「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!自分の足で歩くフィレンツェ」

2015年8月

 

この夏はイタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部の都市をめぐる。

友人との2人旅だ。

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目次

 

 フィレンツェをたっぷり歩こう!

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近づくと怖いくらいの存在感。 

フィレンツェのドゥオーモとジョットの鐘楼だ。

 

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ジョットの鐘楼から降りると、足はガクガク。

500段近い階段の上り下りは運動不足の体にはこたえた。

でも最高の眺めを堪能したあと。歩きたくて仕方がない。
 

数年ぶりのフィレンツェ

まずは自分がよく知っているところを歩きたくなる。 

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見どころ満載のフィレンツェ 

 ドゥオーモ(サンタマリアデルフィオーレ大聖堂)  

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ドゥオーモを見上げる。カメラにおさまりきらないこの迫力。

遠くから見るとかわいらしい丸みを帯びたクーポラだけど、

近くで見るとその大きさに圧倒される。

これがフィレンツェのシンボルだ。路地の向こうに

ちらっとドゥオーモが見えた時、

あぁ、今フィレンツェを歩いているんだなぁと思う。 

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(この路地から見るクーポラが大好き。) 

 

 だんだん気温が上がってきたがまだ午前中。

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 爽やかな風が吹いている。

ドゥオーモから小路を入ってコルソ通りへ、

昔よく行ったバールが

今もちゃんと営業していることを確認しつつ、

カルツァイウォーリ通りへ。

観光客が増えてきたメイン通りを南へ向かう。

その先にあるのが、シニョリーア広場だ。

 

シニョリーア広場とヴェッキオ宮 

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シニョリーア広場に面して建つ、ヴェッキオ宮

ヴェッキオ宮はかつての役所だ。

ヴェッキオ宮の前には、ミケランジェロダビデ像が。

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このダビデ像はレプリカで、本物はアカデミア美術館に

展示されている。

ダビデ像は共和政フィレンツェのシンボルとして

ミケランジェロが作った作品なので、

この場所にあるのがふさわしい。

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ダビデ像の頭に鳥が、、、!

思わずまわりの人たちと一緒に微笑んだ。

 

ヴェッキオ宮は内部を6€で見学することができる。

入ってすぐの中庭は無料で見れるので、

ちょっとだけ寄り道。

真ん中にかわいらしい噴水があってホッとできる空間だ。

 

 ヴェッキオ宮を出るともう隣はウフィッツィ美術館

また日を改めて訪れるつもり。

ウフィッツィ美術館はもともと16世紀に行政機関の

建物として建築された。

権力を誇ったメディチ家所有の美術作品が納められ、

それが現在のウフィッツィ美術館の原型となっている。

ウフィッツィ美術館の建物は、ヴァザーリの回廊で、

アルノ川を越えピッティ宮とつながっている。 

 

アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオ

ウフィッツィ美術館の回廊を南に抜けると、アルノ川に出る。

この眺めを見ると、フィレンツェに帰ってきた!と実感。

アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオは、

フィレンツェ最古の橋で、その形が特徴的。

(ポンテは橋、ヴェッキオは古いという意味。)  

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橋の両側には宝石店や彫金細工店が立ち並ぶ。

橋は2階建てのようになっていて、

上の部分はヴァザーリの回廊。

つまりウフィッツィピッティ宮を結ぶ

動線となっているのだ。

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ポンテヴェッキオの橋の上。いつもにぎわっている。

高級なアクセサリーを扱う店よりも、

私は向こうに見えているドゥオーモのクーポラが

気になってしょうがないけど。

 

 

ポンテ・ヴェッキオはその橋自体も見どころだが、

橋からの眺めもまた素晴らしい。

ポンテ・ヴェッキオから西側のトリニタ橋方向を眺める。

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アルノ川の流れはゆったりとしていて、

フィレンツェの街に欠かせないもの。

夕焼けの美しさは特に見事だ。

夕焼けを絶対見に来よう。

 

 新市場のロッジアに寄り道

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この子に触れると、幸せになれるとか、またフィレンツェに戻って来れるとか。

ありがとう。また無事に戻って来れました。

 

 シニョリーア広場の西側に新市場のロッジアと

よばれる一角がある。

 この辺りは昔のフィレンツェの雰囲気を思わせる。

新市場と言ってもできたのは16世紀の話。

今は土産物屋、特にフィレンツェで有名な革製品を

あつかった店が多い。

新市場のロッジアの南側にこのイノシシがいる。

ウフィッツィ美術館にあるローマ時代の彫刻のコピーだが、

このイノシシの鼻を触るとフィレンツェに帰ってくること

ができるとか、幸せになれるなどの噂があって、

私もフィレンツェに来たら必ず一度は

このイノシシを見に行っている。

今回フィレンツェに帰って来れたので、

ご利益はあったということで。

お礼参り?

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!これがフィレンツェ!最高の眺め!」

2015年8月

 

この夏はイタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部をめぐる旅。

友人との2人旅だ。

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目次

 

朝は素晴らしい眺めから!

前の晩にフィレンツェに到着。

昨夜はぐっすり眠ることができた。

広場に面した部屋だけど、とても静かだった。

寝る前から楽しみにしていた窓からの眺め。

目が覚めたらまず窓を開ける。 

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部屋の窓からはこの眺め!

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が正面に見える。

教会の向こう側はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅がある。

フィレンツェの鉄道の中心駅だ。

手前はサンタ・マリア・ノヴェッラ広場。

過去にフィレンツェを訪れた時に

何度も通っている広場だが、

上から眺めるとこんなに

気持ちの良い広場だったのかと再確認。

旅が始まったんだなと実感。

 

ホテル「サンタ・マリア・ノベッラ」

立地だけで選んでも充分に

満足感の得られるホテルだと思う。

ここから毎日、

いろんな時間帯のこの広場と教会を

眺められるのだから。

 私の旅の理想は「暮らすように旅する」ことなので、

ホテルはいわば家。

毎日、「行ってきます」と出かけ、

「ただいま」と帰りたい。

このホテルでは、その理想が叶いそう。

 選んだ自分を褒めてあげたい気分。

 

今朝は気持ちよく晴れて光も空も美しい。

 

8月のフィレンツェはほとんど雨が降らない気候だ。

朝晩は比較的涼しいが、昼間はかなり暑くなる。

今までも何度か夏に滞在したことがあるが、

日によっては結構蒸し暑くなる。

ついつい欲張りたくなるのだが、

ゆったりとした旅にしようと思う。

  

フィレンツェみどころ満載な街

今日も暑くなりそうな予感だ……。

ホテルの朝食をいただいて、

暑くならないうちに街歩きに出かける。

フィレンツェの見どころは数多あるのだが、

まず向かったのはドゥオーモ広場。 

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 ホテルから5分ほどの距離。

朝日がまぶしくてドゥオーモが神々しい。

フィレンツェに来たらまずはここは欠かせない。

フィレンツェの見どころ中の見どころだ。

 

ドゥオーモとはイタリア語で

その街の大聖堂という意味で、

フィレンツェの大聖堂の正式名称は、

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂という。

フィオーレとはイタリア語で「花」の意味なので、

「花の大聖堂」とも呼ばれる。

名前が長いのでドゥオーモの方が一般的。

3色の大理石がキラキラ光っている。

手前右側は工事中の洗礼堂だ。

シートを被っている。

 

イタリアのように多くの文化遺産を抱える土地では、

常にどこかが何かが修復作業中なので、

工事中に出くわす確率が高い。

昔は旅でそれに出くわすと、

とても残念な気持ちになったものだが、

最近は修復してくれて「ありがとう」と

思えるようになった。

そして「また来よう」と思う。 

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まずは鐘楼に上って、深呼吸!

右側の高い鐘楼は

ドゥオーモと一体になっているように見えるが、

実は別の建築物で、

ジョットの鐘楼と呼ばれている。

14世紀にジョットによって建築されたものだ。

こちらも3色の大理石が見事。

まずはこのジョットの鐘楼に上ってみることにした。

 

ドゥオーモや洗礼堂との共通券が€15で購入できる。

当然、フィレンツェに来る観光客は

この共通券を買って見学する人が多いので、

券を購入するだけで行列に並ばなければ

チケットが買えないこともある。

ドゥオーモのチケット売り場は混雑するので、

ジョットの鐘楼のチケット売り場が比較的買いやすい。

ジョットの鐘楼の入り口は裏側にあって、

チケット売り場は建物の内部にある。

中に入ってみないと存在が外からは

わからないので、穴場なのである。

 

穴場のジョットの鐘楼でチケットを買った。

待ち時間ゼロで、

500段近い階段を休憩しながら上っていくと…… 

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説明のいらない見事な眺め!

上までのぼるのは結構大変だけど、

この景色を見せられたら

のぼった甲斐があるというもの。

ドゥオーモのクーポラが目の前に。

 

この迫力は、ジョットの鐘楼から

でないと感じられないだろう。

 

ドゥオーモのクーポラにも上ることができる。

私も以前に上ったことがあるが、

ジョットの鐘楼の方が上りやすかった。

ドゥーモのクーポラは階段に切れ目が少なく、

休憩する場所がなかったり、

腰をかがめてのぼらないといけない箇所が多い。

でも、ドゥオーモのクーポラに上ると、

まずは素晴らしいクーポラ内の天井画を

間近で見ることができるので、

それも捨てがたいのだが。

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

(ドゥオーモ)は、フィレンツェの街の象徴だ。

13世紀には建築が始まって15世紀に完成したという。

目を引くクーポラ(円蓋の部分)はブルネッレスキの作。

 

オレンジの屋根がグラデーションで続く街並み。

これがなんとも懐かしいような、

かわいらしいような。

時空を超えて中世にタイムスリップしたような。

この風景そのものが、

フィレンツェの見どころと言ってよいだろう。  

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 オレンジの屋根が続く街並みは、

庶民的で人の暮らしが見える気がする。

 

荘厳なドゥオーモなどの建造物や

価値の高いルネサンス期の美術作品など、

フィレンツェの魅力は数多あるが、

私が好きなのはこの街並み。

 

旅人を住人に変える街だ。

しばらく滞在すると自分の暮らす街になる。

そんな勘違いをさせる街。

 

やっぱりフィレンツェはすばらしい街だ。

鐘楼を降りて、街歩きに繰り出そう。 

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅へ出発!ホテル選びは慎重に」

2015年8月

 

目次

大好きなイタリアへ

いよいよ イタリア旅行へ出発!

まずは旅の拠点となるフィレンツェへ向かう。

直行便がないので、まずはパリのシャルル・ド・ゴール空港へ

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エールフランス航空で蒸し暑い日本を脱出。

まずはパリまでの約12時間半の空の旅だ。

 

夏のイタリアもなかなか暑いが、

日本の夏よりは乾燥していて過ごしやすい。

 

トスカーナ州の州都フィレンツェを拠点にして、

エミリアロマーニャ州の

ボローニャ、モデナ、パルマと美食街道をめぐり、

モザイク美術のラヴェンナを訪れる旅。

 

パリのシャルル・ド・ゴール空港

トランジットを済ませ、

さらに2時間弱の空の旅。

フィレンツェに到着したのは夜の10時ごろ。

ヨーロッパの夏は日が長いとはいっても、もう10時。

 

到着時にはさすがにもう暗い。

でも飛行機からは、キラキラ光る

フィレンツェの街を見ることができた。

長旅の疲れも吹き飛ぶ。

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 空港からタクシーでホテルへ。

フィレンツェの空港は

こじんまりとしているのでわかりやすい。

タクシー乗り場は到着ロビーを出て右手へ。

乗り場は一か所しかないので迷いようがない。

 

サンタマリアノヴェッラに泊まる

予約しておいたホテル「サンタ・マリア・ノベッラ」へ。

立地を考えて選んだホテル。

 

フィレンツェはそんなに大きな街ではないので、

見どころにはほとんど徒歩で行ける。

「サンタ・マリア・ノベッラ」は

サンタ・マリア・ノベッラ教会に面したホテル。

フィレンツェ中央駅の駅前にある。

空港からホテルまでタクシーで20~30分ほど。

 

部屋は広場に面している。

少し奮発していい部屋を予約した。

明日の朝の眺めが楽しみ。

ワクワクしながら眠れる。

 

部屋の装飾や設えは古都のホテルらしく、

ルネサンスを思わせる雰囲気に整えられている。 

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浴室も広い!

イタリア人はお風呂にあまりこだわりがないので、

わりと値段の高いホテルに泊まっても

バスタブがないことが多い。

でもそこは日本人。

滞在が長くなるとバスタブが恋しくなるものだ。

(特に私の旅の同行者の友人はバスタブがお好み。)

 

気づけばもう夜の11時を回っている。

7時間の時差もあるので気を抜くと睡魔が……。

今夜はとりあえず就寝しよう。

 

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結局フィレンツェばかりに滞在しています。

↓ 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅へ!<フィレンツェ・ボローニャ・モデナ・パルマ・ラヴェンナ>」

2015年8月

目次

 イタリアへ旅に出ることにした

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(ヨーロッパを感じる眺め。何度来ても楽しみ!)

 

今年の夏はイタリアへ旅に出ることにした。

イタリアへ行くのは何回目だろう。

ヨーロッパへ通ううち、

その中でもイタリアはホッとする国というか、

なんとなく親しみの持てる国だ。

 

イタリア旅行のプランの立て方。

まずはどうめぐるかを考える。

イタリアはそんなに大きな国ではないが、

見どころのとても多い国。

 どこをどうまわるか。

 

いろんな街を駆け足にめぐるならツアーがいいだろう。

でも私の旅の理想は、「暮らすように旅する」こと。

一都市にできるだけ長く滞在して、

その街に住む人の暮らしに近づきたい。

 

でも私も勤め人。

そんなに長くは旅行に出れない現実がある。

日程には限りがあるけど、

その中でやりくりして理想に近づけていく。

そんな旅のプランを練るのも、

私にとっては楽しみな時間。

 

旅のプランを練る楽しみ

今回のイタリア旅行。まずは行きたいところ、

やりたいことを整理することから。

  

フィレンツェに滞在したい。

  フィレンツェは過去3度、ホームステイで長く

  滞在したことのある都市。

  4年ぶりに訪れてみたい。

 

 ・エミリアロマーニャ州の都市をめぐりたい。

  エミリアロマーニャ州は美食で知られる地域。

  エミリア街道を中心に古代から交通の要衝として

  発達したところ。おいしいものをいっぱい食べたい。

 

ラヴェンナでモザイクを見たい。

  ラヴェンナ世界遺産のモザイク美術を見たい。

   

以上の3点に絞って

旅のプランを練っていくことにした。

 

旅の目的は何か?

フィレンツェはイタリア中部トスカーナ州の州都。

ルネサンス期の街並みが残る古都で交通の要衝

でもある。

最初に訪れた時からその街の魅力の虜になった。

フィレンツェは多少の土地勘があるので、

ここを拠点にした旅のプランにする。

ラヴェンナエミリアロマーニャ州の古都で、

モザイク美術の宝庫。

エミリアロマーニャ州を巡るには、

ボローニャを拠点にするとよさそう。

 

ということで、フィレンツェに滞在し、

2泊3日でボローニャへ。

ボローニャからラヴェンナパルマ、モデナと

エミリアロマーニャをめぐって

再びフィレンツェにもどるプランに決定。

 

旅全体は8泊10日(1泊は機内泊)で、

8月6日~15日という観光客が

押し寄せる時期なので、

フィレンツェは2泊と4泊に分けて同じホテルを予約。

ボローニャはその間の2泊を予約。

フィレンツェボローニャは特急列車に乗るため、

そのチケットは日本で予約して行った。

 

さて、イタリアの魅力を再確認する旅へ。

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ヨーロッパ旅「キリスト教の文化に寄り添いたい〈その2〉」

 目次

 

旅の中で出会う文化と生活、そして宗教

ヨーロッパが好きで、よく訪れている。
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 ヨーロッパを旅すると、

日々キリスト教を感じる場面に出会う。

ヨーロッパの文化とキリスト教

切っても切れない関係。

 

日本では宗教を感じる場面が少ない。

私も初めて海外に行った高校生のころ、

「あなたの宗教は?」とホームステイ先で聞かれて、

上手く答えられなかった苦い思い出がある。

日本の人は無宗教ではないのに、

無宗教だと思っている人が多いのではないだろうか。

 

日本の文化には神道や仏教が影響しているのに、

生活にあまりにも溶け込んでいるからか

実感がないというのが正直なところ。

しかし、ヨーロッパの人々は実感を持っている。

それは、かつてキリスト教がほかの宗教にその地位を

危ぶまれた時代があったからだと、

私は思っている。

 

ヨーロッパで教会を訪れる

特に教会は、キリスト教徒の祈りの場だが、

キリスト教徒以外にもさまざまな面で

驚きや感動を与えてくれる場だ。

初めて観光で教会に足を踏み入れた時は、

居心地の悪さと言うか、場違いな雰囲気を感じた。

入ってはいけないところへ入ったような。

 

でも次第に、教会はキリスト教徒だけのものでは

ないんだなと思うようになった。

宗教は違えど、教会が放つ魅力や神々しさは

だれにでも感じ得るものだから。

 

キリスト教徒の人は教会へ入ると胸で十字をきる。

私は一礼をして入ることにしている。

キリスト教という宗教に対する敬いの気持ちを込めて。

  

イタリア・フィレンツェ

イタリアは見どころの多い国だ。

イタリア人はほとんどの人がカトリックである。

街にはさまざまな時代の教会がひしめき合う。

 

私が何度か滞在したフィレンツェは、

イタリア中部トスカーナ州の州都で、

中世の街並みが残る、世界遺産の街。

 

フィレンツェ最大の見どころがこのドゥオーモ。

正式名称サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂だ。

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ariruariru.hatenablog.com

 

この大聖堂はフィレンツェの街の象徴である。

フィレンツェに暮らす人にとって

とても誇らしい建物、誇らしい存在だ。

白と緑とピンクの色大理石で装飾された建物は、

まさに唯一無二の存在。

まさにイタリアのゴシック様式

まず、その大きさに圧倒される。

そしてこのクーポラ!

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一度見たら忘れることのできない色とフォルム。

フィレンツェの街には欠かせない。

 

クーポラの上に登るには、

500段以上の階段が待っている。

細い通路や螺旋階段は、

息が詰まり、閉塞感すら感じる空間。

ドゥオーモの歴史を感じずにはいられない。

そしてようやくのぼりつめた

クーポラの上からの眺めは格別。

(クーポラにのぼってしまうとクーポラ自体が見えなくなって

しまうので、私は隣のジョットの鐘楼に登ることが多い。)

 

この街の美しさをこの大聖堂が守っている。

と、私は信じている。 

 

都会的なイタリア・ミラノ

ファッションの街ミラノのドゥオーモ。

荘厳で繊細な彫刻がこれでもかと並ぶ。

壮大なゴシック様式だ。 

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訪れる時間が変わると、大理石の色も変わる。

見るたびに違う表情を見せるファザード。

 

そしてミラノのドゥオーモの魅力の1つは、

この奥のステンドグラス。 

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吸い込まれていく感覚。

5廊式の内部は神の存在を否定できない

説得力で満ちている。

その壮大な奥行きに遠近感を失うほどだ。 

 

フランス・パリのノートルダム大聖堂

パリのセーヌ川の中州に凛として建つのが

ノートルダム大聖堂

あまりにも有名なこの教会の前には、

観光客がいっぱい押し寄せてくる。

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 内部は、光の洪水だ。

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観光地の1つ、パリのノートルダム

パリという街の発祥の地。

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内部は静寂が保たれていて、

浮かれ気分の観光客の1人として足を踏み入れると、

恥ずかしくて申し訳ない気持ちにすらなる。

一瞬でこの場所がどんな場所かを教えてくれる。 

 

教わることばかりの旅で

その土地を気に入って訪れることは、

その土地に暮らす人々の習慣や文化を

できる限り知ろうと努力すること。

 

旅先で教会を訪れると、

説明などなくても、そのすばらしさがわかる。

言葉や予備知識なしでもわかることがたくさんある。

それが旅の醍醐味でもある。

でももっと知りたくて、

言葉や文化を勉強する。

 

旅人はその土地の人間にはなれない。

現地にできるだけ溶け込みたいとは思うけれど、

違う土地の文化を持っているからこそ旅人なのだ。

これからも旅人として、

いろんなものをいろんな角度から見てみよう。

 

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「大好きなフィレンツェにさようなら」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェでのホームステイ。

何度か旅行で訪れたこの街に住んでみたくて、

今回はホームステイという滞在の形にしてみた。 

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大人のホームステイは発見がいっぱい。

新鮮な気持ちで2週間を過ごした。

フィレンツェの魅力に

さらにとりつかれてしまった感じ。

 

目次

 

暑い夏のフィレンツェをのんびり

フィレンツェはイタリア中部の街。

乾燥はしているものの、

フィレンツェの夏の暑さはなかなかのものだ。

日中の日差しは肌に痛いほど。

 

旅行で滞在した時は

日中に街歩きを敢行してへとへとになった。

暑いー!と言いながらホテルに帰って

ゴロンと昼寝するのもいいけど、

今回の旅は暮らす旅。

のんびり無理のない旅を満喫だ。 

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何度見ても美しさに感動するフィレンツェ

こんなに美しい街を残してくれた先人達に

感謝したくなる街。

歩いても、丘の上から眺めても、

ため息が出る美しさ。

 

でもその街には普通の暮らしがちゃんとある。

フィレンツェに暮らす人々は、

この美しい街を愛していて、

そして丁寧な暮らしをしている。

 

しっかり丁寧に暮らすこと

観光客でごった返す通りを抜けると、

路地にひっそりとたたずむ店に

一人で入っていく地元の人の姿。

老舗のバール、古道具屋、マーブル紙の店。

当たり前のように吸い込まれていく。

 

こんなにも観光客があふれているのに、

路地の店にはピリッとしたひんやりした空気。

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いったい何が日本と違うのだろうと

考えずにはいられなかった。

 

2週間暮らしてみて、

その暮らしぶりの一端を体験した。

伝統的なものや昔の暮らしを大切にしながら暮らす。

時代とともに暮らし方は変わっては行くが、

前の時代に対する変わらぬ尊敬の念がある。

そこが日本と違うのかなぁ。

  

ホームステイ先を出る

いよいよホームステイ先ともお別れ。

どちらかというと動物苦手な私も、

多少は仲良くなれたワンちゃん。

最後の日に玄関を出ると、

前庭でこんなポーズ。 

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おじいちゃんには「カッティーバ、カッティーバ」と

出発の前日の夜から繰り返し言われた。

カッティーバとはイタリア語の「cattiva」、

「悪い」という意味の女性形で

日本に帰ってしまう私に「悪い子だ」と言っている。

 

おじいちゃんのイタリア語は私には難しくて

分からないことも多かったけど、

2週間でいろいろお話をした。

おじいちゃんは映画が好きで、

若いころ日本の映画を映画館で見て感動した話や、

息子に日本語を学ばせようとしたけど

全然勉強してくれなかったという話など。

 

このお宅で、すっかり娘気分で

過ごした愛おしい時間ももう終わり。

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普段とは違う役回りを与えられ、

リフレッシュできた時間。

いい意味で予想不可能な旅。

 

いい出会いに支えられた2週間。

また来ます、フィレンツェ

とりあえず、いったん、さようなら!

 

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「好きな街を自分の街にする方法」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェに滞在中。

何度か訪れたフィレンツェも、

ホテルで過ごした時はお客さん気分。

今回のホームステイは、

現地に移住してきたような気分で過ごす。

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目次

 

なじみの場所も、通りも増えてきた

ガイドブックに載っている観光地を巡るのも

もちろん楽しいのだけど、

自分しか知らない心地よい場所を探して

歩くのも楽しい。

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今回の旅でお世話になったお宅は、

フィレンツェの南側の丘の上だ。

 

最初にフィレンツェを訪れた時は、

アルノ川の南側に渡ったのはピッティ宮を

訪れるときぐらいだったが、

今回はぶらぶら歩く機会も増えた。

 

フィレンツェには同じよう

な美しい通りがたくさんあるが、

自分好みの通りを見つけるとうれしい。

何度も歩いたセッラグリ通り。

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レプブリカ広場は旅人も訪れる有名な広場だけど、

目抜き通りから少し入ったところにあって

人々が東西南北から集まってくる広場らしい広場。

ここもお気に入り。 

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ドゥオーモの裏手にあるちょっと地味なバール。

フィレンツェを訪れる度に必ず寄る店。

なんてことはない普通のバールだけど、

愛想はいいけど口数の少ない店主がいて、

とっても居心地がいい。

一人でも入りやすくて、ホッとしに行く場所。 

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サンタマリアノベッラ広場からドゥオーモ目指す途中、

左の道の先にも、右の道の先にもクーポラが見える角。

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左はメディチ家礼拝堂、右はドゥオーモのクーポラだ。

どちらの通りも美しくて、

どちらに行こうかなと毎回ここで思う。

 

 

好きな街を自分の街にする方法

2週間の滞在を満喫した今回の旅。

大好きなフィレンツェの街が

だんだん自分の街になってくる。 

 

やっぱりフィレンツェは素晴らしい街。

ホームステイをして、実際フィレンツェ

住む人たちの暮らしに寄り添って過ごすと

気持ちは自分もすっかりフィレンツェの住人。

 

初日はドキドキしたバスも、

2週間たてば運転手さんとも顔なじみ。

にっこり笑って停留所に停まってくれる。

 

日本に戻る日が近づくと、

お世話になった人にお別れを

言ってまわりたい気持ちになった。

そう、そんな旅がしたかったんだな、私は。

改めてそう思った。

 

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「心がふわっと軽くなるサンマルコ美術館」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェでのホームステイ。

たまたま滞在したお宅は、

フィレンツェ近郊の広い敷地を持つお屋敷だった。

貴重な体験、大人のホームステイを満喫中。

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目次

 

生のイタリア語

イタリア語の習得はなかなか進まないが、

ホストファミリーやその友人たちと

たくさんの出会いがあって、

生のイタリア語をたくさん聞くことができた。

イントネーションやイタリア語特有の間。

耳で聞くイタリア語には事欠かないこの時間も、

日本へ帰ると再現するのが難しい環境だ。

 

サンマルコ美術館へ

何度か滞在したことのあるフィレンツェ

観光よりも暮らす旅を選んだ今回の滞在。

イタリア・フィレンツェでのホームステイも、

残り一週間となったこの日。

どうしても行っておきたい場所へ向かう。

サンマルコ美術館。

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フィレンツェを訪れるたびに来たくなる場所。

中心地から徒歩で十分歩ける距離なのに、

あたりはとても静かだ。

まずは教会の中へ。

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教会の雰囲気も好きだ。

厳かで豪華な祭壇なのに、神々しさはあまり感じない。

どちらかというと庶民的な感じ。

緊張感ではなくホッとする感じだ。

 

いよいよサンマルコ美術館へ。

入るとすぐに現れるのは優美な回廊。 

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サンマルコ美術館は元修道院を利用した美術館。

教会に併設されていた修道院だ。

この回廊をここで暮らした修道士たちが

行き交っていたころと、

きっと何も変わっていないのではないだろうか。

  

フラ・アンジェリコの色彩に包まれる

サンマルコを訪れる最大の目的は、

フラ・アンジェリコの作品を観るためだ。

初めてここを訪れた時の衝撃は忘れられない。

 

当時は、宗教絵画にもさほど興味がなく、

キリスト教の教会やヨーロッパの美術館で

何度も出会っていたのに、

「受胎告知」という欠かせないテーマを

意識したことはなかった。

 

そんな状態で出会った、

フラ・アンジェリコの受胎告知。

それは、知らないうちに私たちを

階段の上から見ているのだ。 

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フラ・アンジェリコは修道士だ。

画家ではなく、キリスト教に仕えた

敬虔な修道士だったのだ。

 

決して上手くない筆運びだが、丁寧な仕事。

職人とも違う、画家とも違う。

受胎告知というポピュラーなモチーフだが、

こんなガブリエルは他では見たことがない。

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やわらかくて優しくて、

マリアの不安を払拭しようとするような

美しいまなざし。

  

心がほどけるような気持ち

 今回もサンマルコ美術館を訪れて、

心がほどけるような気持ちになった。

私はキリスト教徒ではないが、

ここに来ると、

ふわっと心が軽くなるような気持ちを感じる。 

 

そして運が良ければ、

こんな窓からの眺めも見ることができる。

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やっぱり訪れてよかった。

きっと私はまたここに来るのだろう。

きっと一人で。  

 

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「暮らして楽しむ!」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェでホームステイ。

大人になってからのホームステイは、

昔とちょっと違う楽しみと発見。

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目次

 

家族と過ごす夏のフィレンツェ

夏のフィレンツェはとっても暑い。

朝晩は涼しくなるが、日中は気温が高く、

近年は湿度も高い日が多い。

何度か夏のフィレンツェを訪れた。

 

日中の街歩きはかなり大変。

もちろん街歩きしながら、

ジェラートを食べ歩いたりするのも楽しみだが、

今回は2週間の滞在型の旅。

 

ゆったりとホストファミリーとの時間を楽しむ。 

元来は動物嫌いの私なのだが……。

ステイ先の家にはワンちゃん。

おとなしくて飄々としている感じ。

良い距離感で仲良くなれそう。 

 

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 玄関へ出ようとしたら、私の動線を塞ぐように寝っ転がる。

最初は偶然かと思っていたら、

何度も同じことをする。

「一緒に遊んで!」という意味かな?

でも残念ながら動物は苦手なので、

ごめんね…一緒に遊べないのです。 。

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気づけばこんなところにもワンちゃん。

お宅の入り口にあるサインはこの子かな?

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ランチのテーブルセットは私の仕事。

私がセットをし始めても、全然無反応…。

  

キッチンで朝の光を浴びながら

ゆっくりしたフィレンツェの滞在。

家族みんなで朝食を食べる。

一通りおしゃべりをして、

みんなそれぞれの場所へ散っていく。

 

朝食の片付けのほとんどは、

住み込みのお手伝いさんがしてくれる。

ペルー出身の若い男の子だ。

食器などを一緒にキッチンへ運んで、

テーブルを拭いて、

そして最後に彼はレモンをかじる。

彼の出身地では、レモンは欠かせないらしい。

そして私はコーヒーメーカーに

新しい粉をセットする。

 

中庭でみんなで飲む朝のカフェラテとは違って、

濃いエスプレッソをダブルで。 

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キッチンの窓からはキラキラと眩しい光が入り、

庭の緑の香りが漂ってくる。

そして彼のかじるレモンの香りも。

10時になったらイタリア語のレッスン。

あともうちょっとここでぼんやり。


この家で一番の働き者は、
キッチンのコーヒーメーカーかもしれない。 


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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「静かな存在感!ルッカに寄り道」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェでホームステイ。

大人になってからのホームステイは、

十代のころとは違う楽しみがいっぱい。

大好きな街で新しい発見の連続に忙しい。

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目次

 

ルッカの路地に響く音

この日は、友人を訪ねると言う

ホストマザーの車に便乗。

目的地はルッカの郊外だ。

 

ルッカフィレンツェから車で1時間半ほどの

距離にある、美しい城壁に囲まれた都市だ。

トスカーナ州の北部に位置しており、

旧市街の城壁が見事に残る街。

 

郊外の友人宅へ行くホストマザーの車を

旧市街の入り口で降りて、

美しくも庶民的な街に入り込む。 

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夏のトスカーナはほとんど雨が降らない気候だが、

この日は朝から曇りがち。

ルッカに到着したころには、

パラパラと雨が降ったり止んだり。

 

雨は街の色を濃くする。

夏の日差しで、

すべてが明るくなるイタリアもいいけど、

雨に洗われて本当の色を取り戻す瞬間も美しい。

 

歴史が匂いたつようなルッカの路地は、

しっとりとしていて、

石畳を叩く自分の足音が響いた。

 

街々で雰囲気の異なるドゥオーモ

ルッカの歴史は古い。

ローマ時代の遺跡も残る。

12~13世紀に建築されたロマネスク様式の

建物もいくつも残っている。

 

イタリアの街をめぐると、

その街ごとのドゥオーモの違いがおもしろい。

ルッカのドゥオーモは、

街の守護聖人サンマルティーノを祀った聖堂。 

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ルッカのドゥオーモは、

ちょっと不思議な形だ。

ロマネスク様式で11~13世紀に建てられた聖堂は、

その後にゴシック様式につくりかえられた。

でもファザードはロマネスク。

時代の中で様式がつくりかえられるというのは、

イタリアではそんなにめずらしいことではないが。

 

正面には大きなアーチが3つ。

その上にアーチがいっぱい並んでいる。 

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あれあれ……?

よーく見ると左右対称じゃない!

正面から見るとアシンメトリーなのだった。

まるで、だまし絵のように。

右側は鐘楼に食い込んでいるようにも見える。

アシンメトリーなのに離れて見ると

何の違和感もないのが不思議。

 

ホストマザーは、

「イタリア人はいい加減だから、

思いつきでそうしたんでしょう」と

冗談っぽく楽しそうに説明してくれた。

  

ただ古いのではない魅力

ただ古いのではない魅力があるルッカの街。

地層のように幾重にも重なる時代の文化が、

どころどころ表に顔を出している。

 

ローマ時代のものと、中世の雰囲気と、

さまざまな時代が並列するような街。

ドゥオーモからフィッルンゴという

美しい通りを進むと、

ひときわ印象的な広場に出る。

 

アンフィテアトロ広場と呼ばれるその広場は、

ローマ時代の円形闘技場の跡地だ。 

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 まあるい形。かつての闘技場に今立っている。

この広場は、メルカート広場とも呼ばれている。

メルカートとは市場のこと。

 

ローマ時代はきっと人々が集まって

歓声をあげていた場所は、

街の経済の中心地になっている。 

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広場に面した建物はカーブを描いている。

庶民的な雰囲気に優美な建物があふれている。

 

静かで落ち着いたルッカの街。

こんなにすごい歴史を持った街が、

なんでこんなに普通の顔をして、

控えめに存在しているのか。

 

驚きとともに、そのままでいて欲しいという気持ち。

それは、きっとまた来ようと思っているからだ。 


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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「フィレンツェの空気とホームステイの醍醐味」

2010年8月

 

フィレンツェのホームステイ先で、

いつもの旅とはちょっと違う旅を。

イタリア語とイタリア文化に

まみれるように暮らしてみる。 

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目次

 

フィレンツェのホームステイ

 フィレンツェの街でのホームステイ。

ステイ先の家は中心地から車で10分ほど。

家でのランチ後、ホストマザーに車で送ってもらって、

久々のフィレンツェ街歩き。

ひたすら歩きたいように歩く。

 

フィレンツェトスカーナ州の州都。

イタリアの中央部に位置しており、

美しい海岸線や緑豊かな自然が残る州だ。

 

私にとっての初フィレンツェは、

フィレンツェとミラノを1週間でめぐる

駆け足の旅だった。

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(初めてフィレンツェを訪れた2007年。)

 

その時のフィレンツェが忘れられず、

その後何度かのホームステイを繰り返している。

 

フィレンツェの何がいいのかというと、

説明するのはなかなか難しい。

でもまず好きなのは、

フィレンツェの街中でひときわ存在感を放つ、

ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

のクーポラだ。

芸術的な美しい曲線に

ピンクオレンジのかわいらしい色。

しかし、近づくと恐ろしいほどに大きくてゾワゾワする。 

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そして、中世の雰囲気を感じられる街並み。

その街並みに包みこまれるように歩くこと。

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また、イタリア語がわかりやすいということ。

イタリア語には標準語がないと言われる。

イタリアは新しい国だ。

かつてはそれぞれが都市国家だった地域が

イタリアという一つの国家になった。

そんな中で、フィレンツェは訛りが比較的少なく、

イタリア語を学ぶに適している場所と言える。

 

フィレンツェの空気

でも一番は、フィレンツェの空気。

フィレンツェの人々が醸し出す、

ちょっと知的で、ちょっと奥ゆかしい感じ。

それが好きだ。

 

自由で、なにもかもがほどよい距離感。 

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今、この道、私が独り占め。

誰かが歩いてこないうちに、

どこまで歩けるかな。

ここは、私の街だ!って思いたい。

 

「家」へ帰る楽しみ

 知った街を久々に歩きまくって、懐かしい場所を訪れて、

前に行ったことのあるお店がちゃんと営業してるかを確認!

どの店も健在で一安心。

(誰目線、、、?)

 

帰りはバスでステイ先へ。

観光地ではないところへ行くのは、

なかなか慣れないと難しい。

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ドキドキしながら教わった停留所で降りた。

そこから徒歩5分ほどで、ステイ先の門の前。

そして門から家までがさらに徒歩5分……。

敷地が広すぎる! 

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夏のフィレンツェは夜8時でも明るい。

門限は8時。

ついつい遅くなってしまった。

十代の時のような気持ちで、速足で歩く。

「ヤバい!門限だ!」

なんて懐かしいんだろう、この心境。

なんだか笑いがこみ上げてくる。

 

家に帰る楽しみ。

ホームステイの醍醐味だ。

  

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「ちょっと大人の?フィレンツェ滞在」

2010年8月

この夏はイタリアフィレンツェに滞在。

インターネットで探したホームステイ先は、

フィレンツェの中心部から車で10分。

丘の上に建つ敷地の広い邸宅だった。

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目次

 

夏のフィレンツェ

お天気の良い夏のフィレンツェ

地中海性気候の夏は暑く、

乾燥していて太陽がまぶしい。

何度か滞在して、大好きになった街だ。

勤め人につき長期滞在はできないが、

できるだけ暮らすように過ごしてみる。

 

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(お庭も素敵なお家。散歩できるくらい広い庭のある家だった。)

 

大人になってからのホームステイ

フィレンツェ滞在中のスケジュールは、

だいたいこんな感じ。

 

月曜日から金曜日の午前中は、

ホストマザーとイタリア語のレッスン。

または、イタリア文化に関係するお勉強。

午後はフリータイム。

毎日3食付き。

土日は終日フリータイム。

 

そうしてホームステイが始まった。

 

家族で朝食をいただいた後は、

午前中の2時間くらい、机に向かって

イタリア語の文法や発音を学ぶ。

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 イタリア語でイタリア語の文法を習うと、

日本語では感覚がつかめなかったことが

一瞬で理解できたり、

反対に「なんのこっちゃ」というのもあったり。

「言葉の習得のおもしろさ」みたいなのが楽しい。

 

学生のころ、何度か海外で

ホームステイしたことがあった。

そのころは当たり前に、

ホストマザーは「お母さん」という感じだったし、

ホストファザーは「お父さん」という感じだった。

 

でも今回のような大人になってのホームステイ。

今回のホストマザーは自分の母親より少し若い人。

どんな人間関係になるかな?と思っていたが……。

 

過ごしてみると、やっぱりホストマザーは

「お母さん」という感じ。

自分が「娘」にもどったような、

どこか気恥しいような、懐かしいような、

なんとも説明しがたい気持ちになった。

「門限までには帰ってきてね」などと言われると、

どこかくすぐったい気持ちになる。

でもなんかうれしい。

  

ファミリーと過ごす穏やかな時間

午前中の勉強が終わったら、

ホストマザーと食材の買い物に出かけ、

帰ってきたら昼食の準備をして、

昼食を家族でゆっくり食べる。

午後は日によってまちまちだ。

 

フィレンツェの街をぶらぶらしに行ったり、

ホストマザーにくっついてどこかへでかけたり、

家で宿題をしたり、庭を散歩したり、

おじいちゃんの話し相手をしたり、

(だいたい聞き取れないんだけど)

どれもこれも心底楽しい!

ホームステイという滞在方法を選んでよかった。

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(居心地の良い玄関横のソファ。ここに座っているとファミリーの誰かが出かけるときに誘ってくれる。)

 

イタリア語を学ぶこと

イタリア語は食べ物から学ぶと分かりやすい。

私のイタリア語の勉強の始まりも、

イタリアンレストランのメニューを

理解することから始まった。

 

イタリアの人は食べることが大好きで、

食べ物に対する情熱やポリシーが強い。

イタリア人が食べ物に関する自分のポリシーを

一生懸命説明する姿が私は大好きだ。

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 熱心に夕食の準備をするホストマザーとファーザー。

4日目にようやく、テーブルセットを任されて、

意気揚々と働く私。

すっかり「この家の娘」になった気分。

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 イタリア語を学ぶだけでなく、

「生活」や「人生」を学ぶようなホームステイ。

普段の自分の生活をいったんお休みして、

違う自分を生きるような新鮮な滞在。

 

これも旅。

これこそが旅のような気もする。

 

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「ゴシックの街シエナへ」

2010年8月

 

イタリアトスカーナ州の州都フィレンツェに滞在。

イタリア語とイタリア文化を学ぶために

ホームステイという形の旅を選んだ。

たまたまインターネットで見つけたステイ先。

到着してみたら、歴史ある邸宅に暮らす、

生粋のフィレンツェ家族だった。

 

目次

 

ゴシックの街 シエナ

フィレンツェに到着した翌日、

ホストマザーがその日の夜に、

友人とシエナへコンサートを聴きに行くという。

 

「車でシエナへ行くけど一緒に行く?」と

聞かれたので、ついていくことにした。 

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 3つの丘に広がるシエナの街。

フィレンツェの街ともまた雰囲気の違う、

落ち着いていて気品のある世界遺産の街だ。

 

シエナと言えば、

パリオという伝統的な競馬が有名で、

街ごとに競って大いに盛り上がる。

そのパリオの舞台となるのが、

 このカンポ広場だ。

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扇のような形に、高低差もある不思議な広場。

背の高い建物は市庁舎の塔で、

マンジャの塔と呼ばれる。

とても美しい広場だ。 

 

何といっても圧巻の美しさ!ドゥオーモ

シエナの街を代表する建築と言えば、

このシエナのドゥオーモだ。 

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イタリアンゴシックの典型的な建物。

12世紀に建築が始まったとされる。

ファサードの美しさは見事としか言いようがない。 

 

中も素晴らしくて、

ドゥオーモだけで何時間も楽しめる。

かもたまたま訪れた時は、

貴重な床面装飾を見ることができた。

普段はシートを被せて保存しているらしい。

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シエナで過ごす休日

ホルトマザーの車に、まさに便乗で訪れたシエナ

ホストマザーとその友人がコンサートを

楽しんでいる間、私は一人でシエナをぶらぶら。 

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シエナは、フィレンツェと同じトスカーナの街。

中世の街並みと香りが残る。

静かでのどかな丘の上の街は、

休日を過ごすのにちょうど良い。 

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夜の美しい広場に後ろ髪をひかれながら、

フィレンツェへ戻る。

 

ハイライトのような短い滞在だったシエナ

本編はまだ。

また訪れなくては。

  

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イタリア フィレンツェでホームステイの旅「フィレンツェに暮らすって!?」

2010年8月

 

イタリアへ旅に出た夏。

この年の夏は、ふらっと一人で

イタリアのトスカーナへ。

大好きなフィレンツェに滞在。

一人旅でイタリア語を学びたくて、

ホテルではなくホームステイ先を探した。

フィレンツェは何度か訪れたことのある街。

観光よりも滞在型の旅だ。

 

出発前に2週間のステイ先も無事決まり、

ワクワクドキドキしながらフィレンツェへ。

 

目次

 

フィレンツェに暮らしてみる

 2週間とはいえ、フィレンツェで暮らせるなんて!

イタリア語の壁はあるものの、

本当に夢のような滞在が始まった。

 

アリタリア航空でローマへ。

トランジットしてフィレンツェへ。

深夜近くにフィレンツェに到着。

予定より遅い到着だったが、

ホストマザーが空港まで車で

迎えに来てくれる約束になっていた。

 

約束通り、とっても素敵なマダムが

私を空港で待っていてくれた。

 

この日は夜も遅いので、使ってよい部屋の案内と、

お風呂や洗面の使い方など、

必要最小限のことを聞いて就寝。 

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 しかし、なんとなくこの段階で気づいてしまった。

とんでもなく、素敵な邸宅にやってきたことを。

このバスルームは、私専用なのだ。

寝室にはベッドが2つ。

もちろん滞在するのは私一人。

 

空港からの車から眺めた限りでは、

辺りは暗くてよくわからなかったけど、

どうやら家の門のようなものを抜けてから、

少なくとも1分くらいは車で走ったような気がする。

 

もしかして大豪邸!?

と思いながらも、眠気には勝てず、

すぐに就寝……。 

 

翌朝知った、衝撃的な事実!

 到着の夜、私が案内された寝室は3階だった。

翌朝目が覚めて階段を下りていると、

まずはホストマザーではない女性に出会った。

あいさつをして、自己紹介をしようとしたが、

スーッと通り過ぎてしまったので、

「だれかな?娘さんかな?」と不思議に思いながら、

1階のリビングへ降りた。

 

あとから知ったことだが、

すれちがった女性は、お手伝いさんの一人。

そう、私がお世話になったお宅は、

お手伝いさんが複数人いる

正真正銘の大邸宅だったのだ! 

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 緑に囲まれた素敵な邸宅。

その邸宅は、フィレンツェ南部の

丘の上に建っている。 

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 門からの眺め。この道は私道だ。

この道をずっと進んだ先に邸宅が建っている。

まったく見えないけど……。

  

「暮らすように旅したい」と思っていたら

 いつも通り、「暮らすように旅したい」と思っていたら、

思わぬ副産物が付いてきた。

フィレンツェで味わう優雅な暮らし。

 

邸宅に暮らす生粋のフィレンツェ家族から

「暮らし」を学んだ2週間になった。 

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(ある日のランチのミネストローネ。素朴な味わい。)

 

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南ヨーロッパの旅で「食べ物も、気候も、人も、街も、何もかもがつながっている!」

ヨーロッパが大好き!

ヨーロッパばかりを中心に旅してきた。

特に南ヨーロッパに惹かれることが多い。

旅をしている中で気づいたこといろいろ。

 

目次

 

「食べ物」と「気候」のきってもきれない関係!

とってもあたりまえのことだけど、

気候と食べ物には密接な関係がある。

気候や土地の特色に合わせた産業が発達するから。

寒いところでは寒さに強い農作物が収穫され、

海に面したところでは魚介類が豊富。

といった具合に。

 

旅をしているとそのことを痛烈に感じる時がある。

それは、旅先で食べる食べ物が感動的に美味しくて、

 「なんでこんなにおいしいのー!?」と思った時だ。

 

フランスのモン・サン・ミシェル

フランスのモン・サン・ミッシェルへ行ったとき、

島の中でそば粉のクレープを食べた。

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そば粉のクレープとシードルを合わせるのは

この土地の食べ方だ。

この土地では古くからそば栽培がさかん。

そばは冷涼な気候でも育つ丈夫な作物。

それはこの土地の厳しい気候に合わせた選択だ。

 

また、フランスではブドウの栽培が盛んな地域が多く、

ワインの名産地がたくさんあるが、

ブドウの栽培に向いていないこの土地の気候。

ワインではなく、リンゴから作るシードルが好まれた。

それがこの組み合わせを生んでいる。

その土地で長く食べられている方法や

組み合わせに間違いはない。 

 

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食べ物と人と街 イタリアのボローニャ

土地土地の食べ物は、その土地に暮らす人々の

人柄や雰囲気すらあらわしているように思う。

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イタリアのボローニャで食べたもの。

美食の街として知られるボローニャ

食べたものはすべて美味しくて、素朴だ。

そして無駄なものは一切入っていない感じ。

でも簡単ではない。

並々ならぬ歴史とこだわりを感じる。

それはボローニャの街の雰囲気にも。

ボローニャは飾り気のない素朴な学生の街なのだ。

 

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スペインのマドリッド

 

スペイン・マドリッドではバル巡り。

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スペインの人はとってもおしゃべり好きだ。

バルでカウンター越しに、おしゃべりを

楽しみながら注文する。

そしてお酒片手に料理を楽しむ。

いろんな種類をちょっとずつ楽しむ。

 

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その土地に暮らす人々の雰囲気は

その土地に暮らす人々の雰囲気は、

その土地で食べられている食べ物の

特徴と似ていると思う。

 

ちょっとシャイなポルトガルの人。

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ポルトガルの料理はどちらかというと控えめな感じ。

控えめだけど素材の味がしっかりしていて

味わい深い。ポルトガルのお国柄そのもの。

 

自分の国を深く愛するイタリアの人。

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 イタリアの料理は自信に満ち溢れている。

ユーモアがあってかわいげがあって、

ちょっとおちゃめなイタリア人そのもの。

 

力強さと信念があるドイツの人。

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ドイツの料理も力強い。

ドイツ人のスタミナを支えているのは

こんな料理なんだと納得。

 

旅の食べ物は、いろんな意味で味わい深い。

しばらく滞在した後は、「なるほど!」と

うなずきながらその土地の美味しいものを頬張るのだ。

それこそ、旅の醍醐味。

もっともっと、いろんな土地で

食べ物と、気候と、人と、雰囲気と、街と、

新しい発見に驚いた後に、

「なるほど!」と納得できる旅をしたいなと思う。

 

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