イタリア・ミラノおまけ旅「ちょっと寄り道して?エネルギーチャージ!の旅へ」
2011年8月
目次
何でミラノに?と思いつつ
旅を満喫した後は、ミラノに寄って帰る。
なんでミラノに?と思われるでしょうが、
私にとって、イタリアはヨーロッパで
一番長く滞在した心落ち着く場所なのだ。
こんな感じのイタリア滞在も
↓
多少イタリア語をかじっているので、
慣れとともにちょっとホッとできる国。
どこも私にとっては初めましての国ばかりだったので、
計画を立てている段階では若干の不安があったのかもしれない。
もし旅が満喫できない何かしらの出来事があっても
帰りにイタリアへ寄ったら帳消しにできるかも
とでも思っていたのかも。無意識のうちに。
さて、数日滞在した居心地の良い
チェコ航空に乗って飛ぶ。
快適な空の旅。あっという間に感じた。
なんだか2つ目の新しい旅に出かけるような気分だ。
得した気分。単純だな、、、。
ミラノに到着!やっぱりすごいミラノのドゥオーモ
イタリアへは何度も行っているけど、ミラノは2回目。
久々にやってきたミラノ。
ドゥオーモまで徒歩圏内のホテルを予約した。
夜のドゥオーモ。おぉ。
やっぱりすごいな~。
この存在感。どうしようもない。
どう説明しようもないというか。
ただだまって眺めるのみ。
ミラノのホテルは立地を重視
ミラノには4~5日滞在する予定だ。
ドゥオーモまで歩いていける中心地に
宿をとったのは、旅の計画を立てる際に、
ミラノはおまけのつもりなのに
結局ミラノでやりたいことが次から次へと
湧き出てきて、機動力重視と考えたから。
デイ・カヴァリエーリというホテル。
とても居心地の良い、イタリアらしい
しかもスタイリッシュなホテルだった。
ミラノではゆっくりしようと思う。
いや、それはやはり無理か、、、。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!暮らしたい街プラハの素敵なものたち、ありがとう!」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
数日のプラハ滞在もいよいよ終わり。
目次
大変お世話になりました!
滞在したホテルは駅から徒歩圏内。
駅の構内にはスーパーがはいっており、
ほぼ毎日通った場所だ。
駅舎の中のスーパーはちょっと割高だったり、
旅人があわただしく行きかうので
雑多だったりとマイナスの要素も多いが、
コンパクトな店内や、電車で食べることを
想定した持ち運びしやすい個食の総菜などの
バリエーションが多いので、
滞在型の旅には、使い勝手が良い場合が多い。
大変お世話になりました!
昔の駅舎をそのままに中を改装した中央駅。
初めて来た時は駅の構造が理解できなくて、
「???」となったけど、昔の駅舎の建物を
そのまま利用していること自体が素晴らしい!
プラハに滞在しているうちに好きになってしまった。
なんともいえないとぼけた雰囲気が
愛嬌があって、見つけるとうれしくなる。
「もぐら」らしいけど。もぐらが主人公の絵本なんて
めずらしいかも。日本にはないでしょうね。
プラハ滞在中にはまったのは、ベリー系のくだもの。
フレッシュでおいしい!
チェコらしい素朴さが感じられる。
旅が長くなると、ビタミン不足を感じ始める。
ベリーの酸味はちょうど良い。
最後に訪れた旧市街広場で
最終日の旧市街広場は、露店がたくさん出ている。
いつも以上のにぎわいをみせていた。
その中に、香ばしいにおいを漂わせているお店が。
気になってしょうがない。
バームクーヘンのように、
なにかを棒に巻き付けて焼いたお菓子。
「なにか」とは、パイの生地だった。
お砂糖がかかっていて、だれもが好きな味。
甘さ控えめでおいしい。
どこかひっそりとした雰囲気も併せ持つ古都だ。
観光客でごったがえす旧市街なのに、
どこか素朴な雰囲気が感じられる。
そこが魅力のひとつ。
長く滞在したいと思わせる街だ。
夜にプラハ城を訪れた帰り道
夜にプラハ城を訪れた帰り道。
華美ではないライトアップに導かれて歩いた夜道。
素敵だったな。いつまでも歩いていたい。
くだってしまうのがもったいないような夜道。
でも夏のプラハ、夜は寒い。
ドナウ川から吹きあがってくる風が冷たくて、
あぁ、早く帰りたいような、帰りたくないような。
もっと美しいプラハを彷徨っていたいような。
この日でチェコの旅は終わり。
翌日には、飛行機でイタリアのミラノへ飛ぶ。
列車で中欧を動き、それぞれのお国柄や
街の雰囲気の違いを肌で感じながら旅してきた。
私にとっては新しい国。
ゆるやかな刺激をもらった旅だった。
さて、勝手知ったるイタリアに数日滞在して、
大好きなラテンのエネルギーをチャージしてくる。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!パッチワークのようなお城が素敵!チェスキークルムロフ」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
ただいまプラハに滞在中。
この日は、日帰りでチェスキークルムロフへ。
目次
パッチワークのようなお城!チェスキークルムロフ城へ
ヴルタヴァ川の岸辺から見上げる城壁。
その迫力がすごい。
13世紀に創建されたチェスキークルムロフ城は、
その後次々に新しい建物が付け足されて、
巨大な複合施設的建物になった。
近づいてみても、どこがどうなっているのか
正直よくわからない建物だ。
部分部分で全然違うテイストになっている。
城内はガイドのツアーで見学
城内はガイドのツアーで見学する。
なかなか、この集団で行動するのがストレスで……。
集団行動が苦手な私、、、。
だまし絵が施された城の建物の壁。
ちょっとかわいらしい雰囲気もあったり、
荘厳だったりと、いくつかの時代の様式の異なる
建物が合体しているパッチワークのような建物だ。
お城からの眺めは絵本の世界!
お城の見学も楽しいのだけど、
私が一番感動したのは、お城からの眺めだった。
素晴らしい!絵本の中の世界みたい!
どうしても訪れてみたくて、
日帰りツアーでやってきたチェスキークルムロフ。
それはそれは見事な街!
観光客がたくさん訪れるのも納得だ。
でも、やっぱり私はツアーが合わないと改めて実感。
個人旅行ばかりしてきたからか、
たった数時間のことなのに
集団行動がとてつもなくストレス、、、。
あ、もっとこの眺めみていたいなとか、
あっちの道も歩きたいなとか、
いちいち我慢の連続で……。
やはり、訪れるならゆっくり時間をとって、
しっかりプランを立てて訪れるべきだった。
自分の旅のスタイルを崩してはいけないな。
やっぱり私には暮らすような旅が向いている。
でもツアーに参加しなければ今回の旅では
きっと見送ることになったチェスキークルムロフ。
訪れることができたのはツアーのおかげだ。
ツアーに参加するときは、よく考えなければ。
プラハへもどる。
帰り道の車中は爆睡。
気づけばプラハだった。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!世界一美しい街!ツアーで訪れるチェスキークルムロフへの日帰り旅」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
ただいまプラハに滞在中。
目次
めずらしくツアーを予約!
この日は、日帰りでチェスキークルムロフをめざす。
チェスキークルムロフとは、世界で最も美しい街とも
個人旅行ではなかなか訪れにくい場所なので
めずらしくツアーを予約した。
普段はツアーが苦手な私、、、。
集団行動が大の苦手だ。
歩きたい道を歩きたいタイミングで歩きたいし、
好きなとこで写真を撮りたい。
知らないだれかに気を遣いながら旅をするのは、、、
正直気が進まない。
ツアー客と上手に仲良くなって、
あっという間に「知らないだれか」じゃなくなる
ようにできる人もいるだろうけど、
残念ながら私はそんなコミュニケーション力を
持ち合わせてはいないのだった。
それはもう長年の(?)経験上、
自分の特性はよく理解している。
だが、個人旅行では効率よく回れない場所や、
経験できない体験などがある場合など、
なくなく(?)ツアーを利用することがある。
オーストラリアのエアーズロックとか。
↓
フランスでのワイナリーめぐりとか。
↓
チェスキークルムロフへいざ出発!
ホテルのロビーまで迎えに来てくれる。
朝9時10分。無事に乗車して出発。
車からの眺め。何かでみたことある不思議な形の建物。
ダンシングビルディングだ。
ツアーの車はこんなマイクロバス。
途中一回、サービスエリアで休憩があった。
3時間半くらいひたすら走って、
チェスキークルムロフへ。遠い……。
疲れも吹っ飛ぶ!この眺め!
狭い車内でなかなか疲れたけど、
到着して景色を見ると、疲れもふっとんだ!
大きく曲がって流れる川は、あのヴルタヴァ川。
プラハを流れる、もっともっと上流だ。
美しい街。小さくて山間に広がる街は、宝石箱のよう。
通りも美しく、にぎわっていた。
ランチ付きのツアーに参加
参加したツアーは、往復のバスとお城への入場、
そしてレストランでのランチがセットだった。
ツアーでのランチはこんな感じ。
お魚かお肉かを選んで注文。
町の中心、スヴォルノスティ広場。
だんだん晴れてきた。
どこをとっても美しい街並み
14世紀に栄えた街は、16世紀にはほぼ現在の姿だったという。
しかしその後、支配が移っていくと、時代から取り残された。
そのおかげで当時のままの街並みが見られるのだ。
さてこの後は、チェスキークルムロフ城へ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!プラハ市民憩いの場でリフレッシュ!かわいらしいエッフェル塔?」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
プラハで数日の滞在を満喫中。
目次
かわいらしいエッフェル塔?ペトシーン公園へ
この日はペトシーン公園へ。
ペトシーン公園とは、プラハ城の南側の丘の上に
整備された公園で、プラハ市民の憩いの場。
マラーストラナのウージェズダ通りから
ケーブルカーがでている。
地下鉄やトラムと共通券で乗ることができて便利だ。
なかなかの傾斜をぐいぐい登っていく。
向こうに見えているのはプラハ城。
いい眺め!
ペトシーン公園にはこんな展望台がある。
どこかでみたことあるような。
あ、エッフェル塔!?
かわいらしいエッフェル塔のような形だ。
確かに、エッフェル塔を模して建てられたものらしい。
1891年につくられたという年代物。
似てる、、、かな?
サイズ感がかなり違うけど。
(こちら本物のエッフェル塔。)
塔の中心軸がエレベーターになっている。
行きはエレベーター、帰りは階段で降りる。
早速のぼってみた。
行きはエレベーターだから、あっという間だ。
展望台からの眺めがすごーい!
下から見た時は、おもちゃのエッフェル塔?(失礼。)
と思ったけど、侮るなかれ!
プラハが丸見え!
まさしく、プラハの街が一望だ。
いい風が吹いていて、気持ちいい。
この数日間に歩いた道を上からなぞって、
あの辺まだ行ってないぁとか、
あそこもう一回歩きたいなぁとか。
上から眺めるの、大好き。
↓
さてさて、下りは階段。
なかなかゾクゾクする。
高所恐怖症の人はちょっと無理かも。
わあわあ言いながら、降りる。
これもアトラクションの一つのようで楽しい。
そして再びケーブルカーで丘を下るのだが、
ケーブルカーの途中駅で降りると、カフェがある。
素晴らしい眺めを見ながらちょっと休憩。
ちょーど、いい感じに、木の隙間から、、、!
爽やかなプラハの夏。
静かでのんびりした時間が流れている。
プラハは本当に過ごしやすい街。
こんな帰り道がいいな
帰りに寄り道した旧市街広場。
太陽の光に照らされて、広場に面した建物が輝く。
通るたびに変化する色合い。
何度見てもため息の出る美しさ。
ここを毎日通ってホテルへ帰る。
最高の帰り道だ。
それだけで、プラハは満たされる滞在になったかも。
長居できる街、長居したい街だ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!チェコ独立の歴史を饒舌に語るヴァーツラフ広場<プラハ>」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
ただいま、プラハに滞在中。
目次
パラチンキに舌鼓!ヴァーツラフ広場を眺めながら
この日は、ヴァーツラフ広場に面した、
グランドホテル・エヴロパの一階にあるカフェ、
カフェ・エヴロパへ来てみた。
素敵な建物。かわいらしい色合い。
そしてそこには、素敵なカフェ!
早速中へ入ってみる。
中はまるで古き良き映画の世界。
アールヌーボーの内装が美しい。
そして、なによりスタッフが
きびきびと、余裕をもって働いている。
素敵な空間がそこには広がっていた。
ちょっとオーストリアのウィーンの
カフェ文化を思い出させるような、
伝統的でスタイリッシュな感じだ。
そして早速、お目当ての
チェコのクレープ、パラチンキを注文。
うぁ、すごいボリューム!
広場に面した大きな窓からは、
まぶしい光が差し込んでくる。
シャンデリアがキラキラして、、、。
はぁ、居心地がいいなぁ。
たっぷり、ゆっくりくつろぐ。
本日はこれがランチということで。
心も体も大満足だ。
ヴァーツラフ広場が語る歴史
このカフェが面しているヴァーツラフ広場。
この広場は、チェコ独立の歴史を語るときに
欠かせない場所だ。
ここにソ連軍が戦車で乗り込んできた。
いわゆる「プラハの春」が失われた瞬間だ。
ソ連の侵攻に抗議する若者がこの広場で
焼身自殺をはかったり、多くの民衆が犠牲になった場所。
そして、それから20年後。
1898年、100万人ものプラハ市民がこの広場に集まり、
ビロードのようになめらかに改革を成功させた。
これがビロード革命。
パラチンキを食べながら、歴史に思いを馳せる。
ビロード革命を伝えるテレビのニュースで
笑顔で花を兵隊に差し出すプラハ市民の映像が
印象的だった。
あれがここ。
映像で見た覚えのある光景と、
今ここにある現実の眺めを
重ね合わそうとする。
パラチンキは甘くておいしいけど、
しっかりと味の主張がある。
チェコはきっと、そんな国なんだろう
と、思った。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!プラハのシナゴークでガーシュイン?ヨーロッパなのにアメリカン!」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
今日はプラハに滞在中。
目次
ユダヤ人街へ!カフカが生まれた地
過ごしやすいプラハ。
数日の滞在ですっかり馴染んできた感じ。
この日は、シナゴークへ行ってみる。
旧市街広場の聖ミクラーシュ教会の脇から延びる
通りに沿って、ユダヤ人街が広がっている。
かつてユダヤ人たちは隔離されたこの地域に住んでいた。
19世紀半ばにこの地区は正式にプラハ市の一部と認められ、
美しく整備された街並みができたのだという。
シナゴークとは、ユダヤ人にとって大切な祈りの場だ。
ユダヤ人街の入り口にあるこちらの建物。
カフカの生家らしい。
「変身」の作者だ。
ユダヤ人街はやはり独特の雰囲気がある。
美しい街並みは他の旧市街と同じだが。
さまざまな特徴あるシナゴーク
こちらはマイゼルシナゴーク。
16世紀後半に建てられたもの。
左は旧新シナゴーク。ギザギザの屋根が特徴的。
1270年ごろに建てられたというヨーロッパ最古のシナゴーク。
シナゴークで聴くガーシュイン?
こちらはスペインシナゴーク。
外観がスペインぽいということでこのネーミング。
スペインシナゴークで行われるコンサートへ。
どうせ内部の見学をするならと思って、
ネットで予約しておいたのだ。
中に入ってみてびっくり!
外観とはまったく違う趣きで、
中はとても幻想的できらびやか。
とか行く前は思いつつも、まあいっかという感じだったけど、
演奏が始まった瞬間に「あ、のだめ!」
「のだめカンタービレ」の世界!
「のだめカンタービレ」のドラマや映画で
主題歌として使用されていた。
撮影地のいくつかをプラハでめぐった
この日の最後に、この演奏会があったのだ。
私たちの中では、いろんなものが勝手に
繋がった感じで、大満足!
ガーシュインの曲を日本人が納得して聴く。
なんだか、素敵な体験だったな。
旅ならでは!
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!思わず微笑んじゃう!衛兵の交代とプラハの楽しい寄り道」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
ただいま、プラハに滞在中。
目次
衛兵の交代に出くわした!
カフェで一服してから
なんとなくプラハ城へ歩いてみる。
穴場のカフェはこちら
↓
坂道をのぼっていけばきっと着くだろうと
適当に歩いていたら、ちょうど
衛兵の交代に出くわした。
なんだか、おもちゃの兵隊さんみたい!
鮮やかな色の制服が素敵だ。
付いていこう。一緒に行進!
勇ましいんだけど、なんだかかわいらしくて。
ちょっと微笑んで見てしまう。
偶然に出くわすことができて
とってもラッキーな気分。
お城の周辺をうろうろ
城の西側をうろうろ。
めちゃめちゃ静かだ。
みんなどこへ行っちゃったの、、、。
どこも趣のある道が続く。
プラハ城のすぐそばなのに、だれもいない。
観光地から少し入っただけでこの静けさ。
もっと長く滞在して、いろいろ散歩したい。
うろうろしていると、見事な教会を発見。
ロレッタ教会。1626年創建のもの。
ちょっとポルトガルを思わせるような
黄色い色合いが独特だ。
いや、イエローといったら、
マリア・テレジア・イエローかな。
ウィーンのシェーンブルーン宮殿のような。
楽しい寄り道を思う存分!本屋さん大好き
ヨーロッパの旧市街で
ついついふらっと入ってしまうのが本屋さん。
特にお城の周辺などにある歴史の長そうな
本屋さんはとても魅力的だ。
プラハでも発見!
ところ狭しと置かれた書物やポスターなど。
何を買うと言うわけではないけれど、
古い書店の匂いや雰囲気が好きだ。
このお店では、古いプラハの写真を購入。
自分のお土産を思い出とともにコツコツ収集。
今日はのんびり街歩き。
寄り道し放題の自由な旅だ。
颯爽とかけめぐる旅も素敵だけど、
やっぱり私はゆっくりじっくり、
暮らしてみるような旅が好き。
しばらく時計を見なくていい、こんな時間。
旅先だからこその
ゆったり時間を楽しんでいる。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ムハ美術館と誇り高きマリオネット<プラハ>」
2011年8月
列車で国境をこえる旅。
目次
パステルカラーの世界「ムハ美術館」
この日はムハ美術館へ。
今見てもおしゃれだな~という感じ。
↓
やわらかくて控えめなパステルカラー。
チェコらしい色彩だ。
マリオネットはチェコ人の誇り
その後は、マリオネット劇場のチケットを買いに。
国立マリオネット劇場へ。
劇場はこの地下にある。
チケットはネットで予約しておいたので、
チケットの引き取りに。
夜に戻って「ドンジョバンニ」を楽しんだ。
劇場は小さいながらも年季が入っていて素敵。
地下なので秘密基地のような雰囲気。
チェコ語を守ったマリオネット。
人形劇と言うと日本では子ども向けだけど、
チェコでは違う。
ハプスブルグ家の時代、ドイツ語が飛び交う中でも
マリオネットだけはチェコ語を話していた。
その誇りのようなものがマリオネットにあるのだろう。
そう思うと、お土産屋さんで見るマリオネットも
ただ単にかわいらしいだけではなく、
勇ましく胸を張っているように見えてくる。
穴場のカフェをめざして
この日はのんびり、人のいない方へ歩いてみる。
ヴルタヴァ川方面へ。
相変わらず人だかりのカレル橋を避けて、
北側のチェコ橋へ。
対岸のプラハ城が美しく見える。
どこを目指しているかというと、ハナフスキーパビロンという
美しい建物のカフェ。「のだめカンタービレ」のドラマや
映画に登場した撮影地の1つ。
対岸の丘を登ると、美しいヴルタヴァ川の風景。
どこからどう見ても素晴らしい。
これでした。カフェでちょっと休憩。
サンドイッチとコーヒーをテラス席で。
この日はちょっと曇っていて涼しい気候。
湿度が低いので、太陽が顔を出せば暑いが
いなくなればすぐに寒くなってくる。
美しい景色を堪能した静かなランチ。
プラハ城の近所なのに、いい穴場だ。
さて、今日もプラハ城へ行ってみようかな。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!タイムスリップ?プラハの夜の食事と散策」
2011年8月
列車で国境を越える旅をしてきた。
プラハで滞在中。
目次
夜のプラハ旧市街へ
プラハの街は美しく安全で過ごしやすい。
夕食後、夜の旧市街広場へ。
美しくなっていくトワイライトの時間。
旧市街広場の近くにる「ムハ」というレストランへ。
ムハとはミュシャの名で知られる画家。
ムハの作品があった。チェコが誇る偉大な画家だ。
レストランの壁にはムハの優しい色遣いの絵。
やわらかいふわふわの茹でた白パン。
ソースを付けて食べるといくらでも食べれちゃう。
でもお腹がいっぱいになってしまうので
油断禁物の主食だ。
注文したのはスヴィチュコヴァー。
チェコを代表する牛肉料理だ。
これまたビールと食べると素晴らしい。
美しい街でタイムスリップ?
旧市街広場のそばのレストランで夕食後、
歩いて広場へ出た。
内陸のプラハ、夜は涼しいをこえてちょっと肌寒い。
旧市街広場は、美しいライトアップ。
たくさんの人が集まっていた。
眩しすぎるライトアップではなく、
街並みにぴったり合うようなしっとりした雰囲気。
爽やかな夏の夜の散策。
昼間に歩いた旧市街の「王の道」をもう一度たどる。
そして歩きたいだけ歩いたら
そして、歩きたいだけ歩いたら、
帰りはトラムで帰りましょう。
夜になるといっそうタイムスリップ感が増す。
昔から変わっていないだろう石畳を
レトロなトラムがゴトゴト走る。
トラムの中から夜の街を眺めながらホテルへびゅーん。
夜も安心して歩ける美しいプラハ。
涼しい夏の夜に肩をすくめてホテルへもどる
贅沢な時間を楽しんだ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!見どころ満載のプラハ城!城内をさ迷って」
2011年8月
列車で国境を越える旅をしてきた。
プラハの街歩きをお楽しみ中。
目次
プラハ城の城内をウロウロ
聖ヴィート大聖堂の見事さに圧倒され、
城内をさ迷う私たち。
城の敷地からは、プラハの街が美しく見えた。
午前中に渡ってきたカレル橋が人々で埋め尽くされている。
その遠く向こうには旧市街広場のティーン教会。
あそこから歩いてきたんだな。
私たち、なかなかの健脚ですな。
城内に建つ聖イジ―教会
眺めを楽しんだ後、次に向かったのは、聖イジ―教会。
ホッとするようなかわいらしい外観。
ロマネスク様式で建てられ、ファザードだけバロック。
聖ヴィート教会に比べるとこじんまりとしている佇まい。
でも、聖イジ―教会は城内最古の教会だ。
中に入ると、しっとりとした祈りの場。
狭い空間に祈りの雰囲気が満たされていた。
かわいらしい!黄金小路とは
その後は、広い城内を散策。
さまざまな時代の建物が調和しつつ建っている。
かわいらしい道案内。
黄金小路と呼ばれるかわいらしいエリアへ。
色とりどりの小さな家が並ぶ、絵本の世界が。
昔は城に使える召使いが暮らしていた場所だという。
現在はお土産物屋さんなどになっている。
一軒一軒見て回るのが楽しい。
時間が建つのを忘れてしまう。
22番の青い家がフランツ・カフカの仕事場だったらしい。
フランツ・カフカと言えば、「変身」で知られる作家。
「変身」は読んだことあったけど、プラハで生まれた
ユダヤの子だったとは、この旅に来るまで知らなかった。
城の中にいることも忘れてしまう黄金小路。
黄金小路をくだっていくと、開けた場所に出る。
プラハの街を一望できた。
うって変わって近代的なプラハの地下鉄
城の道をくだっていくと地下鉄の駅へ。
いったんここからホテルへもどることにした。
急におしゃれな地下鉄の駅にびっくり。
栄えた誇りを残しながらも、現代の都市機能も
便利に発達した、過ごしやすい街。
楽しい滞在になりそうだ。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ようやくプラハ城へたどり着いたが……」
2011年8月
列車で国境を越え、プラハにしばらく滞在。
プラハの街歩きをお楽しみ中。
目次
プラハ城へたどり着いたが
プラハ城をめざして、新登城道を歩く。
プラハ城は歴代王の居城で城壁に囲まれた大きな城だ。
カレル橋から丘の上に見えた城は近く見えたが
結構な距離と高低差。
趣のある道中も、もはや城内の雰囲気。
城の敷地内には、旧王宮、教会、修道院などがある。
聖ヴィート大聖堂にのけ反る!
門をくぐって人でごったがえす城内入ると、
目の前にドーンと聖ヴィート大聖堂が。
思わず人々をのけ反らせる迫力と大きさ。
カレル橋から見えていた2本の尖塔がこの大聖堂のもの。
カレル4世の時代にこの堂々たる建物に改修された。
中へ入ってみる。
外の喧騒が嘘のように中は静かで落ち着いている。
そして見事なステンドグラス!
ステンドグラスの中には、ムハのものも。
アールヌーボーの象徴的な存在の画家が
制作したステンドグラス。
やわらかい色彩で心が穏やかになる。
横から見た聖ヴィート大聖堂。
見事なゴシック建築だ。荘厳で狂いのない設計という感じ。
でも中に入るとやわらかい光が満ちている。
プラハの底力を見たような気がする大聖堂。
で
もまだまだ城の入り口。
城の敷地を探索してみよう。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ヴルタヴァ川の先での満足ランチ<プラハ>」
2011年8月
列車で国境を越える旅を経て、
プラハの街歩きをお楽しみ中。
目次
ヴルタヴァ川を渡った先に
カレル橋の左右を埋め尽くす石像と、
ブルタヴァ川の流れに思いを馳せていると、
500mあるカレル橋もあっという間に対岸へ。
600年前の石橋を渡って、対岸のマラーストラナの橋塔。
対岸もすごい人!そして美しい街並み。
どんどん歩いていきたい気持ちだけど、
ここでランチ、ランチ。
対岸で見つけた庶民的なお店へ。
グラーシュと巨大なピーマンの肉詰め、そしてビール!
グラーシュは、中欧の国々で食べられる料理。
ハンガリーではスープとして食べたけど、
このお店では煮込み料理として登場。
素朴な味付けは変わらないけど、
すべてにパプリカを感じたハンガリーとは違って、
まったりと奥深い味わい。
チェコの人はビールが大好き。
国民一人当たりのビール消費量が世界1らしい。
ビールは激安で水より安い国。
歴史のありそうな店内。
食事にビールは欠かせない模様。
「U Glaubicu」というビアレストラン。
入りやすい雰囲気でお値段もリーズナブル。
マラーストラナ広場のすぐそばにあるお店だ。
食事を終えて再び街歩きへ
食事を終えて再び街歩きへ。
お店を出ると目の前に赤いトラムが滑り込んできた。
プラハのトラムは赤くてかわいらしい。
プラハ市内を隈なくカバーしていてとても便利。
トラムが走っている街が好きだ。
ヨーロッパの旧市街をトラムが走ると、
タイムスリップしたような気持ちになるし、
トラムから街を眺めると街の見え方も違う気がする。
ariruariru.hatenablog.com
さて、トラムには後でお世話になるとして、
お腹を満たした私たちは、
まずはプラハ城を目指して歩きましょう。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!プラハで王の道を歩く!カレル橋とヴルタヴァ川の流れ」
2011年8月
この日はプラハの街歩きへ。
目次
王の道を歩いて
プラハは本当に美しい街だ。
旧市庁舎からの眺めを楽しんだ後は、
カレル通りを歩く。
カレル通りとは、旧市街広場からカレル橋まで続く、
曲がりくねった道で、「王の道」の一部を成している。
「王の道」とは、14世紀半ばに神聖ローマ帝国の
皇帝となったカレル4世が、王の戴冠パレードを
行った道のことだ。
この細い通りがカレル通り。
現在は図書館や教会となっている建物。
通りに面してマリオネット劇場がある。
本日の演目は「ドン・ジョバンニ」。
チェコではマリオネット(人形劇)がさかんだ。
私もこの劇場ではないが、
この旅でマリオネットを観に行った。
お土産物屋さんには、必ず操り人形が置いてある。
チェコの人形劇がさかんになったのは古い時代だが、
チェコは18~19世紀にハプスブルグ家の支配を受けていたため、
その間、チェコ語の使用は禁じられていた。
生活はドイツ語で過ごしていたその時代、
チェコ語をなんとか残したのは人形劇だったとか。
言葉を守ることは、その民族のアイデンティティを守ること。
チェコの人が人形劇を愛する理由は、
単なる伝統ではなく、生きる上で必要不可欠なもの
だったからかもしれない。
いよいよカレル橋へ
なんてことを考えながら歩くと、もう目の前が開けてくる。
カレル橋の塔だ。
ものすごい人だかりが信号の向かいに。
ちょっと圧倒される。
橋塔をくぐってカレル橋へ。
橋のたもとに建つと、対岸の高台の上にプラハ城が見える。
カレル橋とは、ヴルタヴァ川に架かるプラハ最古の橋。
カレル4世の時代に建設された、全長500mを超える橋。
さすがの迫力と美しさ。ローマ帝国はやっぱりすごい!
カレル橋からお隣の橋(チェコ軍団橋)を眺めていると、
かわいらしい赤いトラムが橋を渡っている。
カレル橋の欄干には左右15体、合わせて30体の聖人像があって、
それを順番に眺めているとあっという間に対岸だ。
橋を渡っていることを忘れてしまいそうになる。
(聖ウィンケンティウスと聖プロコプの像)
ヴルタヴァ川の流れに
このカレル橋が架かっているのがヴルタヴァ川。
ヴルタヴァ川とは、モルダウ川のことだ。
日本ではスメタナ作曲の「わが祖国」の中の一曲
「モルダウの流れ」として知られているが、
ちょっとクラシック音楽をかじっていた旅の相方と私。
目の前のヴルタヴァ川にしばらく感動。
19世紀に生きたスメタナという作曲家は、
音楽活動を通して祖国の民族運動を応援した人物。
あの曲の、途切れのない流れはこの川の流れだったのかと
改めてカレル橋から川を眺めた。
カレル橋界隈のヴルタヴァ川は緩やかだが水量が多く、
脈々と堂々と流れている。
あのもの悲しいフレーズは、祖国の復活を願う気持ちと
侵略に負けないという反骨心を、
この流れに託したものだったんだ。
そう思うと、このキラキラした観光地も見え方が違ってくる。
チェコの美しさは、上塗りの美しさじゃないぞ。
これは中の中から光り輝いてる腰の据わった美しさ。
そして強さだと思った。
ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!ティーン教会とプラハの街並みを」
2011年8月
プラハの街歩きを楽しむ。
目次
広場にそびえるティーン教会
旧市街広場にそびえたつティーン教会。
その大きさに驚く。
この姿になったのは14世紀のこと。
ティーン教会を訪れてみた。
どこから入るのか、わからない教会。
教会の前に別の建物が密集しているってめずらしい。
狭い路地から入っていく。
中はとっても明るい。光で満たされていた。
旧市庁舎からプラハの風景を
旧市街広場にある旧市庁舎へ。
ティーン教会と向かい合うように建つ
不思議な形状の建物。
旧市庁舎には天文時計があって、これが有名らしい。
縦に2つの文字盤があって、それぞれがつくられた当時の
宇宙を表しているらしい。
上は、地球を中心にまわる太陽と月とその他の天体。
下は、季節を表した暦。どちらも天動説の時代のもの。
毎正時には時計の仕掛けが動いて、キリスト12使徒が登場してくる。
よく見るとガイコツが紐を引いている。ちょっと不気味な感じ?
旧市庁舎の塔にのぼれるようなので
あがってみることにした。エレベーターでスイスイ。
プラハを一望できる!
オレンジの屋根が連なる美しい街。
旧市街広場。周囲を囲む建物の色合いが美しい。
やっぱりティーン教会はすごい。
なんて大きいんだろう。この存在感!
プラハの街並みは、やわらかい色合いが魅力。
カラフルなのに統一感があって、
見るだけで心躍る。
塔の上から360度を存分に楽しんだ。
何枚写真を撮ったことか……。
さて、続きの街歩きを楽しもう。