「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムで心震える、ひとりの少女のものがたり〈アンネ・フランクの家〉」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

前日は芸術にまみれていました。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

ブラウン・カフェで気軽なランチ

アムステルダム滞在4日目。

この日、どうしても行かなければ

ならないと思っていた場所へ向かった。

 

まずはその前に腹ごしらえ、、、。

ホットドッグとミニパンケーキ。

そして、昼間っから、ビール!

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西教会前にあるブラウンカフェ。

緑のテント屋根のお店だ。

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ブラウンカフェとは、

ビールなどのアルコールを出すお店で、

軽食やコーヒーもある、

とても便利な形態のお店。

イタリアのバール的な。

旅人の味方。営業時間が長く、

変な時間でも食事ができるのがありがたい。

 

このミニパンケーキ、

めちゃめちゃおいしかったなぁ。

素朴で、懐かしくて、優しい甘さ。

そして、もうすっかりビールが癖になってる。

 

彼女にごあいさつ 

さて、なぜ西教会前にいるかというと、

それは、彼女のお家にお邪魔するためだ。

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彼女の名前は、「アンネ・フランク」。

そう、「アンネの日記」で知られる、

アンネが暮らした家が、西教会のそばにある。

 

西教会は、別に日に訪れていた。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

西教会の界隈も、美しい運河の景色が広がっている。

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運河に沿って、ぴったりと並ぶ家々。

アンネがナチスの迫害から隠れて

暮らした屋根裏部屋のあるお家も、

この運河に面して建っている。

 

アンネ・フランクの家」

という表札がかかっているこの建物。

厳密に言うと、彼女の家ではないが。

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もちろん当時は表札はなかったし、

この建物はアンネ一家のものでもない。

 

1階が黒っぽい建物がそれだ。

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今になって、表札が堂々と掲げられている

のを見ると、さらに無性に心が搔き乱される。

 

現在は、この外観はすっかり変わっているようだ。

もう、あの表札もない。それはそれで残念な気がする。

 

現在は完全予約制のようだ。

私たちも当時、ネットで日時予約をしてから

訪れたので、待ち時間はなかった。

 

ひとりの少女のものがたり

訪れた時、入場を待つ行列ができていた。 

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現在は、隣のこの建物が出口になっていて、

1階がショップになっている。

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内部は撮影禁止だった。

素晴らしく丁寧な展示で、想像以上。

本当に行ってよかったと思う。

 

詳しくは、公式ホームページを。

     ↓

www.annefrank.org

 

さいころに「アンネの日記」は

読んだことがあったし、

歴史的なことも、ひと通りは知っていたけど、

アンネ一家が約2年にわたって

隠れて暮らした屋根裏部屋そのものを、

自分の目で見ることができる、

その空気に触れることができる場所。

 

2年の間の暮らしぶりは、

彼女の日記に、あらゆる紙の切れ端に、

そして壁に残されている。

この場所で見ることに大きな意味がある。

 

彼女は、ひとりの普通の少女だった。

ひとりの少女のものがたりなのだ。

その事実を、改めて突き付けられた

ような気がする。

 

素晴らしい展示に心が震える

素晴らしい展示に心が震えた。

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(訪れた当時にもらったフライヤー。)

ショップには、世界各国語に翻訳された

公式本「ものがたりのあるミュージアム」が

並んでいたので、日本語版を一冊買った。

 

外に出ると、まだにぎやかに行列を

作っている人たちを、アンネの像が見ている。

 

アンネの像の横に並んで、

一緒に写真を撮ってもらった。

彼女との距離が、ぐっと近くなった気がして。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その14>「秋の風にのって旅の匂いがしてくる気がする」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その14>」。

とうとう秋の風が吹いてきました。

旅の匂いを運んでくるような気すらします。

(100%、気のせいですが。)

いつもにも増して、本日はどうでもいい話です。

ご注意ください。


目次

 

とりあえず、働こう

旅に出ない夏が過ぎ、旅に出れない秋が来た。

秋はどうなる?どうもならない。

にわかに忙しい秋がやってくるだけだ。

(秋が忙しい仕事です。単純に、、、。)

 

とりあえず、働こう。

そう、一生懸命、働こう。

働く場があって、

働ける環境に居ることに、まずは感謝だ。

 

仕事があるからこそ旅にも行ける。

そんなあたり前のことを確認した今年。

 

旅に出られない旅人がたどり着いた答えは、

「今に感謝、今までに感謝」だった。

 普段の生活の基盤があるからこその旅。

 

でも、いつも息を吸うように(?)

旅の計画を立てていたので、

こんな状況が長く続くと、

次の旅の行き先をどうやって探したらいいか、

わからなくなってきてしまった。

 

最後に旅をしたのは?

最後に旅したのは、いつのことだったかと振り返る。

それは昨年の12月のこと。

年末に岡山を訪れた旅だった。

 

たまたまもらった倉敷のホテルのチケット。

それを無駄にしないため、

そこから行き先が決まった。

 

もともと私は瀬戸内が大好き。

瀬戸内海を眺められる場所が好きだ。

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岡山県牛窓で見送る夕日。寒かったなぁ。2017年冬撮影。)

 

岡山には幾度となく行っているし、

倉敷も何度か訪れたことはあったけど、

改めて倉敷に一泊するプランを考えた。

 

結局、日生に寄り道してカキオコを食べ、

その後倉敷へ移動し、翌日は湯郷温泉

一泊するという、岡山県内をめぐる

二泊三日の旅プランができあがった。

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(まぶしい日生の港。絶品のカキオコをハフハフした後。2019年冬撮影。)

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(カキオコ美味しかったなぁ。2019年冬の日生。)

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(国内旅のブログも書かなければ、、、。2019年冬、倉敷にて。)

そう、いつも旅のきっかけはそんなものだ。

行きたいところは潜在的にたくさんあるけど、

どうも何かの都合やタイミング、

スイッチみたいなのが重なり合って、旅先は決まる。

 

きっかけは、

一枚のチケットだったり、

ふと目にした写真だったり、

どこかで聞いたフレーズだったり。

 

理由を探せばあるけど、

探さなくてもいいような理由。

 

自分で決めているようで、

何かに導かれているような気もする。

 

旅の行き先を決めるのは

去年の夏は、なぜフランスとスペインに

行ったんだったっけ?

パリ→ボルドーサンセバスティアン→オンダリビア

ビルバオと、フランスからスペインへ南下した旅。

 

昨年の旅はこちら

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

何年も前からボルドーに行きたかったんだ。

それはテレビで紹介されいてる

美しい街並みを見たからだったかな?

いや、美味しいワインを飲みたくなったから?

 

どっちにしろ、至極、単純だ。

 

そしてその後に訪れたバスク地方

そういえば、その昔スペインの

カタルーニャを訪れた時に感じた、

地域の独自性とそれを守ろうとする力。

バスクもそうなのかもしれないと、

あの時思ったから、旅先に選んだのだろうか。

 

いや、サンセバスティアンのバル巡りをしている

テレビ番組を見たからだったか。

ミシュランの星の話をきいたからだったか。

 

スペインのカタルーニャのお話はこちら

       ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

そこに向かう理由は、説明するほどにはない。

ただ、呼ばれる場所が地図上で結ばれたとき、

パリ→ボルドーバスクという旅のルートが見えた。

それだけのことだ。

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(フランス・アンダイエの駅。スペインとの国境の街だ。2019年夏。)

 

思いつきで行こう!

改めて考えるとそんな感じだけど、

要するに概ね、「思いつき」で決まる。

旅の行き先について、旅が終わってから

振り返ったことなんてなかったかもしれない。

 

右脳で思いついたことを、左脳で計画し、

右脳で感じとったまま旅を終えていた、みたいな。

 

結局、ぐるぐる考えを巡らせて戻ってきた着地点は、

「ぐるぐる考えないこと」だった。

 

旅は思いつきでなくちゃ、おもしろくない。

なんであの時、あんなとこ、行ったんだろうね、

っているくらいの旅がちょうどいい。

 

 思い返せば、そんな旅ばかり。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

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私の右脳に思いついている候補地、

もう結構たまってきたかもしれないな。

そろそろ、左脳の出番? 

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムで芸術のシャワーを浴びて〈ゴッホ美術館と国立美術館〉」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

目次

 

ゴッホ美術館の黄色で目が覚めた!

アムステルダム3日目。

この日の朝は、ここから始まった。

「国立ゴッホ美術館」だ。

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国立美術館」とともに、

アムステルダムでは欠かせない場所。

私もとても楽しみにしていた。

ゴッホ美術館だけにゴッホの作品が

たくさん観られるほか、

ゴーギャンロートレックなど、

ゴッホに影響を与えたとされる画家の作品も。

 

私たちは、前売りチケットを事前に購入。

10時の開館に合わせて訪れた。

 

ゴッホ美術館のHPはこちら

   ↓

www.vangoghmuseum.nl

 

さすがにちょっと混んでいる模様。

チケットを手に入れておいてよかったな。

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館内の撮影は禁止。

残念だが、しかたない。

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最近はフラッシュさえ焚かなければ

撮影オッケーの美術館をが増えているようだが、

ゴッホ美術館は今でもダメみたいだ。

入場料は当時12.5ユーロ。

2020年の現在は19ユーロのようだ。

 

発見したパンフレットも黄色い!

館内の写真はないので、

家を整理していて発見したパンフレットを。

日本語版。

(下に写っているのは「地球の歩き方」のゴッホ美術館のページ)

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有名な「ひまわり」はもちろんのこと、

「黄色い家」や「寝室」など、

電車の色にもなっている、鮮やかな

少しオレンジがかった黄色が

目に飛び込んでくる。

 

この色!

 ↓

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ゴッホ自身が収集した浮世絵も

たくさん展示されている。

その浮世絵は、素人目に見ても

あまり状態の良いものばかりではなく、

特に質の高いものではなさそうなものも

含まれているようだ。

 

つまり、1つ1つの作品の芸術性ではなく、

浮世絵の技巧とか、浮世絵という文化そのものに

興味を惹かれて収集したのかな、とか、

ゴッホの人となりを想像しながら鑑賞できる。

そこが面白い。

さすが、巨匠の名を冠している美術館である。

見ごたえがあった。

 

満を持して?国立美術館

アムステルダム4日目。

この日の朝は、国立美術館から。

朝から雨模様。めちゃめちゃ寒い日だった。

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国立美術館」は、オランダ最大の美術館で、

とても広くて、全部の作品を観るのは大変!

という話を聞いたので、この日も、朝イチの

開館時間(午前9時)に合わせ、

満を持してやって来た。

 

なぜ開館時間きっかりに来れるかというと、

実は、「国立美術館」や「ゴッホ美術館」は

ミュージアム広場」という広場を囲むように

建っており、アムステルダム中央駅からは

トラムで10分ほどかかるのだが、

私たちが泊まっていたホテルは、

徒歩3分の場所だったから。

 

ミュージアム広場。広い!

向こうに見えているのは「コンセルトヘボウ」

という有名なコンサートホール。

   ↓

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というか、この2つの美術館には

絶対来る予定だったので、この界隈で

ホテルを探したということだ。

駅前は高かったというのもあるが。

 

「I amsterdam!」

こちらが、国立美術館の全景。

絶賛工事中だった。

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国立美術館の前には、

有名な「I amsterdam」!

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国立美術館の館内の写真はないので、

作品の紹介はできないが、何といっても

レンブラントの「夜警」や、フェルメール

「台所女中」など、いかにもオランダ絵画らしい、

ちょっと暗くて、ちょっとぞわっとする(?)

ような、雰囲気ある絵画に魅了される。

 

アムステルダム国立美術館のHPはこちら

     ↓

https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese

 

ミュージアムショップも素敵で、

かなり長い時間を割いて、

お土産を物色したなぁ。

 

現在では、館内の写真の撮影がOKになっている。

当時の入場料は、11ユーロ。

2020年は20ユーロになっているようだ。

 

建物自体も美しくて見惚れてしまう。

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私たちが訪れた2009年は、

絶賛工事中だった国立美術館

 

当時は、入り組んだ動線

右往左往したのを覚えている。

今ではすっかり、見やすくて明るいことが

評判の美術館なんだとか。

 

そんなことを知ってしまったら

また行きたくなっちゃうな。

 

一度行けばそれで満足!なんていう場所、

世界のどこにも存在しないのだった。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!オランダで食べるコロッケの味。アルクマールとアムステルダムにて」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、その続きを書いていきます。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

クロケットを買ってみよう!

朝晩は寒いくらいのオランダ。

日本では考えられない夏だ。

この爽やかさを満喫しておかなければ。

 

ちょっとここでこの旅の振り返り。

アムステルダム滞在の初日、

いきなり私たちは、

チーズ市で有名なアルクマールと、

風車の街ザーンセスカンスを訪れた。

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

チーズ市は曜日が決まっているので

それに合わせて訪れたのだが、

その際にアルクマールで見つけたこれ!

 クロケット自動販売機!

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なんだかスタイリッシュでおしゃれな

感じもあるし、ノスタルジックな気もするし、

かわいらしくて素敵。

 

クロケットとは、日本のコロッケの元祖。

いろいろな種類がそれぞれのケースの中に

一つずつ入っていて、それぞれの列の一番上に

種類が書かれており、お金を投入する

ところがついている。

 

近づいてみるとわかるのだが、

保温されていてあったかい。

 

これは買ってみなくては!

私たちも購入してみた。

 

熱々!

フーフーしながら食べる。

外はカリカリ、中はホクホク。

美味しい!

 

でもお味は、日本のコロッケとは違う。

もっと素朴な感じ、、、塩味は強めで。

「ビールください!」という感じ。

日本のコロッケのような「おかず感」はなく、

完全にビールの「つまみ感」が勝っていた。

 

オランダらしい食事とは?

「オランダらしい食事」を食べる

ということは、実は観光客には難しい。

なせなら、プロテスタントの国オランダでは、

「食」に対しても質素であるべき

という考えが根強い文化があるからだ。

(最近は違うと思うけど。)

 

ariruariru.hatenablog.com

 

「オランダらしい食事」とは、

家庭で食べられる、素朴な煮込み料理やスープ。

外食でいただくのはなかなか難しい。

 

だって、オランダ人はそれをわざわざ

レストランでは食べないからだ。

 

近年のアムステルダムでは、

世界各国の料理を扱うレストランが増えている。

ある意味、コスモポリタン化している料理こそが

アムステルダムらしい食事かもしれない。

 

一方、クロケットやフライドポテトなどの

いわゆるちょっと「ジャンキーな軽食」は

街中にあふれている。

このフライドポテトが美味しくて!

蛇口から出るマヨネーズをたんまりかけてもらって、

べちょべちょにして食べると最高!

 

偉大な存在!旅人の味方!マクドナルド

そしてクロケットといえば、

忘れてならないのが、こちら。

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マクドナルド」だ!

こちらは、アムステルダムにあるお店。

なぜオランダでマクドナルド、、、?

かというと、マクドナルドには

ご当地メニューが存在していることがあり、

オランダには、クロケットハンバーガーがあるのだ。

 

日本ではめったに行かないのだけど、

海外では積極的に覗くことにしている。

世界各国の接客の違いや、

物価の違いがわかりやすくて、

ある意味、私にとっては「学びの場」だ。

 

そして、旅人の味方。

知らない土地で、知っている味に出会えるって、

とてもありがたい時があるのだ。

 

さて、メニューとしっかりと確認して、、、

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(2009年はまだフィルムカメラだったので、画像が、、、)

 

買ってみました!

「マック・クロケット」なるものを。

箱のデザインがかわいいなぁ。

デルフト焼きのイメージかな?

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開けるとこんな感じ。シンプル!

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ただただ、クロケットがサンドされている。

このシンプルさが、オランダらしい。

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お味もとってもシンプル。

日本のコロッケよりも塩気が強く、

衣が固いので、べちゃべちゃにならない。

とっても美味しかった。

日本のマクドナルドでも置いてほしい。

 

あ、それじゃ、ご当地の価値が下がるか。

難しいところなり。 

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その13>「旅嫌いですら、旅に出たくなる昨今らしい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その13>」

にお付き合いください。旅に行かない8月を過ごした旅人の

その後、、、。どんな風に9月を乗り切ろうか。そんな話です。


目次


旅依存症の旅人をどうしてくれるのだ

9月がもう2週間ほど過ぎ、まだまだ暑いとはいえ、

2020年の真夏は過ぎ去ってしまった。

毎年旅に出る8月を乗り切れたら、

しばらく旅のことを考えなくなるかと思いきや、

いやいやどっこい。そんな簡単にいかないのだ。

旅依存症を患う私のような旅人にとって、

なかなかつらい日々はまだまだ続くのだった。

 

旅のパートナーについて

私の旅のパートナーは何人かいる。

一人旅も大好きだが、

一番、海外の旅を共にしているのは、

「旅の友人」といつもブログ記事で呼んでいる、

旅を共にするのにちょうどよい距離感の友人。

旅以外の時にはほとんど連絡もとらないのだけど、

旅をするには気楽で基本的な趣味も合う、

まさに「旅の友人」だ。

(私のわがままな計画に、いつものってくれて感謝!)

 

その他、旅のパートナーになるのは、

「あんまり旅が好きではない夫」。

それでも何回か海外の旅を共にし、

国内の旅は結構行っているのだけど、

どうも旅を好まないというか、

旅に向いていないというか。

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バンクーバー向かう。窓からの眺めにくぎ付けの私。隣で本を読み続ける夫。

それも旅の楽しみ方なんだとは思うけれど。2018年夏撮影。

 

いつも旅の前日、旅支度をしようとすると、

もう行く前から面倒になるようで、

全然楽しそうじゃない様子。

 

鹿児島県の指宿温泉にて。

お部屋に付いていた露天風呂に大興奮の私に対して、

結局一度もこのお風呂に入らなかった夫。

まぁ、楽しみ方は人それぞれなんだけども。2018年冬撮影。

     ↓

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そして旅となると意外に(?)繊細で、

海外へ行くと時差ボケになるし、

外国語の不安が前面に出てしまうようで、

あんまり楽しそうじゃない。

 

旅嫌い夫と行ったフランスのモン・サン・ミッシェル

一番の記憶は、「夜が寒かった」ということらしい。

私は、感動ポイント目白押しだったんだけど、、、残念無念。

         ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

まぁ、海外は慣れていないというのもあるとは思うが、、、。

私も最初は時差ボケになったような気もする。

 

旅好きの私からすると、非常に残念で、

非常にもったいないことをしているような気持になる。

(決して愚痴ではありません。)

 

旅嫌いですら旅に出たくなるらしい

ところがなんと!

そんな夫ですら、旅が恋しいと思う今日この頃らしい。

突然、「ハワイに行ってみたいなぁ」と言う。

「ハワイ!?」

びっくり発言である。

 

旅嫌いな夫でも、ハワイなら少しはハードルが

低いかなぁと思って、過去に提案したことあったけど、

飛行機が嫌だとか、暑いとこは嫌だとか、

なんだかんだで却下されたよなぁ。

 

「ヨーロッパよりも近いよ!」

「日本の夏よりずっと過ごしやすい暑さだよ!」

「結構、日本語も通じるよ!」

などなど、なんとか丸め込もうと(?)したのだけど、

結局嫌だと言っていたハワイ。

 

なんでハワイ?と聞くと、

もう簡単に旅に行けない世の中になるのかと思ったら、

ハワイぐらいは行ってみたいと思ったとのこと。

 

旅は、だれもが行きたいものだ!

旅嫌いな夫でも旅に出たくなる昨今。

なるほど、いろいろ感慨深いものがある。

 

やっぱり旅は、だれもが行きたいものなのだ。

 

でも、それにまつわる準備とか体力とかについて、

マイナスを感じる人や、心配な要素をなにか

持っている人には、結果的に億劫な行動になってしまう。

 

私の場合は、行きたい、見たい、肌で感じたいの欲求が、

心配の種などのマイナス要素を常に大きく上回って、

プラスの状態をずっと維持するから旅が好きなのだ。

 

今、いつもならマイナス要素が勝っている夫ですら、

旅への欲求がプラスに働いている。

今こそ、楽しい旅をするチャンス!

 

早急にハワイ旅の計画でも立てようか。

いつ行けるかはわからないけど。

 

夫の「旅への欲求」がおさまらないうちに、

コロナはおさまってくれと願う今日この頃です。

 

夫の本棚で発見!

     ↓

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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「台風接近で帰れない!?ヘルシンキ空港で過ごす長~い時間」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

振り返ってきた6年前の夏の旅も今日で終わりです。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

いよいよ旅は最終日。

ドゥブロヴニクを離れ、ヘルシンキ空港へ。

 

目次

 

最終日の切なさに浸っている場合じゃない! 

旅は最終日。あとは帰るだけだ。

と思っていた、ヘルシンキに到着するまでは。

 

ドゥブロヴニクの空港で飛行機に乗り込むときは、

まだ帰りたくないのになぁ、、なんて思っていた。

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(晴れ渡るドゥブロヴニクがまた切なくて、、、)

 

帰りのヘルシンキ空港での滞在時間は2時間20分。

ドゥブロヴニクからの飛行機が15時に到着し、

17時20分の日本行きの便に乗るはずだった。

 

2時間あれば、ゆっくり乗り継げるし、

多少の買い物や、コーヒーブレイクもできる。

2時間20分の乗り継ぎ時間については、

何の心配もしていなかったのだけど。

 

ヘルシンキの空港に到着すると、

予想外の展開が待っていた。

なんと、台風接近につき、飛行機が飛ばない!!!

 

ドゥブロヴニク同様、ヘルシンキ

外は晴れ渡っているのだが、

なんと、日本にこれから台風が接近するらしい。

私たちが乗るはずだった便は、

翌日の朝9時前に日本に到着。

ちょうどそのころ、日本には台風が接近する。

 

なんということだ。

いつもの旅なら、到着するころの日本の天候を

チェックしたりすることもあるのだが、

まったりしたリゾート旅だったからか、

いつもより期間の短い旅で余裕がなかったのか、

まだ日本に帰ることがに現実味を感じていなかったのか、

今回はまったくノーチェックだった。

 

過去に経験した飛行機トラブル

そして私たちは、いつ飛ぶかわからない飛行機を

ただただ待つという時間帯に突入。

台風の進度は予定通りではなく、

結構変わることがあると知ってしまっている日本人。

 

「いつ飛ぶかわからない」というのが

結構ストレスだったりする。

 

まぁでも、何度も海外旅行をしていると、

こんなトラブルに見舞われることもある。

私もこれが初めてではない。

 

過去にはイタリアのミラノで経験したことがある。

搭乗直前に飛行機の故障で欠航が決まり、

違う航空会社の代替便に乗るため、

慌てて別の空港へタクシーで移動した。

 

そう、あの時に痛感したのは、

「保険の大切さ」と、「外国語を操れる能力」と、

「交渉術の重要性」だった。

 

今回は、あの時よりはずっとマシだ。

航空機遅延の保険にちゃんと入ってきたし、

フィンランド航空の飛行機だから融通もきく。

 

実際、遅延が発表された段階で、

サービスカウンターでは

速やかにレストランのチケットの配布が始まった。

空港内のシェンゲン協定外のエリアから

他のエリアにも戻れるようになり、

空港内の行動範囲も広がった。

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スナフキンムーミン。またお会いしましたね、、、。)

 

食べるはずのなかったヘルシンキの夕食

というわけで、買い物をしたりして時間をつぶし、

もらったチケットを使って、

食べる予定ではなかった夕食を

ヘルシンキ空港でいただくことに。

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温かいサーモンのスープとエビのサラダ。

おいしいんだけど、いつ飛ぶかわからない飛行機を

待っているので、どうも落ち着かない。

 

あたりはだんだん暮れてきて、

なかなか暮れない夏のフィンランドに夜がやってくる。

数日前に弾丸ヘルシンキ観光をした時には、

美しいと思って見た夕暮れも、この時は悲しい。

 

数日前のヘルシンキはこちら。

    ↓ 

ariruariru.hatenablog.com

 

ベンチで一晩か、、、?

食後はレストランを出て、近くのベンチに居場所を確保。

もしかしたらベンチで一晩ということもあるかもしれない。

ちょっと覚悟を決めて、寝床を確保しておかなければ。

寝やすそうな端っこのベンチの場所とりをしながら、

カフェで買ったコーヒーを飲む。

 

コーヒーを飲み干し、しばらくぼんやりして、

ちょっと眠って、再びコーヒーを買いに立った時、

にわかに空港内のあちこちで、小さな歓声が上がった。

 

あわてて発着の案内板を見に行くと、

出発の時刻が表示されている!!

 

やったぁ!ベンチで一晩を過ごさずに済む。

日本の台風が去る予想時刻に合わせて、

出発することが決まった。

 

帰りたくなかったけど、やっぱり帰りたい

というわけで、ようやく搭乗。

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あんなに帰りたくなかったけど、

やっぱり帰りたい。さすがに疲れた。

 

結局、予定よりも5時間半の遅延で飛行機は出発。

9時間40分のフライトを経て日本へ。

到着した日本は、まさに台風一過の瞬間だった。

台風が過ぎ去る間、電車やバスといった交通機関

軒並み止まっていたようだが、

まさに私たちが空港から吐き出される時間帯に

交通機関が次々と動き出していった。

 

すごい。台風が過ぎ去る時刻を予想して

飛び立った飛行機、その時間設定の完璧さにびっくり。

 

トラブルは御免だけど、天候には勝てない。

安全第一。

ある意味、思い出深い旅の最後になった。

 

「ちょこっとフィンランドクロアチア旅」はこれで終わりです。

長らくお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

次回からは、書きかけだった「オランダ&ベルギーの旅」の続きを振り返ります。


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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「晴れ渡るドゥブロヴニク!旅の終わりの切なさを抱えて飛行機に乗り込む」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

今日も、6年前の夏を振り返ります。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

いよいよ旅は最終日。

ドゥブロヴニクを離れます。

 

目次

 

最後の朝も景色と朝食を存分に!

相変わらず食べ過ぎな朝食。

昨夜も思い切り食べたのにね…。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

どれもおいしくて、毎日飽きなかった。

ビュッフェスタイルの朝食は、

その土地の柄があまり出ないところが残念ではあるが、

連泊するなら種類が多いほうがありがたい!

というのが本音。

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 しかも朝食をいただくテラスからは、

こんな眺めが見えている。

アドリア海と、朝日に染まるドゥブロヴニクの旧市街。

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数日前から、ぐっと客の数が増えたような気がする。

心なしか、アジア人っぽい人達が増えたような。

到着したときはあまり感じなかった。

日本はちょうどお盆休みに突入したからかな?

 

泊まったホテル「グランドヴィラ・アルジェンティーナ」は、

本当に何もかもがちょうどよくて、

立地といい、お値段といい、プールの具合といい、

過剰でないサービスといい、何もかもが

今の私たちに相応しいホテルだった。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

「どうやって帰るか」を考える時

最終日もいい天気!

でも旅の最終日は、やっぱりさみしい。

もう帰らなければならないのか、とか、

なんで帰らなければならないのか、とか、

ぶつぶつ言って、たそがれながら帰る。

(いつものことです。)

 

飛行機の出発は午前11時。

時間まではホテルでゆったり。

ゆったり朝食を食べ、景色を楽しんだ。

 

ホテルでタクシーを呼んでもらって、

いよいよドゥブロヴニクを出発する。

空港までは車で30分弱だ。

 

来るときは、空港からバスに乗り、

旧市街のピレ門前に到着、

そこからタクシーに乗ったが、

帰りは空港までタクシーに乗ることにした。

 

スーツケースを曳いてバス乗り場まで行くのは

私たちにとっては現実的ではなく、

バス乗り場までタクシーの乗るなら二度手間。

タクシー+バスと、タクシーだけでは、

多少値段には違いがあるが、

そんなに大差ないだろうという結論になった。

 

旅の終盤になるとこんな風に、

「どうやって帰るか」ということを

決めなければならない。

それを友人と話し合ったり、一人で考えるとき、

できるだけ感情を押し殺して、

客観的利便性を重んじて考えようとする自分がいる。

 

それは、旅が終わるということを実感したくないから。

気を抜くと、もう帰らなければならないのか、とか、

なんで帰らなければならないのか、とかの

無限ループに陥ってしまうからだ。

(いつものことです。)

 

 切なくなるほど晴れ渡るドゥブロヴニク

ドゥブロヴニクの空港は何にもなくて、

本当に田舎の空港という感じ。

気持ちい青空!

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のどかだなぁ。周りは山だ。

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こんなに空は晴れ渡っているのに、

私は「はぁ、、もう帰るのかぁ」と

切なくなりながら、

足取り重く飛行機に乗り込む。

 

来た時と同じように、フィンランド航空で

ヘルシンキへ向かう。

ヘルシンキの空港に15時着予定の便だ。

クロアチアフィンランド

1時間の時差があるので、

3時間のフライトということになる。

 

ヘルシンキでの乗り継ぎは2時間20分。

ちょうどよい感じだ。その後は日本へ。

 

行きのヘルシンキでは、乗り継ぎの時間が

うまくいかないことを利用して半日観光をした。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

2時間20分のヘルシンキ空港の滞在時間は、

私にとってはベストに近いと思っていた。

2時間あれば、ゆっくり乗り継げるし、

多少の買い物や、コーヒーブレイクもできる。

はずだったんだけど……。

 

ヘルシンキの空港に到着すると、

予想外の展開が待っていた。


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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その12>「お家で旅人。甘い誘惑と、甘くて苦いものに想いをはせる夏」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その12>」

にお付き合いください。いよいよ9月になってしまいました。

でもまだまだ暑い。旅に出れない旅人のせつない夏はまだ続いています。


目次

甘い誘惑

またまた、今回もお家で旅人の話。

そしてまたまた、私の本棚にある

季刊誌の「TRANSIT(トランジット)」だ。

 

先週の記事はこちら

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

今回は、2016年秋の33号。

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装丁といい、紙質といい、この写真といい、

何もかもが好みにドンピシャ。

 

もう、表紙を見ただけでとろけてしまいそう。

 

「特集:美しきヨーロッパ」

「スイートな旅をしよう」

 

なんということ、、、。

なんという甘い誘惑。

 

目が「♡」になってしまう。

「パリ、ロンドン、ミラノ、シチリア」だって。

 

表紙は大好きなパリの街。エッフェル塔だ。

元々、なんでこんなにエッフェル塔

ある風景が好きなのか、

誰かに解明してもらいたいくらいの私。

 

2013年の旅

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 2019年の旅

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

いったい私は人生でエッフェル塔

写真を何枚撮るのだろうと、

自分で自分が心配になるくらい、

写真データの中にはたくさんの

エッフェル塔がそびえたっている。

 

スイートな旅

「TRANSIT」の

甘い誘惑に負けて表紙をめくる。

 

表紙にある「スイートな旅」とは、

ヨーロッパのスイーツ&喫茶文化について。

甘々なカップルの話ではない。

スイーツとコーヒーの話なども。

 

コーヒーについては、ちょっとこだわり強め。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

フランスやイギリスの伝統的な

お菓子の紹介やその歴史、

スイーツのレシピカードが付録だったり、

甘い甘い食べ物の胃もたれしそうな

内容ばかりかと思って読み進めると、

そうでもないことに気づく。

 

「甘くて苦いものをめぐる旅」なんて、

いかにもそそられるタイトルが

つけられた記事には、

 

「大人になるとコーヒーが飲める

ようになるのなぜ?」とか、

 

「忘れられない甘くて苦い記憶が

あるのはなぜ?」とか、

 

ちょっと大人の、せつない語りかけで

ぐっと引き込まれる内容だ。

 

甘くて苦いものとは

「甘くて苦い」とは、決して

スイーツとコーヒーの話だけではない。

人生を思わせる。

 

そして人生と旅をなぞらえるような切り口も。

読みながら自然と自分をふり返ってみたり、

自分の旅をふり返ってみたり。

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(イタリア・ナポリで入った老舗のお菓子屋さん。そっけない感じ。2008年夏。)

           ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

苦くて甘いといえば、最初に思いつくもの。

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(イタリア・ボローニャにて。食後のティラミスもカフェも最後まで裏切らない美食の街。2015年夏。)

        ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

本の中に、

人間は甘いものだけでは飽き足らず、

砂糖を焦がしてカラメルを作った。

人間は貪欲な生き物だ。

とある。

 

豊かで貪欲な人生には、

甘さだけでなく苦さも必要ってこと?

 

深読みしながら、

家で「TRANSIT」を読み直す夏。

 

あぁ、旅に出たい。

シチリアあたりに。

  

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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「ドゥブロヴニク最後の夜を旧港で過ごす!イカ墨リゾットを猫にねだられながら」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

6年前の夏を振り返ります。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

経由地のヘルシンキへからドゥブロヴニクへ!

 

目次

旧港で過ごす、最後の夜!

ドゥブロヴニク最終日。

シエスタ後のぼんやりした頭で旧市街へ。

毎日こんな感じで過ごしてきたドゥブロヴニク

 

ホテルからぶらぶら歩いて旧市街へ通った道。

これももう最後かと思うとちょっとさみしい。

 

いつも通り、プロチェ門から旧市街へ入る。

最後のディナーは、初日に行ったお店を再訪することに。

「ロカンダ・ペシュカリヤ」というお店。

 

雰囲気もお料理も最高だったので。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

気持ちの良い時間。

だんだん暮れていく美しい街。 

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旧港を眺めながらぼんやりと過ごす。

ビールと白ワインでとりあえず、乾杯!

 

この夏の旅は、実はいつもより短くて急ぎ足だった。

なのになぜだろう?

いつもよりゆったりとした気分。

旅の始まりのフィンランドは本当に駆け足だったけど、

ドゥブロヴニクは、「バカンス」を楽しめた感じ。

 

旅の計画はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

やってきました!イカ墨リゾット!

とかなんとか言いながら、友人と二人、

この旅を振り返っていたら、

いい匂いのお料理が、いいころ合いにやってきた。

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最後の最後まで、魚介づくし!

イカ墨のリゾットが、もういい匂いを

ぷんぷんさせていて、、、早く食べたい!

 

おや?足元の君も?匂いにつられてきたのかな?

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尻尾を私の足にぶつけて、おねだりしているのかな?

動きませんねぇ。

あげませんけどねぇ。

 

愛らしい猫を横目に見ながら、魚介をかっ食らう!

イカ墨のリゾットは意外とあっさりしていて、

飲むように食べちゃう。

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私の座るテーブルからは、旧港と猫という構図。

これもまた、ドゥブロヴニクらしい。

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暮れていく旧港と、その前を歩く人々を見ながら、

ドゥブロヴニクの素敵なとこを言い合って、

この時間を存分に楽しんだ。

 

ディナーの後は、月の夜を

ディナーの後、気持ちいい夜を歩く。

城壁をくぐって、毎日通った

レヴェリン要塞の前を通って、

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振り返るとドゥブロヴニクの美しい夜景。

さっきまで食事をしていた旧港をのぞむ。

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城壁をくぐって少し歩くと、もう前は黒い海。

ホテルへの帰り道は、月を見ながら歩く。

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何度目に通るのか、もうわからないほど

歩いたプロチェ門から外へ出る。

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月に照らされるアドリア海

キラキラ光る船を見ながらホテルへ歩く。

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一日中暑かったドゥブロヴニクにも、

ようやくこの時間になると

少し体感温度の低い風が吹いてくる。

 

熱風にさらされたドゥブロヴニクでの滞在。

暑ければ暑いほど、ドゥブロヴニクは輝いていた。

ますます観光客に人気の街に

なってしまうだろうけど、

変わらないでいてほしいな。

素朴で、明るくて、落ち着いてるこの雰囲気。

 

街は変わっていくものなのに、

それが魅力の一つなのに、

旅の終わりはいつも、矛盾したことを想う。

 

そんなことを想いながら、

静かに夜の道を、月と歩いた。


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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「最終日のドゥブロヴニクで何をする?まずは、有名店で魚介たっぷりのランチ!」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

6年前の夏の旅を今日も振り返ります。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

経由地のヘルシンキへからドゥブロヴニクへ!

 

目次

最終日のドゥブロヴニクで何をする?

いよいよドゥブロヴニク最終日。

この日もいい天気だ。

市がたつ広場は朝からこのにぎわい!

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新鮮そうな野菜などが並ぶ。

野菜を買うことはできないけど、

市場の雰囲気って、どの街でも楽しいな。

地元の人々に紛れてうろうろ。

何にも買わなくても、楽しい。

 

最終日、いったい何をしよう?

いろいろ考えてみたけど、

遠出をするのもロクルム島もやめて、

ドゥブロヴニクで一番楽しかった過ごし方を

最終日もしようということになった。

 

あぁ、この日も旧市街は美しい。

また一段と人が増えた感じがする。

プラツァ通りは人でごった返していた。

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キラキラしているドゥブロヴニク

最終日も満喫しよう。

 

最終日のランチは、有名店「プロト」

いつもの通り旧市街をさんざんウロウロした後は、

最終日のランチに行こうと決めていたお店へ。

 

プラツァ通りから少し南に入ったところにある

「プロト」という有名店だ。

 

実はディナーに訪れたいと思っていたお店。

初日に直接お店へ出向いて予約しようとしたら、

滞在中は毎日予約でいっぱいだと言われてしまった。

恐るべし、リゾート地の有名店。

 

でも初日にお店に出向いたとき、

ランチなら早めの時間帯に行けば

入れるだろうと教えてもらった。

直接出向いて得られた情報。

 

というわけで、本日は早速の早目ランチへ!

お店は思ったよりも広くて、2階へ通された。

屋根はあるが窓のないオープンな空間。

リゾートの雰囲気が漂っていて気持ちいいが、

いかんせん、この日は暑すぎて、

熱風が吹き込んでくる感じ。

 

注文したのは魚介たっぷりのトマトソースパスタと、

ストンのオイスター!レモンをギューッと絞って!

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魚介のおいしいドゥブロヴニク

最後の最後まで食べつくす。

海風に吹かれながら食べる魚介は最高!

 

そう、こんな過ごし方こそが、

ドゥブロヴニクで楽しかった過ごし方なのだ。

 

ランチの後はお決まりの……

もうすっかり癖になってしまった、毎日のアイス!

あぁ、これもこの日で終わりかぁ。

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毎日やっていたことが、これで最後かと

思うと少し切なくなってくる。

旅の終わりはいつもこんな感じ。

でも、それだけ、この旅が充実していた

からこそだと思うようにしている。

 

ランチとアイスの後はいったんホテルへ。

こちらも毎日の定番だ。

勝手知ったる、ホテルのプールサイドで

ごろごろシエスタ時間を満喫。

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ariruariru.hatenablog.com

 

ホテルのプールサイドで何時間も

ゴロゴロする、こんな素敵な時間の過ごし方、

今まで知らなかったなぁ。

ドゥブロヴニクに教わったことだなぁ。

ariruariru.hatenablog.com

 

たっぷりのシエスタの後は、

ぼんやりした頭のまま、旧市街へ。

これもまた、いつもと同じ。

さて、最後の夜はどこで何を食べようか。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その11>「お家で旅人。恋焦がれる相手と」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その11>」

にお付き合いください。旅に出ない8月が終わろうとしていますが、

旅に出れない旅人の夏の過ごし方です。


目次

飛行機に乗っているときみたいに

この本を手に取ると、まるで

飛行機の中で読んでいるような気分になる。

 

すっかり片付けモードの今年の夏。

ガイドブックやら、旅の資料やらに埋もれる

私の本棚には、こんな魅力的な本が並んでいる。

 

私の本棚に並んでいるのだから、

もうすでに私のものなのに、

私のものになりきれないヤツ。

 

それは、「TRANSIT トランジット」という雑誌だ。

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もう何度も読んでいるのに、

表紙を見るだけでドキドキしちゃう。

 

装丁と写真がとても美しくて、

どの号でも好みの季刊誌だ。

 

外国の国際線の飛行機に乗ったときに、

座席ポケットに入っている航空会社の雑誌を

暇つぶしに無理やり英語で読み始めたら

なんだかとりつかれたように結局全部読んじゃう、

みたいな感覚の雑誌だ。

(共感は得られなさそうだけど私にとってはまさにそれって感じ。)

 

異国情緒が漂っているというだけでなく、

どこか、とらえどころのない部分が

あるのだ。そこが魅力。

 

発刊第3号、2008年の冬号は

その中でも大好きな一冊。

 

「特集:スペイン・ポルトガル

「美しき太陽 追いかけて」

すごい、すごい、すごい!

 

愛情たっぷりの記事に心をわしづかみにされる。

その土地の魅力を語るのに、

歴史的、文化的な要素についても

結構、文字がうるさくなるほどに書いてある。

そして、ふと「そうかな?」と

思わせられる、ハッとする記事。

そういうところに興味をそそられるのかも。

 

そして、そして、写真が本当にすばらしい。

魅力的な写真の数々なのだ。

 

またまたすごいのが、特別付録が、

「イベリア book in book & 半島全地図」って。

イベリア半島大好き人間の私ですら

思わず笑ってしまうほど、

大丈夫か?需要あるか?と

疑いたくなるマニアックさ。

(褒めてます。喜んでいます。)

 

マニアック、万歳!

付録の表紙のデザインには

サグラダ・ファミリア。

これも、何度見ても素敵だ。

中身はイベリア半島のアートの紹介。

中身もおもしろい。

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そしてもう一つの付録、

イベリア半島全地図」(笑)

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私は大満足だけど、私と同じくらい

これを欲している人が全国にどれくらいいたのか

知りたい。(知りたくないような気もする。)

 

地図は両面になっていて、情報量がすごい。

電車&バスの所要時間から、世界遺産の紹介、

簡単なポルトガル語スペイン語まで載っている。

そして紙質といい、色合いといい、

なんか気になる!すべてが最高だ!

 

恋焦がれる相手

この本を手に入れたころ、

私はすでにポルトガルを4度、

スペインを1度旅行をしたことがあった。

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ポルトガル・ロカ岬。ユーラシア最西端のこの地も2回訪れた。2006年撮影。)

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ポルトガルエストレモスのポサーダから見る夕日は格別。黙って見たい。2006年撮影。)

 

ポルトガルについての過去の記事はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

イベリア半島の魅力については、

結構よく知っているつもり。

 

でもなんだろう、この感情、

あぁ、まだまだ魅力を知らないんだなと

思わせられたり、いや人よりは知ってるよ!

と思ってみたり、私の思うのと違う、、とか、

なんだか、感情をかき乱されるというか、

すでに恋焦がれている相手なのに

煽られているような(?)変な気持ち。

 

イベリア半島に恋焦がれているのか、

この本に恋焦がれてるのか。

いや、どっちもかな。

 

その後、2012年にスペイン一人旅へ行くのだが、

確実にこの本が影響していたと思われる。

      ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

もう私の本棚に長くあるのに、

未だにドキドキさせられるヤツ。

私のものなのに、(お金払って買ったのに)

私のものになりきれないヤツだ。

 

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ポルトガルリスボンのレストランで。食後のビッカとアローシュ・ドーセ。)

アローシュ・ドーセのように。

アローシュ・ドーセとは、ポルトガルの甘い甘いデザート。

中にはお米が入っている。

アローシュとはお米のこと。

お米なのに、めちゃめちゃ甘い。

 

付き合いも長くて、よく知っているのに、

急に違う顔を見せやがって。

みたいな感覚?

 

どうもいつまでも興味を

惹かれる1冊なのだった。

 

あぁ、また行きたい、イベリア半島

 

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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「ドゥブロヴニクで過ごす日々。路地と猫とシエスタと、最高のディナータイムも!」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

6年前の暑い夏の日を振り返っています。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

まだまだ少ない情報を頼りにヨーロッパをわがままに歩きます。 

経由地のヘルシンキへからドゥブロヴニクへ!

 

目次

神様の空間から庶民的な路地歩き

聖イグナチオ教会で、心を落ち着けた後、

教会の前の細道へ迷い込んだ。

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もう少し南へ行けば、そこは断崖絶壁。

それは知っている。

前日に城壁を歩いたから。

 

狭い旧市街。でたらめに歩いても、

知っているところにすぐに出られそうなので

歩くのが楽しい。迷子になる心配もないし。

 

路地なのか、人の敷地なのかも

わからぬまま歩いていると、

猫に遭遇。

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ドゥブロヴニクには猫がたくさんいる。

どの猫も人間には警戒心がないよいだ。

というか、落ち着き払っている。

私が近づこうが、写真を撮ろうがお構いなし。

 

あっという間にプラツァ通りに舞い戻った。

歩くのが楽しい街。

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プラツァ通りに面したお店で

本日のジェラート

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アイスを食べながら、ホテルへ帰る。

1日1アイス。これが癖になっちゃって。

有意義に過ごしたこの日の午前中。

午前中と言っても時計はすでに午後だが、

シエスタまでの時間のことだ。

 

シエスタ時間のはじまり、はじまり

暑い!この日はとにかく暑い!

ほぼ毎日のことなのだが……。

というわけで、ホテルに戻ったら、即プール!

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いいお天気だ。海もプールもキラキラしている。

さすがにこの日はプールサイドも結構な人出。

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泳ぐ人やカヤックをこぐ人などを見ながら、

デッキチェアーにごろんとなった私の視界は

こんな感じ。最高だ!

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ぼんやり空を眺めたり、本を読んだり、

暑くなったらプールに入ったり。

自分の欲望に忠実に過ごすシエスタ時間。

身も心もエネルギーチャージ。

 

もはや、この時間がないと

やっていけないと思うほど、大切な時間だ。

日本に帰ってからも欲しい、こんな時間。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

夜の海風に誘われる夕食へ 

シエスタ後のぼんやりした頭で旧市街へ。

ちょうど衛兵の交代の時間だったようだ。

かわいらしい、衛兵さん。

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この日の夕食に選んだのは、

旧市街のプラツァ通りから

少し路地に入ったところにあるお店。

狭い路地にテラス席が出ていて雰囲気がある。

注文したのは、海老のお皿とラビオリ!

美味しそ~!

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イタリア料理より素朴でやさしいお味。

見た目のトマトソース感ほどくどくない。

 

狭い路地を通り過ぎる海風と、

きりっとしたクロアチアの白ワイン。

だんだん暮れている美しい街。

もう、最高だ。

 

食事の後、フラフラと街を歩くと、

昼間の喧騒とはまた違う種類の盛り上がり。

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あぁ、そうだ。バカンスだったと思い出す。

 

実は、この旅は翌日が最終日。

この喧騒すらも、旅の終わりを思い、

もはや、さみしくなってしまう。

 

街の喧騒を背にホテルへ歩く。

暗いアドリア海を横目に見ながら、

この旅をふり返りながら歩く。

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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「ドゥブロヴニクのお気軽ランチと、市場から神様の空間へ。十字架に見守られる街」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

6年前の旅を振り返っています。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

まだまだ少ない情報を頼りにヨーロッパをわがままに歩きます。 

経由地のヘルシンキへからドゥブロヴニクへ!

 

目次

 

旧市街へ飛び込む!

スルジ山から下りて、旧市街へ向かう。

ariruariru.hatenablog.com

 

途中、道がわからなくなったけど、

目立たない、こんなサインに助けられて、

城壁の門へたどり着いた。

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無事に城壁の門をくぐって旧市街へ。

旧市街の北側にあるブジャ門。小さい門だ。

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アーチをくぐるとワクワクする。

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門から続く道はとても細く、階段が続く。

街がすり鉢状になっていることがうかがえる構図。

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細い階段の路地は歩くには大変だけど、

美しくて、人をワクワクさせる力があると思う。

脚は疲れて筋肉痛になるけど。

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 細い路地には小さな商店が並んでいる。

ふらっと入って見てまわるだけでも楽しい。

ハンドメイドの刺繍屋さん。かわいいなぁ。

ほっこりかわいいのが

クロアチアの小物の特徴。

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どんどん下っていくと、プラツァ通りが見えてきた。

旧市街は狭いし、この通りが東西を貫いているので、

迷子になることはない。

わからなくなたら低い方へと歩く。

そうするとプラツァ通りに出るからだ。

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だいたいの土地勘もついてきた旅の途中。

地図を見ないで歩けたら、

ちょっと暮らしてる気分になれる。

 

気軽なランチにもってこい!

さて、そろそろランチ時。

プラツァ通りから少し北へ入った路地にある、

「ビュッフェ・シュコーラ」というお店で

フォカッチャのようなパンのサンドイッチ。

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素朴な味でとても美味しい。

店内も落ち着いていていい雰囲気。

店の名前は「学校」という意味。

なんだか学校の食堂で食べているみたいだ。

ドゥブロヴニクは、こんなにも観光客が

押し寄せるキラキラした世界遺産の街だけど、

こんな風に、素朴で飾らない、

のんびりしている雰囲気が魅力だ。

 

スルジ山の白い十字架を見上げる

暑いけど、少しプラツァ通りを歩きたくなった。

ちょっと新し気持ちで。

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この日の朝にスルジ山で見た写真パネルを思いながら。

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独立戦争展示館で見たこのパネルの風景。)

 

思わず、ルジャ広場まで歩いて、スルジ山を見上げた。

白い十字架が、山頂にしっかりと見えている。

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 スルジ山を訪れた時の様子はこちら。

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

前日も、前々日も、同じところを歩いて、

この景色を見たはずだけど、

やっぱりこの日はちょっと違う気分だ。

この土地を敬いたい気持ちになった。

 

青空市場から神様の空間へ「聖イグナチオ教会

ルジャ広場から聖ヴラホ教会の横を通って、

南へ向かうと、そこには青空市場。

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広場はカフェやレストランのテラス席と

露店がところ狭しと並んでいて、とても活気がある。

ラベンダーの商品を売る店などを物色しながら、

さらに南へ進むと、階段が続く。

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階段をのぼって北を振り返ると、

目の前に迫るスルジ山が見えた。

下にはアドリア海の強い陽ざしを

避けるためのテントが連なっている。

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こんな風に、スルジ山の十字架は

街を見守っていたんだなぁ。

 

階段の先にあったのは、聖イグナチオ教会

18世紀にバロック様式で建てられた建物。

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前日、城壁の上から見た教会だ。

      ↓

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 城壁歩きのようすはこちら

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

中に入ると、目を見張るような見事な祭壇。

美しくて明るい!そして柔らかい空間。

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狭い路地を歩き、人であふれる市場を抜け、

人通りの多い階段を上がった先に見た、

そこは、神様の空間だった。

 

キリスト教徒ではなくても、「心地いい」と

誰しもが感じられる空間だと思う。

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教会の前はこの人通り。

人の暮らしと神様の空間は、いつもとなり合わせだ。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その10>「お家で旅人。ヨーロッパは狭くて広い!オランダの黄色い切符」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その10>」

にお付き合いください。毎日暑すぎて、夏の旅ばかり思い出してしまう、

旅に出れない旅人の夏の過ごし方です。


目次

 お家で旅人

旅に出られない8月。

家にある旅の要素をかき集めながら、

すっかり「お家で旅人」の私。

 

旅の資料を片付けていたら、

忘れていたもの、忘れていたことを発見した。

めずらしく、きっちりとノートに

張り付けられていたもの。

 

2009年の旅で訪れたオランダでの旅要素。

列車の切符が全部ノートに貼られていた。

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 当時の旅はこちら(オランダの旅のブログ、未完成でした。いずれ続きを、、)

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

アルクマールデンハーグロッテルダムなど。

もう印字は消えかかっているものもある。

色も少し褪せてしまっているけど、

このパキッとした黄色がいかにもオランダ。

 

切符の横には、路線案内図まで貼られている。

そのボールペンの跡に目がいった。

 

そうだ、このボールペン。

忘れてた記憶がよみがえる。

 

ヨーロッパは狭いけど広い

思い出すのは、アムステルダム中央駅の喧騒だ。

いつも人であふれていて活気がある。

正面を入って左手に案内所や切符売り場。

大規模な駅でホームがたくさんある。

一気に頭の中によみがえってきた。

 

ヨーロッパ中毒気味の私は、

毎年のようにヨーロッパを旅している

のだが、その中心は南ヨーロッパ

特にスペイン、ポルトガル、イタリア、

フランスが好きで、滞在する回数も多い。

それらの国は、すべてラテン系の国で、

もちろんお国柄は違うのだが、共通点も多い。

 

そんな私にとっては、ラテン系の

「マイペース個人主義」については

もはやあたり前、慣れっこのことだ。

(私が勝手に名づけただけですが。)

 

例えば、列車はいつも遅れてくる。

いろいろ事情はあるんだろうけども。

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(イタリア・フィレンツェにて。駅で何度も案内板を見上げる。2006年撮影)

 

でも、オランダはゲルマン系の国。

まったく違っていたのだ。

 

なんだかんだで、南ヨーロッパ大好き

南ヨーロッパでは「あるある」だが、

電車やバスは時間通りには来ない。

(昔に比べると今はだいぶマシ。)

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ポルトガルエストレモスで来ないバスを待つ。2006年夏。)

駅で切符を買おうとすると、

窓口には必ず行列ができていて、

一人一人にかかる時間が長い。

乗りたかった電車を1本くらいは

見送る覚悟で列に並ばなければならない。

で、何をそんなに複雑な質問でもしているのか?

複雑なチケットの買い方でもしているのか?

人生相談でもしてるんじゃないか?

と思って、聞き耳を立てていると、

何てことはない、ただの世間話だったりする。

 

行列が全然進んでいないにも関わらず、

急に窓口担当の知り合いか友人が

やってきて、話し込んだりする。

 

要するに、急ぐという概念がない。

話したいときに、話したい人と話す。

「マイペース個人主義」が優先される国。

(最近はそんなこともなくなってきたような気もしますが。)

 

でも私は、そんな南ヨーロッパが好きだ。

現地に到着してすぐは、行列の中で

イライラする自分がいるけど、

しばらくすると肩の力がスーッと

抜けるような気がしてくる。

 

「これくらいでもいいのだ」

     ↓

「これくらいでいいのだ」

     ↓

「これでいいのだ」

 

と、感じるようになる。

いつも日本で頑張りすぎているのかな。

 

そして、南ヨーロッパの人々が、

ニコッと微笑んでくれて、

人懐っこく話しかけてくれて、

人生哲学じみたオリジナルの考えを

まっすぐこちらの目を見ながら

熱く暑く語り始めると、

なんと魅力的なことか!

最後にウインクなんかされた日にゃ、

イチコロなのであった。

 

アムステルダム中央駅の窓口で

そして思い出の切符の話に戻る。

2009年夏、オランダ・アムステルダム中央駅。

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(当時、駅は工事中で、動線がより複雑だった。2009年撮影。)

 

私は、切符売り場の窓口の行列に並んでいた。

結構な行列ができていたが、スムーズに

どんどん進んでいく。

 

オランダ語はとても難しいので、

私は買いたい切符と聞きたいことを

ブツブツ英語で練習しながら並んでいた。

まずは「アルクマール」へ行って、

そこから「ザーンセスカンス」へ行って、

そして「アムステルダム」へ戻ってくるには、、、。

 

南ヨーロッパでは考えられないくらいの

早さで自分の番が回ってきた。

窓口でまずは行きたいところを告げた。

言ったそばからチケットが発券される。

 

こちらが聞く前に路線案内図が出てきて、

降りる駅、乗り換える駅を示してくれる。

 

さらに、今からなら何時の電車に乗ればいいか、

その電車は何番線のホームにくるのか、

そのホームはここからどう行けばいいのか

まで、流暢な、しかも聞き取りやすい

速度の英語で説明してくれたのだ。

聞きたいことはすべて、聞く前に教えてくれた。

 

なんという無駄のない、効率的で

合理的なオランダらしい接客!

とても感動した思い出。

ヨーロッパは狭くて広い。

黄色い切符が思い出させてくれた記憶。

 

「お家で旅人」はまだまだ続きそうだ。


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ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「スルジ山のカフェで喉を潤す!いろいろな思いが駆けめぐるドゥブロヴニク」

旅に出られる日を恋しく思いながら、6年前の夏をふりかえっています。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

まだまだ少なかった情報を頼りに歩きます。 

経由地のヘルシンキへからドゥブロヴニクへ!

 

目次

 

スルジ山の上から見えるもの

この日はスルジ山の上から。

山の上へは便利なロープウエイですぐだ。

ariruariru.hatenablog.com

 

でも、このロープウエイが復活したのは

数年前のことだという。

まだまだ復興の最中なのだ。

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あのキラキラしたドゥブロヴニク旧市街

数日歩いた後には衝撃的すぎた、独立戦争展示館。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

展示館を出てしばらくは、その余韻から逃れられなくて、

友人と言葉も交わさずに、ただこの美しい景色を見ていた。

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海岸線と山の稜線が美しく見えている。

でもその手前にはクロアチア国旗が揺れていて、

戦争を物語る建物がそのままに。

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山の奥を見れば、そこは自然のままの様子。

でも戦争の時は、こちらの方角から

砲弾や銃撃を受けたはず。

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気持ちの整理をつけるのは難しいけど、

美しい街を蘇らせた街の人々に

尊敬の念と感謝の気持ちがわいたことは確かだ。

 

カフェで喉を潤しながら

カラカラに乾いた喉を潤しに、

山頂のカフェ、その名も「パノラマ」のテラス席へ。

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お店自体はロープウエイ乗り場内にある。

私たちは、山の傾斜に沿うようにして

テーブルが配置されたテラス席へ。

暑いけど、吹き上がってくる海風が心地いい。

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ロープウエイが山頂駅に到着する度、

多くの観光客がはき出されてくる。

展望台も、カフェのテラス席も、結構なにぎわいだ。

このうち、どれくらいの人が

独立戦争展示館を訪れるのだろう。

 

美しすぎる風景を楽しみながらも、

いろいろな思いが駆けめぐるカフェタイム。

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祈りの白い十字架

そびえる十字架も、今では見え方が変わった。

いつも旧市街から何気なく見上げていた十字架だ。

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ロープウエイの窓から十字架を

眺めながら山を下る。

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スルジ山には登ってみようと最初から思っていたけど、

あまり情報を持たないまま訪れた独立戦争展示館。

本当に訪れて良かった。

せっかくドゥブロヴニクを訪れたのに、

大切なことを知らないまま帰るところだった。

 

ロープウエイをおりて、喧騒の旧市街へ向かう。

城壁の入り口を求めてさまよっていると、

見落としそうなところに、しかしとても

ありがたいサインを発見。

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さて、静かな気持ちで眺めた旧市街へ

飛び込みに行こう、再び。

 

でも前日までとは、

いろいろなことが違う風に

きっと見えるはずだ。

 

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