、だまされに行きましょう!

ではでは、次に行きましょう!

この日は美術館をもう一軒ハシゴする。

 

お次は、エッシャー美術館。

マウリッツハイス美術館から徒歩3分のところにある。

入り口から素敵だ!

f:id:ariruariru:20200818091819j:plain

エッシャーの絵がお出迎え!

f:id:ariruariru:20200818091845j:plain

エッシャーは、オランダ出身でだまし絵のような

版画で知られる画家だ。この美術館は、

美術館というよりは、アトラクション?

ゲーム?アミューズメント施設?

にでも参加しているような感覚だった。

 

エッシャー美術館のHPはこちら

   ↓

www.escherinhetpaleis.nl

 

ところ狭し並ぶ作品の多さにまずびっくり。

平衡感覚とか、いろんな感覚がちょっとずつ

狂いそうになりながら、作品を観ていく。

f:id:ariruariru:20200818091823j:plain

美術館の中は、いろんなびっくりが仕掛けられていて

ちょっとおしゃれで楽しめる美術館。

f:id:ariruariru:20200818091827j:plain

f:id:ariruariru:20200818091830j:plain

f:id:ariruariru:20200818091833j:plain

観終わるころには、みんなすっかり

エッシャーのファンになってしまうだろう。

何を隠そう、私もそのひとり。

入り口に大きく飾られていた絵がこれだ。

f:id:ariruariru:20200818091837j:plain

単にだまし絵というわけでもなくて、

ちょっと不思議の世界へ連れていかれたようなおもしろさだ。

パターン化されたテキスタイルのデザインのようで、

3Dの飛び出す絵のようで、見る人が違えば

何通りにでも見え方が変わったりする。

 

ものを一元的に見てはいけないという教訓も?

それは深読みしすぎかな?

そんな深刻にとらえなくても、ただただ楽しい!

 

いろんな仕掛けを施しておいたから、

後は好きに観て楽しんで!とでも

言われているような、開放感のある芸術だ。

 

芸術の多様性を感じながらアイスを

マウリッツハイス美術館

エッシャー美術館を楽しんだこの日。

徒歩3分の間に、芸術の多様性を感じる。

 

楽しかったけど、集中して疲れたな、、。

通りをフラフラ歩いていると、発見!

アイスクリームの移動販売!

f:id:ariruariru:20200818100255j:plain

 というわけで、いただきます!

f:id:ariruariru:20200818100259j:plain

なんかとっても懐かしい味。

素朴なミルクの味がする。

 

充実した美術館めぐり。

デン・ハーグはゆったりと過ごすのが似合う街だ。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その19>「英語と私の関係。英語と旅が私に教えてくれたこと。」

「≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界」

と題して、久しぶりに言葉のお話を書きます。

 旅の中でであった言葉を、

大切に、思い出とともに振り返ります。


目次

 

英語が公用語ではない国を旅して

旅に出られない、旅に出るのは決心がいる現在のこの状況。

行くべきか、行かざるべきかの葛藤の中にいる。

 

 こんな感じで。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

でもそろそろ冷静さを取り戻して、

言葉の話を書いてみようという気になった。

 

普段の私は、ほぼ毎年のように

ヨーロッパを訪れている。

特に好きなのは南ヨーロッパで、

訪れた回数の多さで並べてみると、

イタリア、フランス、ポルトガル、スペインと、

すべてラテン系の国ばかり。

f:id:ariruariru:20201017104733j:plain

2019年夏のパリ。到着した夜、近所のスーパーモノプリで買ったサンドイッチ。

日本語からはフランス語にはすぐに訳せないけど、

「POULET」が鶏肉だということは知っているし、

「pain de mie」が食パンだと知っている。経験上。

 

英語が公用語ではない国ばかりだ。

でも旅では、英語に助けられることも多い。

英語が世界の扉を開いてくれると

実感できることが何度かもあった。

 

「外国語といえば英語だ」からの始まり

私とにとって英語とは、

「外国語といえば英語だ」という

固定概念から始まり、

旅するうちに、

 

→「英語だけが外国語ではない」

→「英語が話せるだけでは意味がない」

→「多言語の習得をしてみよう」

→「英語ってシンプルな言語だったんだ」

→「やっぱり英語は世界の共通語だ」

→「英語って便利」

 

という具合に、英語というものに対する

とらえ方が自分の中で変化していった。

 

そして、旅の中での英語はよりシンプルになり、

特に英語圏ではない地域を旅する場合は、

英語を母国語としない人々が扱う英語と

最初からわきまえて、私も相手も英語を

扱うということが前提になっているように思う。

 

例えば、あえて長いセンテンスにはしないこと。

できるだけ単語で話すこと。

そして繰り返すこと。

短い文章にすること。

 

英語を学び始めたころは、

文法的にも発音的にも正しい英語を

話したくてしかたがなかった。

(当然のことだけど。)

 

でも今は、そんなことはどうでもよい。

相手に自分の言ってることが正しく伝わればよい。

(これも当然のことだけど。)

 

英語と旅が教えてくれたこと

言語はコミュニケーションのツールだと、

昔から頭では知っていたけど、

実際にそれを感じることができたのは、

旅の中でさまざまなコミュニケーションを

とる必要性があったり、コミュニケーションを

とりたい自らの欲望を満たす状況に

身を置いた時だった。

 

f:id:ariruariru:20201017104548j:plain

2019年夏のパリ。オルセー美術館のレストランでランチ。

メニューはフランス語で読むけど、注文は英語でしちゃう。

 

何語だっていいのだ。

この気持ち、この感情、聞きたいこと、

知りたいことが言えて聞けたらそれでよい。

というかむしろ、それ以上に何がある?

 

f:id:ariruariru:20201017110719j:plain

2012年スペインのグラナダ

体調を崩していた私にホテルのスタッフが、

「~mal?」とスペイン語で話しかけてくる。

きっと体調を気遣ってくれているんだ。

スペイン語の「mal」は知らなかったけど、

イタリア語で「mal」は「痛み」のこと。

何語だって、心遣いはうれしい。

「I’m ok , gracias.」と返した。ニコッと微笑み合う。

 

きれいに話したい、上手に話したいという

モチベーションももちろん大事だけど、

それから解き放たれたとき、

旅がぐっと自由になった気がした。

 

そして私は、旅人になった、のかもしれないな。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグのマウリッツハイス美術館へ!絵画を観るだけではない楽しみがある」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

マウリッツハイス美術館

この日、朝から向かった先は、

マウリッツハイス美術館

 

ariruariru.hatenablog.com

 

オランダ・フランドル絵画の宝庫だ。

f:id:ariruariru:20200817220649j:plain

(残念ながら、工事中につき優美な外観は拝めず。。)

 

10時の開館時間に合わせて訪れた。

工事中の入り口には、10人程度の行列が。

 

当時のパンフレット、ちゃんと置いてありました。

日本語バージョン。

     ↓

f:id:ariruariru:20200817225239j:plain

f:id:ariruariru:20200817225243j:plain

 

マウリッツハイス美術館といえば、

パンフレットの表紙になっている

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」や

レンブラントの「デュルプ博士の解剖学講義」

などが有名だ。それくらいの知識しか

もたずに向かった。

 

めずしいことではないのかもしれないが、

マウリッツハイス美術館は入場料に

音声ガイドが含まれていた。

私にとっては初めてのことで、

入り口でまごついたのを覚えている。

 

海外の美術館や観光地で音声ガイドを

借りた経験はほとんどなかったが、

マウリッツハイス美術館のものは

とてもわかりやすくて、

料金を込みにしてくれてありがとう!

という気持ちになった。

たぶん別料金だったら、

借りなかったと思うから。

 

絵画を観るだけでない楽しみ

外が工事中で、ちょっとテンションが

下がってしまった私だったが、

中に入ると、ぞわーと鳥肌がたつような

感動があった。

 

大規模な工事のあと、現在では美術館の

展示スペースは格段に広くなっているということを、

11年後の今、HPを見て知った。

そうかぁ。また行きたいなぁ。

全然違う風に展示されている絵画たち。

観てみたいなぁ。

 

マウリッツハイス美術館のHPはこちら

     ↓

www.mauritshuis.nl

 

美術館の中は、邸宅のような造り。

優美で、ちょっとエキゾチックな、

独特の雰囲気なのだ。

どなたかの邸宅に集められた

絵画のコレクションを観るために

お邪魔したような気分。

 

見学する順番が決まっているわけでもない。

観たいところから観る。

絨毯敷きと板張りの階段を上がって、

小さな部屋に入ると、

そこはフェルメールの部屋だ。

 

フェルメールの部屋で

真珠の耳飾りの少女」と目が合った。

なんて目をしているんだろう。

金縛りにでもあったかのように

じーっと見つめてしまう。

 

部屋にはまだ、ほとんど人がいない。

フェルメールを独り占めできる時間。

 

旅行で訪れた先で、名の知れた

美術館などを訪れるのが好きだ。

特に絵画に詳しいというわけではないが、

日本にやってくる有名な展覧会なども

好みのものは足を運んだりもする。

 

日本では、長い行列に並んで、

ベルトコンベアーのように

ちょこちょこ進みながら鑑賞して、

だれかの頭や肩越しに観ることが多い。

 

はるばる世界中から有名な絵画が

やってきてくれること自体は

とてもありがたいけど、

やっぱり在るところで在る状態で

観ることに大きな価値があると

少女の目を見つめながら、思った。

 

「こんなところに居たんだ」

「素敵な部屋に居たんだね」

 

一般的な知識しかもたず、

純粋な気持ちで絵画を観る。

そんな中に、忘れられない

心をつかんで離さない出会いがある。

 

美術館を出た後、目の前に広がっていた風景。

f:id:ariruariru:20200817221450j:plain

重厚で気品があって、オランダらしい、

濃淡がはっきりしている、まるで絵画の

中のような風景が、目の前に広がっていた。

 

美術館を訪れるって、やっぱり楽しい!

 

アムステルダムでは

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグの朝に香ばしいパンケーキの匂い!マウリッツハイス美術館へ」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

デン・ハーグで迎える朝

おはようございます。

前日は早目に休んだので、

すっきり目覚めた朝。

前日にアムステルダムから

デンハーグへ移動してきて、

最初の朝。

 

窓からはこんな街の風景。

f:id:ariruariru:20200817220536j:plain

とても静かだ。

 

泊まったホテルは、

「パーク」という四つ星ホテル。

思いのほか(?)豪華なホテルで

ちょっと面食らってしまった。

www.booking.com

 

長い廊下を通って、朝食ルームへ。

f:id:ariruariru:20200817220543j:plain

 

パンケーキの香り漂う朝食ルーム

広くて豪華なレストランが

このホテルの朝食ルームだった。

f:id:ariruariru:20200817220554j:plain

素敵な朝食が並ぶブッフェスタイル。

香ばしいいい香りが漂っている。

 

もちろん例のごとく、食べ過ぎ。

いつも食べすぎなんだけど、

特に初めてのホテルの場合は、

味見を兼ねて取りすぎてしまう。

f:id:ariruariru:20200817221532j:plain

そしてどれも美味しいから残せない。

 

そして、香ばしい香りの正体は、これ!

このパンケーキ、めちゃめちゃ美味しい!

明日も絶対、食べちゃう。

f:id:ariruariru:20200817221537j:plain

(マヨネーズはゆで卵に付けたもの。パンケーキではありません。)

 

ヨーロッパの旅では、

コンチネンタルブレックファストの

朝食が付いていることが多い。

こんなに立派なブッフェ式の朝食が

付いていると、なかなかのお値段設定の

場合もあるが、できればホテルで

食べたいと思っている。

 

寝起きが悪い私は、ぼんやりした頭のまま、

ホテルの朝食を食べながら目を覚ます。

そんな、朝のまったりとした

朝食ルームが好きだからだ。

 

アムステルダムでも

   ↓ 

ariruariru.hatenablog.com

 

マウリッツハイス美術館

この日、まず向かった先は、

前日も行ったビネンホフのエリア。

f:id:ariruariru:20200817220625j:plain

前日よりも少し雲があるけれど、

これはこれで美しい佇まい。

いかにもオランダらしい!というか。

ここまでホテルから徒歩5分だ。

ホテルの立地も最高だったな。

 

そして向かう先は、池の向こうに

見えている、この優美な建物だ。

あら、あら?工事中だ、、、。

マウリッツハイス美術館

f:id:ariruariru:20200817220630j:plain

角度を変えてこちらから。

一番左端の建物が、マウリッツハイス美術館

やっぱり工事中ですね、、、。

f:id:ariruariru:20200817220638j:plain

正面側に回ってみると、

わー、結構大々的に工事中だった。

f:id:ariruariru:20200817220649j:plain

マウリッツハイス美術館は、

美しいビネンホフの一角にある。

ここには、オランダ・フランドル絵画の

傑作がたくさん所蔵されていて、

レンブラントフェルメールなど

オランダを代表する巨匠の作品が並ぶ。

 

私たちも、マウリッツハイス美術館のために

デン・ハーグの滞在を決めたようなものだ。

 

さて、そろそろ開館の10時。

じっくり楽しもう。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ