「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

スペインひとり旅「夏のバルセロナ街歩き その3 都会なのにリゾートなんて、ずるい!レイアール広場界隈」

2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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トレドの後は、旅の最終地バルセロナに滞在中。

バルセロナの魅力にメロメロになりつつ……。

 

 

目次

バルセロナの旧市街で迷子になろう!

バルセロナの旧市街は本当に素敵。

全部の道を歩きたい衝動に駆られる。

駆られるだけではなく、可能な限り歩いてみた。

 

日差しの強いスペインの夏。

旧市街の細い通りには日陰ができてありがたい。

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美しい建物が両側に並ぶ。

カーブを描く道に沿って。

石造りの建物に、金属のテラスが印象的。

 

パリのような洗練された感じや統一感はないが、

バラバラなデザインなのに、雰囲気の融合があって

一体感がある。不思議だ。

 

そこに南国のような開放感と植栽が、

バルセロナらしさを上乗せしていく。

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都会なのにリゾート!レイアール広場

アーチの向こうに広場が見えた。

レイアール広場だ!

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レイアール広場は、昼も夜も人々が集う場所。

この界隈には、有名なタブラオやクラブ、

レストランやバルがたくさんある。

 

ヤシの木がもう……なんていい雰囲気!

都会なのにリゾート気分なんて、

バルセロナってホントにずるい! 

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そんな雰囲気のあるレイアール広場にたつ

ガス灯はガウディの作品。

バルセロナを歩いていると、ガウディをはじめとする

建築家や芸術家たちの作品があちこちに

散りばめられているようで、それを追いかけるだけの旅を

してみたいと思うくらいだ。

 

でもそれは、普段知らずに使ったり見たりしているだけで、

私の身近にあるものも、だれかがデザインしたり、

生みだしたりしているのだということ。

額縁の中だけが芸術じゃないんだなと思う。

 

次から次へと魅力が溢れ出す!バルセロナの街

旅の最後に訪れたバルセロナ

 

新市街の、ものの見事に区分けされた地区に

想像以上の大きさで君臨するサグラダ・ファミリア

のけ反らされ、カタルーニャ音楽堂のデザインに

感嘆の声をあげさせられ、カテドラルでは

その迫力に心臓がドキドキさせられる。

 

旧市街では、筋肉痛になっても歩かされてしまう。

一体何なんだ!?この街は!

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都会的でおしゃれな一面もあるバルセロナ

でも旧市街では古き良き下町の風情もある。

海に近づけばそこはリゾートの風が吹く。

カタルーニャの旗を掲げ、気さくに話しかけてくる人々。

 

あ~、この街にもっと居たいな~。

なんか悔しいけど。なんで悔しいのだろう?

それはバルセロナにすっかり「やられた!」と思うから。

 

とりあえず、エル・コルテ・イングレス※1の

スーパーで買った、フィデウア※2を頬張って

しばし休息。。

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夏のスペイン。シエスタは本当に大事です。

 

※1 この旅では、エル・コルテ・イングレスに

   本当にお世話になりました。一人旅の味方!

    エルコルテイングレスとはスペイン全国に展開するデパート。

    だいたい地下にスーパーがある。

gotrip.jp

 ※2 フィデウアとは、お米の代わりに細いパスタを

   使ったパエリアのこと。カタルーニャ地方の名物料理。

 

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スペインひとり旅「にぎわい過ぎて困っちゃう?!バルセロナのサン・ジュセップ市場 コロンブスの視線の先に」

2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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後ろ髪をひかれながらトレドを去り、

旅の最終地バルセロナに滞在。

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目次

 

 ガウディの不思議の世界へ飛び込んで

 この日は朝からグエル公園へ。

ガウディの不思議な世界に飛び込んだ感じ。

いいお天気!グエル公園は晴れた日がいいな。

丘の上からは遠くにサグラダ・ファミリアが見えて、

眺望も楽しめる。

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ただし、丘の上にあるので、地下鉄駅からも

ちょっと上り坂。夏のスペインは暑いので、

朝の早いうちか、夕方を過ぎてからがいいだろう。

 

にぎわい過ぎて困っちゃう?!サン・ジュセップ市場

そんなグエル公園をあとにして、地下鉄でリセウ駅へ。

到着した先は、サン・ジュセップ市場だ!

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うわ~!にぎわっている!!

ちょっと来る時間を間違えたかな~。

 

サン・ジュセップ市場は、バルセロナの目抜き通り、

ランブラス通りから少し入ったところにある市場。

ランブラス通りは昨日も歩いた。

何度でも歩きたくなる素敵な通りだ。

 

そして、サンジュセップ市場は、バルセロナ最大の市場。

生ハムがそこかしこに吊られている。

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人を掻き分けて進むと、フルーツのコーナーが。

ちょっと人ごみがマシになった。

ちょうどお昼時に行ってしまったので、

市場内のバル周辺やお惣菜屋さんは大変なにぎわい。

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マドリッドの市場では、食事を楽しむことができたけど、

ちょっとここでは無理だな……。

 

マドリッドの市場はこちら

   ↓
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 市場を一周見学してから、退散、退散……。

 

こんなところにひっそりとグエル邸!

すぐ近くにグエル邸を発見した。

 グエル邸は、ガウディの初期の傑作と言われる。

こんな細い路地に面しているんだ。

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中には入らなかったけど、重厚な外観に

おしゃれなガラスづかいが印象的。

朝に訪れたグエル公園とは違って

スマートでおしゃれな建物だと思っていたら、

屋根の上に、ひょっこり……!

ガウディらしさが顔をのぞかせていた。

カラフルな煙突と通気口がメルヘンチック。

 

再びランブラス通りへ コロンブスの視線の先には

ランブラス通りへ戻る。通りの終着地が見えてきた。

ランブラス通りについてはこちら。

    ↓

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コロンブスが立っている塔の向こうはもう海。

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コロンブスは海の方を見て立っている。

イタリアのジェノバ出身のコロンブス

スペイン王室の命を受けて大西洋へ出て行った。

スペインの英雄だ。

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ちょうどコロンブスに太陽の光が降り注ぐ。

今日はスペインの夏らしい天候。暑い!

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海の方から見てみると、コロンブスが新大陸の方向を

指さしているのがわかる。

ここで、ランブラス通りは終わりだ。

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ここらへんは、気持ちの良い界隈。

コロンブスの塔から海の上にかけられた遊歩道を渡ると、

かつての港を再開発した「ポルト・ベイ」がある。

海沿いは開放感に溢れている。リゾート地の雰囲気。

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そしてここで目に飛び込んでくるのは、

おや?あれはロープウエイ!?

気持ちよさそう!

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 よーし、今度はあれに乗ってみよう。

 

バルセロナはもう十分に素敵な街なのに、

まだ「海」という要素もあったなんて!

なぜか、バルセロナずるいな!と思ってしまった。

まだまだ魅力的なバルセロナ

これは長期滞在が必須な街だ。

 

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スペインひとり旅「ヘンゼルとグレーテル?バルセロナのお菓子の家!ガウディのグエル公園」

2012年8月

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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感動のトレドを去り、マドリッドを経由して

旅の最終地であるバルセロナにやってきた。

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目次 

 

ホテルって大事!バルセロナのホテルで快適チャージ!

バルセロナのホテルは、

サンツ駅直結のバルセロサンツ。

www.tripadvisor.jp

 

旧市街のホテルにするか、結構直前まで悩んだけど、

結果的にはこのホテルで正解!

利便性は抜群!しかもリーズナブルだった!

 

シンプルで機能的なホテルの部屋。

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洗面がキッチンカウンターのようになっていて、なんだか新鮮。

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ホテルの廊下も近未来を思わせるような。

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 気持ちの良い滞在になった。

 

ホテルの朝食もなかなかのもの。 

品ぞろえもいいし、都会的でおしゃれ。

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さて、この日の目的地も、地下鉄で移動。

サンツ駅からレセップ駅へ。

バルセロナの地下鉄は便利できれい。

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バルセロナのお菓子の家だ!グエル公園

この日の目的地はこちら!

ガウディのグエル公園へ!

駅から遠かった……。今日は暑いぞ……。

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お菓子の家みたい!かわいい~!

 

もともとは実業家グエルが60戸の住宅を造成して、

田園都市をつくろうとしていたものだが、

資金難などで途中で工事が中断……。

その後、公園として生まれ変わった。

もう中はテーマパークのような雰囲気。

建物がどれもかわいらしい。不思議な世界。

 

正面にあるのは「ギリシャ劇場」という中央広場。

暑ーい!!まぶしい!サングラスが必需品だ。

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階段を上がると眺めも素晴らしい。

グエルさんが、こんな山の手に田園都市

つくろうとした気持ちがちょっと理解できる。

 

改めて確認!バルセロナっていい街だ!

ギリシャ劇場」の上にのぼると、

こんな気持ちの良い眺め!

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 あ、サグラダ・ファミリアだ!!

         ↓

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このぐにゃっとしたベンチ!ガウディだなぁ~。

田園都市の共用部分としてつくられた広場。

 

遠くに見えるバルセロナの街と

手前のグエル公園の非日常さ。

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グエル公園は、とっても気持ちのいい場所だった。

バルセロナに何日か滞在してから、

ちょっとのんびりしに行くのがいいかな。

 

暑い陽ざしを避けて。風が通り抜ける。

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さて、メルヘンの場所から日常のバルセロナへ戻ろう。

まだまだ、バルセロナは楽しめる街だ。

 

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スペインひとり旅「バルセロナの旧市街を歩く!カテドラルの重厚感を存分に見よ!」

2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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 後ろ髪惹かれながらトレドに別れを告げ、

旅の最終地バルセロナに滞在中。

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 目次

 

バルセロナのディープな旧市街で迷子になろう!

バルセロナの街は、新市街と旧市街から成っている。

どこが旧市街なのかはとてもわかりやすい。

新市街は、サグラダ・ファミリアがある場所のように

一区画がきれいな正方形の形をしている。

通りはまっすぐで、上から見ると方眼紙のようだ。

 

そんな新市街と対照的なのが旧市街。

道がくねくね、ごちゃごちゃしているところが旧市街だ。

迷子になったら旧市街ということ(?)。

   地図を見ればすぐにわかります。

        ↓
www.google.co.jp

 

そんな旧市街の中でももっとも古いのがゴシック地区。

古くはローマ時代に起源をもつという。

 

ゴシック地区には、13~14世紀の建物が普通に並んでいる。

その中心がカテドラル。バルセロナ守護聖人である

サンタ・エウラリアが祀られている教会だ。

カタルーニャ広場から南東の通りに入ると、

通りは一気に複雑になってくる。

 

左手にピカソの壁画が見えると、奥にはカテドラルの塔が。

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 何気なく通り過ぎそうになるが、

このピカソの壁画もなかなかのみどころ。

カタルーニャ建築家協会が制作したものらしい。

 

ピカソはスペインのマラガに生まれ、

フランスで画家活動を行った。

それは知っていたのだが、フランスに赴く前、

バルセロナで10代の多感な時期を過ごしたそうだ。

フランスのパリにあるピカソ美術館は訪れたことがあるが、

バルセロナ旧以外にもピカソ美術館がある。

 

ピカソバルセロナに滞在した時期、

それはちょうどバルセロナモデルニスモ

盛り上がっている時期だった。

1881年生まれのピカソ

1850年生まれのモンタネール。

1852年のガウディ。

この旧市街で、すれ違ったりしていたのだろうか。

 

バルセロナのカテドラル、この重厚感を見よ!

カテドラルへ向かう。

建物の隙間が道だという感じ。

建物を縫うように進んでいく。

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バルセロナが隆盛を極めた13~15世紀に建てられたカテドラル。

現在の姿になったのは20世紀になってからだという。

150年もの間、形を変えながら造り続けられた建造物。

造られた時代によって、石の色も変化している。

 

正面のファザードは比較的新しい感じ。

ザ・ゴシック!

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中に入ってみる。

無料で入ることができるのがうれしいところ。

(現在は、無料の時間と有料の時間がある模様。)

 

扉を入ってびっくり!何?この重厚感!

 

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 内部はカタルーニャゴシック様式の聖堂だ。

簡単に歩を進めることを躊躇う雰囲気。

 

この日の午前中にサグラダ・ファミリア聖堂を見てきた。

軽やかで人々が憩う場という雰囲気だった。

そして、こちらのカテドラルは、全然違う!

重々しく、荘厳という言葉がぴったりの祈りの場だ。

 

この天井や柱の美しさを見よ!

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内部にいる間、息を止めてしまうような。

圧倒されっぱなしだった。

 

カテドラルの裏手の路地は、ひっそりそしていて

カテドラルの趣ををそのままに。

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カテドラルの周りをぐるっとまわってみた。

広場からみるファザードも素晴らしいけど、

ゴシック地区にギュッと詰め込まれた街の雰囲気が魅力的。

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 バルセロナの旧市街は歩かなきゃもったいない!

路地のすべてを網羅したい衝動に駆られる。

 

バルセロナサグラダ・ファミリアの街なんてとんでもない。

バルセロナは、サグラダ・ファミリアある街だった。

 

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スペインひとり旅「美しい並木道ランブラス通りを爽やかに歩く!夏のバルセロナ街歩き その2」

2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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後ろ髪惹かれながらトレドを離れ、マドリッド経由で

旅の最終目的地バルセロナへ。

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目次

 

曇っている日こそ最適?バルセロナの街歩きへ

2週間のスペイン旅。旅の最後に訪れたのはバルセロナ

バルセロナはスペイン東部の大都市。

独立問題に揺れるカタルーニャ州の州都だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

建物をぶらぶら歩きながら楽しめるバルセロナ

この日は、午前中にサグラダファミリアを訪れて、

いったんホテルへもどった。サンツ駅直結の

「バルセロ・サンツ」というホテル。

 

サンツ駅はスペイン国鉄レンフェの駅で、

マドリッドからのAVEが到着した駅だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

朝のホテルからの眺め。この日は曇りがち。

暑さは比較的マシなので、街歩きには良い日かもしれない。

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午後は、バルセロナシャンゼリゼ通り

といわれる、グラシア通りを歩いた。

曇っているとはいえ、夏のスペインの暑さは強烈だ。。。

 

美しい並木道!ランブラス通りを爽やかに歩く

ディアゴナル駅からグラシア通りを南に歩くと、

カタルーニャ広場に出る。広場を斜めに歩くと、

ランブラス通りへ抜けることができる。

ランブラス通りとは、プラタナスの並木が美しい、

バルセロナ旧市街の目抜き通りだ。

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             (この日は日曜日なので人は少なめ。)

ランブラス通りは、カタルーニャの言葉で、

「街を流れる小川」を意味するそうだ。

まさにそんな雰囲気!気持ちの良い通りが海へと続く。

 

両側にはさまざまなお店が軒を連ね、

歩くだけで楽しい通りだ。

気づけば長い距離を歩いてしまっていたという感じ。

 

ジェノバ出身だけどスペインの英雄!コロンブス

こちらは翌日の写真。スペインの夏らしい天気!

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ランブラス通りを南に歩いていくと、

コロンブスの塔が建っている。

あれがランブラス通りの終点だ。

 

高さ60mの塔のてっぺんでは、

コロンブスが海に向かって右手をあげ、

左手にはアメリカ土産のパイプが握られている。

アメリカ大陸発見を記念する塔だ。

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スペイン語コロンブスは「コロン」と言う。

コロンブスというのは英語表記らしく、

コロンブス自身がコロンブスと名乗ったことはないらしい。

コロンブスはイタリアジェノバの出身で、

イタリア語ではコロンボという。

 

ジェノバ出身のコロンブスは、スペインの王室の援助を受けて

航海へ旅立ったため、スペインの英雄となりえたのである。

 

私の中では、「コロンブス」という響きと、

「コロン」という響きはイメージがずいぶん違って、

20年前、初めてスペインを訪れてそれを知った時、

ちょっとした衝撃を受けたことを覚えている。

 

だからこの塔の本当の名は「コロンの塔」で、

塔を東西に貫く通りの名は「コロン通り」だ。

 

大好きなこの美しいランブラス通りを

私がバルセロナを訪れたのは、2012年の8月。

その5年後、2017年にこの美しいランブラス通りで

惨劇が起きた。

ja.wikipedia.org

 

2週間のスペイン滞在で、いくつかの街に滞在したが、

その中でも他のスペインの街とはまったく違う雰囲気を持つ

バルセロナは魅力的な空気を放っていた。

大都会にも関わらず、リゾート地のような解放感がある。

その雰囲気を象徴するような場所が、

このランブラス通りだった。

 

そんな場所が、惨劇の場所になってしまったこと、

言葉では言い表せないようなショックだった。

 

私は旅が好きだ。

「暮らしたい!」と思えるような、

そんな場所を旅をしながらずっと探している。

でも最近は、そんな場所が「悲しいできごと」の現場に

なってしまうことがある。

 

美しいランブラス通り。また、必ず訪れます。

 

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スペインひとり旅「本能と理性のバランスが大事!?夏のバルセロナ街歩き その1」

2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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 後ろ髪惹かれながらトレドを離れ、マドリッド経由で

旅の最終目的地バルセロナへ。

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 目次

 

 スペインの夏は、暑さと上手く付き合いましょう!

2週間のスペイン旅。旅の最後に訪れたのはバルセロナ

バルセロナはスペイン東部の大都市。

独立問題に揺れるカタルーニャ州の州都だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

バルセロナにたどり着くまで、

マドリッドグラナダコルドバマドリッド→トレドと

スペインの中をスペイン国鉄レンフェを使って

列車で移動しながら旅してきた。

 

概ね大きなトラブルはなく旅してきたけど、

(初日のマドリッドのホテルでシャワーが壊れたぐらい)

旅で厄介だったのが「夏のスペインの異常な暑さ」だ。

    

シャワーの件はこちら

   ↓
ariruariru.hatenablog.com

 

日本の暑さも異常だが、スペインの暑さも侮れない。

私が滞在した2週間でも、40度越えが何度もあった。

特にアンダルシア地方に滞在した時は、

旅の疲れが体に出ていたこともあって、

おそらく軽い熱中症のような状態だったのではないかと思う。

 

旅に出るとどうしても欲張りになってしまう。

そこが危険だ。一人旅だから特に無理はしないようにと

心に誓っているのだけど、「あともうちょっと…」とか

「せっかくきたのだから…」などと思ってしまうのだ。

 

改めて心に言い聞かせよう。

「また来ればいい」

また来たいと思うような旅になったのなら、

旅としては大成功じゃないか!

 

というわけで、スペインの夏の暑さとは

上手に付き合わなければならない。

旅の計画に休息をいれること。

特に直射日光が日本よりすごいので、

外歩きには休息が必要だ。

南欧諸国の現地の人々に倣い、

シエスタを取り入れた旅プランを!

 

ariruariru.hatenablog.com

 

建築物の存在感を楽しむ!夏のバルセロナ街歩き

サグラダファミリアを堪能した日の午後、

ホテルにいったん戻って休息をとってから、

地下鉄ディアゴナル駅へ降り立った。

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駅の周辺には、美しい建物が並んでいる。

ちょっと方向を見失っていたのだが、

あまりにも特徴的な建物を発見したので一安心。

鳥の巣のようなものが建物に乗っかっている!

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アントニ・タピエス美術館の建物だ。

kamimura.com

アントニ・タピエスは存じ上げないが、

今は美術館となっている奇抜な建物は、

あのモンタネール(モンタネー)が設計したもの。

カタルーニャ音楽堂に魅了されてからというもの、

すっかりモンタネールに興味がわいてくるようになった。

 

そして、こちらは有名なカサ・バトリョ

ガウディが手掛けた建物。テーマは「海」らしい。

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ガラスモザイクが見事で、この独創性はやっぱりすごい。

そして、観光客の数もすごかった。

曲線が波を表しているのかな~素人でも楽しめる。

現代でもびっくりのデザイン。

100年前の人々もさぞかし驚いたことだろう。

 

建物をぶらぶら歩きながら楽しめるバルセロナ

特にこのあたりグラシア通りは、バルセロナシャンゼリゼといわれる。

おしゃれで活気がある通りに、時々現れるモデルニスモ

歩道には、ガウディがデザインしたという敷石が置かれ、

とても気持ちの良い通りだ。

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本能と理性のはざまで?バランスが大事!

しかし、ここで大きな問題が。

この日はちょっと曇っていたのでまだ大丈夫だったのだが、

夏のスペインで歩きすぎは禁物!

初めて歩く通りは、どんどん歩きたくなってしまうのだが、

ここらへんで必ず休息をとりましょう。

 

本能ではもっと歩きたいのだけど、

ここは理性を保って(?)

スペインのバル文化を楽しむのもあり。

テイクアウトで飲み物をという手もあるけど、

美しい通りを眺めながら、コーヒーをいただくのも一興だ。

 

でももちろん、一息入れたら、また歩きます!

 

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スペインひとり旅「これが教会?入ってびっくり!爽やかな風を感じるサグラダファミリア」

2012年8月

 

この夏は、暑い熱いスペインを一人旅。

内陸の首都マドリッドから入り、

アンダルシア地方のグラナダコルドバと旅し、

古都トレドにも足を延ばした。

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そして、旅の最終地バルセロナへ!

 

目次

 

これが教会?爽やかな風を感じるサグラダファミリア

 この日は、サグラダファミリア大聖堂を訪れている。

サグラダ・ファミリア大聖堂は、バルセロナが誇る

天才建築家ガウディの作品だ。 

 まずは、大聖堂の周りをぐるりと一周した。

 

そして、いよいよ2010年に完成した大聖堂の内部へ。

うわ~!!広い~!!

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内部に入ってみて驚いた。

これが教会?ものすごい開放感に溢れている。

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森をイメージしてつくられたという聖堂内部。

なるほどと思わず納得する。

確かに森の中に足を踏み入れたような気分だ。

爽やかな風が吹いているような感じがする。

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もちろんここは祈りの場。でも、なんだか

リラックスしにやってくる憩いの場所という雰囲気かも。

 

こちらの部分は、ステンドグラスが入っていなかった。

でもスペインの夏らしい日差しが思う存分入って

これはこれで素敵だ。

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天井を見上げると、もうそこは何が何だか……。

凄すぎる!

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サグラダファミリアの森に包まれて

一度は訪れたいと思っていた場所、サグラダ・ファミリア大聖堂。

外部の圧倒的な存在感に驚き、興奮のまま内部へ足を踏み入れた。

でもそこは、今まで行ったことのあるキリスト教の教会とは

まったく違った雰囲気。

 

建築家ガウディが、自然界にヒントを得てデザインしたと言う。

どうみても奇抜なデザインなのに、なぜか尖ってはいない。

それは自然界のなせる業なのか。

穏やかで温かい空気はそこには広がっていた。

 

扉に刻まれた各国語。この前で各国の観光客が母国語を探す。

もちろん私も。日本語で書かれた「われらの父」という文字を

見つけてうれしくなる。それはどこの国の人も同じだろう。

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世界中から集まったさまざまな文化の人々が、

同じものを見て感動できる。感動を共有できる。

それって、素晴らしいことだなとあらためて思う。

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やわらかい空気に包まれて、旅の楽しみを噛みしめる時間。

サグラダ・ファミリアの森に包まれて。

 

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スペインひとり旅「目の前にあるのに理解できない?ガウディのサグラダファミリア」

 2012年8月

 

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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そして最終目的地であるバルセロナへやってきた。

 

 目次

 

存在感半端ない!サグラダ・ファミリア

この日、訪れたのはこちら。

ジャーン!!ご存知、サグラダ・ファミリア大聖堂だ。

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地下鉄の、その名も「サグラダ・ファミリア」駅を

降りると、急に大聖堂が現れてのけぞってしまう。

このスケール!そして独特の建築様式!

とりあえず、大聖堂の周りを一周してみる。

 

カタルーニャが生んだ偉大な建築家ガウディの作品。

独自のスタイルを貫いた天才の作品は、

バルセロナも街には欠かせない。そして何といっても

このサグラダ・ファミリア大聖堂の存在感は半端ない。

 

サグラダ・ファミリア大聖堂は新市街に建っているため、

きっちり正方形に区画された一区画に

この大きな大聖堂もおさまっている。

 

前日に訪れたカタルーニャ音楽堂はくねくねとした

旧市街に建っていたので、目の前まで行かないと見えないが、

サグラダ・ファミリアは遠くからでも見ることができる。

 

1882年に着工された大聖堂。ガウディが完成させたのは

東側の「生誕のファザード」とその4本の鐘楼。

ガウディの死後も建築が続けられてきた建物。

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きっと永遠に完成しないものだと思っていた。

というか、永遠に完成させないことに意味を持たせようと

しているのかと思っていた。

しかし……!

なんと!サグラダ・ファミリアは2026年に完成するらしい。

私的には、完成させる気があったのか!というびっくりだった。

 

こちら側は、ガウディの死後に作られた

西側の「受難のファザード」と鐘楼。

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そしてこちらが東側の「生誕のファザード」とその鐘楼。

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離れて見ないとその形状すら分からない!?

ちょっと離れて、サグラダファミリアを見てみよう。

近づきすぎると何が何だかわからない建造物なのだ。

道路を渡って東側の公園へ移動してみた。

おー!何かで見たことのある角度だ!

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公園の真ん中には池があって、ここからの眺めが素晴らしい。

そして、池に映ったサグラダファミリアもまた見事!

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ずっと来たかった場所に来れた感動!

サグラダ・ファミリア大聖堂は、

一度は来てみたいと思っていた場所の1つだ。

写真やテレビで見ていた場所を訪れること。

それこそ旅の醍醐味の1つだ。

そこの空気、空間、雰囲気、音、風、匂い。

その場所に行かなければわからないことの数々。

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旅ができることに感謝。やっぱり来てよかったな~と思う。

旅はいつも、この感動と感謝の繰り返しだ。

目の前にあるのに理解できない、想像をはるかに超える建造物。

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 さて、次はいよいよ、サグラダ・ファミリアの内部へ。

 

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スペインひとり旅「真面目な旅の話をちょっとだけ カタルーニャのバルセロナで想うこと」

2012年8月

この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。

マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の

グラナダコルドバを訪れ、その後はトレドへ。

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そして旅の最終目的地バルセロナへ。

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目次


たまには真面目な旅の話をちょっとだけ

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2週間のスペイン旅。旅の最後に訪れたのはバルセロナだ。

バルセロナカタルーニャ州の州都として発展した大都市。

スペインには、独特の雰囲気を持った街がたくさんあるけど、

バルセロナはその中でも際立っていると思う。

それはバルセロナがというより、カタルーニャ

たどってきた歴史がこの街をつくっているからだ。

 

ちょっと真面目な話。バルセロナ初日にカタルーニャ音楽堂

訪れて感じたことから、自分なりに想うところができた。

 

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独立問題で揺れるカタルーニャ州

スペインの歴史の中では、イスラムの支配が強かった時代、

その後のレコンキスタなど、その時代に置かれた状況が

今の街の特徴を見事にあらわしている。

今回の旅は、アンダルシアでそれを強く感じることになった。

しかし、カタルーニャの歴史は全然違っている。

 

イベリア半島のほとんどがイスラムの勢力下におかれた時代、

カタルーニャフランク王国の一部だった。

その後はスペインの一部に組み込まれ、独裁政権時代は

カタルーニャの文化を封印されていた。

封印されていたからこそ、文化が他と混じることなく

残ったのかもしれない。

 

今でもバルセロナでは、スペイン語だけでなく、

カタルーニャ語が日常で使われている。

カタルーニャ語の響きは、フランス語に近い。

言葉の成り立ちとしては、フランス語もスペイン語も、

イタリア語もポルトガル語もラテン系に属す言語だ。

だからもちろん、スペイン語とフランス語も語学的には

もともと近いものがあるのだが、カタルーニャ語

よりフランス語に近いように思う。

 

カタルーニャ」だけが特別なのか?

じゃあ、カタルーニャはスペインの中で特別な場所なのか?

そうではないと思う。カタルーニャだけが特別ではない。

まったく同じ歴史をたどる街など存在しないからだ。

アンダルシアだって、バスクだって、それぞれが特別だから。

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(夕暮れが近づくバルセロナの街。美しい街に美しい時間。)

 

島国日本で生まれ育った者から見れば、

陸続きのヨーロッパでは、

国境線や何かを隔てる「線」が、

いつの時代もあいまいだ。

いい意味でも、悪い意味でも。

戦争の時には戦車が超えてくる。

伝染病も、独裁政治も簡単に超える。

今は人もお金も毎日簡単に超えてくる。

 

つまり、どんな文化もどんな風にも

「線」を超えられるということ。

さまざまな文化の濃度が全く同じ場所などないのだ。

 

チョコチップのアイスを食べるように

文化と文化が混じり合うとか、

溶け合うという表現をすることがあるが、

厳密にいうと、そんなことは起きないし、

起きていないのではないだろうか。

 

バルセロナには、スペイン語を話す人と

カタルーニャ語を話す人がいるが、

同じ人がスペイン語を話す時と

カタルーニャ語を話す時もある。

 

文化が完全な形で混じり合うことはきっとない。

チョコチップが入ったバニラアイスのように、

たまたま掬ったスプーンに

チョコチップがいっぱい入っているかもしれないし、

全然チョコが入っていないかもしれない。

 

文化ってそういうものかなと思う。

たまたま見えている部分が「表」だと思ってしまうけど、

それは「表」にも「裏」にも、「側面」にだって

なりえるのだ。

 

チョコチップアイスを、チョコチップが砕け散って

しまうまで混ぜてしまったらどうだろう?

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(暑いバルセロナで食べたアイス。時間と闘いながら急いで食べる。)

 

そうしようとしたのが独裁政権時代だったのかも。

カタルーニャの文化をスペインの文化に

完全に混ぜ切ってしまおうとしたが、

でも、混ざらなかった。

 

私は、チョコチップがごろごろ入っている方が好きだ。

大きな塊がたまに入っていたら、ラッキー!

 

ごろごろと文化のかけらが見つかるような

そんな旅が私の好みだ、ということかもしれない。

 

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スペインひとり旅「建築物の存在感を楽しむバルセロナ!カタルーニャの誇り!カタルーニャ音楽堂」

 2012年8月

 

この夏は、暑い熱いスペインを一人旅。

内陸の首都マドリッドから入り、

アンダルシア地方のグラナダコルドバと旅し、

古都トレドにも足を延ばした。

 

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どの街も個性的で魅力的なスペイン。

そして最後の最後に訪れたバルセロナを満喫中。

 

目次

 

心をわしづかみにされるバルセロナの街

バルセロナは、スペイン東部の大都市で

カタルーニャ州の州都である。

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スペインの各都市には各都市の歴史があり、

どの街も個性的で独特の雰囲気がある。それが魅力だ。

 

そんな中でもバルセロナという街は、

独立問題に揺れるカタルーニャの中心都市。

独自の文化が育まれた街だ。

そして自由で開放的な雰囲気!

 

バルセロナで知る建築とデザインの魅力

そんなバルセロナの魅力の一つは、

個性的で独特の建築物を楽しむこと。

私は建築やデザインにはそんなに興味がない方だが、

圧倒的な存在感のサグラダ・ファミリア

ガウディという巨匠の手によるもの

というくらいのことは知っていた。

 

しかし、20世紀初頭のバルセロナで、

そのガウディ以上に名声を博した

天才建築家がいるという。

それがモンタネール(ムンタネー)という人物。

 

モデルニスモ建築の代表作と言われる

カタルーニャ音楽堂を訪れた。

  

想像以上!カタルーニャ音楽堂のこれでもかというオリジナリティー

トレドからマドリッドを経由してバルセロナへ。

特急AVEで爆睡の後に到着した後、

駅直結のホテルにチェックイン。

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モダンなホテルで休息をとったあと、

その夜、私には 楽しみにしていた予定が入っていた。

それはカタルーニャ音楽堂でのコンサートだ!

 

カタルーニャ音楽堂は旧市街に建っている。

サンツ駅から地下鉄でカタルーニャ駅へ。

路地を入ると突然カタルーニャ音楽堂が現れた。

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バルセロナの街は、旧市街と新市街に分かれている。

旧市街は細い路地がくねくねと続いていて、

新市街は規則正しい正方形の区画がきっちりと並んでいる。

まったく違う雰囲気だ。

 

カタルーニャ地方はスペインの中で

特異で複雑な歴史を持っている。

かつてイベリア半島イスラム勢力に支配された時代、

カタルーニャはその支配下ではなく、

フランク王国の一部だった。

その後スペインの勢力下におかれ、

スペインの独裁勢力時代は独自の言葉も文化も制限された。

 

カタルーニャ音楽堂は、そんな時代の中でも

カタルーニャの文化を失わなかった

バルセロナの人々の誇りと意地を感じられる場所なのだ。 

 

圧巻の空間!カタルーニャ音楽堂を満喫する!

カタルーニャ音楽堂の内部へ。

すごいキラキラした明るい建物!

個性的でかわいらしいステンドグラスが印象的だ。

 

建物の1階にはホワイエがある。

建物を楽しむために、かなり早く到着したので

ここでコンサート前の腹ごしらえ。

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グラスワインと、いくつかタパスを注文した。

こんな空間でいただくなんて、ついついまわりを

キョロキョロ見てしまって落ち着かない。

そうこうしているうちに、お客さんが集まってきた。

 

そしていよいよホールへあがる階段へ。

すごく豪華で細かい設えだけど、

どことなくかわいらしい雰囲気。

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ホールの中へ!きらびやかな光が降り注ぐホール内。

夜であることを忘れてしまいそう。

まるで自然光が入ってきているかのような明るさだ。

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そしてなんといっても見事なのがこの天井!

ステンドグラスのシャンデリアのようなもの。

どうなっているのかわからない怒涛のステンドグラス攻撃!

ステンドグラスなのにこのやわらかい曲線。

不思議でなんだかゾワゾワしてくる。

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モンタネール(ムンタネー)独特のデザイン。

オリジナリティーの塊だ。

 

そして楽しみにしていたフラメンコのショー。

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音楽堂の内部をじっくり楽しみたくて訪れたコンサート。 

フラメンコのショーも素晴らしく、

そして建物は圧巻としか言いようがない。

今まで私が生きてきた中で見てきたものと

明らかに違う色彩とデザインがそこにはあった。

 

同じものは世界中どこを探してもきっとない。

圧倒的なオリジナリティーに感服した夜だった。 

 

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スペインひとり旅「バルセロナは欲張りな街だ!ここはスペイン?いや、これがバルセロナ!」

 2012年8月

 

久しぶりに訪れたスペイン。

マドリッドを拠点に、スペイン南部のアンダルシア地方へ。

グラナダで2泊、コルドバで寄り道して

再びマドリッドへ。その後、トレドで1泊。

   ↓

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そしていよいよ、最終目的地バルセロナへやってきた。

 

目次

  

躍動的なバルセロナの街

バルセロナカタルーニャ州の州都である。

カタルーニャ州は、スペインの中でも独自の文化を

持つことで知られる地域だ。

イスラム教徒の力が強かった9世紀のイベリア半島

カタルーニャフランク王国の一部だった。

18世紀にスペインの勢力に飲み込まれたが、

失いかけた文化はその後も一部は守られてきた。

バルセロナの街には、スペイン語のほかに

カタルーニャ語の表記があふれている。

 

何といってもサグラダ・ファミリア

独立問題に揺れるカタルーニャ

政治の動きなど考え方はいろいろあれど、

この街が魅力に満ちていることは誰も否定できない。

 

19世紀半ば、モデルニスモといいう芸術運動が起きた。

芸術家たちの作品が次々にバルセロナの街を彩る。

ガウディもその一人。 

 

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さかさまになっててもすごい!

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サグラダ・ファミリア聖堂は、

ガウディの遺志を継いで建設が続く建物だ。

永遠に完成しないものかと思っていたが、

とうとう完成が近づいてきたらしい。

ガウディ自身が手掛けたのは

東側の「生誕のファザード」と4本の鐘楼。 

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バルセロナは欲張りな街だ! 

バルセロナの街の魅力は、自由な雰囲気だと思う。

都会的で整った新市街と迷路のような旧市街の対比。

そんな街歩きも楽しめる上に、南側には開放的な

ビーチが待っている。 

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夏のバルセロネータ海岸は地元の人と観光客で大賑わいだ。

  

魅力の詰まった街に滞在する楽しみ

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バルセロナは長期滞在にぴったり。

都会的で便利な部分もあり、

ビーチリゾートも楽しめる欲張りな街だ。

自由で開放的な雰囲気は長く滞在したくなる街。

心地よいバルセロナ滞在をふりかえってみる。 

 

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スペインひとり旅「トレドからマドリッドへ、そしてとうとうバルセロナ!どんなホテルに泊まる?」

2012年8月

 

この夏は久しぶりのスペインを一人旅。

マドリッドからアンダルシアへの旅を終え、

古都トレドで1泊。

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名残惜しいトレドを離れ、マドリッドへ帰ってきた。

 そして旅の最終地である、いよいよバルセロナへ!

初めてのバルセロナ

 

目次

 

乗り換えのアトーチャ駅で簡単ランチ

マドリッドのアトーチャ駅で預けていた荷物をとり、

バルセロナ行きの特急AVEへ乗車する。

マドリッドからバルセロナは約1時間の旅。速い!

 

マドリッドのコインロッカー。新しく整備されていて

とっても使いやすい。ここにスーツケースを1泊預けた。

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キレイだし、荷物を預ける際には荷物検査もある。

安心感があった。マドリッドは都会だな~。

 

そしてそして乗り換えの時間を利用して、

アトーチャ駅の駅中でランチ。

あんまり悩んでいる時間はなかったので手っ取り早くファストフード。

ボリューム満点のトルティーヤのサンドイッチに

飲み物と大きなデザートが付いて6€!

この日のデザートはティラミスだった。

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 ファストフードは旅人の味方!

一人旅では特にありがたい。

ボリューム満点。お腹いっぱい。

 

中世のトレドから大都会の日常へ帰ってきた変な感じ。

トレドのパラドールから見たトレドの街は

もしかして幻だったのでは?と思えてくる。

 

15時に乗り込むAVE いよいよバルセロナへ!

 スペイン旅の最終目的地に選んだのはバルセロナ

バルセロナは初めて訪れる街。楽しみだ。

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座席は指定席を買ってあるので大丈夫だけど、

いつも心配なのはスーツケース置き場のこと。

 

マドリッドからアンダルシアへの旅では、

マドリッドのホテルにスーツケースを

置いていけたから身軽だったけど、今回は違う。 

ヨーロッパの特急列車は、スーツケース置き場が少ないのだ! 

 

最終的に置き場が見つからなかったら、

いつもなら網棚にあげてしまうのだけど、

今回は一人旅なのでちょっと辛い。

旅のパートナーがいるときなら、

2人で担げるけど、一人だとちょっと心もとない。

 

今回は、自分の乗り込む車両の荷物置き場に

スーツケースを置くことができた。一安心。

そして、あっという間に(ほぼ爆睡の後に)

バルセロナに到着!

 

オリジナリティーで勝負!?のバルセロナのホテル

マドリッドのアトーチャ駅を出発したAVEは、

時間通りにバルセロナのサンツ駅に到着した。

バルセロナのホテルは、サンツ駅直結の「バルセロ・サンツ」。

直結と言うか、駅ビルにあるホテルなのだ。

 

www.tripadvisor.jp

 

ホテルのロビーはこんな感じ。近未来的な感じ?

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宇宙船に乗り込むというようなコンセプトのようで、

フロントには「ボーディング・デスク」と。

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お部屋はこんな感じ。一人だけどツインのお部屋だった。

なんか都会だな~。昨夜のトレドとのこのふり幅!

シンプルなデザインで素敵なお部屋。

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 不思議な間取りで、洗面がキッチンカウンターのような配置。

ホテルのコンセプトは好き嫌いがあるかもしれないが、

私はわくわくしてとっても居心地が良かった。

駅ビルのに入るホテルなので利便性は抜群だ。

 

さて、少し休憩したらバルセロナの街へ繰り出そう。

今夜は楽しみにしていた予定もあるのだ!

 

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スペインひとり旅「さ迷い歩くトレド街歩きその3 サント・トメ教会、そしてトレドにサヨナラ」

2012年8月

 

この夏は久しぶりのスペインを一人旅。

  ↓

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マドリッドからアンダルシアへの旅を終え、

現在は古都トレドをお楽しみ中。

この日は、トレドを去る日だ。

 

目次

 

さ迷い歩くトレド街歩き その3

 トレドのパラドールに一泊。

この日は後ろ髪をひかれながらパラドールの丘をくだり、

再びトレドの街歩きを楽しんでいるところ。

昼が近づくと、だんだん順調に気温が上昇。

前日は43度だったが、この日は果たして……。

 

午前中に訪れた、エル・グレコが暮らした家で

中世のトレドに思いを馳せたら、

次に向かうのはサント・トメ教会だ。

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雰囲気のある街並みが続く旧市街。

トレドはイスラム支配下に置かれた時代が長く、

その後のレコンキスタによるカトリックの勢力におされても、

イスラムユダヤの文化が残った街だ。

 

エル・グレコは、この街で活躍したギリシャ出身の画家だ。

独特なタッチの宗教絵画を残した、トレドの歴史に欠かせない人。

そんなエル・グレコの傑作が展示されているサント・トメ教会へ向かう。

 

サント・トメ教会は、トレド旧市街の西側にある

小さい教会だ。十数年前に歩いた道を思い出しながら歩く。

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十数年前、トレドを訪れた時の衝撃は相当なものだったようで、

ほとんど地図を覚えてしまっていた。

今回は観光客がたくさん歩いているので、

十数年前とは、そこは違うのだが。

サント・トメ教会へ迷うことなく到着。

 

サントトメ教会へ エル・グレコの傑作と出会う

この路地の向こうの小さい広場に教会の入り口がある。

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ただ、十数年前とは入り口の場所が変わっていた。

教会の建物はそのままだが、すっかり整備されている。

教会前の広場もすっかり小ぎれいになって。

かわいらしいエル・グレコが入り口を示してくれていた。

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十数年前は、右手の教会の入り口から入った覚えがある。

こんなガラス張りの入り口、なかったなぁ。

下の写真の右側の入り口から教会へ入ったような記憶。

その時、だれも広場に居なかった。

本当にここであってるのかなと不安になりながら

ドアを開けた覚えがある。十数年前の春の記憶。

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観光資源を守ることは大切。必要な整備だったはずと

自分に言い聞かせながらも、十数年前に訪れた時の感動に

思いを馳せてしまう自分がいる。

 

十数年前の記憶と感動が違った意味で蘇る

ひっそりと佇むサント・トメ教会。誰もいない小さい広場。

その重い教会のドアを思い切って開けると、

エル・グレコの大作「オルガス伯爵の埋葬」がドーンと現れる。

まさに口をあんぐりと開けるしかなかった。

これが20年前の記憶だ。

 

ja.wikipedia.org

 

今回も、エル・グレコの大作には感動したが、

観光客がたくさんいる中で見る「オルガス伯爵の埋葬」は

十数年前とはずいぶん印象が違った。

4mを超える大作。エル・グレコ独特のちょっと

おどろおどろしいようなタッチ。

見れば見るほど、十数年前の記憶が蘇ってきてしまう。

 

サントトメ教会は、14世紀のムデハル様式の塔を持つ教会。

狭い路地に建っていて、そばに行くまで

こんなに立派な塔ですら、なかなか視界に入らない。

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十数年前は、路地の奥にものすごい絵画を飾っている小さい教会があって、

それを探し当てるような楽しさ、内緒のものを見たような感覚があった。

最初に来た時、見た時の衝撃は何でも大きいものだ。

前に比べたら、今回はがっかりだ。とは簡単に言いたくない。

 

次に訪れるのはいつになるか分からないけど、

その時はどんな変化をしているのだろう。

どんな変化があっても、それを受け入れようと

どこか覚悟を決めようとしている自分がいた。

 

センチメンタルとアイス

 コソドベール広場へ戻ってきた。

いよいよトレドを去る時。

ちょっとセンチメンタルな気分になった午前中。

時刻はちょうどスペインのお昼時だ。

夏のスペインが熱々になる時間。

広場でアイスを買ってリフレッシュ!

食べながら駅へ向かう。もう電車の時間だ。

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一日ぶりのトレド駅。美しい駅舎だ。

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古い駅舎がそのまま残されていて本当に良かった。

ホームは新設されて立派になっているけど。

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 この列車でマドリッドのアトーチャ駅へもどる。

その後はAVEに乗り換えて、

とうとうこの旅の最終目的地バルセロナだ。

いよいよ旅も終盤。夏のスペインを噛みしめる。

 

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スペインひとり旅「さ迷い歩くトレド街歩きその2 エル・グレコの家」

2012年8月

 この夏は久しぶりのスペインを一人旅。 

  ↓

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マドリッドからアンダルシアへの旅を終え、

現在は古都トレドをお楽しみ中。 

 

目次

 

優雅なパラドール滞在が感慨深い

トレドのパラドールに一泊した。

静かな丘の上のパラドール。夜はぐっすり。

いつもは早起きが苦手な私も、この日は爽やかな目覚めだ。

 

一人でパラドールに泊まるなんて、

私もずいぶん大人になったものだと、

なんだか感慨深い。

実のところ、この旅はもともと2人旅の予定だったのだ。

計画の段階では2人でパラドールに泊まる予定だった。

諸事情いろいろあって結局一人旅になったのだが、

トレドのパラドールは外せなかった。

そして、外さなくてよかった!

 

部屋のテラスから朝のさわやかな眺め。

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昼に向かってどんどん暑くなるのだけど、

朝はまだ爽やかさが感じられる。

前日のものすごい暑さを体験してしまっているので、

この爽やかさがなんだか怖くもあるのだけれど……。

 

さて、朝食をとりに。素朴なスペイン料理だけど

美しく品があるところがやっぱりパラドール。

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カフェコンレチェをたっぷりいただく。

朝食ルームにはほとんど人がいない。

のんびり自分のペースで。

丘の上に建つパラドール。とても静かだ。

 

さ迷い歩くトレド街歩き その2 

さて、朝食を終えたら、パラドールをあとにする。

もっとゆっくりしたいなと思いながらも、

街歩きもしたいし……。あ~!トレド、また来たい!

後ろ髪をひかれつつ、街へ降りるバスを待つ。

すっかりバスにも乗りなれた私。

 

   前日にお世話になりました。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

前日に偶然バスに乗れたことから、 

タクシーを利用する気が全くなくなってしまった。

だって、バスなら160円くらいで街へ行けちゃう。

贅沢気分を味わうためにパラドールに泊まったのに、

こはちゃっかり貧乏性が出てきてしまうのだった。

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こんな絶景を見ながらバスを待つ。

バスを待つのも楽しい絶景。

ちゃんと時間通りにバスがやってきた。

坂をうねうねと曲がって、あっという間にアルカサル前。

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アルカサルとは城のことで、11世紀にトレドを支配した

アルフォンソ6世がこの地に城塞を築いたのがその始まり。

1936年の市民戦争では、フランコ軍が籠城した場所だ。

美しい外観だが、現在内部は軍事博物館になっている。

 

トレドの街はどこを切り取っても絵になる。

何気ない街かどもすべてポストカードになりそう。

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トレドの巨匠 エル・グレコが暮らした家

この日、まず向かった先は、エル・グレコの家。

この空間、20年前に訪れた時のことを思い出す。

細い路地が入り組んだイスラム時代の街に

ぽっかりと中庭のような空間があって、

エル・グレコ美術館」という表記が。

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かつてエル・グレコが暮らしていた住居付近の廃墟を修復したもので、

16~17世紀の家具や調度品を置き、その時代の暮らしを再現している。

街全体が中世から変わらない雰囲気なので

何の違和感もない空間。吹き抜けに熱風が……。

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邸宅内には、もちろんエル・グレコの作品も展示されている。

建物の一部が美術館になっているのだ。

庭に出て邸宅を見ると、造り物のような気もするが、

トレドにあるからこそ本物だと思える建物。

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「当時の暮らしを再現して」とかいう代物は、

どちらかというとあまり興味がないのだが、

ここは、トレドの街全体がリアリティを付加してくれるので、

自分がその時代にお邪魔しているような気分になった。

 

窓から、先ほど見たぽっかり空いた空間を覗く。

エル・グレコもこんな風に覗いたのかもと思うと楽しい。

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ちゃんと整備されている「エル・グレコの家」。

整備され過ぎると興ざめのこともあり、なかなか難しいところだが、

私は十分に楽しめた。

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 トレドに欠かせない画家エル・グレコ

ギリシャから移り住んできた画家が、

トレドを愛してトレドに愛されて、

自分の信念をもって暮らしたことを想像させられる場所。

トレドの街をしばらく歩いてた後で、訪れるのが良いと思う。

 さて、だんだん昼が近づいてきた。

そろそろ本気で暑くなってくる……。

トレドの夏をなめてはいけない。

 

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スペインひとり旅「みんなには秘密にしておきたい街 世界遺産の街トレドは夜も美しい」

2012年8月

 この夏は、スペインを気ままに一人旅。

   ↓

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マドリッドから始めた旅は、アンダルシアの

滞在を終えて、現在古都トレドへ。

 

目次

 

パラドールの丘をくだって夜のトレドへ

マジックアワーの中、パラドールのある丘から、

坂道を下まで降りてきた。

美しいトレドの絶景を独り占め。

贅沢な時間を過ごした。

 

丘の上から眺めていたアルカサルがすぐそこに。

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タホ川が美しい。

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朝に渡ったアルカンタラ橋が見える。

日帰りだったら、もうあの橋を渡って

駅へ向かっていただろう。

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むせ返るような静かな暑さが

熱風がまとわりつく日中とは少しだけ体感温度が違う。

スペインの夏は暑い。トレドの夏は特に暑い。

日中の街歩きは本当に危険を感じるほどだ。

でも、夏のトレドは魅力的だ。

むせ返るような静かな暑さ。

体にまとわりつく熱風。

荒涼とした大地の中に、突然現れるトレドの街。

 

どこか現実離れしたトレドの街は、

一歩中に入ると人々の生活が普通にあって、

人情味あふれる下町の風情だ。

 

迷路のようなトレド街には、

シエスタを終えた人々が歩いている。

涼しくなったとは言い難いけど、

昼間の暑さに比べるとずいぶん過ごしやすい。

 

迷路のような入り組んだ道の向こうに

塔が見えると、なんかうれしくなる。

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だんだん暗くなる街並みを楽しみながら歩く。

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アルカサルはライトアップされている。

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夜も美しいトレド

城壁の中はそんなに広くない。

自分の足で歩けるというのも魅力。

また1人でふらっと訪れたいな。

そんな街だ。

次に訪れるときも、もちろん宿をとって。

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(パラドールから眺める夜のトレドの街。いつまでも眺めていられる。)

 

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