「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その17>「私はただの旅人。悩める旅人が考える旅の定義とは?」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その17>」。

おうちで旅人。まだまだ、本日も、、、。

もう旅に行っていいのかな?まだかな?

を繰り返す日々です。   


目次

 

「感染対策をしっかりして」って何?

「感染対策をしっかりして」という

枕詞を毎日のように聞いていると、

なんだかそれさえ付けておけば、

もうすべて上手くいくのではないか

という楽観的な(なげやりな)気分になり、

判断基準が揺らいでくる気がする。

 

どうするべきか、例えば

旅に行くべきか、行かざるべきかなど、

自分で判断なければならない状況に

疲れてきているのかもしれない。

だって、本当は行きたいんだもん。

 

もう旅に行っていいのかな?

もう旅に行っていいのだろうか?

 

もし、もう旅に行ってよいのなら、

今、行く旅先はどこだろう?

それは、どんな旅だろう?

 

何度も思いをめぐらせてみた。

でも、なかなかピンとくる旅先が

見つからないというのがホントのところ。

 

行きたいところは山のようにある。

でも、今、行くべきところがないのだ。

 

旅を100%楽しめるようにするためには、

自分が納得のいく旅でなければならない。

人が密集しなくて、換気ができて、

あまり遠くなくて、、、、

と、旅の条件をあげつらうと

「これは本当に今行くべき旅なのか?」

という疑問がわいてくる。

 

 私は海外旅行が好きで、

毎年のように出かけているけど、

それでも行かなかった年がある。

私はヨーロッパが大好きだけど、

ヨーロッパへ行かなかった年もある。

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(ヨーロッパの社会情勢に不安定な要素を感じた年、旅の行き先はオーストラリアに。)

 

その時々の世界情勢や治安やさまざまな要素から、

旅先と旅のプランを練っているからだ。

 

当然、行くのに不安を感じる旅先は選ばないし、

行ったことを後悔しない旅先を選ぶようにする。

 

私はただの旅人

私は「旅人」であって「冒険家」ではないので、

危険を冒して危険地帯に出かけることはないし、

家族に心配をかけてまで、出かけたいとも思わない。

 

 

私にとって旅は欠かせないものだけど、

旅なら何でもいいというわけではない。

むしろ、日ごろ旅をあまりしない人よりも

こだわりが強く、ストイックに

正しい旅の在り方や理想を持っている気がする。

 

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(行きたいと思ってから何年か越しに訪れたイタリア・ボローニャ。2015年撮影。)

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(イタリアは何度も行ってるけど、ラヴェンナはなかなか行けなかった。2015年撮影。)

ariruariru.hatenablog.com

 

つまり私は、今の現在の世間の状況は、

旅を楽めるような状況ではないと

どこかで判断しているのだろう。

だから、旅に気乗りがしないのだ。

 

欲望を満たすためだけに旅に出る

旅に出られなくなった旅人が、

「旅」というものと向き合って過ごしている、今。

それはそれで有意義な時間じゃないかと

考えるようになった。

 

経済をまわすために旅に出る?

飲食店や観光業を助けるために旅に出る?

 

いやいや、なんてナンセンス!

 

私は私の欲望を満たすためだけに旅に出る。

私の旅はそういうもの。

旅は何かの道具でも手段でもなく、

それ自体が目的だ。

 

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(満たされた気持ちと、さみしい気持ちが入り乱れる、旅の帰り道。2015年撮影。)

さて、今一度、旅と向き合って、

次の旅のプランでも練り直そうか。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!オランダで食べるインドネシア料理!デン・ハーグの夕暮れをホテルから」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

オランダで味わうインドネシア料理

アムステルダムからデン・ハーグへ。

列車でたった50分。

全然違う雰囲気のこの街は、

解放感にあふれていて

ゆったりした気持ちにさせてくれる。

 

いったんホテルへ戻った私たちは、

夕食をとるために再びウロウロ。

道幅が広くて、整備された街。

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 この日の夕食は、インドネシア料理を

食べようということに。

なぜオランダでインドネシア料理かというと、

かつてインドネシアをオランダが

植民地にしていた歴史があり、

オランダではインドネシア料理が

ポピュラーらしい。

 

というわけで、いろいろ見て歩いた結果、

こちらのお店に決定!

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ホテルからも近い、ビネンホフのすぐそば。

よかった、ちゃんと今も営業中だ。

 

おー!なんかいっぱい出てきたぞ。

美味しそう!

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焼き鳥のようなサテとか、

甘酸っぱく味付けられた野菜とか、

お米とかを一緒に味わう。

やっぱりなじみ深い気がする。

アジアの料理だから?

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インドネシアには行ったことないけど。

あ、でもお供はオランダのビール。

「アムステル」という有名なビール、

この旅で何度も飲んだ、軽くて飲みやすくて、

食事とともに飲むのにちょうどよい。

 

まだまだ暮れないオランダの夏

まだまだ外は明るい!

なかなか暮れないオランダの夏。

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全部、美味しくいただきました。

お会計をするとき、オランダでは

よくこのキャンディーをくれる。

オランダの習慣?

食後にすっきりをどうぞっていうサービスかな?

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お会計を済ませて外に出る。

まだこの明るさ。

 

ちょっと街を散策してみる。

旧市庁舎の方へ。

歴史的な建物が並ぶ界隈。

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奥に見えるのは聖ヤコブ教会の塔。

素敵な道だなぁ。

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欲ばって歩く新しい街

しばらくあたりをウロウロして、

土地勘もついたところで、

ホテルへ帰る。

実は結構、疲れているのだ。

この日は朝からアムステルダムを観光し、

昼に列車移動し、デン・ハーグも見て回った。

新しい街にやってくると、

ついつい欲ばって歩いてしまう。

それが楽しいんだけど。

 

でもまだ旅の日程は半ば。

ゆっくり休むとしよう。

せっかくの広いお部屋だし。

 

ホテルの部屋の窓から、暮れ行く街を。

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きれいな夏の夕暮れだ。

湿度が低くて、爽やか。

日が沈むともう肌寒い。

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それでは、温かいシャワーを浴びて、

ゆっくり寝ることにしよう。

明日も楽しみな計画が待っている。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグは整いすぎて困惑する街!?国際司法裁判所とビネンホフへ」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

世界の平和を担う国際司法裁判所

アムステルダムからデン・ハーグ

移動してきたこの日。

ariruariru.hatenablog.com

 

ホテルの地図を携えてまずやってきたのが、

こちらの平和宮

国際司法裁判所が入る建物だ。

泊まっているホテルから徒歩10分。

 

すごい!お城だー!

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建物の1階が国際司法裁判所で、

2階が大広間になっているらしい。

国際司法裁判所とは、国際連合が管轄する

組織の1つで、国際間の紛争やもめ事を

客観的に解決するためのだ。

15人の国籍の違う裁判官で構成される。

 

国連の主要機関の中で、

唯一、ニューヨークではない

ところに存在する機関。

 

すごい立派で、かっこいい建物。

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ガイドツアーに参加すると内部の見学ができる。

 

和宮国際司法裁判所)のHPはこちら

     ↓

https://www.vredespaleis.nl/

 

気持ちよく散策しながら

デンハーグは緑豊かな街だ。

和宮の周辺も緑、緑、緑。

あの建物がぴっちりと密集していた

アムステルダムとは全然違う。

のんびり歩くのが気持ちいい。

 

和宮の前の通りにはトラムが走っている。

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デン・ハーグのトラムは、日本の昔の

私鉄のような雰囲気でかわいらしい。

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トラムが通り過ぎるのを眺めながら

私たちはしばらく街を散策。

のんびりした雰囲気の街だ。

 

和宮のあたりには各国の大使館があり、

それを見ながら歩くのも楽しい。

たいてい大使館の入り口には

その国の国旗が掲げてられていて、

「あ、あそこは〇〇の大使館だ」などと

言いながら歩いていると、

あっという間に1キロくらいは歩けてしまう。

 

あれを思い出しちゃう?ビネンホフの美しさ

というわけで、1キロほど歩いて、

ビネンホフへとやってきた。

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ビネンホフとは、13世紀から17世紀にかけて

建てられた歴史的な建物が集まっている場所で、

国会議事堂や総理府などがおかれている、

まさにデン・ハーグの中心地であり、

オランダの政治の中心地だ。

 

北側には「ホフフェイファの池」があり、

池越しに見るビネンホフがとても美しい。

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(まさに絵ハガキの風景。)

でもついつい私が思い出してしまったのは、

長崎のハウステンボスだった。

ハウステンボスみたい!」という感想が

間違っていることはよくよく解っているのだが、

ついつい思ってしまう。

(あちらがこちらの真似なので、、、。)

ハウステンボスは一度しか行ったことがないけど、

よくできているんだなぁと、感心したりして。

 

要するに、まるで作り物のように

美しすぎて現実味がないほどだということ。

 

国会議事堂って、何をするところ、、、?

池を左手に見ながら進むと、

ビネンホフの内部へ。

こちらの建物。古い教会かな?と思っていたら、

なんとこれが、国会議事堂!

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騎士の館と呼ばれる、13世紀に建てられた

建物が、現在のオランダの国会議事堂なのだ。

すごい、、、。

国会議事堂の概念が覆る。

 

毎年9月の第3火曜日、

国会の開会式が盛大に行われるそうだ。

女王と衛兵のパレードに人々が群がるらしい。

 

それって、本当に現代の話?と

耳を疑いたくなる。

 

あまりにも美しい街並みに、

心がついていかないのか、

どうも現実味がない。

まるで架空のなんとかの国にでも

迷い込んだかのような気持ちになった。

 

この日、歩いたエリアはこちら

   ↓

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その16>「お家で旅人。ポルトガルが懐かしくてしょうがない話」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その16>」。

おうちで旅人。まだまだやってます。

 

 過去の「お家で旅人」はこちら。

   

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com


目次

 

お家で旅人。のその後

私の本棚に、今年になって新しく仲間入りした本。

「ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅」

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昨年に刊行された、馬田草織さんの本だ。

しばらく旅に行けそうにないと悟った頃、

ネットで購入した本。

 

この本を買おうとする直前で気づいたのだが、

私の本棚には、同じく馬田草織さんの

「ようこそポルトガル食堂へ」という

本がもともと並んでいた。

本のクレジットを確認すると、2008年の刊行。

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私がポルトガルを旅したのは、

2001年、2002年、2005年、2006年の、計4回。

「ようこそポルトガル食堂へ」を購入したのは、

旅の後、数年の時を経てからということになる。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

どんなタイミングで、何を思って、

どこで購入したのかも、

もう何もかも忘れてしまった。

 

おおよそ、ポルトガルを懐かしみ、

思わず買ってしまったということだろう。

予想は簡単につく。

 

しかし、何はともあれ、

新しく馬田さんの本を購入したことで、

「ようこそポルトガル食堂へ」を

もう一度読み返す機会ができた。

 

そして、再び知るのである。

あぁ、私、ポルトガルが好きだなぁ、と。

 

ポルトガルの魅力が詰まってる

「ようこそポルトガル食堂へ」は、

その名の通り、ポルトガルの食を紹介する内容だ。

ポルトガルの特産品や料理を、

出会いと旅のエピソードを交えて紹介してる。

 

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(本にも登場するパステル・デ・ナタ。誰が食べても懐かしい味。2006年撮影。)

 

ポルトガルの食べ物の話自体が

もちろん興味深いのだけど、

私がキュンキュンするのは、

何気なくさりげなく出てくる旅の話。

 

リスボンの空港にはいつも深夜に到着する」とか、

「いきなり歩いてきた東洋人に道を尋ねられた

ポルトガル人のおじさんがびっくりして、

でも丁寧に親身になって道を教えてくれる」とか。

 

あぁ、なんて懐かしい、あの感じ!

 

スペインやイタリアと同じように

ラテン系民族が多いポルトガル

ラテン気質の国民性なのに、

ポルトガル人特有のシャイな部分を感じる。

 

そこがまたシャイな日本人代表の

私としては、共感できるところであり、

萌えポイント(?)なのだ。

 

最初は遠巻きにこちらの様子をうかがってくる。

でも、こちらが困っていたりすると、

「もう、ほっとけない!」ラテン気質が顔を出す。

 

ポルトガルの旅では何度も出くわした

そんな「ポルトガルあるある」が、

この本の随所に登場してくるのだ。

 

ポルトガルが懐かしくてしょうがない

初めてポルトガルへ行った時、

私はまったくポルトガル語が話せなかった。

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

今でも話せないのだが、今なら多少の

イタリア語やスペイン語を知っているので

もうちょっとなんとかなったかもしれない。

 

ラテン系言語の知識がほとんどなく、

まだ、英語だけで旅をしていたころの話。

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(ロシオ広場から丘の上の城を眺めるのが好きだったな。2006年撮影。)

 

リスボンのロシオ広場近くで地図を広げていたら、

私の横を一人のおじさんが通り過ぎて行った。

何度も私をふりかえりながら。

 

道を尋ねようと、私は通りすがりの

おねえさんに声をかけた。

若い人の方が英語が通じやすいと思ったからだ。

でも残念ながら英語は通じなかった。

でも、おねえさんは足を止めてくれて、

何とか自分の知っている単語を

絞り出してくれようとしている。

 

申し訳ないなぁ、、と思っていたら、

さっき、私の横を通り過ぎて行ったおじさんが、

こちらへ向かって歩いてくるではないか。

 

あ、あのおじさん、きっと英語が話せるんだ!

地図を広げている東洋人が困っているんだろうと、

気を利かせて戻ってきてくれたんだ!

 

と思ったら、どっこい。

おじさんも英語はまったく話せなかった。

 

英語を話せないおじさんとおねえさん、

おじさんが声をかけた通りすがりの別のおじさん、

(そのおじさんも英語は話せない)

その会話に入ってきた通りすがりのおばさんが、

(そのおばさんも英語は話せない)

ポルトガル語を話せない私を囲んで、

ああでもない、こうでもないと

私の行き先について案じてくれる。

 

そう、ポルトガルってそんな国だった。

 

結局、道はわからなかったけど、

ポルトガルって国を大好きになったエピソード。

 

魅力的な国、魅力的な人々。

再訪リストの上位に常にありながら、

なぜ私は十数年もポルトガルに行っていないのか。

 

それは、大好きなポルトガルが、

もし変わってしまっていたら、、、と思うから。

あのままでいて欲しいと、思っているからだ。

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(このごつごつした歩きにくい石畳。懐かしい。また歩きたい!2006年撮影。)

 

でも、やっぱり行きたい。

この目で、この耳で、絶対確かめに行こう。

いつか。できるだけ、近いうちに。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグでのびのび!旅と地図の深い関係」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

デン・ハーグのホテルでのびのびと!

アムステルダムから

デン・ハーグへ移動したこの日。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

デン・ハーグ中央駅から

17番のトラムで5分。

無事、この街でのお宿に到着できた。

「パーク」という四つ星ホテルだ。

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トラムの停留所からは200mくらい。

トラムはまわりの景色が見えるから、

初めての場所でもあたりがつけやすい。

とても立派な佇まいのホテル。

広いお庭があって、宮殿みたいな造り。

 

ちゃんと今でも営業してました。よかった!

    ↓

www.booking.com

 

立派なホテルの、とってもリーズナブルな

料金で泊まれるお部屋を予約した

はずなのに、予想外に広い部屋に

案内されて、面食らう私たち。

何かの間違いじゃないよね、、、?

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しばらく荷ほどきするのを躊躇った。

間違いだったら困るので(小心者)、、、。

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でもどうやら間違いではないようで。

やったぁ!広ーい!

アムステルダムのホテルが

狭かっただけに、余計に広く感じる。

 

街全体もゆったり広いデン・ハーグ

そして緑にあふれている。

 

アムステルダムは狭い土地に

建物がひしめき合うように建っていて、

知らず知らずのうちに

体が縮こまっていたのかも。

この街は、肩の力がすーっと

抜けるような雰囲気だ。

 

旅と地図の深い関係

一息ついたら、街歩きへ出発!

到着したばかりの、まだ知らない街を

歩くのは、ワクワクする。

ちゃんとホテルでもらった地図を携えて。

 

今でも持ってました。ホテルでもらった地図。

         ↓

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旅先で街歩きをするときは、

いつも愛用している「地球の歩き方」の地図や、

最近だとグーグルマップを利用することが多い。

 

でも現地で手に入れる地図に、

大事な情報が載っていることも。

 

例えば、トラムの停留所の名前は、

通りの名前だったりすることが多い。

 

欧米の国々の住所は日本とは違って、

通りの名称に位置を表す数字をつけて、

それで終わりということが多いように思う。

だからこそ、通りの名前が重要だ。

(そう考えると、日本の住所ってなんて複雑なんだろう、、、。)

 

日本の地図だと、発音のカタカナ表記だけ

だったり、通りの名は省略されていたりする。

 

お気に入りの「地球の歩き方」の地図は、

比較的詳しく書いてくれている。

それも愛用している理由の1つ。

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声に出して読む場合は、

カタカナ表記が非常にありがたい。

(現地の人に聞くときなど。)

 

でも、停留所や通りのサインを見るときは、

現地の言葉の表記がないと確認できない。

そんな時は現地の地図が役に立つ。

 

長く滞在する街では、現地の本屋さんで

街の地図を購入していたこともあった。

 

旅には欠かせない地図。

その深い関係、知らず知らずのうちに

私も大いに、こだわりを持っていたようだ。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムからデン・ハーグへ。列車で食べる飯はなぜうまい?」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムデンハーグに滞在し、

ベルギーのブリュッセルへ、

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

目次

 

アムステルダムにさようなら

 

ariruariru.hatenablog.com

 

乗りなれたトラムもこれでおしまい。

そう思うと、センチメンタルな気分になる。

アムステルダムの空もそんな感じ。

ピッカーンとは晴れない。

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何度乗っても、いつも清潔できれいな

アムステルダムのトラム。

素晴らしい!

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列車で食べる飯はなぜうまい?

アムステルダム中央駅へ。

ここから、「デン・ハーグ」まで列車で移動。

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車内で簡単ランチを食べるために、

駅前の売店でサンドイッチを購入した。

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アムステルダムからデン・ハーグまでは

当時10.60ユーロ。50分の列車旅。

 

なぜかいつもこうなっちゃうんだけど、

電車に乗り込んだとたんにお腹がいてきて、

買った食料を席に座るなり食べちゃう。

席に座れたという安心感?

これは日本でもいつも同じだ。

そして、列車で食べる飯は、たいていうまい。

これも日本でも同じ。

 

というわけで、早速、

チーズが「これでもか!」というくらい

入っているサンドイッチ。

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食べ応えがすごい。そして、、、おいしい!

ブリーというチーズがたんまり入ってる。

今でも大好きなチーズなんだけど、

この時からすでに好物だったようだ。

つい先日も、このチーズを近所の

輸入食料品店で購入したのだが、

チーズ大国オランダなら、

美味しくて安く気軽に買えるんだろうな。

 

オランダの車窓から

その後は、「オランダって、本当に平らだね、、」

とか言いながら車窓を楽しむ。

日本だったら、車窓からは必ず山が見えるから。

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あっという間に時刻通りに到着!

時刻通りに列車が着くことの安心感。

 

デン・ハーグ中央駅」

おぉ、高層ビル、、、都会だ。

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駅からホテルまでは1キロほどありそうなので、

普段なら歩くところだが、スーツケースを

持っているこの日はトラムのお世話になる。

 

大好きなトラム、またありました!

デン・ハーグ中央駅前から、トラムに乗った。

この街もトラムが走る街だ。

中央駅を出ると目の前にトラムの停留所が

何列にも並んでいて、びっくりした。

駅前から少し離れると、もう緑に囲まれる!

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このデン・ハーグのトラムの感じが、

旅に行けなくなったこの期間、

夢に登場した光景によく似ていた。

「そうだ、ハーグの旅のブログ、まだだった、、、

よく考えたら、オランダの旅、途中で止まってる、、」

ということをその夢が思い出させてくれたおかげで、

今、これを書いている(笑)

 

その夢の話はこちら。

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

素敵なトラム。スタイリッシュな

アムステルダムとはまた違う。

ノスタルジック!

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トラムが好きすぎて、こんな記事を書いてしまっている。

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

何がある街?デン・ハーグ

さて、到着した「デン・ハーグ」という街。

日本語では一般的に「ハーグ」と呼ばれている。

アムステルダムロッテルダムに次いで、

オランダ第3の都市だが、実は議事堂が

おかれている政治的に重要な街だ。

政治についての首都といってもいいくらい。

 

さらには、国連の国際司法裁判所もここにある。

(そういえば学校で習いました。)

 

私たちの元々の滞在の目的は、

マウリッツハイス美術館エッシャー美術館。

それを楽しみにしてきた。

 

でも実は、デン・ハーグという街の魅力、

私たちはまだ知らないのだった。

2泊した後、離れがたくなる街だということを。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その15>「スペイン アリカンテの光景が心を離さない!もはや夢ですらない旅」

「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか

と題して、旅要素欠乏症の諸症状を書いています。

本日は〈その15〉です。 

妄想旅です。ご注意ください。

 

目次

 

目の前に現れる光景は?

旅に行かない夏が過ぎ、

とうとう秋がやってきた。

毎日そこそこ忙しく過ごしている。

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(旅を心待ちにしているカバンたち?心待ちにしているのは私か、、。)

 

そんな日常の中で、

最近、ふとした瞬間に目の前に

現れる光景がある。

しかもわりと度々に。

 

両側にヤシの木が並ぶ遊歩道を

私はぶらぶらと歩いている。

右手にはのんびりした港が見えている。

しばらく歩くと右手奥には砂浜が。

左手にはびっくりするくらい急に

山がそびえていのが見えてくる。

ごつごつした岩肌が丸見えだ。

 

という光景。

 

この光景は、スペインのアリカンテのもの。

アリカンテとは、スペインの街の名で

地中海に面したコスタ・ブランカの中心都市。

コスタ・ブランカとは「白い海岸」の意味で、

美しいビーチが海岸線に続くエリアだ。

 

と、まるで旅の思い出を語るように書いてみたのだが、

実は、私はアリカンテに一度も行ったことがない。

美しくのんびりしたアリカンテの写真を

ここらへんで貼りたいところだが、

残念ながら行ってないので写真もない。

 

なのに、ものすごく具体的にアリカンテを歩く

自分の光景が目の前に現れてくるのだ。

 

さすがの私ですら、ちょっと怖くなる。

これも旅要素欠乏症の症状の一種かしら。

でも怖さよりも、アリカンテへの興味の方が

勝ってしまう自分がいることも確か。

(それがさらに怖かったりもするが。)

 

もはや夢ですらない旅

過去の旅のプランを練る時、

きっとアリカンテも候補にあげたことがあるんだろう。

テレビ番組でアリカンテを紹介したものを

見たことがあるのかもしれない。

 

この旅の時の候補地だったんだろうか?

    ↓  

ariruariru.hatenablog.com

 

はっきりと覚えはないのだが、

きっとそういう要素と要素が結びつき、

さらに私のたくましい旅への想像力が

そこへ合わさった結果、

このような白昼夢みたいなことが

起こっているんだろうな。

と、自分なりに、できるだけ冷静に分析してみる。

 

そう、もはや夢ですらない旅。

妄想の旅だ。

 

旅の夢を楽しんでいた記事はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

アリカンテの光景が心を離さない

アリカンテマドリッドから列車で2時間半、

バルセロナからは5時間近くかかる。

バレンシアからは1時間半ほど。

f:id:ariruariru:20200926152700j:plain

マドリッドのアトーチャ駅。スペイン各地へ向かう列車が発車する。2012年撮影。)

 

広くない街は、美しくこじんまりとしたビーチと

丘の上の要塞サンタ・バルバラ城が印象的。

地中海性気候で雨が少なくカラッとしていて、

のんびりしたリゾートの街だ。

光と影が街をくっきりと浮かび上がらせる。

 

なぜ知っているのかわからないけど、

ここまでは知っていたアリカンテの情報。

 

次にスペインの旅を計画するときは、

もうアリカンテは外せない街になってしまった。

バレンシアに数日滞在した後、

できるだけ日数を割いてアリカンテへ行こう。

季節は夏がいいかな。

いや、秋口くらいがいいかもしれない。

遊歩道に秋の風が吹きこむころ。

 

妄想の旅は、果てしなく今日も続くのだった。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダム最終日。レンブラントの家からのぞむ、運河と自転車のある街並み」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

朝食ルームで過ごす素敵な時間

この日は、アムステルダム最終日。

この日もたっぷりの朝食から。

f:id:ariruariru:20200816010544j:plain

ariruariru.hatenablog.com

 

朝が苦手な私。ゆったりとした朝食を

とりながら、徐々に目覚めていく。

オランダの濃くてたっぷりのコーヒーと

素朴な味わいのパン。

そして種類の豊富なチーズ。

 

あぁ、普段も毎朝、こんな朝食を

とっていたら、落ち着いた気持ちで、

丁寧な一日を始められるのかもしれないな。

無理だけど。

 

ホテルの朝食ルームで過ごす時間が好きだ。

ぼんやり寝起きの頭で、目に映る情報だけが

まっすぐに入ってくるようで、

余計なことを考えなくていい。

 

でも次第に目が覚めてきて、

他のお客さんが、どんな風に

朝食を食べているか、どんな会話を

しているかが気になってくる。

そして、人間模様を観察して、

勝手に想像するのも好き。

 

レンブラントの家

雲はあるけど、気持ちよく晴れている。

日本では味わえない、爽やかな夏。

f:id:ariruariru:20200816010630j:plain

次の目的地へ向かうにはまだ時間があるので、

この日も午前中はアムステルダムをうろうろ。

 

お世話になったアムステルダムの足、トラム。

角張ったフォルムの旧型がかわいらしい。

f:id:ariruariru:20200816010637j:plain

 トラム好きとしてはたまらない街、アムステルダム

トラムが走る街は全部好き。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

さて、アムステルダム最終日に

やってきたのはこちら。

オランダが誇る巨匠、「レンブラントの家」だ。

HPはこちら

  ↓

www.rembrandthuis.nl

 

レンブラントの家は、ダム広場の東側、

運河と運河に挟まれたエリアに

ひっそりと建っている。

 

おや?レンブラントの家で、

ヤン・リーフェンス展をやっている模様。

f:id:ariruariru:20200816010647j:plain

中は撮影禁止だったので写真はないが、

レンブラントが20年間暮らしたお家。

建物自体は1606年に建てられたものらしい。

江戸時代初期!

f:id:ariruariru:20200816010703j:plain

レンブラントといえば、

アムステルダム滞在中に訪れた

国立美術館」や、過去に訪れたことの

ある有名な美術館で作品を観てきた。

 

国立美術館の「夜警」の迫力はすごかったなぁ。

演劇の舞台の、とある場面の静止画像みたいだ。

その場面をまさに切り取ったような。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

アムステルダム国立美術館のHPはこちら

     ↓

https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese

 

運河のある風景と自転車

どこを切り取っても絵になる、

アムステルダムの運河のある風景。 

レンブラントの家」の前からの眺め。

f:id:ariruariru:20200816010710j:plain

この自転車が、いい感じを出しているんだよなぁ。

平らだからこそ、なせる業。

 

自転車問題もいろいろ起きてそうですが、、。

中央駅前の自転車たち。

f:id:ariruariru:20200816111525j:plain

中央駅の裏手はこんなことに、、、。

なんか見てはいけないものを見たような。

f:id:ariruariru:20200816111532j:plain

 

でも、整備された自転車道をきっちり走って、

f:id:ariruariru:20200816113516j:plain

信号が変わるまでの秒数が出たりして、

f:id:ariruariru:20200816114852j:plain

ちょっと日本に通ずるところがありそうな、

まじめで、無駄なことが嫌いなオランダ。

 

やっぱり好きでした、そんな国も。

さて、アムステルダムに別れを告げて。


 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムで心震える、ひとりの少女のものがたり〈アンネ・フランクの家〉」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

前日は芸術にまみれていました。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

ブラウン・カフェで気軽なランチ

アムステルダム滞在4日目。

この日、どうしても行かなければ

ならないと思っていた場所へ向かった。

 

まずはその前に腹ごしらえ、、、。

ホットドッグとミニパンケーキ。

そして、昼間っから、ビール!

f:id:ariruariru:20200815224131j:plain

西教会前にあるブラウンカフェ。

緑のテント屋根のお店だ。

f:id:ariruariru:20200815224140j:plain

ブラウンカフェとは、

ビールなどのアルコールを出すお店で、

軽食やコーヒーもある、

とても便利な形態のお店。

イタリアのバール的な。

旅人の味方。営業時間が長く、

変な時間でも食事ができるのがありがたい。

 

このミニパンケーキ、

めちゃめちゃおいしかったなぁ。

素朴で、懐かしくて、優しい甘さ。

そして、もうすっかりビールが癖になってる。

 

彼女にごあいさつ 

さて、なぜ西教会前にいるかというと、

それは、彼女のお家にお邪魔するためだ。

f:id:ariruariru:20200815224438j:plain

彼女の名前は、「アンネ・フランク」。

そう、「アンネの日記」で知られる、

アンネが暮らした家が、西教会のそばにある。

 

西教会は、別に日に訪れていた。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

西教会の界隈も、美しい運河の景色が広がっている。

f:id:ariruariru:20200815224147j:plain

運河に沿って、ぴったりと並ぶ家々。

アンネがナチスの迫害から隠れて

暮らした屋根裏部屋のあるお家も、

この運河に面して建っている。

 

アンネ・フランクの家」

という表札がかかっているこの建物。

厳密に言うと、彼女の家ではないが。

f:id:ariruariru:20200815224504j:plain

もちろん当時は表札はなかったし、

この建物はアンネ一家のものでもない。

 

1階が黒っぽい建物がそれだ。

f:id:ariruariru:20200815224234j:plain

今になって、表札が堂々と掲げられている

のを見ると、さらに無性に心が搔き乱される。

 

現在は、この外観はすっかり変わっているようだ。

もう、あの表札もない。それはそれで残念な気がする。

 

現在は完全予約制のようだ。

私たちも当時、ネットで日時予約をしてから

訪れたので、待ち時間はなかった。

 

ひとりの少女のものがたり

訪れた時、入場を待つ行列ができていた。 

f:id:ariruariru:20200815224206j:plain

現在は、隣のこの建物が出口になっていて、

1階がショップになっている。

f:id:ariruariru:20200815224224j:plain

内部は撮影禁止だった。

素晴らしく丁寧な展示で、想像以上。

本当に行ってよかったと思う。

 

詳しくは、公式ホームページを。

     ↓

www.annefrank.org

 

さいころに「アンネの日記」は

読んだことがあったし、

歴史的なことも、ひと通りは知っていたけど、

アンネ一家が約2年にわたって

隠れて暮らした屋根裏部屋そのものを、

自分の目で見ることができる、

その空気に触れることができる場所。

 

2年の間の暮らしぶりは、

彼女の日記に、あらゆる紙の切れ端に、

そして壁に残されている。

この場所で見ることに大きな意味がある。

 

彼女は、ひとりの普通の少女だった。

ひとりの少女のものがたりなのだ。

その事実を、改めて突き付けられた

ような気がする。

 

素晴らしい展示に心が震える

素晴らしい展示に心が震えた。

f:id:ariruariru:20200816005518j:plain

(訪れた当時にもらったフライヤー。)

ショップには、世界各国語に翻訳された

公式本「ものがたりのあるミュージアム」が

並んでいたので、日本語版を一冊買った。

 

外に出ると、まだにぎやかに行列を

作っている人たちを、アンネの像が見ている。

 

アンネの像の横に並んで、

一緒に写真を撮ってもらった。

彼女との距離が、ぐっと近くなった気がして。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その14>「秋の風にのって旅の匂いがしてくる気がする」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その14>」。

とうとう秋の風が吹いてきました。

旅の匂いを運んでくるような気すらします。

(100%、気のせいですが。)

いつもにも増して、本日はどうでもいい話です。

ご注意ください。


目次

 

とりあえず、働こう

旅に出ない夏が過ぎ、旅に出れない秋が来た。

秋はどうなる?どうもならない。

にわかに忙しい秋がやってくるだけだ。

(秋が忙しい仕事です。単純に、、、。)

 

とりあえず、働こう。

そう、一生懸命、働こう。

働く場があって、

働ける環境に居ることに、まずは感謝だ。

 

仕事があるからこそ旅にも行ける。

そんなあたり前のことを確認した今年。

 

旅に出られない旅人がたどり着いた答えは、

「今に感謝、今までに感謝」だった。

 普段の生活の基盤があるからこその旅。

 

でも、いつも息を吸うように(?)

旅の計画を立てていたので、

こんな状況が長く続くと、

次の旅の行き先をどうやって探したらいいか、

わからなくなってきてしまった。

 

最後に旅をしたのは?

最後に旅したのは、いつのことだったかと振り返る。

それは昨年の12月のこと。

年末に岡山を訪れた旅だった。

 

たまたまもらった倉敷のホテルのチケット。

それを無駄にしないため、

そこから行き先が決まった。

 

もともと私は瀬戸内が大好き。

瀬戸内海を眺められる場所が好きだ。

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岡山県牛窓で見送る夕日。寒かったなぁ。2017年冬撮影。)

 

岡山には幾度となく行っているし、

倉敷も何度か訪れたことはあったけど、

改めて倉敷に一泊するプランを考えた。

 

結局、日生に寄り道してカキオコを食べ、

その後倉敷へ移動し、翌日は湯郷温泉

一泊するという、岡山県内をめぐる

二泊三日の旅プランができあがった。

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(まぶしい日生の港。絶品のカキオコをハフハフした後。2019年冬撮影。)

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(カキオコ美味しかったなぁ。2019年冬の日生。)

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(国内旅のブログも書かなければ、、、。2019年冬、倉敷にて。)

そう、いつも旅のきっかけはそんなものだ。

行きたいところは潜在的にたくさんあるけど、

どうも何かの都合やタイミング、

スイッチみたいなのが重なり合って、旅先は決まる。

 

きっかけは、

一枚のチケットだったり、

ふと目にした写真だったり、

どこかで聞いたフレーズだったり。

 

理由を探せばあるけど、

探さなくてもいいような理由。

 

自分で決めているようで、

何かに導かれているような気もする。

 

旅の行き先を決めるのは

去年の夏は、なぜフランスとスペインに

行ったんだったっけ?

パリ→ボルドーサンセバスティアン→オンダリビア

ビルバオと、フランスからスペインへ南下した旅。

 

昨年の旅はこちら

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

何年も前からボルドーに行きたかったんだ。

それはテレビで紹介されいてる

美しい街並みを見たからだったかな?

いや、美味しいワインを飲みたくなったから?

 

どっちにしろ、至極、単純だ。

 

そしてその後に訪れたバスク地方

そういえば、その昔スペインの

カタルーニャを訪れた時に感じた、

地域の独自性とそれを守ろうとする力。

バスクもそうなのかもしれないと、

あの時思ったから、旅先に選んだのだろうか。

 

いや、サンセバスティアンのバル巡りをしている

テレビ番組を見たからだったか。

ミシュランの星の話をきいたからだったか。

 

スペインのカタルーニャのお話はこちら

       ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

そこに向かう理由は、説明するほどにはない。

ただ、呼ばれる場所が地図上で結ばれたとき、

パリ→ボルドーバスクという旅のルートが見えた。

それだけのことだ。

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(フランス・アンダイエの駅。スペインとの国境の街だ。2019年夏。)

 

思いつきで行こう!

改めて考えるとそんな感じだけど、

要するに概ね、「思いつき」で決まる。

旅の行き先について、旅が終わってから

振り返ったことなんてなかったかもしれない。

 

右脳で思いついたことを、左脳で計画し、

右脳で感じとったまま旅を終えていた、みたいな。

 

結局、ぐるぐる考えを巡らせて戻ってきた着地点は、

「ぐるぐる考えないこと」だった。

 

旅は思いつきでなくちゃ、おもしろくない。

なんであの時、あんなとこ、行ったんだろうね、

っているくらいの旅がちょうどいい。

 

 思い返せば、そんな旅ばかり。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

私の右脳に思いついている候補地、

もう結構たまってきたかもしれないな。

そろそろ、左脳の出番? 

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムで芸術のシャワーを浴びて〈ゴッホ美術館と国立美術館〉」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

目次

 

ゴッホ美術館の黄色で目が覚めた!

アムステルダム3日目。

この日の朝は、ここから始まった。

「国立ゴッホ美術館」だ。

f:id:ariruariru:20200815205201j:plain

国立美術館」とともに、

アムステルダムでは欠かせない場所。

私もとても楽しみにしていた。

ゴッホ美術館だけにゴッホの作品が

たくさん観られるほか、

ゴーギャンロートレックなど、

ゴッホに影響を与えたとされる画家の作品も。

 

私たちは、前売りチケットを事前に購入。

10時の開館に合わせて訪れた。

 

ゴッホ美術館のHPはこちら

   ↓

www.vangoghmuseum.nl

 

さすがにちょっと混んでいる模様。

チケットを手に入れておいてよかったな。

f:id:ariruariru:20200815205244j:plain

館内の撮影は禁止。

残念だが、しかたない。

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最近はフラッシュさえ焚かなければ

撮影オッケーの美術館をが増えているようだが、

ゴッホ美術館は今でもダメみたいだ。

入場料は当時12.5ユーロ。

2020年の現在は19ユーロのようだ。

 

発見したパンフレットも黄色い!

館内の写真はないので、

家を整理していて発見したパンフレットを。

日本語版。

(下に写っているのは「地球の歩き方」のゴッホ美術館のページ)

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有名な「ひまわり」はもちろんのこと、

「黄色い家」や「寝室」など、

電車の色にもなっている、鮮やかな

少しオレンジがかった黄色が

目に飛び込んでくる。

 

この色!

 ↓

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ゴッホ自身が収集した浮世絵も

たくさん展示されている。

その浮世絵は、素人目に見ても

あまり状態の良いものばかりではなく、

特に質の高いものではなさそうなものも

含まれているようだ。

 

つまり、1つ1つの作品の芸術性ではなく、

浮世絵の技巧とか、浮世絵という文化そのものに

興味を惹かれて収集したのかな、とか、

ゴッホの人となりを想像しながら鑑賞できる。

そこが面白い。

さすが、巨匠の名を冠している美術館である。

見ごたえがあった。

 

満を持して?国立美術館

アムステルダム4日目。

この日の朝は、国立美術館から。

朝から雨模様。めちゃめちゃ寒い日だった。

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国立美術館」は、オランダ最大の美術館で、

とても広くて、全部の作品を観るのは大変!

という話を聞いたので、この日も、朝イチの

開館時間(午前9時)に合わせ、

満を持してやって来た。

 

なぜ開館時間きっかりに来れるかというと、

実は、「国立美術館」や「ゴッホ美術館」は

ミュージアム広場」という広場を囲むように

建っており、アムステルダム中央駅からは

トラムで10分ほどかかるのだが、

私たちが泊まっていたホテルは、

徒歩3分の場所だったから。

 

ミュージアム広場。広い!

向こうに見えているのは「コンセルトヘボウ」

という有名なコンサートホール。

   ↓

f:id:ariruariru:20200815205218j:plain

というか、この2つの美術館には

絶対来る予定だったので、この界隈で

ホテルを探したということだ。

駅前は高かったというのもあるが。

 

「I amsterdam!」

こちらが、国立美術館の全景。

絶賛工事中だった。

f:id:ariruariru:20200815205211j:plain

国立美術館の前には、

有名な「I amsterdam」!

f:id:ariruariru:20200815205423j:plain


国立美術館の館内の写真はないので、

作品の紹介はできないが、何といっても

レンブラントの「夜警」や、フェルメール

「台所女中」など、いかにもオランダ絵画らしい、

ちょっと暗くて、ちょっとぞわっとする(?)

ような、雰囲気ある絵画に魅了される。

 

アムステルダム国立美術館のHPはこちら

     ↓

https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese

 

ミュージアムショップも素敵で、

かなり長い時間を割いて、

お土産を物色したなぁ。

 

現在では、館内の写真の撮影がOKになっている。

当時の入場料は、11ユーロ。

2020年は20ユーロになっているようだ。

 

建物自体も美しくて見惚れてしまう。

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私たちが訪れた2009年は、

絶賛工事中だった国立美術館

 

当時は、入り組んだ動線

右往左往したのを覚えている。

今ではすっかり、見やすくて明るいことが

評判の美術館なんだとか。

 

そんなことを知ってしまったら

また行きたくなっちゃうな。

 

一度行けばそれで満足!なんていう場所、

世界のどこにも存在しないのだった。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!オランダで食べるコロッケの味。アルクマールとアムステルダムにて」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、その続きを書いていきます。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

クロケットを買ってみよう!

朝晩は寒いくらいのオランダ。

日本では考えられない夏だ。

この爽やかさを満喫しておかなければ。

 

ちょっとここでこの旅の振り返り。

アムステルダム滞在の初日、

いきなり私たちは、

チーズ市で有名なアルクマールと、

風車の街ザーンセスカンスを訪れた。

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

チーズ市は曜日が決まっているので

それに合わせて訪れたのだが、

その際にアルクマールで見つけたこれ!

 クロケット自動販売機!

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なんだかスタイリッシュでおしゃれな

感じもあるし、ノスタルジックな気もするし、

かわいらしくて素敵。

 

クロケットとは、日本のコロッケの元祖。

いろいろな種類がそれぞれのケースの中に

一つずつ入っていて、それぞれの列の一番上に

種類が書かれており、お金を投入する

ところがついている。

 

近づいてみるとわかるのだが、

保温されていてあったかい。

 

これは買ってみなくては!

私たちも購入してみた。

 

熱々!

フーフーしながら食べる。

外はカリカリ、中はホクホク。

美味しい!

 

でもお味は、日本のコロッケとは違う。

もっと素朴な感じ、、、塩味は強めで。

「ビールください!」という感じ。

日本のコロッケのような「おかず感」はなく、

完全にビールの「つまみ感」が勝っていた。

 

オランダらしい食事とは?

「オランダらしい食事」を食べる

ということは、実は観光客には難しい。

なせなら、プロテスタントの国オランダでは、

「食」に対しても質素であるべき

という考えが根強い文化があるからだ。

(最近は違うと思うけど。)

 

ariruariru.hatenablog.com

 

「オランダらしい食事」とは、

家庭で食べられる、素朴な煮込み料理やスープ。

外食でいただくのはなかなか難しい。

 

だって、オランダ人はそれをわざわざ

レストランでは食べないからだ。

 

近年のアムステルダムでは、

世界各国の料理を扱うレストランが増えている。

ある意味、コスモポリタン化している料理こそが

アムステルダムらしい食事かもしれない。

 

一方、クロケットやフライドポテトなどの

いわゆるちょっと「ジャンキーな軽食」は

街中にあふれている。

このフライドポテトが美味しくて!

蛇口から出るマヨネーズをたんまりかけてもらって、

べちょべちょにして食べると最高!

 

偉大な存在!旅人の味方!マクドナルド

そしてクロケットといえば、

忘れてならないのが、こちら。

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マクドナルド」だ!

こちらは、アムステルダムにあるお店。

なぜオランダでマクドナルド、、、?

かというと、マクドナルドには

ご当地メニューが存在していることがあり、

オランダには、クロケットハンバーガーがあるのだ。

 

日本ではめったに行かないのだけど、

海外では積極的に覗くことにしている。

世界各国の接客の違いや、

物価の違いがわかりやすくて、

ある意味、私にとっては「学びの場」だ。

 

そして、旅人の味方。

知らない土地で、知っている味に出会えるって、

とてもありがたい時があるのだ。

 

さて、メニューとしっかりと確認して、、、

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(2009年はまだフィルムカメラだったので、画像が、、、)

 

買ってみました!

「マック・クロケット」なるものを。

箱のデザインがかわいいなぁ。

デルフト焼きのイメージかな?

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開けるとこんな感じ。シンプル!

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ただただ、クロケットがサンドされている。

このシンプルさが、オランダらしい。

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お味もとってもシンプル。

日本のコロッケよりも塩気が強く、

衣が固いので、べちゃべちゃにならない。

とっても美味しかった。

日本のマクドナルドでも置いてほしい。

 

あ、それじゃ、ご当地の価値が下がるか。

難しいところなり。 

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その13>「旅嫌いですら、旅に出たくなる昨今らしい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その13>」

にお付き合いください。旅に行かない8月を過ごした旅人の

その後、、、。どんな風に9月を乗り切ろうか。そんな話です。


目次


旅依存症の旅人をどうしてくれるのだ

9月がもう2週間ほど過ぎ、まだまだ暑いとはいえ、

2020年の真夏は過ぎ去ってしまった。

毎年旅に出る8月を乗り切れたら、

しばらく旅のことを考えなくなるかと思いきや、

いやいやどっこい。そんな簡単にいかないのだ。

旅依存症を患う私のような旅人にとって、

なかなかつらい日々はまだまだ続くのだった。

 

旅のパートナーについて

私の旅のパートナーは何人かいる。

一人旅も大好きだが、

一番、海外の旅を共にしているのは、

「旅の友人」といつもブログ記事で呼んでいる、

旅を共にするのにちょうどよい距離感の友人。

旅以外の時にはほとんど連絡もとらないのだけど、

旅をするには気楽で基本的な趣味も合う、

まさに「旅の友人」だ。

(私のわがままな計画に、いつものってくれて感謝!)

 

その他、旅のパートナーになるのは、

「あんまり旅が好きではない夫」。

それでも何回か海外の旅を共にし、

国内の旅は結構行っているのだけど、

どうも旅を好まないというか、

旅に向いていないというか。

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バンクーバー向かう。窓からの眺めにくぎ付けの私。隣で本を読み続ける夫。

それも旅の楽しみ方なんだとは思うけれど。2018年夏撮影。

 

いつも旅の前日、旅支度をしようとすると、

もう行く前から面倒になるようで、

全然楽しそうじゃない様子。

 

鹿児島県の指宿温泉にて。

お部屋に付いていた露天風呂に大興奮の私に対して、

結局一度もこのお風呂に入らなかった夫。

まぁ、楽しみ方は人それぞれなんだけども。2018年冬撮影。

     ↓

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そして旅となると意外に(?)繊細で、

海外へ行くと時差ボケになるし、

外国語の不安が前面に出てしまうようで、

あんまり楽しそうじゃない。

 

旅嫌い夫と行ったフランスのモン・サン・ミッシェル

一番の記憶は、「夜が寒かった」ということらしい。

私は、感動ポイント目白押しだったんだけど、、、残念無念。

         ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

まぁ、海外は慣れていないというのもあるとは思うが、、、。

私も最初は時差ボケになったような気もする。

 

旅好きの私からすると、非常に残念で、

非常にもったいないことをしているような気持になる。

(決して愚痴ではありません。)

 

旅嫌いですら旅に出たくなるらしい

ところがなんと!

そんな夫ですら、旅が恋しいと思う今日この頃らしい。

突然、「ハワイに行ってみたいなぁ」と言う。

「ハワイ!?」

びっくり発言である。

 

旅嫌いな夫でも、ハワイなら少しはハードルが

低いかなぁと思って、過去に提案したことあったけど、

飛行機が嫌だとか、暑いとこは嫌だとか、

なんだかんだで却下されたよなぁ。

 

「ヨーロッパよりも近いよ!」

「日本の夏よりずっと過ごしやすい暑さだよ!」

「結構、日本語も通じるよ!」

などなど、なんとか丸め込もうと(?)したのだけど、

結局嫌だと言っていたハワイ。

 

なんでハワイ?と聞くと、

もう簡単に旅に行けない世の中になるのかと思ったら、

ハワイぐらいは行ってみたいと思ったとのこと。

 

旅は、だれもが行きたいものだ!

旅嫌いな夫でも旅に出たくなる昨今。

なるほど、いろいろ感慨深いものがある。

 

やっぱり旅は、だれもが行きたいものなのだ。

 

でも、それにまつわる準備とか体力とかについて、

マイナスを感じる人や、心配な要素をなにか

持っている人には、結果的に億劫な行動になってしまう。

 

私の場合は、行きたい、見たい、肌で感じたいの欲求が、

心配の種などのマイナス要素を常に大きく上回って、

プラスの状態をずっと維持するから旅が好きなのだ。

 

今、いつもならマイナス要素が勝っている夫ですら、

旅への欲求がプラスに働いている。

今こそ、楽しい旅をするチャンス!

 

早急にハワイ旅の計画でも立てようか。

いつ行けるかはわからないけど。

 

夫の「旅への欲求」がおさまらないうちに、

コロナはおさまってくれと願う今日この頃です。

 

夫の本棚で発見!

     ↓

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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「台風接近で帰れない!?ヘルシンキ空港で過ごす長~い時間」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

振り返ってきた6年前の夏の旅も今日で終わりです。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

いよいよ旅は最終日。

ドゥブロヴニクを離れ、ヘルシンキ空港へ。

 

目次

 

最終日の切なさに浸っている場合じゃない! 

旅は最終日。あとは帰るだけだ。

と思っていた、ヘルシンキに到着するまでは。

 

ドゥブロヴニクの空港で飛行機に乗り込むときは、

まだ帰りたくないのになぁ、、なんて思っていた。

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(晴れ渡るドゥブロヴニクがまた切なくて、、、)

 

帰りのヘルシンキ空港での滞在時間は2時間20分。

ドゥブロヴニクからの飛行機が15時に到着し、

17時20分の日本行きの便に乗るはずだった。

 

2時間あれば、ゆっくり乗り継げるし、

多少の買い物や、コーヒーブレイクもできる。

2時間20分の乗り継ぎ時間については、

何の心配もしていなかったのだけど。

 

ヘルシンキの空港に到着すると、

予想外の展開が待っていた。

なんと、台風接近につき、飛行機が飛ばない!!!

 

ドゥブロヴニク同様、ヘルシンキ

外は晴れ渡っているのだが、

なんと、日本にこれから台風が接近するらしい。

私たちが乗るはずだった便は、

翌日の朝9時前に日本に到着。

ちょうどそのころ、日本には台風が接近する。

 

なんということだ。

いつもの旅なら、到着するころの日本の天候を

チェックしたりすることもあるのだが、

まったりしたリゾート旅だったからか、

いつもより期間の短い旅で余裕がなかったのか、

まだ日本に帰ることがに現実味を感じていなかったのか、

今回はまったくノーチェックだった。

 

過去に経験した飛行機トラブル

そして私たちは、いつ飛ぶかわからない飛行機を

ただただ待つという時間帯に突入。

台風の進度は予定通りではなく、

結構変わることがあると知ってしまっている日本人。

 

「いつ飛ぶかわからない」というのが

結構ストレスだったりする。

 

まぁでも、何度も海外旅行をしていると、

こんなトラブルに見舞われることもある。

私もこれが初めてではない。

 

過去にはイタリアのミラノで経験したことがある。

搭乗直前に飛行機の故障で欠航が決まり、

違う航空会社の代替便に乗るため、

慌てて別の空港へタクシーで移動した。

 

そう、あの時に痛感したのは、

「保険の大切さ」と、「外国語を操れる能力」と、

「交渉術の重要性」だった。

 

今回は、あの時よりはずっとマシだ。

航空機遅延の保険にちゃんと入ってきたし、

フィンランド航空の飛行機だから融通もきく。

 

実際、遅延が発表された段階で、

サービスカウンターでは

速やかにレストランのチケットの配布が始まった。

空港内のシェンゲン協定外のエリアから

他のエリアにも戻れるようになり、

空港内の行動範囲も広がった。

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スナフキンムーミン。またお会いしましたね、、、。)

 

食べるはずのなかったヘルシンキの夕食

というわけで、買い物をしたりして時間をつぶし、

もらったチケットを使って、

食べる予定ではなかった夕食を

ヘルシンキ空港でいただくことに。

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温かいサーモンのスープとエビのサラダ。

おいしいんだけど、いつ飛ぶかわからない飛行機を

待っているので、どうも落ち着かない。

 

あたりはだんだん暮れてきて、

なかなか暮れない夏のフィンランドに夜がやってくる。

数日前に弾丸ヘルシンキ観光をした時には、

美しいと思って見た夕暮れも、この時は悲しい。

 

数日前のヘルシンキはこちら。

    ↓ 

ariruariru.hatenablog.com

 

ベンチで一晩か、、、?

食後はレストランを出て、近くのベンチに居場所を確保。

もしかしたらベンチで一晩ということもあるかもしれない。

ちょっと覚悟を決めて、寝床を確保しておかなければ。

寝やすそうな端っこのベンチの場所とりをしながら、

カフェで買ったコーヒーを飲む。

 

コーヒーを飲み干し、しばらくぼんやりして、

ちょっと眠って、再びコーヒーを買いに立った時、

にわかに空港内のあちこちで、小さな歓声が上がった。

 

あわてて発着の案内板を見に行くと、

出発の時刻が表示されている!!

 

やったぁ!ベンチで一晩を過ごさずに済む。

日本の台風が去る予想時刻に合わせて、

出発することが決まった。

 

帰りたくなかったけど、やっぱり帰りたい

というわけで、ようやく搭乗。

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あんなに帰りたくなかったけど、

やっぱり帰りたい。さすがに疲れた。

 

結局、予定よりも5時間半の遅延で飛行機は出発。

9時間40分のフライトを経て日本へ。

到着した日本は、まさに台風一過の瞬間だった。

台風が過ぎ去る間、電車やバスといった交通機関

軒並み止まっていたようだが、

まさに私たちが空港から吐き出される時間帯に

交通機関が次々と動き出していった。

 

すごい。台風が過ぎ去る時刻を予想して

飛び立った飛行機、その時間設定の完璧さにびっくり。

 

トラブルは御免だけど、天候には勝てない。

安全第一。

ある意味、思い出深い旅の最後になった。

 

「ちょこっとフィンランドクロアチア旅」はこれで終わりです。

長らくお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

次回からは、書きかけだった「オランダ&ベルギーの旅」の続きを振り返ります。


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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「晴れ渡るドゥブロヴニク!旅の終わりの切なさを抱えて飛行機に乗り込む」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

今日も、6年前の夏を振り返ります。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

いよいよ旅は最終日。

ドゥブロヴニクを離れます。

 

目次

 

最後の朝も景色と朝食を存分に!

相変わらず食べ過ぎな朝食。

昨夜も思い切り食べたのにね…。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

どれもおいしくて、毎日飽きなかった。

ビュッフェスタイルの朝食は、

その土地の柄があまり出ないところが残念ではあるが、

連泊するなら種類が多いほうがありがたい!

というのが本音。

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 しかも朝食をいただくテラスからは、

こんな眺めが見えている。

アドリア海と、朝日に染まるドゥブロヴニクの旧市街。

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数日前から、ぐっと客の数が増えたような気がする。

心なしか、アジア人っぽい人達が増えたような。

到着したときはあまり感じなかった。

日本はちょうどお盆休みに突入したからかな?

 

泊まったホテル「グランドヴィラ・アルジェンティーナ」は、

本当に何もかもがちょうどよくて、

立地といい、お値段といい、プールの具合といい、

過剰でないサービスといい、何もかもが

今の私たちに相応しいホテルだった。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

「どうやって帰るか」を考える時

最終日もいい天気!

でも旅の最終日は、やっぱりさみしい。

もう帰らなければならないのか、とか、

なんで帰らなければならないのか、とか、

ぶつぶつ言って、たそがれながら帰る。

(いつものことです。)

 

飛行機の出発は午前11時。

時間まではホテルでゆったり。

ゆったり朝食を食べ、景色を楽しんだ。

 

ホテルでタクシーを呼んでもらって、

いよいよドゥブロヴニクを出発する。

空港までは車で30分弱だ。

 

来るときは、空港からバスに乗り、

旧市街のピレ門前に到着、

そこからタクシーに乗ったが、

帰りは空港までタクシーに乗ることにした。

 

スーツケースを曳いてバス乗り場まで行くのは

私たちにとっては現実的ではなく、

バス乗り場までタクシーの乗るなら二度手間。

タクシー+バスと、タクシーだけでは、

多少値段には違いがあるが、

そんなに大差ないだろうという結論になった。

 

旅の終盤になるとこんな風に、

「どうやって帰るか」ということを

決めなければならない。

それを友人と話し合ったり、一人で考えるとき、

できるだけ感情を押し殺して、

客観的利便性を重んじて考えようとする自分がいる。

 

それは、旅が終わるということを実感したくないから。

気を抜くと、もう帰らなければならないのか、とか、

なんで帰らなければならないのか、とかの

無限ループに陥ってしまうからだ。

(いつものことです。)

 

 切なくなるほど晴れ渡るドゥブロヴニク

ドゥブロヴニクの空港は何にもなくて、

本当に田舎の空港という感じ。

気持ちい青空!

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のどかだなぁ。周りは山だ。

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こんなに空は晴れ渡っているのに、

私は「はぁ、、もう帰るのかぁ」と

切なくなりながら、

足取り重く飛行機に乗り込む。

 

来た時と同じように、フィンランド航空で

ヘルシンキへ向かう。

ヘルシンキの空港に15時着予定の便だ。

クロアチアフィンランド

1時間の時差があるので、

3時間のフライトということになる。

 

ヘルシンキでの乗り継ぎは2時間20分。

ちょうどよい感じだ。その後は日本へ。

 

行きのヘルシンキでは、乗り継ぎの時間が

うまくいかないことを利用して半日観光をした。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

2時間20分のヘルシンキ空港の滞在時間は、

私にとってはベストに近いと思っていた。

2時間あれば、ゆっくり乗り継げるし、

多少の買い物や、コーヒーブレイクもできる。

はずだったんだけど……。

 

ヘルシンキの空港に到着すると、

予想外の展開が待っていた。


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