「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!色の魔術 ラヴェンナのモザイク」

 2015年8月

 

この夏は、イタリア・フィレンツェに滞在。

なんどか滞在したフィレンツェではのんびり。

フィレンツェを拠点にイタリア中部をぶらぶら。

ariruariru.hatenablog.com 

目次

ボローニャからラヴェンナ

 ラヴェンナヴェネツィアの南にある小さい街。

モザイク美術の宝庫として知られる街だ。

交通の要衝であるボローニャに2泊滞在し、

日帰りでラヴェンナを目指す。

 

ボローニャ駅でパンとコーヒーを購入し、いざ出発! 

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 ボローニャから1時間20分。ラヴェンナ駅に到着。

  

色の魔術 モザイクの世界

 ラヴェンナは小さい街。

駅周辺の雰囲気もボローニャとは大違い。

日曜日に訪れたこともあって、

とても静かで落ち着いている。

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まずは、駅前から大通りを西に歩いて

ポポロ広場へ向かう。

ラヴェンナに残るモザイク美術はいくつかあるので、

まずはサン・ヴィターレ教会方面へ。

通りにある土産物店でチケットを購入。

サン・ヴィターレ教会、ガッラ・プラチーデイアの廟、

サンタポッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂、ネオニアーノ洗礼堂

などの共通券を購入。(9.5€)

 

日曜日で サン・ヴィターレ教会がミサ中だったので、

先にガッラ・プラチーデイアの廟へ。

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  ガッラ・プラチーデイアの廟は、

5世紀の半ばにつくられたという十字架型の建物で

内部はモザイク装飾にあふれている。

狭い空間に広がるモザイクは

外の世界とは異空間。 

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 幻想的で神秘的。目がくらむようだ。

窓からの光にモザイクタイルが複雑な光を放つ。

そしてミサの終わったサン・ヴィターレ教会へ。 

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 サン・ヴィターレ教会は、6世紀に建立された。

内部のモザイク装飾は圧巻! 

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サンヴィターレ教会の内部に見とれていたら、

扉の向こうにガッラプラチーディアの廟。

光に反射して床のモザイクも浮かび上がる。

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ラヴェンナに残るモザイクは、

キリスト教をテーマにしたものばかり。

ギリシャやトルコで見られるビザンチン文化が

はっきりとラヴェンナに残っている。

 

今まで、ヴェネツィアやローマなどでも

モザイクを見たことはあったが、

ラヴェンナのモザイクはそれよりも古い時代のもの。

豪華なはずなのに無駄がなく、

モザイクは単なる装飾ではないんだなと思う。

力強いメッセージが込められている。

 

 ネオニアーノ洗礼堂をまわり、

最後にサンタポッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂へ。 

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 見どころの多いラヴェンナの街。

モザイク美術に溺れそうな一日になった。

見どころの多くは駅から徒歩圏内。

ゆっくり歩いてまわるのにちょうどいい。

 

フィレンツェボローニャから訪れると

ホッとできるのどかな雰囲気の街だった。 

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!素朴で豊かな食があふれる街 ボローニャ」

2015年8月

この夏は、イタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部をめぐる旅へ。

気心知れた友人との2人旅だ。 

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

素朴だが豊かな食であふれる街

美食の街、イタリアボローニャ

期待値が高まりすぎて、急にお腹が空いてくる。

 

フィレンツェからフレッチャロッサで35分。

エミリアロマーニャ州の中心都市ボローニャは、

古代のエミリア街道にある美食の街だ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

これが生ハムメロンか!

まだ日は明るいが、湧き出る食欲に掻き立てられて

ボローニャの中心地にあるお店へ。

タベルナ・デル・ポスティリオーネ」という 

古い邸宅を改装した雰囲気の良い店。 

 

 

かわいらしい内装の店内。

まだ7時台。客はほとんどいない。

イタリア人のディナータイムは8時を回ってからだ。

 

アンティパスト(前菜)に生ハムメロンを。

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生ハムはパルマ産のもの。

パルマエミリア街道に栄えた街だ。

 

日本のイタリアンで食べる生ハムメロンは

メロンが甘すぎてしっくりこないが、

イタリアで食べる生ハムメロンは

メロンが「瓜」を感じる歯ごたえ。

生ハムと最高に合う。

すっきりしたワインをついついゴクゴク……

 

この土地で絶対に食べたいもの

 

ボローニャに来たからには

食べずには帰れないボロネーゼ。

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タリアテッレでいただいた。

見た目はこってりだけど、

食べると意外にもあっさりとしている。

肉の旨味が直接感じられて、

プリモというよりセコンドの一皿。

 

プリモとは「プリモ・ピアット」のことで「一皿目」の意味。

イタリア料理では一皿目にパスタやピザなどを選ぶ。

セコンドとは「セコンド・ピアット」のことで「二皿目」の意味。

メインとなる料理のこと。

 

もう一皿はパルメザンチーズをふんだんに使ったリゾット。

 どれもこれも想像以上のおいしさ。

でもとても素朴な味わい。

イタリアの食文化の原点のようだ。

 

塩コショウやオリーブオイルは極力抑えられつつ、

素材の味を最大限に生かしている感じ。

「素材がいいから勝手においしくなっちゃう」

とでも言わんばかりに。

パルメザンチーズも日本で食べるものより

塩気が少なく、チーズの香りが引き立っている。

 

 美食の国イタリアの中の美食の街ボローニャ

相当な期待値を持って来たけれど、

裏切られることはなかった。

 

 そして満たされた食事の最後には

さらに満足を上乗せするドルチェとカッフェが待っている。

(ドルチェとはデザートのこと。カッフェはコーヒーのこと。) 

 

イタリアの絶品コーヒー

 イタリアのコーヒーは、基本がエスプレッソだ。

イタリアでコーヒーと言えば、

エスプレッソマシーンで淹れるカッフェのこと。

これにミルクを足して、カップチーノにしたり、

カフェラテにしたり、マキアートにしたりと

そのバリエーションははかり知れない。 

 

コーヒーにはちょっとこだわりがありまして。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

食後にはやはりすっきりとカッフェのままで。

こちらはIl moroという

お気に入りのリストランテ。 

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www.tripadvisor.jp

 

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しばらくイタリアに滞在すると

これを飲まないと食事が終わった気がしなくなる。

カフェイン中毒になるべくしてなる国、

それがイタリアだ。

 

 明日は日帰りでラヴェンナへ。

モザイクの世界に浸りに行く。

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!フレッチャロッサで美食の街ボローニャへ」

2015年8月

 この夏はイタリア・フィレンツェを拠点に

イタリア中部の都市をいくつかまわる。

何度か滞在したフィレンツェではのんびり。

気心知れた友人とぶらぶら2人旅だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

 目次

フィレンツェからボローニャへ!

フレッチャ・ロッサの旅

フィレンツェからボローニャへ移動する。

ボローニャで2泊して、

エミリアロマーニャ地方の都市を訪れる。

 ボローニャ2泊の後は、またフィレンツェに戻る。

フィレンツェでは今日までと同じホテル

「サンタマリアノヴェッラ」を予約しているので、

スーツケースはホテルで預かってもらい、

必要な荷物だけを持って身軽な旅へ。

 

ホテルをいったんチェックアウトして、

フィレンツェの鉄道の中心駅である

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN駅)へ。

主要な電車はこの駅から出ている。

ホテルからすぐの距離だ。

これもまたこのホテルの魅力。

 

電車のチケットはネットで予約済。

ボローニャまでは、

こちらの「フレッチャ・ロッサ」という

新幹線のような高速鉄道で。

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フレッチャ・ロッサ」とは

イタリア語で「赤い矢」という意味。

イタリアの鉄道会社「トレニタリア」が

運営する高速特急だ。

 

イタリアの鉄道はのんびりしていて

時間通りに来ないことも多いが、

今日はほぼ予定時刻通りにやってきた。

混雑する夏休みなどは

「トレ二タリア」のホームページ

指定席券を買っておくのが安全。

簡単に買うことができる。

 

でもほとんどの電車は予約なしに乗れるので、

当日駅でチケットを買えばいいのだが、

駅のチケット売り場は行列ができることも。

自動券売機は釣銭切れなんてこともある。

 

そんなときは、旅行代理店(駅の周辺に必ずある)

で買えば、だいたい手数料なしで購入できる。

これは以前フィレンツェでホームステイを

していた時にホストマザーから教わった方法だ。

 

15時発のフレッチャロッサフィレンツェを後にする。

35分であっという間にボローニャに到着した。

  

ボローニャ美食の街だ!

 フィレンツェトスカーナ州だが、

ボローニャエミリアロマーニャ州の都市だ。

初めて訪れる街。

電車でたった35分走っただけなのに、

そこにはまったく違った雰囲気の街が広がっている。 

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ボローニャは赤いレンガの建物が続く美しい街。

現在のボローニャはイタリア経済の中心的な都市で

フィレンツェとはまた違った活気に満ちている。

商店が建ち並び古い市場なども、

観光客相手ではなく、バリバリ現役の活気だ。

 

そしてここは食の都。

エミリアロマーニャ地方は、

もともと古代のエミリア街道の街道沿いに

栄えた都市が多く点在している。

「美食街道」とも呼ばれる、

その土地ならではの食材を

その土地ならではの調理方法でいただく。

イタリア食文化の真髄のような場所だ。

 

まずはボローニャの街歩きへ。

街の中心マッジョーレ広場から東を見ると、

印象的な2本の塔が。 

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ボローニャの斜塔だ。

もともとは貴族の権力争いの中で、より高い塔を!

という競い合いの末、造られたもの。

 

高い方がアシネッリの塔、低い方がガリセンダの塔。

どちらが傾いているのか、いろいろ角度を変えて

眺めてみたが、結論は「どちらも傾いている」のだ。

この2本の塔は、ボローニャのシンボル的な眺めだ。

 

 独特の景観 サン・ペトロニオ聖堂

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ゴシック様式の聖堂で、

 

今も未完成という不思議な景観。

マッジョーレ広場に面し、堂々たる存在感だ。

14世紀から17世紀にかけて建設されたもので、

途中まで大理石が貼られている。

なんという中途半端な!

これをこのままにしておくなんて。おもしろい。

大理石の色合いがとても美しい。

フィレンツェのドゥオーモとはまた全く違う。

やさしいピンクの色合い。

(お腹が空いていた私には、生ハム色に見えしまうのだけど……。すみません。)

 

さあ、いよいよ美食の街をいただきに行こう!

 

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!旅の目的は美食?!のフィレンツェ滞在」

2015年8月

 

この夏は何度目かのイタリア・フィレンツェへ。

何度かホームステイをして長く滞在したフィレンツェ

今回は友人との2人旅だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

フィレンツェの美味しいもの!

 イタリアの旅の目的の一つは

おいしいものを食べること。

シンプルだけど旅には欠かせない要素。

 

イタリアでまずいものを食べる方が

難しいのでは?と思うほど、食の偏差値が高い国。

高い店は当然おいしいし、安い店もそれなりにおいしい。

バールで何気なく買ったパニーニもおいしいし、

セルフのレストランのパスタでも

なぜかアルデンテでおいしい。

 

暑い夏のフィレンツェで、使い勝手が良かった店。

トレディチ・ゴッビ(13gobii)というトラットリア。

トラットリアとはイタリアの食堂のこと。 

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 ディナーに使った店で、

オーニッサンティ教会の裏手にある。

メニューが豊富で何度も通えそう。

パスタの種類が多く、味も良かった。

しかも値段はお手ごろ。

気さくな店員がオーダーの相談にものってくれる。

 

ランチで使った店では、ダッロステ(dall'oste)という

駅前のリストランテ。 

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サンタマリアノヴェッラ駅前にある店で、

ガラス張りの店内は広くて明るい。

リストランテだが昼は気どらない庶民的な感じで、

手ごろなメニューがたくさんある。

フィレンツェ郷土料理で有名な

Tボーンステーキ(ビステッカ)もある。

ランチにはセットメニューもある。

この日は暑かったので、

さっぱりしたトマトソースのパスタにした。

シンプルなものほど、そのおいしさに感動する。

 

オステリアの魅力が爆発!

そして一番のお気に入りは

チンギアーレ・ビアンコ」というオステリア。

オステリアとはイタリアの居酒屋。  

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アルノ川の南側トリニタ橋と

ポンテヴェッキオの間にあって、

いい雰囲気の居酒屋だ。

居酒屋と言っても料理の味は一級品で、

庶民的でおいしい店。

思わず食べ過ぎ飲みすぎてしまう店だ。

 

食べて飲んでしゃべる!

オステリアの雰囲気はイタリア人そのものだと思う。

私はあまりお酒は強くないけど、

イタリアの庶民的で素敵な店では

ついついおいしくお酒を飲んでしまう。

でも飲めてしまうのだ。

それはおいしいお料理と雰囲気のせいだと思う。

 

イタリアでおいしい店を見つけるには、

街歩きしながら雰囲気のよい店を常に探しておいて、

店の中からいい匂いと

イタリア人の楽しそうなしゃべり声が

聞こえてきたら大丈夫。だと思う。

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 そしてシメにエスプレッソ。

イタリアのコーヒーはやっぱり格別だ。

 

お腹いっぱいでアルノ川を渡る。

フィレンツェで過ごす時間の中で、

一番好きな時間かもしれない。 

 

コーヒー中毒気味です。

  ↓

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!フィレンツェの夕景に魅せられて」

2015年8月

 

この夏は、イタリア・フィレンツェへ。

何度か滞在したことのある街。

のんびり友人と2人旅だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

 夏の昼下がりは優雅にシエスタ

 夏のイタリアは昼間の気温が高い。

特に内陸のフィレンツェでは、

日中の気温が35度を超える日も多く、

昔からのシエスタの習慣に納得する気候だ。

私たちも極力街歩きは午前中を中心にして、

午後はゆっくり。

時間がある時はホテルに戻ってお昼寝する。 

 

シエスタ大好き

  ↓

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今日も昼食後に一度ホテルに戻った。

より一層、ホテルの立地が大切になってくる。

 

ホテルはサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面する、

その名もホテル「サンタ・マリア・ノヴェッラ」だ。

まさに中心地のホテルだが広場に面しているので

開放感があるし、窓からの眺めも抜群。 

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ariruariru.hatenablog.com

 

ホテルの雰囲気も古都フィレンツェ

ぴったりで設えも良い。

朝食ルームも立派で朝食の内容も大満足。

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立地が良いので歩いて観光に行けるし、

ちょっと休憩なんてことができる。

今日もポンテ・ヴェッキオ方面から歩いて帰ってきた。

ドゥオーモから5分、

ポンテ・ヴェッキオから10分少々だ。

 

駅前なのでスーパーやレストランなども困らない。

旅の行程で電車を利用するので、

駅の近さもまたうれしい。

 

フィレンツェは街の中心部に自動車は入れない。

規制されている。

私が最初にフィレンツェを訪れた十数年前は、

ドゥオーモのすぐ脇をバスが走っていたが、

その後観光客が増え、景観を守る取り組みもあって

中心地への車両の乗り入れはできなくなっている。

だからこそ、ホテルの立地は重要なのだった。

選んでよかった!

  

夕景に魅せられて

フィレンツェに沈む夕日は格別だ。

ホテルでしっかり休息をとった後、 

夕景を見に出かけることにした。

 

 ホテルを出ると目の前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会も

美しい色合いに包まれている。  

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 駅前からバスに乗って、ミケランジェロ広場へ向かう。

ミケランジェロ広場はフィレンツェの南側の

丘の上にある広場で、フィレンツェの歴史的な景観が

美しく見れる展望台だ。

バスで20分ほどなのだが、バスの中も混んでいるし、

道も混んでいるしでなかなかたどり着かなかった。

山道をうねうねとのぼり、もう車酔いしそう

……と思ったころ、ようやく視界が開けた広場に到着。 

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美しいフィレンツェの全貌が!

この眺めを求めて人がいっぱい! 

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 階段なんだけど、もはやスタジアムの

座席のようになってしまっている。

 

今から始まる夕暮れのショーを見に

集まってきた人たち。

私たちもだけど。  

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ピンク色に染まるフィレンツェ

オレンジのグラデーションが続いていた屋根も

すっかり色を変えて。 

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日が暮れていく様は世界中どこで見ても

きっと魅力的だと思うけど、

でもやっぱりフィレンツェの夕景は格別だと思う。 

 

夜も楽しむ

街の鮮やかな色が深い色に消えると、

その後はライトアップの色に変わる。

昼と夜の境目がこれまた美しい。

帰りはバスを使わずに、ゆっくり歩いて丘を降りる。

景色を眺めながら、気持ちの良い散歩だ。

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昼間はかなり暑くなったが、

日が沈むと急激に気温は下がってくる。

日本の夏にはない、爽やかな夜がやってきた。

 

美しい夕景と、気持ちのよい散歩で気持ちが

満たされたところで、そろそろお腹が空いてくる。

さて、どこで夕食をとろうか。

街へもどる。 

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!自分の足で歩くフィレンツェ」

2015年8月

 

この夏はイタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部の都市をめぐる。

友人との2人旅だ。

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目次

 

 フィレンツェをたっぷり歩こう!

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近づくと怖いくらいの存在感。 

フィレンツェのドゥオーモとジョットの鐘楼だ。

 

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ジョットの鐘楼から降りると、足はガクガク。

500段近い階段の上り下りは運動不足の体にはこたえた。

でも最高の眺めを堪能したあと。歩きたくて仕方がない。
 

数年ぶりのフィレンツェ

まずは自分がよく知っているところを歩きたくなる。 

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見どころ満載のフィレンツェ 

 ドゥオーモ(サンタマリアデルフィオーレ大聖堂)  

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ドゥオーモを見上げる。カメラにおさまりきらないこの迫力。

遠くから見るとかわいらしい丸みを帯びたクーポラだけど、

近くで見るとその大きさに圧倒される。

これがフィレンツェのシンボルだ。路地の向こうに

ちらっとドゥオーモが見えた時、

あぁ、今フィレンツェを歩いているんだなぁと思う。 

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(この路地から見るクーポラが大好き。) 

 

 だんだん気温が上がってきたがまだ午前中。

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 爽やかな風が吹いている。

ドゥオーモから小路を入ってコルソ通りへ、

昔よく行ったバールが

今もちゃんと営業していることを確認しつつ、

カルツァイウォーリ通りへ。

観光客が増えてきたメイン通りを南へ向かう。

その先にあるのが、シニョリーア広場だ。

 

シニョリーア広場とヴェッキオ宮 

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シニョリーア広場に面して建つ、ヴェッキオ宮

ヴェッキオ宮はかつての役所だ。

ヴェッキオ宮の前には、ミケランジェロダビデ像が。

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このダビデ像はレプリカで、本物はアカデミア美術館に

展示されている。

ダビデ像は共和政フィレンツェのシンボルとして

ミケランジェロが作った作品なので、

この場所にあるのがふさわしい。

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ダビデ像の頭に鳥が、、、!

思わずまわりの人たちと一緒に微笑んだ。

 

ヴェッキオ宮は内部を6€で見学することができる。

入ってすぐの中庭は無料で見れるので、

ちょっとだけ寄り道。

真ん中にかわいらしい噴水があってホッとできる空間だ。

 

 ヴェッキオ宮を出るともう隣はウフィッツィ美術館

また日を改めて訪れるつもり。

ウフィッツィ美術館はもともと16世紀に行政機関の

建物として建築された。

権力を誇ったメディチ家所有の美術作品が納められ、

それが現在のウフィッツィ美術館の原型となっている。

ウフィッツィ美術館の建物は、ヴァザーリの回廊で、

アルノ川を越えピッティ宮とつながっている。 

 

アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオ

ウフィッツィ美術館の回廊を南に抜けると、アルノ川に出る。

この眺めを見ると、フィレンツェに帰ってきた!と実感。

アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオは、

フィレンツェ最古の橋で、その形が特徴的。

(ポンテは橋、ヴェッキオは古いという意味。)  

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橋の両側には宝石店や彫金細工店が立ち並ぶ。

橋は2階建てのようになっていて、

上の部分はヴァザーリの回廊。

つまりウフィッツィピッティ宮を結ぶ

動線となっているのだ。

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ポンテヴェッキオの橋の上。いつもにぎわっている。

高級なアクセサリーを扱う店よりも、

私は向こうに見えているドゥオーモのクーポラが

気になってしょうがないけど。

 

 

ポンテ・ヴェッキオはその橋自体も見どころだが、

橋からの眺めもまた素晴らしい。

ポンテ・ヴェッキオから西側のトリニタ橋方向を眺める。

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アルノ川の流れはゆったりとしていて、

フィレンツェの街に欠かせないもの。

夕焼けの美しさは特に見事だ。

夕焼けを絶対見に来よう。

 

 新市場のロッジアに寄り道

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この子に触れると、幸せになれるとか、またフィレンツェに戻って来れるとか。

ありがとう。また無事に戻って来れました。

 

 シニョリーア広場の西側に新市場のロッジアと

よばれる一角がある。

 この辺りは昔のフィレンツェの雰囲気を思わせる。

新市場と言ってもできたのは16世紀の話。

今は土産物屋、特にフィレンツェで有名な革製品を

あつかった店が多い。

新市場のロッジアの南側にこのイノシシがいる。

ウフィッツィ美術館にあるローマ時代の彫刻のコピーだが、

このイノシシの鼻を触るとフィレンツェに帰ってくること

ができるとか、幸せになれるなどの噂があって、

私もフィレンツェに来たら必ず一度は

このイノシシを見に行っている。

今回フィレンツェに帰って来れたので、

ご利益はあったということで。

お礼参り?

 

ariruariru.hatenablog.com

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!これがフィレンツェ!最高の眺め!」

2015年8月

 

この夏はイタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部をめぐる旅。

友人との2人旅だ。

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目次

 

朝は素晴らしい眺めから!

前の晩にフィレンツェに到着。

昨夜はぐっすり眠ることができた。

広場に面した部屋だけど、とても静かだった。

寝る前から楽しみにしていた窓からの眺め。

目が覚めたらまず窓を開ける。 

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部屋の窓からはこの眺め!

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が正面に見える。

教会の向こう側はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅がある。

フィレンツェの鉄道の中心駅だ。

手前はサンタ・マリア・ノヴェッラ広場。

過去にフィレンツェを訪れた時に

何度も通っている広場だが、

上から眺めるとこんなに

気持ちの良い広場だったのかと再確認。

旅が始まったんだなと実感。

 

ホテル「サンタ・マリア・ノベッラ」

立地だけで選んでも充分に

満足感の得られるホテルだと思う。

ここから毎日、

いろんな時間帯のこの広場と教会を

眺められるのだから。

 私の旅の理想は「暮らすように旅する」ことなので、

ホテルはいわば家。

毎日、「行ってきます」と出かけ、

「ただいま」と帰りたい。

このホテルでは、その理想が叶いそう。

 選んだ自分を褒めてあげたい気分。

 

今朝は気持ちよく晴れて光も空も美しい。

 

8月のフィレンツェはほとんど雨が降らない気候だ。

朝晩は比較的涼しいが、昼間はかなり暑くなる。

今までも何度か夏に滞在したことがあるが、

日によっては結構蒸し暑くなる。

ついつい欲張りたくなるのだが、

ゆったりとした旅にしようと思う。

  

フィレンツェみどころ満載な街

今日も暑くなりそうな予感だ……。

ホテルの朝食をいただいて、

暑くならないうちに街歩きに出かける。

フィレンツェの見どころは数多あるのだが、

まず向かったのはドゥオーモ広場。 

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 ホテルから5分ほどの距離。

朝日がまぶしくてドゥオーモが神々しい。

フィレンツェに来たらまずはここは欠かせない。

フィレンツェの見どころ中の見どころだ。

 

ドゥオーモとはイタリア語で

その街の大聖堂という意味で、

フィレンツェの大聖堂の正式名称は、

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂という。

フィオーレとはイタリア語で「花」の意味なので、

「花の大聖堂」とも呼ばれる。

名前が長いのでドゥオーモの方が一般的。

3色の大理石がキラキラ光っている。

手前右側は工事中の洗礼堂だ。

シートを被っている。

 

イタリアのように多くの文化遺産を抱える土地では、

常にどこかが何かが修復作業中なので、

工事中に出くわす確率が高い。

昔は旅でそれに出くわすと、

とても残念な気持ちになったものだが、

最近は修復してくれて「ありがとう」と

思えるようになった。

そして「また来よう」と思う。 

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まずは鐘楼に上って、深呼吸!

右側の高い鐘楼は

ドゥオーモと一体になっているように見えるが、

実は別の建築物で、

ジョットの鐘楼と呼ばれている。

14世紀にジョットによって建築されたものだ。

こちらも3色の大理石が見事。

まずはこのジョットの鐘楼に上ってみることにした。

 

ドゥオーモや洗礼堂との共通券が€15で購入できる。

当然、フィレンツェに来る観光客は

この共通券を買って見学する人が多いので、

券を購入するだけで行列に並ばなければ

チケットが買えないこともある。

ドゥオーモのチケット売り場は混雑するので、

ジョットの鐘楼のチケット売り場が比較的買いやすい。

ジョットの鐘楼の入り口は裏側にあって、

チケット売り場は建物の内部にある。

中に入ってみないと存在が外からは

わからないので、穴場なのである。

 

穴場のジョットの鐘楼でチケットを買った。

待ち時間ゼロで、

500段近い階段を休憩しながら上っていくと…… 

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説明のいらない見事な眺め!

上までのぼるのは結構大変だけど、

この景色を見せられたら

のぼった甲斐があるというもの。

ドゥオーモのクーポラが目の前に。

 

この迫力は、ジョットの鐘楼から

でないと感じられないだろう。

 

ドゥオーモのクーポラにも上ることができる。

私も以前に上ったことがあるが、

ジョットの鐘楼の方が上りやすかった。

ドゥーモのクーポラは階段に切れ目が少なく、

休憩する場所がなかったり、

腰をかがめてのぼらないといけない箇所が多い。

でも、ドゥオーモのクーポラに上ると、

まずは素晴らしいクーポラ内の天井画を

間近で見ることができるので、

それも捨てがたいのだが。

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

(ドゥオーモ)は、フィレンツェの街の象徴だ。

13世紀には建築が始まって15世紀に完成したという。

目を引くクーポラ(円蓋の部分)はブルネッレスキの作。

 

オレンジの屋根がグラデーションで続く街並み。

これがなんとも懐かしいような、

かわいらしいような。

時空を超えて中世にタイムスリップしたような。

この風景そのものが、

フィレンツェの見どころと言ってよいだろう。  

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 オレンジの屋根が続く街並みは、

庶民的で人の暮らしが見える気がする。

 

荘厳なドゥオーモなどの建造物や

価値の高いルネサンス期の美術作品など、

フィレンツェの魅力は数多あるが、

私が好きなのはこの街並み。

 

旅人を住人に変える街だ。

しばらく滞在すると自分の暮らす街になる。

そんな勘違いをさせる街。

 

やっぱりフィレンツェはすばらしい街だ。

鐘楼を降りて、街歩きに繰り出そう。 

 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅へ出発!ホテル選びは慎重に」

2015年8月

 

目次

大好きなイタリアへ

いよいよ イタリア旅行へ出発!

まずは旅の拠点となるフィレンツェへ向かう。

直行便がないので、まずはパリのシャルル・ド・ゴール空港へ

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エールフランス航空で蒸し暑い日本を脱出。

まずはパリまでの約12時間半の空の旅だ。

 

夏のイタリアもなかなか暑いが、

日本の夏よりは乾燥していて過ごしやすい。

 

トスカーナ州の州都フィレンツェを拠点にして、

エミリアロマーニャ州の

ボローニャ、モデナ、パルマと美食街道をめぐり、

モザイク美術のラヴェンナを訪れる旅。

 

パリのシャルル・ド・ゴール空港

トランジットを済ませ、

さらに2時間弱の空の旅。

フィレンツェに到着したのは夜の10時ごろ。

ヨーロッパの夏は日が長いとはいっても、もう10時。

 

到着時にはさすがにもう暗い。

でも飛行機からは、キラキラ光る

フィレンツェの街を見ることができた。

長旅の疲れも吹き飛ぶ。

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 空港からタクシーでホテルへ。

フィレンツェの空港は

こじんまりとしているのでわかりやすい。

タクシー乗り場は到着ロビーを出て右手へ。

乗り場は一か所しかないので迷いようがない。

 

サンタマリアノヴェッラに泊まる

予約しておいたホテル「サンタ・マリア・ノベッラ」へ。

立地を考えて選んだホテル。

 

フィレンツェはそんなに大きな街ではないので、

見どころにはほとんど徒歩で行ける。

「サンタ・マリア・ノベッラ」は

サンタ・マリア・ノベッラ教会に面したホテル。

フィレンツェ中央駅の駅前にある。

空港からホテルまでタクシーで20~30分ほど。

 

部屋は広場に面している。

少し奮発していい部屋を予約した。

明日の朝の眺めが楽しみ。

ワクワクしながら眠れる。

 

部屋の装飾や設えは古都のホテルらしく、

ルネサンスを思わせる雰囲気に整えられている。 

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浴室も広い!

イタリア人はお風呂にあまりこだわりがないので、

わりと値段の高いホテルに泊まっても

バスタブがないことが多い。

でもそこは日本人。

滞在が長くなるとバスタブが恋しくなるものだ。

(特に私の旅の同行者の友人はバスタブがお好み。)

 

気づけばもう夜の11時を回っている。

7時間の時差もあるので気を抜くと睡魔が……。

今夜はとりあえず就寝しよう。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

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結局フィレンツェばかりに滞在しています。

↓ 

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イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅へ!<フィレンツェ・ボローニャ・モデナ・パルマ・ラヴェンナ>」

2015年8月

目次

 イタリアへ旅に出ることにした

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(ヨーロッパを感じる眺め。何度来ても楽しみ!)

 

今年の夏はイタリアへ旅に出ることにした。

イタリアへ行くのは何回目だろう。

ヨーロッパへ通ううち、

その中でもイタリアはホッとする国というか、

なんとなく親しみの持てる国だ。

 

イタリア旅行のプランの立て方。

まずはどうめぐるかを考える。

イタリアはそんなに大きな国ではないが、

見どころのとても多い国。

 どこをどうまわるか。

 

いろんな街を駆け足にめぐるならツアーがいいだろう。

でも私の旅の理想は、「暮らすように旅する」こと。

一都市にできるだけ長く滞在して、

その街に住む人の暮らしに近づきたい。

 

でも私も勤め人。

そんなに長くは旅行に出れない現実がある。

日程には限りがあるけど、

その中でやりくりして理想に近づけていく。

そんな旅のプランを練るのも、

私にとっては楽しみな時間。

 

旅のプランを練る楽しみ

今回のイタリア旅行。まずは行きたいところ、

やりたいことを整理することから。

  

フィレンツェに滞在したい。

  フィレンツェは過去3度、ホームステイで長く

  滞在したことのある都市。

  4年ぶりに訪れてみたい。

 

 ・エミリアロマーニャ州の都市をめぐりたい。

  エミリアロマーニャ州は美食で知られる地域。

  エミリア街道を中心に古代から交通の要衝として

  発達したところ。おいしいものをいっぱい食べたい。

 

ラヴェンナでモザイクを見たい。

  ラヴェンナ世界遺産のモザイク美術を見たい。

   

以上の3点に絞って

旅のプランを練っていくことにした。

 

旅の目的は何か?

フィレンツェはイタリア中部トスカーナ州の州都。

ルネサンス期の街並みが残る古都で交通の要衝

でもある。

最初に訪れた時からその街の魅力の虜になった。

フィレンツェは多少の土地勘があるので、

ここを拠点にした旅のプランにする。

ラヴェンナエミリアロマーニャ州の古都で、

モザイク美術の宝庫。

エミリアロマーニャ州を巡るには、

ボローニャを拠点にするとよさそう。

 

ということで、フィレンツェに滞在し、

2泊3日でボローニャへ。

ボローニャからラヴェンナパルマ、モデナと

エミリアロマーニャをめぐって

再びフィレンツェにもどるプランに決定。

 

旅全体は8泊10日(1泊は機内泊)で、

8月6日~15日という観光客が

押し寄せる時期なので、

フィレンツェは2泊と4泊に分けて同じホテルを予約。

ボローニャはその間の2泊を予約。

フィレンツェボローニャは特急列車に乗るため、

そのチケットは日本で予約して行った。

 

さて、イタリアの魅力を再確認する旅へ。

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダム随一の西教会へ」

2009年8月

 

爽やかなオランダを満喫中の夏。

朝晩はちょっと寒いくらい。

何度も上着を買おうか物色するも

なかなか買えずに数日が過ぎ……。

 

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目次

 

アムステルダム随一の西教会へ

さて、この日は西教会へ。

西教会はアムステルダム随一の高さを誇る塔がある。

教会ができたのは17世紀。

こんな地盤のゆるいところによく建てたものだ。

イタリアのヴェネツィア同様、

ホントに人間ってすごいと思う。

諦めずに美しい街や建物を残してくれた

先人に感謝。

 

さて、中央駅からトラムに乗って西教会へ。

オランダに多いプロテスタントの教会。

本当に立派な塔!

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 プロテスタントの教会は、

カトリックの教会と比べると

シンプルで装飾が少ない。

その分、空間が荘厳な雰囲気を作り出す。

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 明るくて広々とした教会内部。

教会は憩いの場でもあるのかと再認識。

 

 

塔へ登る!階段をひたすら……

アムステルダム随一の高さを誇るという

教会の塔へ登ってみることにした。

実はこの日、アムステルダム市内では

大規模なパレードが行われており、

西教会周辺も大勢の人々で埋め尽くされていた。

その姿も上から見てやろうという魂胆。

 

古い街の教会にはつきものですが、

やはり階段しかないわけで、、、17世紀ですから。

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 高い所は苦手ではないけれど、

違う意味で怖さを感じる梯子のような階段。

というより階段っぽい梯子。

 

西教会の塔には50近いカリヨンが設置されている。

こんなに重いものをどうやって運び入れたのか……。

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 西教会のすぐそばには、

あのアンネ・フランクが隠れて暮らした家がある。

アンネたちもこの教会の鐘の音を聴いていたらしい。

 

ふだんはひっそりと見学したいアンネの家も

今日は周辺が大賑わい。

アンネの家は、日を改めて訪れることにした。

 

教会横にあった墓地には、

あのレンブラントが眠っていたらしい。

詳しい場所はわからないようだが、

ここに眠るという盾が残っているのだ。

すごい教会!

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 塔のてっぺんにのぼると、

すばらしい眺めが待っていた。

街中を見渡すことができる。

そして運河沿いを埋め尽くす人・人・人!

https://www.instagram.com/p/BqKh1ktAM5X/

パレードの日。

道や運河に溢れる人々が、街からも溢れ出そう。

塔からの眺め。

 

理路整然にひょっこり遊び心?

アムステルダムという街は

ほんとうにおもしろい街だ。

おもちゃ箱のような細長い建物が

整列するように並び、

運河沿いには必ず緑。

 

美しい橋。トラムと自転車。

無駄がなく理路整然としたオランダ人のように

街も整然としている。

 

でも時に、ふと遊び心が顔を出すのだろうか、

こだわりを持つところ以外には寛容だからか、

急にそっけない側面に驚かされたりもする。

 

個人主義万歳。

自分のこだわりをとことん追求し、

他人の追求を邪魔しない逞しさ。

そんな国、国民性のように感じた。

(個人的な見解です。)

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムを歩いて食べる!」

2009年8月

 

オランダ・アムステルダムを拠点にした旅。

アムステルダムはとても機能的な街で

便利で過ごしやすい上に

ヨーロッパらしい爽やかな夏を満喫。

 

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ザーンセスカンスやアルクマールなど、

近郊の町なども気軽に見れる。

交通の便もよく、案内も充実していて

しかも英語も通じて、旅人にはうれしい国だ。

 

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目次

 

広~いアムステルダムを街歩き

 郊外への電車が便利なアムステルダム

郊外ばかり出かけていたので、

今日はアムステルダムの街歩きを。

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 アムステルダムの街を縦横無尽に駆け巡るトラム。

トラムは旅人や地元の足となるだけでなく、

いかにもヨーロッパらしい風景をつくりだす

1つのアイテムのように思う。

トラムの走る街に滞在する度に、

トラムの写真ばかり撮ってしまうから……。

 

ヨーロッパの街ではいったん廃止されたトラムが

復活しているところも多い。

車社会になってトラムを廃止したものの、

今度は渋滞や排気ガスなどの問題が起きたため、

トラムの良さが見直されているという具合に。

近代的で静かに走るトラムは快適だが、

レトロな昔ながらのトラムに出会うと

旅人としてはテンションがあがる。

 

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アムステルダム中央駅。

便利で快適な電車は、この駅を拠点に出発する。

残念ながら駅前は工事中だが、

東京駅にとてもよく似ている。

 

私は東京の人ではないので、

あまりそこに感動はないのだが、

東京駅のモデルになった駅らしいので

似ているのは当たり前と言えば当たり前。

2つ塔には、一つは時計が

もう一つには風向計がついている。

さすがオランダ。オランダの人にとって、

「風」の存在がいかに大きいかを

あらわしているようだ。

 

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中央駅から見える聖ニコラス教会。

19世紀に建てられたカトリック教会だ。

聖ニコラスは船乗りの守護聖人らしい。

オランダには欠かせない聖人になるのだろう。

船着き場から続く階段が印象的。

 

オランダ伝統料理を食べる!

アムステルダムを歩いていると、

カジュアルなファーストフード店が多い。

食べ歩きも楽しいので、

ついついオランダ発祥のコロッケや、

フライドポテトなどを楽しんだけど、

今日は伝統的なオランダ料理を食べようじゃないかと

ちょっと意気込んで探してみた。

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オランダ伝統料理が食べれると書いてあったお店。

店員さんにオランダらしいお料理を食べたいと。

選んでくれたのは、伝統料理のセットだった。

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いかにもオランダらしいお料理がやってきた。

ガツンとした力強くてたくましいお肉と、

下にはたっぷりのマッシュポテト。

見た目よりボリュームがあって

お腹がいっぱいになる。

 

シンプルだけどどこか温かみのある店内。

これもまたオランダらしい。

オランダの人は決しておせっかいではないけど、

聞いたことにはとても丁寧に答えてくれる。

美食にはあまりこだわらないお国柄だが、

素朴で無駄なことが嫌いなだけだろう。

 

いつも空港だけお邪魔していたオランダ。

やっとゆっくり滞在することができて

そうなんだと改めてしっくり納得。

 

まだまだオランダ旅は続く。 

 

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ヨーロッパ旅「素敵な街ばかり!働き者のトラムが走る街」

  目次

 

働き者のトラムが走る街

トラムが走る街が好きだ。

ちょっとレトロな気分になるから。

乗ると現地の人になれた気がするから。

最新式の静かな滑らかなトラムもカッコいいけど、

やっぱり好きなのは昔ながらのレトロなヤツだ。

 

プラハを颯爽と駆け抜ける

チェコプラハで出会ったのは、

赤いかわいいトラム。

美しいプラハの街にぴったり。

パステルカラーのような淡い色合いが多いプラハの街。

その街の中を落ち着いた赤いトラムが走る。

 

今ではすっかり観光地と化したプラハだが、

共産主義時代の名残を感じさせる、

ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

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縦横無尽に走るトラム。

トラムからトラムへの乗り換えも便利。

完全なる市民と観光客の足。

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夜もまた素敵。

どこか知らない世界へ連れて行ってくれそうな乗り物。

ただの移動手段ではないワクワク感がある。

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寄り道したブラチスラバでは

スロバキアブラチスラバで出会ったトラム。

旧型は特にノスタルジック。

ぎいぎい大きな音をたてながら走っていく。

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雨のブラチスラバ

雨だからこそより魅力的なのではないかと

思うほど、美しかった。

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ariruariru.hatenablog.com

 

質実剛健のどっしりブダペスト

ハンガリーブダペストを走るトラムは黄色。

この色がまた街の色合いにぴったりだ。

ブダペストはがっしりしっかりした雰囲気の街。

東欧は東欧でもチェコスロバキアとはなた違う。

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ariruariru.hatenablog.com

 

黄色に惹かれるポルトガル

そして、ポルトガルリスボンを駆け抜けるトラム。

この黄色に誘われてポルトガルの旅を決めた。

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ポルトガルの街でよく見られる

アズレージョという装飾タイル。

カラフルだけど色合いは控えめで、

懐かしい気持ちになる。

そんな街の印象にピッタリなのが黄色のトラムだ。

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7つの丘からなるリスボンの街。

当然、坂道ばかりだ。

坂道をぐいぐい進むトラム。

小さいけど力持ち!

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ariruariru.hatenablog.com

 

トラムが走る街は100%素敵な街!

トラムが走る街はどこも過ごしやすい街。

ヨーロッパの各都市では、

かつてもっとたくさんのトラムが活躍していた。

車社会になって廃止されたトラムも多い。

しかし、近年はまた渋滞の緩和や

排気ガスの問題を解消するため復活したものもある。

 

人々の足。

バスとは違い、路線がわかりやすいので

観光客も利用しやすい。

トラムがある街は、街そのものが魅力的。

そしてそれを彩るように

トラムが街の風景に溶け込んでいる。

 

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ヨーロッパ旅「キリスト教の文化に寄り添いたい〈その2〉」

 目次

 

旅の中で出会う文化と生活、そして宗教

ヨーロッパが好きで、よく訪れている。
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 ヨーロッパを旅すると、

日々キリスト教を感じる場面に出会う。

ヨーロッパの文化とキリスト教

切っても切れない関係。

 

日本では宗教を感じる場面が少ない。

私も初めて海外に行った高校生のころ、

「あなたの宗教は?」とホームステイ先で聞かれて、

上手く答えられなかった苦い思い出がある。

日本の人は無宗教ではないのに、

無宗教だと思っている人が多いのではないだろうか。

 

日本の文化には神道や仏教が影響しているのに、

生活にあまりにも溶け込んでいるからか

実感がないというのが正直なところ。

しかし、ヨーロッパの人々は実感を持っている。

それは、かつてキリスト教がほかの宗教にその地位を

危ぶまれた時代があったからだと、

私は思っている。

 

ヨーロッパで教会を訪れる

特に教会は、キリスト教徒の祈りの場だが、

キリスト教徒以外にもさまざまな面で

驚きや感動を与えてくれる場だ。

初めて観光で教会に足を踏み入れた時は、

居心地の悪さと言うか、場違いな雰囲気を感じた。

入ってはいけないところへ入ったような。

 

でも次第に、教会はキリスト教徒だけのものでは

ないんだなと思うようになった。

宗教は違えど、教会が放つ魅力や神々しさは

だれにでも感じ得るものだから。

 

キリスト教徒の人は教会へ入ると胸で十字をきる。

私は一礼をして入ることにしている。

キリスト教という宗教に対する敬いの気持ちを込めて。

  

イタリア・フィレンツェ

イタリアは見どころの多い国だ。

イタリア人はほとんどの人がカトリックである。

街にはさまざまな時代の教会がひしめき合う。

 

私が何度か滞在したフィレンツェは、

イタリア中部トスカーナ州の州都で、

中世の街並みが残る、世界遺産の街。

 

フィレンツェ最大の見どころがこのドゥオーモ。

正式名称サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂だ。

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ariruariru.hatenablog.com

 

この大聖堂はフィレンツェの街の象徴である。

フィレンツェに暮らす人にとって

とても誇らしい建物、誇らしい存在だ。

白と緑とピンクの色大理石で装飾された建物は、

まさに唯一無二の存在。

まさにイタリアのゴシック様式

まず、その大きさに圧倒される。

そしてこのクーポラ!

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一度見たら忘れることのできない色とフォルム。

フィレンツェの街には欠かせない。

 

クーポラの上に登るには、

500段以上の階段が待っている。

細い通路や螺旋階段は、

息が詰まり、閉塞感すら感じる空間。

ドゥオーモの歴史を感じずにはいられない。

そしてようやくのぼりつめた

クーポラの上からの眺めは格別。

(クーポラにのぼってしまうとクーポラ自体が見えなくなって

しまうので、私は隣のジョットの鐘楼に登ることが多い。)

 

この街の美しさをこの大聖堂が守っている。

と、私は信じている。 

 

都会的なイタリア・ミラノ

ファッションの街ミラノのドゥオーモ。

荘厳で繊細な彫刻がこれでもかと並ぶ。

壮大なゴシック様式だ。 

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訪れる時間が変わると、大理石の色も変わる。

見るたびに違う表情を見せるファザード。

 

そしてミラノのドゥオーモの魅力の1つは、

この奥のステンドグラス。 

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ariruariru.hatenablog.com

 

吸い込まれていく感覚。

5廊式の内部は神の存在を否定できない

説得力で満ちている。

その壮大な奥行きに遠近感を失うほどだ。 

 

フランス・パリのノートルダム大聖堂

パリのセーヌ川の中州に凛として建つのが

ノートルダム大聖堂

あまりにも有名なこの教会の前には、

観光客がいっぱい押し寄せてくる。

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 内部は、光の洪水だ。

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観光地の1つ、パリのノートルダム

パリという街の発祥の地。

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内部は静寂が保たれていて、

浮かれ気分の観光客の1人として足を踏み入れると、

恥ずかしくて申し訳ない気持ちにすらなる。

一瞬でこの場所がどんな場所かを教えてくれる。 

 

教わることばかりの旅で

その土地を気に入って訪れることは、

その土地に暮らす人々の習慣や文化を

できる限り知ろうと努力すること。

 

旅先で教会を訪れると、

説明などなくても、そのすばらしさがわかる。

言葉や予備知識なしでもわかることがたくさんある。

それが旅の醍醐味でもある。

でももっと知りたくて、

言葉や文化を勉強する。

 

旅人はその土地の人間にはなれない。

現地にできるだけ溶け込みたいとは思うけれど、

違う土地の文化を持っているからこそ旅人なのだ。

これからも旅人として、

いろんなものをいろんな角度から見てみよう。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムのゆるやかな朝食と猫」

2009年8月

 

夏のオランダ旅。

アムステルダムに滞在して、

アルクマールのチーズ市や

ザーンセスカンスの風車をめぐった。

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目次

 

オランダの夏はさわやかな気候

朝晩はすずしくて肌寒いくらい。

陽が差すと気温が上がり、曇ると寒い。

蒸し暑い日本からやってくると

涼しい気候はうれしいが、

一日の中でころころかわる暑さ寒さに

上着を着たり脱いだり、

サングラスをかけたり外したり、

帽子を被ったり脱いだり忙しい。

日本の気候天候は、優しいなと改めて思う。

 

旅はたっぷりの朝ごはんから

 さて、この日はたっぷりの朝ごはんから始まった。

普段の私は、トーストとコーヒーを

時間に追われながら流し込むと言う

残念な朝食を摂っているのだが、

旅の朝ごはんはゆっくり、たっぷり。

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ヨーロッパの朝食の基本は、

コンチネンタルブレックファスト。

パンとコーヒーが基本だが、

いつも私がお世話になる、

三ツ星ホテルや四つ星ホテルでは

サラダや温かいお料理が用意されていることが多い。

 

朝食ルームは情報の宝庫!

 旅の朝、朝食ルームはいろんな情報の宝庫だ。

朝食で提供される食材や調理法は

その国のお国柄をよく表している。

また、同じホテルに泊まっている

他の宿泊客の様子も知ることができる。

 

そして、その日の旅のプランを練ることもできる。

隣のテーブルから、昨日どこへ行ったなどの話が

聞こえてくることもあるし、

ホテルのスタッフに質問することもできる。

 

アムステルダムのホテルの朝食は

パンの種類が豊富。

オランダのパンは少し酸味があって

味がしっかりしているものが多い。

寒さに強いライ麦や大麦のパン。

そして、コーヒーは濃くてたっぷり。

この酸味のあるパンに、濃いコーヒーがよく合うのだ。

 

生野菜の種類は少なくて、豆の料理と

あとは数種類のチーズが並ぶ。

素朴だけど、いかにもオランダらしくて

楽しくなる朝食だ。

 

華やかと言うわけではないけれど

 アムステルダムで数日を過ごした印象は、

華やかではないけれど、機能的で無駄のない街。

きっと住むならこんな街が住みやすいに違いない。

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肩の力を抜いて、ぼんやりできる緑もあるし、

トラムが走って交通の便もいい。

オランダの人は英語が上手くてみんな親切。

でもおせっかいではない。

居心地の良い距離感。

 

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アムステルダムは猫の多い街だ。

ホテルの近所にいつもいる猫。

 

暮らしてみたいなと思う街がまた増えた。

今日もアムステルダムをまだまだ歩く。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!風車が語る村 ザーンセ・スカンス」

2009年8月

この夏は、オランダとベルギーの旅へ。

蒸し暑い日本を脱出して、

爽やかなオランダの夏を満喫中。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

オランダ人とチーズ

この日は金曜日。

アルクマールのチーズ市を楽しんで、

オランダ人とチーズについて考えた。

 

アルクマールのチーズ市はこちら

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

その土地の風土とその土地の人々、

その土地の食文化は密接に関係している。

旅をして実感したことを、

また新しい土地でも確認する作業だ。

これが私の旅の楽しみの1つ。

 

アルクマールからザーンセ・スカンス

 チーズ市で盛り上がるアルクマールを出発して、

ザーンセ・スカンスへ向かう。

ザーンセ・スカンスは、

アムステルダムの北およそ15㎞のところにある

風車の村として知られる場所だ。

アルクマールの帰りに寄り道しようと思っていた。

 

オランダの列車は清潔な感じ。

嫌な感じはまったくない。

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 (足元に新聞をしくあたりがオランダ的?)

 

朝、アムステルダム中央駅で切符を購入した時に

駅員さんに確認しておいた。

 

アルクマールの帰り道に

ザーンセ・スカンスに寄れる?と聞くと、

「それは無駄のない良いまわり方だ」と

褒めてもらったので、その通りに。

駅員さんからは電車の時刻表と

乗り継ぎの良いおススメの電車を教えてもらった。

 

「効率の良いまわり方=良いまわり方」

というのがまたおもしろい。

オランダは合理的で無駄のないことを好む国。

旅人には好都合だ。

 

ザーンセ・スカンスに到着!

 途中で電車を乗り換えて、

予定通りにザーンセ・スカンスの駅に到着した。

駅は静かでのんびりした雰囲気。

鳥の鳴き声がする。

詳しい地図をもっていないので、

街の中にある案内板を頼りに進む。 

途中、こんな光景も!

おー!

https://www.instagram.com/p/BqBP4QEAzxl/

 

大規模な跳ね橋に出会った。

小さい運河にかかる跳ね橋は想像していたけど、

こんな大規模な橋でも跳ね上がるのか!とびっくり。

これも海抜0m以下の国、オランダらしい景色だ。

 

風車のある眺めに感動!

無事に橋を渡ってしばらく住宅地を歩くと、

目の前にこれこそオランダという風景が見えてきた。

これこそオランダの原風景なのだろう。 

https://www.instagram.com/p/BqCjPl_gNae/

 

ザーンセ・スカンスの風車たちは

実は元々ここにあったわけではない。

 古いものを大切にするオランダであっても

昔ながらの風車はだんだん消えつつあって、

今、ザーンセ・スカンスにあるのは

各地から移築されたものなのだ。

 

風車の中へ入って感じること

 ザーンセ・スカンスでは、

風車の中に入ることができる。

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 近づくと、ちょっと怖さも感じるような。

遠くから見ていた印象とはちょっと違う。

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 風車は働き者だ。

風車の並ぶ風景をちょっと幻想的で

絵本の中の風景のように思っていたが、

中に入るとその印象は一変。

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 風車は生活そのものだ。

水と闘うオランダで水を掻きだし、

粉を挽き、木の実をすりつぶして油を採る。

 

オランダという国は 

「オランダ」という国は、

本当にオランダ人が造ったんだと思う。

そりゃそうだろう、という話だが、

「世界は神がつくり、オランダはオランダ人がつくった」

という言葉がある。

それは大げさな比喩でも、たとえ話でもなく、

まさにその言葉通りだと思った。

 

オランダに暮らす人は、

努力と工夫でこんな難しい土地に

長らく住み、文化や産業を発達させてきた。

 

風車は、動かさないと朽ちてしまうそうだ。

ごとごとと風車が動く。

すぐそばで見るとものすごいスピードで

羽根が風を起こす。

ものすごい振動と

耳を塞ぎたくなるような音。

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 こんな振動や音に負けない、

芯の強さがオランダにはあるように思う。

オランダに生きてきた自信みたいなもの。

それはどこか羨ましくもあり、

静かな尊敬と感動に値するものだった。

 

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