「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ウフィッツィの楽しみ方。テラスでエスプレッソ」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

ウッフィツィの楽しみ方は?

ウッフィツィ美術館を自分のペースでゆったり鑑賞。

ariruariru.hatenablog.com

 

ウッフィツィはコの字型の通路に向かって

小さい部屋が並ぶ構造になっている。

行っては戻り、もう一度ボッティチェリを観ようか、

最期にもう一度、、、なんてうろうろ。

 

アルノ川側の通路からは、

ポンテヴェッキオが目の前に見える。

近い距離で美術品を眺めた後に

ちょうどよいリフレッシュ。ご褒美みたいだ。

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ウッフィツィのテラスでエスプレッソ

ゆっくり自分のペースでじっくり鑑賞。

これがひとり旅のいいところだ。

 

ウッフィツィ美術館のシニョリーア広場側には

外に出られる広いテラスがある。

たぶん、昔初めて訪れた時にはなかった場所だ。

 

暮れていく空にドゥオーモのクーポラ。

そしてここからしか見れない迫力のヴェッキオ宮殿。

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このテラスの反対側にはバールがある。

かのウッフィツィ美術館の中のバール。

といったんは思っちゃうけど、

実は、雰囲気も、お値段も、いい意味で普通。

ありがたいなぁ。

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テラス席に座るのはちょっと冷えるので、

端っこでエスプレッソを立ち飲み。

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美術館ってすごく疲れる。

目と頭をフル回転して鑑賞し、美術館の中を

行ったり来たりするので実は足も疲れている。

でもあんまり自覚のないまま過ごすことが多い。

 

風の冷たいテラスに出て、

濃くてすっきりしたエスプレッソをぐびっと飲む。

あぁ、体がこわばっていたんだなとわかる。

エスプレッソが染みわたるように体の中に入ってくる。

 

さぁ、家路へ

ウフィッツィ美術館を堪能した後、

滞在先の家を買える。

今回の旅はホームステイ。

ホームステイと言っても、一般のお宅の

ひと部屋を借りているという感覚の滞在だ。

でも、夕食を一緒にとる約束をしている。

これもホームステイの楽しいところ。

一般家庭の食事を味わえる。

 

さぁ、家路へ。

夜の街も美しい。青果店に吸い込まれそう。

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帰らなきゃとは言いながら、実はさらに寄り道。

この日の昼間に通りかかったこの教会が気になっていた。

昼間に通りかかったときは閉まっていたので、

夜にもう一度。

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昼間に通ったときはこんな感じ。

    ↓

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夜は開いていたので、中へ入ってみる。

おぉ、天井画が美しい。

外から見ていたよりは、中の空間が広く感じる。

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またひとつ、いいところを見つけてしまった。

 

さぁ、もういい加減に帰らなければ、、、。
 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ウフィッツィ美術館は幸せの空間!めくるめくルネサンスの世界へ」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

ウフィッツィのチケットを買った

オルサンミケーレのチケットブースで、

ウフィッツィ美術館の当日券があるのを発見。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

ウフィッツィ美術館は、フィレンツェにある

たくさんの美術館の中でも、

もっともフィレンツェらしく、

フィレンツェを訪れる人が必ず立ち寄る美術館だ。

 

私も初めてフィレンツェに来た時、

その後に来た時と、すでに2度訪れていた。

(結局、今に至るまでに4回訪れている。)

夏のシーズンだと2時間待ちなんて日もある。

 

なぜウフィッツィ美術館がフィレンツェらしいかというと、

それは、フィレンツェの街の歴史に欠かせない、

メディチ家のコレクションが納められてる美術館だから。

 

ボッティチェリの「春」や「ヴィーナスの誕生」も、

ラファエロの「ひわの聖母」も、

ダヴィンチの「マギの礼拝」や「受胎告知」も、

全部ウフィッツィ美術館にあるのだ。

 

改めて書くと、本当にすごい美術館。

シーズンオフに来ると、こんなに

ふらっとウフィッツィ美術館に行けるんだ。

普段は夏にしかヨーロッパの旅をしないので、

これは新たな発見。

ワクワクソワソワしながら、

入場の時刻になるまで待つ。

 

美しい夕刻のフィレンツェ

フィレンツェの夕刻は本当に美しい。

シニョリーア広場に出ると、もうこんな明るさ。

朝は光って見えたヴェッキオ宮殿が

シックな色合いに変わっていた。

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買ったチケットの時刻になるまで40分程度。

家に帰るほどの時間はないし、

ウフィッツィ美術館の近くでこの時間を楽しむ。

 

アルノ川へ出てみた。

いつもポンテ・ヴェッキオに気をとられているけど、

ここから見る東側のグラツィエ橋方面の風景も好きだ。

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こんな街の中にいるのに、あちらは穏やかそう。

ふり返ると、シニョリーア広場は人でいっぱい。

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ウフィッツィ「uffici」とは、英語のオフィスの意味で、

もともとフィレンツェ公国の行政局がおかれていた建物だ。

美術館の建物はコの字型になっていて、真ん中は広場になっている。

そこには、いつも大道芸人が一定の間隔をあけて立っている。

暇つぶしにはちょうど良い。

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めくるめく、ルネサンスの世界へ

とかなんとか言いながら耽っていると、

あっという間に時間がやってきた。

いざ、美術館の中。

めくるめく、ルネサンスの世界へ。

コの字になった廊下から一つずつ小部屋へ入ると、

それそれの部屋が違った雰囲気で出迎えてくれる。

 

※訪れた2011年当時、ウフィッツィ美術館の館内は

 写真撮影禁止だった。だからこの時に撮った写真はない。

 ここからの絵画の写真は、2015年に訪れた時のもの。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」

天使ガブリエルがとても愛らしい顔をしていて、

そこだけでも目が釘付けになる。

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ボッティチェリヴィーナスの誕生

想像以上に大きくて、初めて見た時はびっくり。

ヴィーナスの誕生」と「春」が同じ部屋にあって、

目が回るような感じを覚えた。

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ボッティチェリ「春」

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やわらかい色合いなのに、ハッとさせられる。

幸せの空間だ。

ふらっとチケットを買ってよかったなぁ。

ひとり旅ならではの自由。

嚙みしめながら、幸せの空間を進む。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!クリスマスのプレゼピオとお買い物。街を縦横無尽に歩く」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

クリスマスとプレゼピオ

フィレンツェを自由に散策中。

ドゥオーモに面した店で、お腹いっぱいパスタを頬張った。

トイレも済ませて、(街歩きにはトイレ問題が付きもの)

さてどこへ向かって歩こうか。

ariruariru.hatenablog.com

 

年末のフィレンツェ

ドゥオーモの前には、大きなプレゼピオ。

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「プレゼピオ」とは、キリストの降誕のお話を

ジオラマにしたもので、カトリックの多い南ヨーロッパでは、

クリスマス時期に欠かせないものだ。

 

すでに年末で、クリスマス自体は過ぎた後だったけど、

まだまだこの時期は「クリスマス期間」というとらえ方のようで、

12月25日を過ぎるとクリスマス感がまったくなくなる

日本とは大違い。

フィレンツェに到着したのは、25日を過ぎてからだったが、

おかげでクリスマスの雰囲気を楽しむことができた。

 

さりげないストロッツィ宮

うろうろしているうちにストロッツィ宮。

何度もこの前を通っているのに、

中を通り抜けられるって知らなかった!

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上の階は美術館として使われている建物。

1階部分は中庭のようになっていて、素敵!

中庭に面したカフェがある。

いつかここでお茶しよっと。

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イル・ビゾンテ本店

ストロッツィ宮を通り抜けて、

ブランドショップが建ち並ぶトルナブオーニ通りを南下。

 

あぁ、そうだった!

知り合いに買い物を頼まれていたんだった。

「イル・ビゾンテ」が好きな知り合いから、

フィレンツェで時間があったら買ってきてと

言われていたんだった。

「イル・ビゾンテ」は日本のデパートなんかにも

ショップがある革製品のブランドだ。

実は、本店はここフィレンツェにある。

 

トルナブオーニ通りをサンタ・トリニタ広場まで歩く。

そこから西にのびるパリオネ通りに入る。

この辺りは前日も歩いているので、もうなんとなくわかる。

この比較的静かな通りに面して、お店があった。

店内はお客さんがほとんどいなくて、

ゆっくりとご所望のものを吟味して購入。

日本で買うより、かなりお安いみたい。

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フィレンツェは革製品が有名で、街を歩いていると

革製品の加工をしている工房なども多くみられる。

私も帰るまでに何か自分のものを買いたいなと思った。

 

ウフィツィ美術館のチケット

イル・ビゾンテでおつかいを果たすと、

なんだかいい気分。

東へ東へ歩いていると、シニョリーア広場へ出た。

 

カルツァイウォーリ通りに入って北へ歩くと、

オルサンミケーレ教会の裏手を通りかかった。

オルサンミケーレの裏手には、チケット売り場がある。

通りすがりに何気なくチケット売り場を覗くと、

ウフィツィ美術館、当日券アリ」の文字。

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お?当日券買えちゃうんだ、ここで。

今回の旅では、ウフィツィに行くかどうか

どうしようかなと思っていたけど、

それなら行っちゃおう。

この後の予定が急に決まった。


 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ドゥオーモを目指して歩いた後は、2種類のパスタをほおばるランチへ」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

ドゥオーモのクーポラを見ながら

この日は朝からサン・マルコ方面へ。

サン・マルコ美術館、

カスターニョの「最後の晩餐」を観て、

アンヌンツィアータ広場。

広場に面したアンヌンツィアータ教会へ立ち寄って、

今から中心地に向かって歩くところ。

フィレンツェで一番美しいという広場に別れを告げる。

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通りの向こうには、もうドゥオーモのクーポラが。

ずっとクーポラを見ながら歩けるこの通りが好きだ。

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だんだんクーポラが近づいてくる。

広場からドゥオーモまでは約400mくらい。

散歩にはちょうど良い距離だ。

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通りにはほどよくお店が並び、

カフェやレストランもある。

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ドゥオーモの一本手前の道までやってきた。

その大きさにのけ反ってしまう。

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ドゥオーモへ出ると、人通りも多くなり、

ぐっとにぎやかで華やかな雰囲気になった。

そうここは、大観光地のフィレンツェだった。

朝から歩いた界隈は、それを忘れるほど静かだったのだ。

 

すごい立地で気軽なランチ

さて、ここでランチ休憩。

ドゥオーモに面したところに、

セルフサービスの手ごろな食堂があった。

食堂の割には少しお高めなのだが、

何と言ってもドゥオーモの目の前という立地。

ひとり旅なので、こんなお店がありがたい。

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もう今は、別のレストランになっている一等地。

このころは気軽に入れる店で、トイレも借りれて助かった。

 

何をどのように食べたいかが大事

とってもお腹が空いていたので、

2種類のパスタを注文して、むさぼり食べた。

セルフのお店なので、パスタもある程度作り置きなのに、

なぜかめちゃめくちゃに旨い。

 

ごろごろしたミンチのトマトソースが

クタクタのマニケに絡んだ一皿。

(食べかけの写真ですみません。お腹が空きすぎて、、、。)

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「マニケ」とは、イタリア語の「袖」という言葉が

語源になっているショートパスタ。

もちもちしていて、作り置きされているから

クタクタになっているんだけど、

なぜかほどよい歯ごたえがあって美味しい。

 

そして、もう一皿はジェノベーゼソースのラビオリ。

1階のショーケースに並ぶパスタの中から選んだ2つだ。

 

実は、2つのうちどちらにしようか迷いながら

列に並んでいたのだが、決めきれないまま

どんどん列がすすんでしまって焦っていた。

 

するとちょうど私の2つ前に並んでいた人が、

2種類を半分ずつ注文することはできないかと、

店員さんに聞いている。

耳を澄まして店員さんの返事を聞いていると、

「できますよ!どれとどれ?」

と言っているではないか!

というわけで、私も真似をして頼んだ。

半分ずつだから1つの皿に盛られるのかと思ったら、

ちゃんと小ぶりの皿に分けて入れてくれた。

お値段は1皿と同じ。

なんか得した気分だ。

食べたいものを食べたいように食べる。

貪欲に。

 

ハズレのないイタリアの食

2階席でむしゃむしゃ食べた後は、

ちょっとぼんやり。

雑多な雰囲気のセルフレストラン。

ひとり旅では、まわりのおしゃべりを聞くのも楽しい。

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そして改めて思うのは、

イタリアは食の偏差値の高い国だということ。

食べ物の食べ方に対するこだわりは、

たいてい尊重されるような気がする。

 

おおらかなお国柄、それがイタリアの国民性と

言ってしまえばそれまでだが、

温めて欲しいとか、冷やしてほしいとか、

器を変えて欲しいとか、

それがゴハンを美味しく食べるためのものなら、

ちょっとくらいのわがままは尊重される。

ような気がする。

 

そして、イタリアへはこの旅も含めて、

何回も訪れているが、

不味いものを食べたことが一度もない。

本日も、期待を裏切らないおいしさでした。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ふらっと出会う最後の晩餐と、フィレンツェで一番美しい広場」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

ふらりふらっと芸術鑑賞

この日は、朝からサン・マルコ方面へ。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

サン・マルコ美術館をゆったりした気持ちで歩き、

回廊の静けさと優美さにじっくり感動した。

 

ふわっと心が軽くなった後、外に出ると

朝の曇天から一変、空模様も晴れてきている。

足取りも軽くなったような気がする。

 

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サン・マルコ界隈を歩きたくなった。

なんだか、変に力が入っていた体のどこかから、

力が抜けるような感覚で、ふらふらと歩く。

そんなふわふわした気分で歩いていたら、

こんなドア。

写真左の建物のドアだ。

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フィレンツェの街には、建物や史跡、

美術品などを無料で見学、開放している場所がいくつかある。

その1つがここ。

サン・マルコ広場から西に少し歩いたところだ。

 

 

思わぬところで「最後の晩餐」

この施設で見られるのが、こちら。

カスターニョの「最後の晩餐」。

旧サンタアポローニャ修道院のものである。

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無料で見れるなんて、いいなぁなんて

気軽な気持ちで入ってみたら、、、

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すごい!!

大迫力の「最後の晩餐」がそこにあった!

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言わずと知れた、「最後の晩餐」は

キリスト教には欠かせないモチーフ。

 

世界的にもっとも有名なのは、

ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にある、

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」だけど、

描く人が違えば全然違ったものになるし、

時代背景なんかによってもちょっとずつ違っていたりして、

内容を聞きかじってから見るとおもしろい。

 

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある、

ミラノのサンタマリアデッレグラツィエ修道院の外観。

2011年夏に訪れた時のもの。

   ↓

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ariruariru.hatenablog.com

 

例えばこちらは、フィレンツェのサン・マルコ修道院にある、

ギルランダイオの「最後の晩餐」。ついさっき見てきた。

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修道院の食堂だった場所の壁にあるのだが、

現在は売店になっているため、初めて訪れた時には、

気づかず横を通り過ぎそうになった。

 

無料でこんな素晴らしいものを見れるなんて、

フィレンツェってホントにいい街だぁ。

嬉しさを噛みしめながら、静かな時をひとり過ごす。

 

フィレンツェで一番美しい広場

その後、いい気分で東へ歩いた。

サン・マルコ広場へ戻って、もっと東へ。

アカデミア美術館を通りすぎて、

サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に着く。

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フィレンツェで一番美しいと言われる広場だ。

南西に道の向こうにドゥオーモのクーポラが見えている。

クーポラが大きいので、すぐそばにあるように見えるけど、

距離でいうと400mくらい先だ。

 

広場の名前になっている、

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会へ入ってみた。

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観光客よりも地元の人たちの方がずっと多く訪れている。

内部はとてもきらびやかで、大空間が広がっている。

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いつも訪れている人々が集っている雰囲気。

ほどよく雑多で、落ち着いた雰囲気だ。

邪魔にならないようにできるだけ気配を消してお邪魔する。

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再び外に出ると、よりいっそう、

広場の美しさがまぶしく感じる。

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さぁ、大好きなドゥオーモのクーポラを

眺めながら、街の中心部へ歩こう。

 

静かでゆったりとした気配に後ろ髪ひかれながら。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!フラ・アンジェリコに会いにサン・マルコまで。心を体を休めて眺める青空は」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

朝のフィレンツェ、サン・マルコへ

翌日の朝、この日は曇天。

中央市場の建物の向こうに、しっかりと

ドゥオーモのクーポラを確認しながら歩く。

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この日、朝から向かった先は、

フィレンツェを訪れる際には、必ず立ち寄っている場所。

 

徒歩15分程度で到着したのはここ、、、。

あ、思いっきり工事中だった。

サン・マルコ教会とサン・マルコ美術館だ。

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美しいファサードが見られないのは残念だけど、

歴史的なものを楽しんでいるのだから、

修復工事に出くわしたときは、

感謝の気持ちを持とうと心掛けている。

「修復工事、ありがとうございます。」

 

 

サン・マルコ教会が面するサン・マルコ広場は、

各所から来るバスの停留所がおかれているため、

結構人通りが多い。

 

フィレンツェの歴史的な地区には車両は入れない。

バスもしかり。

 

私が初めてフィレンツェを訪れた当時は、

まだドゥオーモのすぐ横をバスやタクシーが走っていたのだが、

その後、乗り入れは禁止になった。

 

排気ガスの問題もあるし、

写真に車が写りこまなくなったので良いことなのだが、

初めてフィレンツェに到着した夜、

空港からのタクシーの中から暗闇にぼわっと浮かぶ、

ドゥオーモのクーポラを見た時の感動は忘れられない。

 

もう二度と、あれと全く同じ光景を見ることは

できないんだと思うと、若干残念な気もしてしまう。

(自分勝手だけど。)

 

フラ・アンジェリコに出会って

さて、まずはサン・マルコ教会の中へ。

この教会がまたとても素晴らしい。

朝の教会は、これまた一段と良い。

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サン・マルコ美術館を訪れるときは、

まず先にいつも教会に入るようにしている。

 

そして、サン・マルコ美術館へ。

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回廊の美しい美術館。

美術館と言っても、もともとは修道院だ。

この美術館の見どころは、フラ・アンジェリコの作品。

この当時は、館内の写真撮影は禁止だったので、

作品の写真はないのだが、後に訪れた時のものがこちら。

      ↓

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フラ・アンジェリコの「受胎告知」だ。

 

2010年に訪れた時のもの

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

2015年に訪れた時のもの

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

心と体を休める場所

ぼんやり眺める中庭。静かで一息つける場所。

こんなところで何時間でも考え事をしていたいな。

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サン・マルコ美術館は、入り口と出口が違って、

入り口と反対側から出ることになる。

初めて訪れた時は出口を出てびっくり。

あまりにも何もない、人通りもない、

静かで細い通りに急に出るから。

 

でも、サン・マルコ美術館を出ると、

いつも心も体もがふわっと軽くなる気がして、

今ではその通りに急に押し出されるのが

なんだか快感になっている。

 

ふり返ると、サン・マルコの建物の上空に青空。

朝の曇天から一変、青空が見えていた。

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フィレンツェでは何気ない風景なんだけど、

心が休まった後だからか、より美しく、

ありがたく感じたこの光景。

 

さぁ、今日も素敵な一日を過ごそう。
 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!夜の街も美しい。改めて、写真を撮ることについて」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

帰りたくない夜の街歩き

 なかなか帰りたくない夜の街歩き。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

でももう帰らなきゃ。

夕食の時間が迫ってくる。

 

今回の滞在はホテルではないので、

ステイ先の方と一緒に夕食をとる約束になっている。

 

ひとり旅だと、夕食のレストランには困ることが多く、

今回ホームステイという旅の形を選んだ理由の一つはそこだった。

 

カルツァイウォーリ通りを北上しながら、

左手を見るとレップブリカ広場に面した

「リナシェンテ」が大変なことになっている。

「リナシェンテ」はイタリアの老舗デパートだ。

イタリアのデパートは、日本のデパートとはちょっと違う印象。

「リナシェンテ」も、日本の老舗デパートのイメージよりは、

もう少し庶民的な印象かな。

上から下までこんなにキラキラ!

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あぁ、正面からじっくり眺めたい。

眺めたいけど、また日を改めて来よう。

そう言い聞かせて、ようやくドゥオーモ広場まで帰ってきた。

洗礼堂の金の扉が、夜は怪しく光っている。

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朝はこんな感じで神々しかった。

     ↓

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ドゥオーモの前に立つ、巨大なツリーが美しい。

明るい時に見るよりも、存在感が増していた。

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朝に見た時とはまた違う印象。

     ↓

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我に返るスーパー

帰り道でスーパーに寄った。

急に現実の世界に戻ったような感覚だ。

夕刻からだんだん暗くなる夜の街を歩いて、

夢か、現か、幻かの境界線をうろついていたよう。

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スーパーでハッと我に返って、

必要な水などを手早く購入。

そうだ、早く帰らなきゃ。

 

写真を撮ること

この日の夕刻からの街歩きで、

今、手元にある写真の中で気に入っているのがこちら。

アルノ川と空、建物のシルエットの写真だ。

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このころは、フィルムカメラとデジカメを

2台持ちして旅をしていたのだ、まだ。

この写真は、フィルムカメラで撮ったもの。

 

フィルムカメラの良さと、デジカメの手軽さを

どちらも捨てきれず、本来なら、

1グラムでもカバンを軽くしたい旅人なのに

2台持ちして、カバンから交互に出したり入れたり。

 

長い旅だと何十本にもなるカメラのフィルムを、

空港の手荷物検査のX線から守るために、

専用のケースに入れて旅に出ていたころ。

 

今よりも、もっともっと慎重に、大切に写真を撮っていた。

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今、改めてフィルムカメラで撮影した写真を見てみると、

丁寧に撮ったことが自分で思い出されるような、

その時のカメラの手触りすらよみがえる感触がある。

 

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暮れゆくフィレンツェの空は、

確かにこんな色だったのだ。

何色とも説明のつかない色。

 

そして、この写真のおかげで、

この日が、フィレンツェの冬にしては

少々湿度を感じられる日だったことを

今、思い出した。

 

写真を撮ることを、大事にしようと、

改めて、思う。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!夜の街を歩く。イノシシ様にごあいさつして、再びポンテ・ヴェッキオへ」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

暮れゆくフィレンツェは美しい

年末に訪れたフィレンツェ

美しい夕刻の街をただ歩く。

ariruariru.hatenablog.com

 

街の色がだんだん失われてシルエットになってくると、

その時間のうちにいろいろなものを見ておきたいと

なんだか焦る気持ちになる。

サンタ・トリニタ教会も、その前の広場もシルエットに。

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トルナブオーニ通りはこんな感じにライトアップ。

名だたる有名ブランド店が軒を連ねる通り。

ブレていますが、、、。

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私は、そんな名だたる有名ブランドにはほぼ用はないので、

サンタ・トリニタを東に歩く。

昼も歩いたこのエリアがなんだか好きみたい。

 

この日の昼の街歩きはこちら

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

イノシシ様にごあいさつを

そしてたどり着いたのは、新市場のロッジア。

「新」といっても造られたのは16世紀の話。

メディチ家のコジモ一世の命でつくられたという市場だ。

ところ狭しと土産物屋や屋台が並び、

上から下まで商品がずらーっと。

そしてその一角に、この子がいるのだ。

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鼻がピッカピカのイノシシの像(子豚?)。

この子の鼻をなでなですると、

フィレンツェに帰って来れるとか、幸せになるとか、

なんだか幸運のイノシシらしいので、

フィレンツェに来るたびに一応ごあいさつを。

 

だんだん暮れてきた。

まだもう少し、光を求めてさまよってみよう。

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夜のポンテ・ヴェッキオ

ぐるりとまわって再びアルノ川。

こんどはポンテ・ヴェッキオへ。

橋の上は夜もこんなに大にぎわい!

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この日の朝のポンテ・ヴェッキオ。

     ↓

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ポンテ・ヴェッキオから眺めるアルノ川。

西方向はまだまだ太陽の余韻。美しいなぁ。

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東方向はもうこんなに暗い。

ヴァザーリの回廊が美しい。

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ポンテ・ヴェッキオをまた南端まで歩いてしまった。

夢の世界に迷い込んだような空間。

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じりじりと滞在先へ

北側へ戻って、ポンテヴェッキオを眺めた。

もう、あのカラフルな色はわからないくらい暗い。

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帰りに大好きなヴェッキオ宮殿の一階へ入ると、

クリスマスツリーがとてもきれい。

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ヴェッキオ宮殿の回廊から覗く塔がまた幻想的で、

回廊の美しさも夜の方が増すのかもしれないと思った。

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夢と現実を行ったり来たりしながら歩く街。

暗くなると現実味がどんどんなくなって、

夢の中を歩いているような気分。


さぁ、そろそろ帰らねば。

今回の滞在はホームステイ。

夕食はステイ先で一緒にとる約束だ。

後ろ髪ひかれつつ、夜の街をフラフラとさまよいながら、

じりじりと滞在先へ向かっていく。


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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!アルノ川で過ごす夕刻。シルエットになっていく美しい街」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

光をハンティング

前日の夜遅くに到着したフィレンツェ

何度か訪れたことのある街だけど、

知っているようで知らない冬の街を、

ドキドキしながら歩いている。

 

夕刻のフィレンツェは本当に美しい。

暗闇迫る冬の街を、美しい空を求めて歩く感じ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

訪れたのは、クリスマスが終わった後の年末。

ヨーロッパではクリスマスから年始までは

クリスマス週間というか、12月全体がクリスマスというか、

まだまだクリスマスの真最中という感じだ。

街はイルミネーションが美しい。

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だんだん陽ざしが弱くなっていくのを感じながら、

どこへ向かうというわけでもないのに、

なんだか急いで歩いている。

そして気温が少しづつ下がっていくのを感じながら。

 

誰もいない小径に逸れては、大通りに戻りを繰り返しながら、

ちょとずつにぎやかな方へ歩いてみる。

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陽ざしが弱まってくるこの時間になると

ぐっと寒くなってくるが、

この冬のフィレンツェは比較的暖かい冬だった。

 

空はまだ少し明るくて、美しい時間。

夏のフィレンツェももちろん美しいけど、

冬の乾いた空気にさらされた街の美しさはまた格別。

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アルノ川で過ごす夕刻とは

気づけばぐんぐん歩いていて、

アルノ川へたどり着いていた。

何とも言えない色が街全体を包む。

カッライア橋から、東方向をのぞむ。

トリニタ橋と、その向こうにポンテヴェッキオが見える。

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西方向は、まだ太陽の名残が空を覆う。

美しくシルエットになっているのは、

サン・フレディアーノ教会。

このアルノ川の水面の美しさ!

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あいまいな空の色を美しく映している。

鏡のようと比喩されるけど、鏡より美しい。

刻々と暮れていく空。

この場所で楽しもうと決めた。

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旅の楽しみ方が見えてくる

街を美しく見せるために、演出家が光を当てているみたい。

何もかもが美しく見える。

橋の欄干も、街灯も、橋を渡る人の姿さえも。

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だんだん静かに暮れていく。

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とうとう完全なシルエットになろうとする建物群。

どんどん光の明度が変わるので、

何枚も写真を撮ってしまう。

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太陽はもう沈んでしまったけど、その光の余韻を楽しむ時間。

フィレンツェに滞在する日数とは、こんな風に

フィレンツェのどこかで太陽を見送る回数なんだと思った。

 

明日はどこでこの時間を過ごそうか。

自由で気ままなひとり旅は、

いつもとは違う旅の楽しみ方の宝庫だ。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!美しい夕刻のサンタ・マリア・ノヴェッラ界隈を歩いて、引き寄せられる角?」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

快適な滞在先を

滞在中の部屋は、丸一日を待たずに

もう快適な私の部屋になった。

 思う存分、気ままに過ごしている。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

部屋でのんびり、ぐうたらな時間を過ごしていると、

あっという間に夕刻が迫ってくる。

そうだ、冬だった!

いつもフィレンツェに来るのは夏だから

もっと日が長いけど、いけない、

美しい夕刻の街を歩かなければ。

 

身支度をして滞在先の建物を出ると、

西日が街をオレンジ色に染め始めていた。

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目の前は中央市場。

道幅がわからなくなるほど露店がひしめき合っている。

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ界隈

そんな界隈を抜けて、

向かった先は、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の前。

 

何度か滞在したことのあるフィレンツェだけど、

点でしか知らなかった場所と場所が、

歩くことで線になっていく。

 

駅前のバスターミナルの場所を下見。

滞在中に、日帰りで行ける、

いくつかの小旅行を計画していたからだ。

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左手に駅舎があって、美しくそびえている塔が

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会だ。

 

駅の拡張と地下街の工事中で、

複雑になってしまった通りは、

バスや車や人が定まらない動きをしている。

 

私はぐるりと教会の反対側へまわって、

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前まで歩いた。

こちらが美しいファサードをもった教会の正面だ。

もうすでに日が傾いている。

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教会の空いている時間がちょうど終わり、

見学していた観光客が吐き出されてきた。

美しいファサードはかわいらしい雰囲気だが、

とても奥行のある大規模な教会で、

一部は博物館になっている。

 

引き寄せられる角?

そんなサンタ・マリア・ノヴェッラ教会が面する、

サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からのびる一本の脇道。

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この奥に、ドゥオーモのクーポラが見えている。

引き寄せられるように歩いていくと、

次の角はこんな感じに。

 

右手の奥にドゥオーモの丸い屋根、

左手の奥にちらっと見えるのは、

サン・ロレンツォ教会の丸い屋根。

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この角がフィレンツェらしくてとても好き。

この角が好きすぎて、この後にフィレンツェに滞在した時は、

サンタ・マリア・ノヴェッラで宿を探したくらいだ。

 

2015年のフィレンツェ旅はこちら

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

ふり返ると、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が

さっきまでの色をもう失っていた。

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さあ、暮れゆく美しい街を歩こう。

ちょっと気温が下がってきたフィレンツェを、

それに負けじと石畳を駆けるように歩く。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!お手軽な腹ごしらえと、ホームステイの良さを再確認!」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

お手軽な腹ごしらえ

フィレンツェに到着した翌日。

朝から街歩きに勤しんでいる。

ジョットの鐘楼からポンテ・ヴェッキオ。

ariruariru.hatenablog.comariruariru.hatenablog.com

 

駆け足に行きたいところをまわって、

いったんアルノ川を南に渡ったけど、

また北側へ戻ってきた。

 

サンタ・トリニタ橋の上で、

ちょっと一息ついていたら、

お腹がぐぅと鳴った。

そうか、お腹が空いているのだ。

空腹を忘れるほど、街の魅力に没頭していたんだな。

 

トリニタ広場から東へのびる、ポルタ・ロッサ。

ここもなんてことない通りなんだけど、

美しい通りだなぁ。

フィレンツェはこんな通りばかりだけど。

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通りをカルツァイウォーリまで歩いたら、

1ブロック北上して東に入る。

 

「どこだったけなぁ」と迷う間もなく、

大人気のパニーニ屋さんはこの日も人だかりだ。

「イ・ドゥエ・フラテッリーニ」というお店。

 

パニーニのテイクアウトのお店で、

手軽で庶民的で安くて、地元の人も観光客も、

いつもにぎわっているお店だ。

私もここでパニーニをひとつ。

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お店の前でむさぼり食べた。

立ったままで。

ちなみにパニーニ「panini」とは複数形なので、

1つなら正しくは、パニーノ「panino」。

 

そんな話も去年に書いていた。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

とてもたくさんの種類があって、

どれにしようか悩むのだが、結局どれも美味しい。

ワインもコップに一杯ずつ買えて、

これもフィレンツェらしいのかな。

 

ホームステイという滞在の仕方

さて、駆け足のフィレンツェ歩き。

腹ごしらえをしたところで、

いったんステイ先へ帰ることにした。

今回の旅は、ホテルステイではなく、ホームステイ。

個人のお宅へお邪魔している。

滞在中はお宅の鍵を貸してもらって暮らす。

 

過去のフィレンツェでのホームステイは、

イタリア語を学ぶのが主の滞在だったので、

ホストマザーと共に行動しながらだったけど、

今回はあくまでお部屋を借りているだけ。

でも、夕食は一緒に食べる約束だ。

 

フィレンツェの中心地にあるお宅、

建物は年季が入っていて、

ちゃんと鍵が開けられるか心配。

 

ドゥオーモ広場を通って、朝とは違う

くっきりとしたドゥオーモにごあいさつ。

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光の当たり方が違うと、違う色に輝く大理石。

朝はあのジョットの鐘楼から街を眺めた。

たった数時間前のことなのに、

もうずいぶん昔のような気分。

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ariruariru.hatenablog.com

 

ドゥオーモから徒歩数分。

無事に鍵を開けてステイ先に帰ることができた。

どうやらみなさんお出かけの様子。

 

今回のステイ先のお宅のリビング。

いろんな風合いの家具が調和していて、とても素敵な空間。

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リビングの窓からは、柔らかい光が差し込んでくる。

窓ガラスにクリスマスのステンシルが貼ってあるのを発見。

かわいいなぁ。

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そして、私は自分のお部屋で心ゆくまでくつろぎタイム。

スーパーで買ったお水とクッキーを食べながら、

ベッドでゴロゴロ。至福の時間。

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大好きな街に滞在しながら、

冬休みのゴロゴロもできる。最高!

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!サント・スピリトからサンタ・トリニタ橋。輝くフィレンツェの魅力とは?」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

サント・スピリト界隈で

年末のフィレンツェ

夜遅くに到着した翌朝、ステイ先を出て、

無計画にフィレンツェを歩いている。

ariruariru.hatenablog.com

 

ポンテ・ヴェッキオでふり返り、

ドゥオーモのクーポラが見えていることを確認したら、

あっという間に対岸へ渡ってしまう。

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ポンテ・ヴェッキオは橋の両側に商店が建ち並んでいるので、

視界が悪い。アルノ川を眺められるのは、

橋の中央付近だけだ。

なんだかわからないままに、対岸へ到着してしまう。

 

アルノ川の南側(左岸)は、北側の喧騒とはまた違う雰囲気。

華やかな北側の中心地に比べると、

ちょっとひっそりとした感じで、

一本通りを入れば庶民的な雰囲気さえある。

 

ガンガン歩いてここまで来た私は、

少し静かな環境が恋しくなったのか、

通りを西に入って、サント・スピリト広場へ来た。

サント・スピリト教会が面する広場だ。

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サント・スピリト教会は、ブルネッレスキ作の教会。

ブルネッレスキといえば、あのフィレンツェ

ドゥオーモのクーポラをつくった人物。

 

飾り気のない外観だけど、青空に映えて美しい。

普段は市場がたってにぎやかな広場は、

まだとても静か。

ぐるりと広場を一周して、無音を楽しむ。

広場のほとんどは日陰で、あぁ、冬だったと思い起こさせる。

天気の良い日差しと、初日の興奮で、

ときどき真冬であることを忘れてしまっていた。

 

日陰の広場で少し体温を奪われてしまったので、

また明るい日差しを求めて、アルノ川へ戻る。

サント・スピリト通りを西に歩いて、

サンタ・トリニタ橋へ。

またこのサント・スピリト通りが

なんてことない通りなんだけど風情がある。

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サンタ・トリニタ橋から

サンタ・トリニタ橋は、アルノ川にかかる橋で、

ポンテ・ヴェッキオの1本西側の橋だ。

 

ポンテ・ヴェッキオから見たサンタ・トリニタ橋。

    ↓

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サンタ・トリニタ橋付近からは、

さらに西側のカッライア橋が美しい。

あぁ、橋の眺めを追いかけて、

どこまでも歩いてしまいそう。

雲一つない冬の空!

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アルノ川はカヌーがさかんだ。

競技カヌーの練習場所になっている。

ちょうどカヌーが一艘。

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なかなかのスピードでとても迫力がある。

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こちらは橋の上でのんびりとカヌーを眺める。

どんどん近づくカヌーは私が立っている

サンタ・トリニタ橋をくぐって東へ。

 

輝くフィレンツェの街

カヌーの行方を追いかけて振り返ると、

東側にはさっき渡ったポンテ・ヴェッキオだ。

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キラキラ輝くフィレンツェの街。

フィレンツェは「花の都」と言われる。

ルネサンスの華やかさをそのままに残す街。

でもただ古いだけではない。

古さを残しているから素敵なのでもない。

フィレンツェは今でもキラキラしていて、

どこかあでやかな、ちょっと怪しげな雰囲気もある、

いまでも生きている街なのだ。

決して単なる「古都」ではない街。

やっぱり、魅力的な街。

 

よし、次はどこを歩く?

フィレンツェらしいことをしたいな、

と、アルノ川を眺めながら思った。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ポンテ・ヴェッキオはまさにヴェッキオ!ふり返るのが決まり事」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

歩く、歩く、アルノ川まで

久しぶりのフィレンツェ滞在。

ステイ先の家を出て、ドゥオーモ広場、

ジョットの鐘楼からの眺めを楽しんだ後、

ドゥオーモで心を落ち着けたものの、

カルツァイウォーリ通りの華やかさに浮かれ、

レップブリカ広場、シニョリーア広場と歩き、

とうとうアルノ川まで歩いた。

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

この辺りは、フィレンツェに来た人がだれしも歩くエリア。

ベタな観光ルートだが、やっぱり何度も歩きたい。

あぁ、アルノ川!

あぁ、ポンテ・ヴェッキオ!

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その昔、まだフィレンツェという街を

きっちりと認識してなかったころ、

それでも「ポンテ・ヴェッキオ」は知っていた。

この不思議な形状の橋だ。

橋にレゴブロックを差し込んだみたい。

 

ポンテ・ヴェッキオはまさにヴェッキオ!

「ポンテ・ヴェッキオ」とは、

ポンテ=橋、ヴェッキオ=古い、という意味で、

つまりは「古い橋」。

名の通り、フィレンツェ最古の橋である。

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橋を北から南に渡る。

橋の上は、このように両側に商店が立ち並んでいて、

彫金細工の店や宝石店など、キラキラしたものを扱う店が並ぶ。

橋の上を歩いていると、ここが橋であることを忘れてしまう。

商店街を歩いている感じ。

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13世紀には革屋や肉屋が並んでいたとかで、

異臭を放っていたらしいが、16世紀に撤去され、

現在のようなきらびやかなものを扱う店が並ぶようになった。

13世紀って、、、鎌倉時代

16世紀って、、、、安土桃山時代

まさに「ヴェッキオ」な橋である。

 

役割や存在意義が変わっても

橋の階上には通路が設けられており、

ウッフィツィ宮殿とピッティ宮殿を結ぶ

重要な通路となっていた。

これを、ヴァザーリが建設したことから、

ヴァザーリの回廊」と呼んでいて、

私はまだ行ったことないけど、

現在は予約すれば見学することできる。

 

ウッフィツィ宮殿は現在ウッフィツィ美術館となり、

ピッティ宮殿の内部は現在パラティーナ美術館などがある。

 

かつては、政権や政治の中心を結んだ回廊は、

現在は美術館と美術館を結んでいることになる。

 

役割や存在意義が変化しても生き残る建築物。

素晴らしいなぁ。

 

橋であることをしばし忘れてしまうそうになる

ポンテ・ヴェッキオだが、橋の中央まで歩くと、

店舗が途切れる部分がある。

「あぁ、そうだった、橋を渡っっているんだった」と

改めて思うのがここらへん。

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ポンテ・ヴェッキオから見るアルノ川はとても美しい。

ポンテ・ヴェッキオから西側をのぞむ。

見えているのは、トリニタ橋。

川の両岸の建物も美しく、これも私にとっては、

いかにもフィレンツェ!という場所だ。

 

ふり返るのが決まり事

そして橋の上でふり返るのも私の中では決まり事。

ふり返ると北側に、ドゥオーモのクーポラが見えるのだ。

ポンテヴェッキオは、ドゥオーモまでまっすぐな通りで

結ばれているわけではないのに、

クーポラの先の部分だけが見える。

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フィレンツェに帰ってきたんだなぁ」

という思いを噛みしめながら、

ポンテ・ヴェッキオを渡りきる。

金細工や宝石にはあまり興味はない。

ショーケースを冷かしてみるけど、

ものの数分で歩いちゃう。

 

まだまだ歩き足りないよ!

もっと見たい、フィレンツェらしいところを。

 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!レップブリカを通って、ダビデにごあいさつ」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

久しぶりのフィレンツェ

久しぶりのフィレンツェ

滞在先を出て歩き始めた。

やっぱりこの街が好きだと確認しながら。

 

ariruariru.hatenablog.com

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ジョットの鐘楼からの眺めを堪能して、

ドゥオーモで少し高鳴る鼓動を落ち着けたら、

ドゥオーモ横から延びる目抜き通りへ入る。

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冬のフィレンツェは久しぶり。

だんだん気温が上がってきて、街が活気づくころだ。

この目抜き通りは「カルツァイウォーリ通り」。

 

初めてフィレンツェを訪れた時、

この通りを浮かれて歩いていたら、

スリに狙われた。私のすぐ後ろに

カップルを装った2人がぴったり張り付いて。

すぐに気づいて事なきを得たのだけど、

旅の思い出でもあり、教訓でもあり、

今思い出すとちょっと甘酸っぱいような気分になる。

そんなことがあった場所なのに、

この通りを歩くとそんな気分。

不思議だなぁ。

 

魅力的な広場を通って

カルツァイウォーリ通りを南下し、

途中で西へ入ると、魅力的な広場が待っている。

なんだかんだでいつも西に曲がっちゃう。

そこに「レップブリカ広場」があるからだ。

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このいかにもヨーロッパらしい広場が好き。

メリーゴーランドがあるこの華やかな雰囲気。

ゆっくりしたいけど、まだまだ歩きたいので、

とりあえず今回は素通りしよう。

広場に面したデパート「リナシェンテ」で

トイレだけお借りして、また歩きだした。

 

年末のフィレンツェは、こんなに細い小道にも

イルミネーションがほどこされている。

日が暮れてからいっぱい歩きたいな。

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ダビデにごあいさつ

ぐるりとまわって、いつのまにやらたどり着いたのは、

ヴェッキオ宮殿がそびえるシニョリーア広場。

気持ちよく晴れている。

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 シニョリーア広場は、フィレンツェの行政の中心地だ。

ヴェッキオ宮殿はかつての庁舎だから。

ジョットの鐘楼から眺めていた塔がそびえている。

 

ヴェッキオ宮殿の内部は見学できるが、

今はいかない。まだ歩きたいから。

でも、内部の中庭のところまでは、

いつも通りすがりに入っちゃう。

上階の見学にはお金がかかるが、

1階部分は解放されていて、通り抜けできる。

 

こちらは中庭からヴェッキオ宮殿を出るところ。

 ダビデ像がかっこいいなぁ。

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そう、ヴェッキオ宮殿の前にはダビデが立っている。

かの有名な、ミケランジェロ作の「ダビデ像」だ。

現在、本物はフィレンツェのアカデミア美術館にあって、

こちらは精巧なレプリカとなっているが、

もともとは本物がこの場所に立っていたそうだ。

久しぶりの街歩き、いろんな場所に

あいさつしながら歩いている気分。

ダビデにもあいさつを済ませたら、

あの川の匂いがしてくる。

懐かしい、アルノ川の匂いだ。


 

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冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!ドゥオーモへお邪魔。足が勝手に動き出す旅」

2011年12月

 

この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。

大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。

自由で気ままな冬の旅をふりかえります。

 

目次

 

ありがとう、ジョットの鐘楼

フィレンツェに到着した翌日。

ステイ先から歩いてドゥオーモ広場へ。

ジョットの鐘楼からの眺めを堪能した。

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

400段以上の階段をふうふう言いながら

登って降りて。

なんだか爽快な気分!

三色の大理石がこんなにも発色よく光っている。

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気持ちいい朝の眺めをありがとう!

大した混雑もなく、自分のスピードで

上り下りできたおかげで、ゆったりと楽しむことができた。

 

ドゥオーモへお邪魔

さて次は、お隣のドゥオーモにようやくお邪魔してみる。

この滞在の後にフィレンツェを訪れた時には、

大行列で中に入るのが大変だったけど、

それまでの滞在ではドゥオーモへ入るためだけに

並んだことなどなかった。

クーポラに登るための行列は見たことはあったけど。

 

ドゥオーモはいつでも無料で

ふらっと訪れることができる場所だった。

 

フィレンツェのドゥオーモは、

「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」、

日本語にすると「花の聖母教会」だ。

三色の大理石がちょっとかわいらしくもあるけど、

荘厳で深みのある教会。

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ドゥオーモの内部は大空間。

とてもシンプルで無駄なものがない。

外観とのギャップが大きい教会だ。

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奥のクーポラ部分の天井画が光っている。

サイドの入り口から入る光と相まって、

とても神秘的な空間だ。

天井画は、ヴァザーリとその弟子たちの

手による「最後の審判」。

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天井がとても高く、天井画をじっくり見るには

遠すぎるので、楽しむためにはオペラグラスが必要。

 

今回はクーポラに登るのはやめて、

ジョットの鐘楼に登ったけど、

クーポラに登るとその途中で

あの天井画を間近で見ることができる。

これがまた、どちらに登るかの迷いポイントの1つだ。

 

この天井画を目を細めて眺めていると、

次回はクーポラに登って間近であれを見ようと

思ってしまうのだった。

 

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フィレンツェを楽しむために

なにげなくドゥオーモの南側の出口を出た。

ふと開け放たれた扉を見ると、見事な彫刻がほどこされている。

いつもなら気づかないようなものに

気づけるようなゆったりした旅にしたいな。

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でもあっという間に私も観光客の波にのまれてしまう。

カルツァイウォーリ通りはこんなに人であふれている。

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平常心を保ちながら歩けるかしら。

頭で考えた旅のプランを無視して、

足が勝手に動き出す。

そんな旅が、きっと一番楽しいのだ。


 

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